鳩山総理の「腹案」はまだ活きている。今は「とりあえず辺野古」なのだ。

「腹案」というのはハラの案で、頭を探るとは言わず、腹を探るという。

「腹が決まる」「腹が立つ」「腹が据わる」「腹を割る」「腹に一物」「腹に収める」「腹を括る」・・・と、腹は「心」に通じ、同じ心でも「肝」(キモ)に近い、より「力強い心」の表現であると思う。

また質的には、同じ心でも、どちらかというと「本心」に近いものがあるとも言える。

人は本心をむやみに見せないものである。ホンネと置き換えてもいいが、もし、思ったままを口にしていたら、希薄で微妙な人間関係でも崩れ、その子供じみた行状に周りは辟易し、次第に離れていくことになる。

大阪人が東京人を評価する時の決まり文句は「タテマエばかりでかっこつけ」である。

だが、大阪の人がホンネばかりかっていうと、ズバズバ言っているようで、そこには相手を慮っている心が根底にある、ように思う。

では、どうすればその人の真意を推し量れるのか?

ホンネとか真意とかは身近な人間を観察してきて導き出された?一つの"コツ"、というか"業(ワザ)"ともいうが、その人間を感情的にさせると、ついポロっと出てしまうものである。

一番いい方法が、相手を怒らせるのが手っ取り早い。

こう書くと人間性を疑われそうだが・・・、これは誰に教えてもらったというものではなく、経験値での結論である。ただし、あまり怒らせるとケンカになるのでオススメはできないが・・・。(笑)

気をつけなければならないのは、この手は、あくまでも、ある程度その相手と人間関係が築かれていることが前提であり、必要条件であることだ。

このブログでは、よく鳩山総理の真意を推し量ってきた。
普天間基地移設問題で、辺野古の地名が出てきてからも、それは鳩山総理の「作戦」として、日刊ゲンダイや週刊朝日、ポストなどを取り上げつつ、カモフラージュであるかのように書いてきた。

実は、この期に及んでも、今でも変わらず、鳩山総理は県外、国外にもっていこうとしている、と確信している。
「抑止力」とか「日米関係の重要性」など、とおり一変のことを言っているが、言葉に重みが感じられないし、人の言葉を語っている印象だった。
あとは、これを言ったら沖縄の人たちに怒られるかもしれないが、(以前も書いたが、何度でも書かせていただくと)普天間基地問題というのは、鳩山政権にとっては重要課題では全く無い、ということだ。
これはあくまでも前政権、自民党の悪政の尻拭いであり、選挙前の口約で過度の期待を沖縄県民にさせてしまった。
一つの政権の浮沈を決するに足る問題ではない。

それをうまく利用したのがマスメディアであり、自分で自分を追い込んでしまったのが、鳩山総理である。

「腹案」の詳細をスクープした週刊ポストの最新号にも「『腹案』はまだ活きている」という内容の記事が出ている。

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ポストの記事を紹介する前に、週刊朝日最新号の特集「みんなの党の実力と破壊力」には、閉口した。
確かに今、最も"旬"な政党ではあるが、あそこまで"よいしょ"することは無いんじゃないかと、掲載した真意が何も伝わらず、最後まで、みんなの党のパンフレットを読んでいる、という印象だった。

マスコミ全体にも言えるが、みんなの党に関しては、ほとんど好意的とも言える情報を流している。
渡辺善美氏が機密費ではないが、カネをバラ撒いているとは思えないが・・・。きっと何か企んでいるのだろう。

週刊ポストに戻り、昨日は「官房機密費マスコミ汚染問題」を取り上げたが、このあとの記事では、普天間基地問題で辺野古の名前が出た背景と、「腹案j」が抑えられた経緯を報じている。

タイトルは≪小沢一郎が「それなら辞める」と激怒した宇宙人・鳩山総理の「腹話術師」たち≫だ。

「『腹案』は消えていない」の項目では、5月22日の岡田克也・外相とルース駐日大使の会談で、日米は普天間移転問題が辺野古の現行案で合意されたと伝えられた。
この第一報の数時間後、今度は小沢一郎・民主党幹事長に近い議員から「『腹案』は消えていない。まだ『辺野古』と決まったわけではない」との報告を鳩山総理は受けていたという。

23日に『辺野古』という首相の沖縄訪問での言葉が出た後でも、民主党沖縄県連幹部に対し、鳩山総理は「私はまだ県外、国外移設を諦めていません」と話したというのである。
そんな鳩山総理を追い込んだのが、情報遮断し総理を"軟禁"状態にさせた『平野一派』だと指摘している。
平野一派には、松野・官房副長官、瀧野・官房副長官、佐野忠克・総理秘書官、松井・官房副長官などがいる、ということだ。

これに手を貸したのが、米国防衛省の「ネオコン派」と深く結びついた防衛族一派で、防衛省内の「腹案派」を5月になって普天間問題から外す体制変更をしていた、というのだ。
防衛省の中でも自民党とネオコンの利権にのめりこんだ守屋・元防衛事務次官と距離を置く、局長級の幹部が『腹案』に協力してきた、とのこと。
これらを外したということは、各省庁にもいえることだが、自分たちの好き勝手できる、自民党政権時代の官僚が主導する政治に戻したい、という勢力が主流派なんだと、まざまざと見せ付けられた。

参院選の展望として次のように書かれている
≪「政権交代を完全なものにするために絶対に勝たなければならない選挙」と位置づけ、小沢側近のはなしとして「小沢さんは自らの辞任を排除せず、一方で党内政局も覚悟している。つまり、共同声明から『辺野古』の文字を削るかどうかではなく、鳩山総理が本気で『腹案』で腹を決め、抵抗する平野一派を切れるかどうか迫るつもりだ。それができなければ鳩山政権に見切りをつける可能性もある」≫

今、まさに正念場であるが、ここ数年、1年ごとに総理大臣がコロコロ変わり、政権交代後も自民と変わらず首を挿げ替えるだけだとなれば、益々民主党は窮地に立つことになる。

ここからは自論だが、普天間基地機能の移設先が辺野古に決まった背景には、様々な要因があると思う。
官邸や外務省、防衛省などの一部アメリカに通じた者たちが、同じ一つの情報源による、「強烈な情報」をそれぞれのルートから"別々"に鳩山総理の耳に入れ、三者が三者とも同じ事を言ってきた、のではないかと見ている。
その「強烈な情報」は日本の国家的な弱点を鋭く突き、「最重要事項のようなもの」として、別々のルートから全く同じ情報に接した鳩山総理に決断を促したのではないか。これはアメリカの日本に対する脅しである。

その見極めをできる余裕が既に無く、「とりあえず辺野古」になった、のではないだろうか?


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