日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




「検察審査会の議決、まず結論に私は驚きました。そして議決書を見てさらに唖然とした」と郷原氏

Category: 検察   Tags: 郷原信郎  元検事  検察  検察審査会  
この「司法の在り方を考える議員連盟」は民主党の議員の有志により、一週間前に呼びかけ集まったということで、非常にタイミングとしては、検察審査会の議決が出た次の日にこのテーマという、微妙な時になった。

郷原氏の昨日の講演の内容で、検察審査会の部分を起こしてみた。


「司法の在り方を考える議員連盟」での郷原信郎元検事講演(4/28) USTREAM

前半の「昨日の検察審査会の議決について」


≪『検察が危ない』という本ついて
3月に入って、どうしてもこの状況のもとで書いておかなきゃいけない、と急遽書いたものです。
検察の内実というか検察という組織、とりわけ特捜部という組織はいったいどういう実態なのか、ということを、こういう状況のもとで多くの方に知ってもらいたいと思って書いたものです。

今日は、また大変な、きのう検察審査会の議決が出た直後ということで、この問題に関して大変関心が深いのではないかと思います。(それで急遽資料をおくばりいたしました)

検察審査会の起訴強制という制度が導入された経緯ですが、2001年だったと思いますが、当時、福岡地検の次席検事が裁判官の妻の事件に対して、裁判官に情報を漏洩したという事件が起きました。
この時に検察が社会から世の中から大変な批判を浴び、職務の公正さに対する信頼が失墜したということで、それをきっかけに検察の権限を一部制限しようと、検察審査会の一定の議決に法的拘束力を与えるうというものでしたですから、そもそもこの制度というものは、検察が本当に・真剣に反省して世の中の信頼を回復するための制度ですが、
残念ながら、今ですね、そうではなく、検察が暴走したり、我々にもちょっと理解できないような捜査をやったあげく、それが、ある程度までで止まってしまったら、またそれをあおるような方向でこの制度が使われている、ということに非常に大きな問題があるんじゃないかと私は思っております。

昨日の検察審査会の議決、まず結論に私は驚きました。そして議決書をみてさらに驚きました。唖然とした、というのが正直なところです。
何に驚いたかというと、内容・理由もそうなんですが、そもそも被疑事実にですね、小沢さんの不起訴の時に問題になった4億円の収入を収支報告書に書かなかったというところが含むまれてないんですね。
あの議決書に書かれている被疑事実というんのは、土地の代金の支払いの時期がズレていたということ、そして、土地の取得の次期がズレていた、というそれだけです。それだけの事実であれば、およそですね、国会議員が起訴できるような事実ではないという前提のもとで、今まで捜査とか処分とか行われていたと思うんですが、全く、それとは違うところで検審の議決が行われたと、ちょっと盲点を突かれたというか、ブラインドサイドを突かれた、全く予想だにしなかった議決でした。

そもそも、そういった事実が「起訴相当」という結論に値するような事実なのか、ということ自体も考え直していかなければならないんじゃないかと思う。
そして何より重要なことは、検察審査会の問題もさることながら、今、「政治とカネ」の問題に関連して、検察の捜査・処分のあり方がいろいろ問題になってきているわけでありますが、そこにはですね、根本的に検察の組織において、「検察の正義」というものだけを中心に考えてしまう、まさに天動説的な考え方の問題というのが、根底にあるんじゃないか、という気がいたします。

最新号のアエラにですね「検察幹部、批判に逆切れ」という記事が出ているんですが、この記事は、検察幹部のホンネが語られている、非常に価値がある記事だと思っています。
この中に、今の検察審査会の動きなどを巡る検察幹部のホンネがいくつか出てくるんですが、私が非常に興味深いと思ったのが、例の小沢氏の不起訴の判断に関して、検察のほうでは、ようするに、4億円の収入の原資がゼネコンからの裏金じゃないと、たんなる記載ミスで形式犯だから、小沢氏の起訴はまかりならんと、いうことを、最初から条件として付けていた。その条件は最後まで、小沢氏の処分の段階まで変わらなかった、維持された、ってことが書かれているんですが、重要なことがここで見過ごされているんじゃないかと思うんです。

それじゃ、単なる記載ミスで形式犯ということなら、石川議員も同じことだと思うんです。
同じ国会議員で、しかも石川氏は、北海道11区で11万人以上の支援者から支持を受けて、これから国会で活躍しようという段階だったわけです。
その石川氏は、単なる記載ミスの形式犯で起訴することも、全く問題ない。しかし、小沢氏はこれじゃあダメだと。
それは何故なのか、なんでそんな考え方が出てくるのか、結局、その検察の目の前には、小沢氏という存在しかないわけです。
自分達の興味関心はそこにしかないわけなんです。
ですから石川議員は「刺身のつま」か「大根の葉っぱ」みたいなもんで、見えてないんですね。

そういう自分達が考える正義というものだけを中心に、世の中が動いてるような、そういう感覚、私は非常に恐ろしいと、そう思っています。
それが、この本(「検察が危ない」)を書いた最大の動機です。

ということで、そういう事態をまねいている検察のあり方、その根本にある日本の司法の構造というところから
あらためて考えてみたいと思います。≫

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アエラを読んだが、郷原氏が言われている部分はスルーしていた。読み返してみると、ホントに極々短いセンテンスの中に、確かにそう言われると見えてくる、程度なので指摘がないとわからなかった部分である。

検察審査会は検察の不祥事(検察官による裁判官への情報漏洩事件)により強化されたもので、検察はそれを逆利用している、ということだが、石川議員が当時の吉田特捜副部長に「今回小沢は不起訴でも、検察審査会を使って必ず起訴する」と脅された、と石川議員が証言していて、今回の小沢氏「起訴相当」の結果においても、検察の息がかかっていることを証明している象徴的なものだと思う。

検察審査会の人選の件でツイッターでの情報
≪sukiforumcom 検察審査会の検察審査員は、無作為に抽選で選出されていませんよ。随分前ですが審査員の方からふさわしい人を推薦してほしいと依頼があったので推薦しました。任期は6か月、そのうち半数が3か月ごとに改選されていません。推薦した方は審査員会会長も歴任されました。≫(http://bit.ly/d2Chv9


参照1:福岡地検の山下永寿次席検事による情報漏えい事件 
参照2:墜ちた信頼 捜査情報漏えい


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テーマ : 検察・警察の腐敗    ジャンル : 政治・経済



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 自らの利権を死守せんと狂奔する売国新聞惨軽など翼賛マスゴミどもが、鳩山政権や民主党に対して形振り構わぬネガキャンを続けている。  そんな中、申し立てから3ヶ月足らずという異常な速さで、頭狂第5検察審査会が小沢幹事長に対して「起訴相当」の議決を行ったこ
★昨日のブログにこう書いた: おのまは今回の案件でもって小沢一郎を犯罪者として起訴するのはとても不自然なことだと思う。いうなれば無理筋 (検察審査会の)雑な議決これと同じ趣旨のことを法務省の幹部が言ったそうである。★四月十五日のブログでウオルフ

Comments

起訴したくて起訴したくて暴走までしまくった検察が、証拠不十分で起訴できなかったものを、何で素人集団の検察審査会のメンバーが、3ヶ月と云う短期間で起訴相当の根拠を掴んで「起訴相当」の結論を出すことが出来るのか!? 科学的には考えられないことである。
検察審査会のメンバー一人ひとりに、責任を負わさない限り、現状のシステムでは、やりたい放題できるのではないか。また、逆に考えれば、選ばれた11人のメンバーが、仮にもし小沢氏を支援する人たちだったら、「不起訴相当」と云う結論が出てくるのも濃厚だ。と云うことは、選ばれたメンバー如何によって、一人の人間の人権がどうにでもなるようなでたらめの制度だ。つまり、現状、メンバーには、何の責任もないことから、結論を下すにあたっては歯止めは全くないのやりたい放題である。
「あなたの場合は、選ばれたメンバーの方々がこういう方々だったので、起訴相当になりまして、大変お気の毒でした。」とでも言うのか!!!!!こんなデタラメな制度、人権を踏みにじる制度でもあることは明らかではないか!!!!真に国民政権の法務大臣として頑張っておられるのなら、法務大臣、この制度について、国民に納得できるように説明責任をとっていただきたい。
選挙のたびに住民票を移しかえる宗教団体の存在も在ると聞く。こういう宗教団体がどんどん勢力を拡大しているので、検察審査会のメンバーに複数紛れ込む可能性は高い。極端に言えば過半数の6人を紛れ込ますことだって可能ではないか!!!
真に国民政権の法務大臣であるなら、しっかりしていただきたい!!!!!!
日本を人民裁判の国でもしようとしているのか!!!!
日本は、法治国家だ。
まさに違憲とでも言い切れるこのような制度は、早急に抜本的に見直すべきだ。

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ama
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