日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




世の中の人為的な出来事の背後にある思惑

Category: 政治   Tags: マスコミ問題  バンキシャ  日テレ  
日テレ記者とカメラマンが軽装で取材に出かけ亡くなった。

ガイドが最初に二人の服装を見たときに「?マーク」がつき一緒に山に入ると、この二人はあまり山登りに慣れていない「不慣れな足取りだった」とすぐにわかった、とのこと。
天候と沢の水の冷たさを理由に中止して引き返した、ということだ。

既に最初に見た瞬間からTシャツにジャージでは、ガイドではなくても、山登りを経験している人ならば、すぐにわかることだろう。

■日テレ記者ら2人死亡=ヘリ墜落現場近く、山中で遭難-ガイドなしで再入山・埼玉(時事ドットコム 2010/08/01-19:20) 

≪・・・2人は7月31日午前6時半ごろ、乗員5人が死亡した防災ヘリの墜落現場を取材するためガイドと入山。現場近くまで行ったところで、ガイドが「沢の水は冷たいが、2人は軽装だ」と判断して引き返し、午前10時前に登山口に戻った。間もなく2人は「写真を撮ってくる」と言い残し、以前入ったことのある尾根を目指し、2人だけで再び入山したという。下山予定の時刻を過ぎても戻らないため、待機していた運転手が日本テレビに連絡。同社は午後9時半、秩父署に連絡し、山岳救助隊が1日午前4時から捜索していた。発見時、2人は半袖シャツにジャージー姿で、下半身が沢の水に漬かっていた。免許証などが入ったリュック一つが約50メートル下流で見つかった。≫

そういう非常識さ、自然に対する畏怖のなさが、その装備にあらわれていたのではないか。カメラマンは海外の山を経験しているようだが、甘く見たのかもしれない。
命を落とした方を貶めることはしたくはないが、彼らが「真相報道バンキシャ!」の取材で日曜日の放映に向けて必死だったことも確かだろう。

ただ、ここで問題にしたいのが、日テレ幹部の記者会見だ。

会見は同社18階で1時間余りにわたって行われ、細川社長と渡辺弘報道局長、杉本敏也報道局次長の3人が臨んだ。

≪沢を登るときはTシャツ姿だったが、杉本敏也・報道局次長は、「それほど不適切な服装とは考えていない」と説明。ガイドといったん下山後、再度2人だけで入山した経緯については、「事前の打ち合わせと違う行動で、私どもも一番知りたい」と戸惑いを見せた。
取材の自粛要請が出ていたことについては、「適正な装備、十分な準備をすれば、取材は可能ではないかと判断した」と説明したが、「結果として判断が甘いという指摘は免れない」と認めた。(読売新聞 8月1日21時52分)

「それほど不適切な服装とは考えていない」という認識にはびっくりさせられる。

『バンキシャ』といえば、岐阜県の裏金を誤報して社長が辞任するということがあった。

≪2008年11月23日の放送で、建設業者の男が出演し、岐阜県の土木事務所が架空工事による裏金を捻出していたと証言。これについて、岐阜県が調査したところ、証言内容が虚偽だったと判断。2009年2月27日に日テレ関係者が岐阜県に対し謝罪し、2009年3月1日の放送で訂正・謝罪放送を行った[2]。その後、岐阜県は証言した男を岐阜県警に偽計業務妨害で告訴し、男は2009年3月9日に逮捕された(逮捕された容疑者は「謝礼金が欲しくてやった」と供述。後に起訴され、懲役5年の求刑に対して懲役3年、執行猶予5年の判決が出ている)。さらに、責任をとる形で3月16日付で久保伸太郎社長が辞任し、3月22日の放送で社長辞任を報告した上で改めて謝罪放送を行った。また、関係者の処分については、報道局長の役職罷免と番組関係者4人対して出勤停止の処分を下した。7月10日にBPOより勧告を受けた[3]。この事件の検証番組は8月24日未明(8月23日深夜)に放送された。これに先立ち、8月23日のバンキシャでこの事件の検証特集が放送され、当時の社長・チーフプロデューサー・報道局長がVTRで謝罪したほか、番組の終わりに福澤をはじめとするバンキシャ関係者一同が謝罪した。≫ (ウィキペディア

社長が辞任したのに番組が存続することに、当時、違和感を覚えた方は少なくないだろう。

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いろいろと言われていたが、この誤報を利用して人事に手を付けた、といったほうがわかりやすいのかもしれない。

今はリンクが切れているが、貼ってあるものがあったので、転載させていただく。

(2009/03/30)
≪先週、いきなり辞任を発表した日本テレビの久保伸太郎社長(64)。岐阜県の裏金問題を報じた 「真相報道バンキシャ!」の誤報の責任をとって辞任を決意したというが、本当にそれだけなのか という声がしきりだ。 「日本中が盛り上がったWBCの中継を断ったことが問題視されているのです。日本ラウンドの主催は 読売新聞社で、日テレには優先的な放映権があっただけになおさらです。読売グループ本社会長の 渡辺恒雄氏から、辞任の前に久保社長がこっぴどく怒られたという話が流れています」(マスコミ関係者)
たしかに、日本代表が連覇を達成した24日、渡辺会長は爆発していた。「腹が立つのは、日テレがなんで 放映しなかったんだということ。オレはあそこの3割の株主だから、“ふざけんな”と言いたいよ。 この世界は金儲けとは違うんだ。(放送すると、日テレは)10億円損するって言うんだよ。それを分かってても、 テレ朝やTBSはやってるじゃないか。全国的に人気を博したものを日本テレビがやらんのがガマンならんね」 久保社長が責任をとった本当の理由が改めて取り沙汰されているわけだ。(参照)(元ネタはリンク切れで確認できず)≫

だいたい「なんかおかしい」という疑問符がついたものの背後には、様々な思惑や意向が働いているものである。

先日書いた千葉法相の死刑執行に対する違和感も、保坂展人氏の分析が"ありえる"と思える。

「死刑制度の存廃を含めたあり方を研究する勉強会」をセットに発表したのもにも「?」マーク2つくらい付いたが、やはり法務官僚との交換条件であったようだ。

参照:「保坂展人のどこどこ日記

世の中の人為的な出来事の中にも、必ず、そうなった背景があり思惑が潜んでいるものだ。

これが国家、社会、また一般国民の生活に影響するような出来事である時、そこに義があるのなら、後で証明され評価されるのだろう。

だが、そこにもしエゴが動機として働いていたなら、人々の中に大きな違和感として記憶に残り、持ち続けられていくことになり、大きな出来事ならば語り継がれていくことになる。

また、当事者にしてもその瞬間は乗り越えられたとしても、それを一生持って生きていかなければならない負担は、本人しかわからないが、小さいものではないはずだ。

ここで強引に政治に結びつけると、本日から予算委員会がスタートしている。菅さんが質疑において応えに詰まってハプニングでもあれば一挙に民主党が流動化していくことになる。

もっとも、官僚が用意した答弁書を読むだけになるから、ないとは思うが・・・。

菅政権については違和感だらけであり、後世といわなくとも既に様々は評価が下されているが、菅さんには国家・国民のため、という義の心が感じられない。

ここが小沢さんとの大きな違いである。


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Comments

起こるべきして起こった
キー局では番組制作は殆ど外注に丸投げしている。
正社員は縁故が殆どで特別な技能か高学歴の人のみが正規採用される。
今回はキー局の制作費削減でキャリア不足の正社員が現場に投入され災難にあったのだ。

>カメラマンは海外の山を経験しているよう…
海外の登山はシェルパと案内人を多数雇って行なわれるので万全の対策の上取材が行なわれるので経験としてカウント出来るかは怪しい。
悪い事にその経験とやらが沢登りという登山を甘く見るという愚かな行為をさせた可能性が高い。

本来、報道に携わる者は博識を目指さなければ為らないはずだが正規採用組みのチームではないものネダリだったのだろう。
この取材がもし外注に出していたらもう少しは調べて取材していただろうから今回の事故は起こらなかったと思われる。
外注は取材費を削る為に経費を精査するが、キー局社員は青天井の制作費だったので積み立てた経費を無造作に使っていたはずだ。
今回は何を省いてよいかすら解らずガイド無しで取材してしまったのだろう。
事件も政治記事も記者クラブで取材無しに提供され、温室育ちの記者ばかりの大手メディアの正社員、頭を使う事を忘れているとしか思えない。
自業自得と言ってもいいのだろう。

彼らは既得権益者だが冥福をお祈りする。

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