検察リーク」によりAERAは先週の時点で既に「小沢氏再聴取」の情報を得ていた!

今日は今週発売のサンデー毎日とアエラを取り上げることにする。

s-P1010737.jpg(サンデー毎日5/23号)

まずはサンデー毎日
今週はGW明けということもあって、前号が合併号だったから各誌時間的余裕があったのか、内容はともかくとして、精力的な記事が多かったような気がする。

サンデー毎日は冒頭「衆参ダブル選」での緊急予想をしている。週刊朝日も参院選をやっていたが、こうした予想は選挙直前でないとわからないからスルーし、この中で面白かったのは≪検審「小沢起訴相当」、「普天間迷走」・・・世論政治の行き着く果て≫のお二人の記事で、立教大学の逢坂巌助教授とビデオジャーナリストの神保哲生氏が書いている。

まず≪吟味力を磨き"空気"に流されるな≫と題する逢坂氏の記事
≪世論調査もニュースも必要なものですが、それが判断材料のすべてではありません。与えられた情報だけでなく、自分の問題として自ら考え、議論する。選挙こそ「この社会をどうするのか」を議論する絶好の場です。直近の「普天間移設問題」でも、自分の頭で考え、周囲と議論することはできます。そのことが政治を吟味する力を磨き、世間の〝空気"に流されない個人の決断力を鍛えることにつながるのではないでしょうか≫

たしかに仰るとおりであるものの、サンデー毎日を読む方々なら既にその辺はわかりきったことであり、このような論点ならば、テレビのワイドショークラスの番組でしか情報を得ていない大多数の影響されやすい人々をどうするのか、6割がそんな人達だと見るが、この方々は、まず空気に流されやすいし自身の意見などはそもそも無いので、マスメディアにコロコロ影響されて変わり身が早い。
このような人々をなびかせるには"うねり”を作り出していくしか無い訳で、それをマスメディアには期待できないとなると、やはり政治の政策で分かりやすい「子供手当て」など、自分にとって「得になると思うもの」で〝釣る″しかなくなる。

また、特捜部ではないが、いい意味での「風を吹かせる」しかなく、参院選前ではやはり「普天間問題の解決と方向性」がカギとなる。
あとは、中長期的ビジョンを国家戦略局が打ち出すことも有効だとは思うが、仙谷さんは口をひらけば政局のことばかり言っているというイメージがあり(記者などもそれを期待して聞いている)、それには積極的に発言するものの、国家戦略のことはあまり聞いたことがない。
国民の将来に対する不安を払拭するためにも、国家の中長期的ビジョンを示すことこそが、選挙前、何より仙谷大臣として一番重要な仕事ではないのか?
あまり余分なことは言わず、与えられた職務を"黙々"と全精力で全うすることだ。

次に神保氏の≪情報公開なしの「市民感覚」は危険だ≫はよかった。
検察審査会のあり方に疑問をもっているとして、「市民参加」と呼ばれる政治形態と「ポピュリズム」「衆愚政治」は明確に異なるが紙一重であると指摘。
一般市民が政策や社会のありかたに参加するカギは情報公開だとして次のように語っている。

≪日本はきわめてそれが不十分であり、その環境下で市民参加が行われると一部の情報に踊らされるおそれがある≫と指摘。また、≪今回の検察審査会の「起訴相当」議決も同じで、そもそも検審がどんな人達で構成され、どんな資料に基づいてどんな議論をして、議決に至ったのか。議事録をはじめ、そうした情報が一切公開されていない。加えて、審査員のメンバーは小沢氏を「クロに近いグレー」とする報道の洗礼をたっぷりと受けているはずなのです。≫

もっと言えば、くじ引きでの審査会メンバーの選ばれ方から疑念があり、弁護士の関わり方も疑問である。
神保氏も≪極論すれば、市民を引っ張り込むことで市民の名のもとに自分たちに都合のいい"世論誘導"をする勢力がないとは限りません。司法に限らず、その分野の素人である市民が意思決定に加わる場合、環境や条件、議論のプロセスなどは全面的に公開されなければ、公平公正の"担保"にはならない。それを欠いたまま、出てきた結論で「これが市民目線」と断定されても、疑念が生じてしまう。≫
と結んでいる。

以前タイトルにも使わせていただいた、郷原氏のインパクトがある週刊朝日でのフレーズ。
≪そもそも小沢さんの事件は、検察自身が勝手に暴走した挙げ句、力尽きた。それを、マスコミが検察審査会をあおることで、再び暴走の方向に戻そうというもので、検察審査会を政治的に利用して検察の権限行使の限界を超えさせようとする動きに見えます。≫

検察審査会の議決が発表された日、岩上安身氏がツイッター上で、
≪起訴=有罪の無意識の構図は絶対壊さないといけないが起訴便宜主義と検察審査会の組み合わせは再検討すべき。検察の不起訴処分の相当性を争う検察審査会制度は、昨年の強制起訴制度導入で済まされるのか制度の原点に戻って再検討?≫と疑問を呈していた。

私も当日≪検察審査会の議決を読むと一般の国民が「絶対権力者」なんていう表現をするだろうかと疑問。ほんとに、くじ引きで選ばれた普通の方々だろうかと勘ぐりたくもなる文言で、表現が検察の調書と酷似している。市民目線と市民が自分で表現するだろうか?≫とツイート。また、≪検察審査員も検察官の取り調べのようなストリー性のある「誘導説明」を聞き、洗脳されたとしか考えられない。それが今までマスメディアによって刷り込まれていたものと符号した。たった二ヶ月8回の審査会で、結論を出せること自体そもそも異常だ。≫と立て続けに何本かツイートし、多くの同意や意見が寄せられた。

このままでは市民による魔女狩り裁判が始まってしまう。検察審査会も根底から改善していく必要はある。

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次にアエラの記事
≪スクープ 検察「史上最悪の一日」の後の「重大決断」・地検「小沢氏を再聴取」≫で、「検察リーク」によりアエラは既に先週の時点で「再聴取」の情報を得ていたことになる。
この記事を書いたアエラ編集部の三橋麻子氏は、朝日新聞社会部記者でネット情報だと捜査1課担当orしていた?(定かではない)ようだが、検察に対しては、この記事を読む限り、かなり接近して間近で情報を得ていることがよくわかる。(オオツルあたりのお気に入りか?)

その三橋氏の記事は、≪民意の逆風が吹き荒れ、検察は追い込まれた。そして、検察はついに「重大決断」を下した。≫とのサブタイトルがつき、4月27日は立て続けに検察に激震が走ったとして、まず午前10時に「郵便不正事件で倉沢邦夫被告に無罪」が言い渡され、午後1時に「時効撤廃法案」が可決。午後3時には「大阪母子放火殺人事件」で最高裁が21年ぶりに死刑判決を差し戻し、午後3時半検察審査会による「起訴相当の議決」が発表された。
検察幹部のつぶやきとして4月27日は「司法、死にな(4.27)の日」だと自嘲的に言ったと紹介している。

上杉隆氏がTBSラジオDIGで、「昨日今日と検察審査会の結果を2日連続にしたのは、村木さんの郵便不正事件、無罪判決を隠すためのスピンコントロールだ」と言っていたように、これは検察が意図的にこの日に合わせた疑いがあり、この幹部の言葉はそのまま信じるわけにはいかないし、民意の検察に対する不信感を少しは感じているのかも疑問である。

これも以前に書いたことがあるが、検察の発表には必ず計画性があって、世の中に広く知らしめたい事案に関しては、いつのタイミングが一番効果的かを見極めてから発表しているし、また逆に検察・警察などの不祥事や無罪判決など、あまり国民に広まってもらっては困る事案については、その日に新たな注目されるような事件をぶつけてきたり、と今となっては大変わかりやすいものとなっている。(笑)
毎度繰り返しているのをみると、マニュアルなどがあり、常套手段として代々受け継がれてきているものと思われる。(これはアメリカ留学組みなどが「スピンドクター」から伝授されたのだろう)

今回は特に「郵便不正の無罪」と「死刑判決差し戻し」が重なり、強力な打消(誤魔化)しが必要となり、2日連続して検審の議決発表となったと思われる。もう、国民はお見通しなのだから、そんなミエミエな誤魔化し工作などしている暇があったら、国民の信頼を取り戻すため検察の内部改革に力を注いだらどうだろうか?

アエラの記事ではいまひとつわかりにくいが、記事の流れでいくと既に検審の発表があった日には、参院選の日程などを考慮し、早い時期に小沢さんへの再聴取することを検察は決めていたようである。

この記事はあくまでも検察側の論理に塗り潰されていて、読んでいても最後まで気分が悪かった。

口直し(気分直し)にわれらが日刊ゲンダイの再聴取に関する記事を転載させていただく。

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≪検察は今さら小沢に何を聞くのか (日刊ゲンダイ2010/5/13)≫
“形だけの再聴取"は恥の上塗り

≪民主党の小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部がきのう(12日)、小沢や衆院議員石川知裕被告ら元秘書3人に再聴取を要請した。小沢の不起訴処分の当否を判断する東京第5検察審査会が「起訴相当」と議決したことを受けた対応だが、検察が小沢を聴取するのは1月以来、実に3度目だ。今さら一体、何を聴くのか。
神戸学院大法科大学院教授の上脇博之氏(憲法)はこう言う。
「再捜査で起訴になるケースは『新たな証拠』が出てくる以外あり得ないでしょう。その場合、すでに一連の捜査で関係者の逮捕や家宅捜索をしているから、再び家宅捜索に入るのは考えにくい。客観的証拠が残っているかも疑問です。そうすると、誰かが新たな証言をするか、(小沢)本人の自白以外はありません」
小沢が特捜部の聴取に応じるか不明だが、再聴取したところで、小沢が前言を翻さない限り、不起訴が覆る見込みはないのだ。特捜部もそんなことは100%分かっているハズなのに、なぜ再聴取に踏み切るのか。
「検察も再捜査したくないが、『起訴相当』が出た以上、再捜査せざるを得ないというのが本音でしょう。ただし、起訴に転じる可能性は極めて低い。一度、有罪はムリと判断したのに、改めて起訴すれば『最初の証拠判断は何だったのか』との批判が出るだろうし、『政治判断があったのか』とヘタに勘繰られることにもなる。メンツにかけても不起訴にするしかない。そもそも今回、極秘のハズの小沢再聴取要請が漏れること自体がおかしい。再捜査を検審にアピールする検察の思惑がチラつきます」(司法担当記者)
忘れてならないのが、検審が「起訴相当」と判断した被疑事実だ。テレビ・新聞が大騒ぎした「水谷建設からの裏金5000万円疑惑」や、石川議員の起訴理由となった「4億円未記載疑惑」は含まれていない。収支報告書に記載された「土地の購入時期と代金の支払時期がズレていた」のが「おかしい」というだけだ。
「検察が小沢氏への再々聴取で聴くことといえば、この被疑事実にある『期ズレ』のことしかない。これが国会会期中の議員を呼んで改めて話を聴くほどの内容でしょうか。マスコミは検察が小沢氏聴取で何を聴こうとしているのか、きちんと報道するべきです」(名城大教授・郷原信郎氏)
小沢をめぐる一連の事件で、特捜部の信頼は地に落ちた。
西松事件の大久保隆規被告の公判では、検察側証人が証言を翻した途端、訴因変更を裁判所に請求した。公判前整理手続きを終えた公判の訴因変更は判例で認められていないから、明らかに禁じ手だ。しかも、訴因変更の起訴状には当初、事件と何ら関係のない石川議員らの名前もあった。強引に「共謀」に仕立てようとしていたフシがあるのだ。
検察はいい加減にするべきだ。 ≫

これでやっと安眠できそうだ!


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