日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




今頃プルトニウムの分析着手とは・・・。いよいよ「命てんでんこ」か!

Category: 原発・環境問題   Tags: プルトニウム  菅谷昭  松本市長  福島原発事故    
「命てんでんこ」・・・自分の命は自分で守りなさい。

番組名は忘れてしまったが、パソコンの引越し作業をしつつ、テレビを聞きながら面白そうだったのでチラチラ見ながら、この耳慣れない単語だけメモにとって後で調べて付け足してみた。

「命てんでんこ」というのは、三陸地方に伝わる言葉で、場所によっては「津波てんでんこ」になるようだ。

「てんでん」は、「銘銘に」ということのようで、自分の命は自分で守りなさい、地震があったら津波が来るから、家族がてんでんバラバラになっても、自分だけでもすぐに高いところに避難しなさい、親が死んでも兄弟が倒れても、津波がきたら振り返らずとにかく逃げてくれ、という願いでもあるということだ。

リアス式海岸ということもあるだろうが、昔から三陸は津波の被害にあってきた。遠くチリで地震があっても津波がくる。

≪チリ地震:1960年5月22日15時11分(現地時間)中部の都市バルディビア近海で発生、表面波Ms8.5、Mw9.5と有史以来観測された中で最大規模の巨大地震である。この時に、史上初の地球自由振動の観測に成功し、発生した地震波は地球を3周した事がアメリカでの観測で確認された、ということだ。この地震は、本震発生から15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲い、約15時間後にはハワイ諸島を襲ってハワイ島のヒロ湾では10.5mの津波を観測し、61名が死亡したとのこと。≫

また、この地震は日本にも甚大な津波の被害をもたらした。

≪地震発生から約22時間半後の5月24日未明に最大で6mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、142名が死亡した。
津波による被害が大きかった岩手県大船渡市では53名、宮城県志津川町(現南三陸町)では41名、北海道浜中町霧多布では11名が死亡している。しかし、同じく度重なる津波被害を受けた田老町(現宮古市)では高さ10mの巨大防潮堤が功を奏して人的被害は皆無であった。(以上Wikipedia) ≫

田老町では過去2回壊滅的な津波による被害を受け、その教訓のもと10メートルの巨大堤防を作ったということだ。

・1896年(明治29年)6月15日 - 明治三陸地震で発生した高さ14.6mの明治三陸大津波が襲い1,875名の死者を出す。
・1933年(昭和8年) 3月3日 - 昭和三陸地震による大津波では700~1,000名余りの死者を出す。
・1958年(昭和33年)3月 - 最初の堤高10m超の防潮堤が完成。その後も増設を続ける。
・1960年(昭和35年)5月24日未明 - チリ地震による大津波が襲来したが、防潮堤が被害を皆無に留めた。

これに今回の震災の項目が加わっている。

・2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震により襲った大津波は高さ10mの防潮堤(海面からの高さ)を軽々と越え、防護区域内の町の殆ど全ての家屋が壊滅した。(Wikipedia)

この10メートルの防潮堤が、住民に安心感を与えてしまい逃げ遅れたのではないか、とさえ言われている。

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この田老町に名物おばあちゃんがいる。

1_1.jpg

7年前と思われる記事から一部引用させていただく。

≪田畑ヨシさんは子供たちに津波の紙芝居を読み聞かせている。
紙芝居を作ったのは二十五年前。三陸沿岸を襲った一九三三年(昭和八年)三月三日の昭和三陸津波の記憶をもとにした。孫に教えるためだったが、請われて、いつしか園児や小学生、修学旅行の学生の前でも演じるようになった。
昭和三陸津波は岩手県沖を震源とする地震の発生後、三、四十分で沿岸をのみ込み、岩手・宮城両県で三千人以上の犠牲者を出した。波の高さは田老で最高十五メートルを記録した。
 田老でも人口の二割近い九百人が犠牲になった。田畑さんは八歳。一家は揺れを感じてすぐ山に避難したが、「家を見てくる」と下りた親類は帰らぬ人に。母も避難時のけががもとで落命した。
 田畑さんは子どものころ、一八九六年(明治二九年)の明治三陸津波を知る祖父から、津波の猛威を聞いて育った。犠牲者は二万二千人以上、田老でも千八百人を超えた。
「津波てんでんこ」は祖父の口癖だった。「津波が来たら家族に構わず逃げろ。さもないと一家は全滅する」という意味の岩手弁。幼い耳に深く焼き付いた。
 当時の田老村は明治の津波の後、防潮堤建設も考えたが、最後はめったにない災害への巨費投入をためらった。そして、三十七年後の昭和三陸津波で悪夢が再び現実になった。
 田畑さんが紙芝居を始めたのと同じ七九年、悲願の防潮堤は完成した。中心部を包む二千四百メートルの壁は万里の長城と呼ばれ、三度目の犠牲者は出さないという決意のシンボルになった。≫(読売岩手
記事の最後は次のように終わっている。

「津波の恐ろしさが忘れられようとしている」。田畑さんも防災意識の低下を目の当たりにした。しかし、「ならばこの体が続く限り、紙芝居を持って歩き回ろう」と思い直した。理由は明確だった。「津波てんでんこを忘れると、必ずあの悲劇はやって来るからです」

この記事のインタビューから7年がたって今回の大震災で田老町もほぼ町が津波にのみ込まれ壊滅的な被害となっている。

田畑さんは番組内で次のように語っていた。

現在は妹の家に身を寄せていた。ヨシさんは「もうこの町には住みたくない」と言い、「語り部としての役割は終わった」と言った。ただ、「津波の恐ろしさは語り伝えていって欲しい」と話している。

参照:
●映像:命てんでんこ~チリ地震津波から50年 忘れてはならない記憶201006

紙芝居の内容

防災システム研究所所長の山村武彦氏の取材

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以上がプロローグで実はこれからが本題なのだが、長くならないように簡単にまとめておく。

今ごろ?と驚きなのだが、福島原発の事故で拡散している放射性物質について、プルトニウムについても調査するということだ。

TKY201103210276.jpg

●プルトニウムの分析着手 福島第1原発、土壌で(共同通信2011/03/27 22:32

一番の不安材料なのに、今の今まで検査していないということは、よほど数字を出すと衝撃的な内容になるのか?

二つの専門家による発言を紹介しておく。

一人は原発放射線による癌で亡くなられた原発製造のベテラン・平井憲夫氏の告発文だ。一部抜粋させていただく。

原発がどんなものか知ってほしい

≪普通の原発で、ウランとプルトニウムを混ぜた燃料(MOX燃料)を燃やす、いわゆるプルサーマルをやろうとしています。しかし、これは非常に危険です。分かりやすくいうと、石油ストーブでガソリンを燃やすようなことなんです。原発の元々の設計がプルトニウムを燃すようになっていません。プルトニウムは核分裂の力がウランとはケタ違いに大きいんです。だから原爆の材料にしているわけですから。 いくら資源がない国だからといっても、あまりに酷すぎるんじゃないでしょうか。早く原発を止めて、プルトニウムを使うなんてことも止めなければ、あちこちで被曝者が増えていくばかりです。≫

もう一人が最近テレビにも出ている菅谷市長だ。(長野県松本市)

チェルノブイリ診療医師の菅谷昭・松本市長の会見でのコメント 

≪どうしても政府を含めて皆さん方は外部被爆のことだけを取り上げているので、そうではなくて皆さん3つの点に注意してください。
 一つはマスクをしてください。なぜマスクをするかというと、汚染されていて、これに浮遊している放射性の降下物が鼻から気道ですね、気管をとおして肺に入ってそれが吸収されて血液の中入って体に蓄積されるということですね。
 それから二つ目は肌は露出してはいけないということ。これは皮膚からですよね。いわゆる吸収されて体の中に入ちゃいけない。
 もう一つは口から入るっていうこと、この三つなんですね。
 ですから経気道的、経皮、皮膚ですね、それからもう一つは経口的なんですよ。この三つが経路になっているんです。
 ですからできるだけここに取り込まないようにってことを言っているのです。
 取り込まれたらどうなるかっていうと、その放射性物質が放射性ヨードであり、セシウムであり、ストロンチウムであり、プルトニウムであって、それらが入ると大変なことになりますよ。・・・≫

全国に原発を抱えるわが国の国民は、それこそ「命てんでんこ」が必要なようだ。


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