日々坦々

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予定調和の「岡田新代表」選出で熱気なしドラマなしサプライズなしのドッチラケ ! 「海江田降ろし」は当初より画策されていた ? !

Category: 政治   Tags: 民主党代表選  6人衆  
あらためて岡田克也が民主党の代表になったことで、昨年の5月から「海江田降ろし」を画策してきた新6人衆(野田佳彦、岡田克也、前原誠司、安住淳、枝野幸男、玄葉光一郎)が勝ったということがわかる。

六人衆

昨年5月より「海江田降ろし」をぶち上げ、9月に前倒し代表選を画策するも失敗したが、手っ取り早く海江田を降ろす事ができるのは選挙で落選させてしまうことだと邁進してきた「足跡」が随所にみられる。

如何にこの6人が用意周到に準備してきたかがよくわかった!

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まず、以下の昨年8月の抜粋記事をちょっと長いが読んでいただきたい。

民主党の「言うだけ」6人衆 代表選前倒し求めて、何した?
(産経新聞2014.8.2)

≪民主党には「6人衆」と呼ばれる実力者たちがいる。いずれも民主党政権時代に閣僚を経験した衆院議員で、党内で一定の影響力をもつ。しかし、今や彼らも口先だけで実行力の伴わない“言うだけ6人衆”に成り下がりつつある。通常国会終盤から、海江田万里代表の任期満了を待たずに代表選の前倒しを求める「海江田降ろし」が勃発した際に、その火付け役と火消し役を演じたからだ。
 6人衆とは、野田佳彦前首相、岡田克也前副総理、前原誠司前国家戦略担当相、玄葉光一郎前外相、枝野幸男元官房長官、安住淳元財務相のことを指す。
 まず、冒頭の海江田降ろしの口火は玄葉氏が切った。
 「今年の秋や来年夏に急に解散されたら民主党は戦えない。党をアピールするために代表選をやるべきだ
 5月中旬の東京・赤坂の中華料理店。安住氏も同席した中堅、若手議員らとの会合でのろしをあげた。玄葉、安住の両氏は岡田氏を次の代表に担ごうと画策したとされ、発言を自重する野田氏も同調するような姿勢をみせていた。
 一線を画してはいたが、前原氏もこの時流にのり、野党再編に消極的な海江田氏の批判を展開した。これらに刺激を受けた中堅・若手議員が代表選の前倒しに関連する署名活動を行うなど、「海江田降ろし」の火の手は党内に広がっていく事態となった。
 しかし、海江田氏の進退が問われた6月24日の党両院議員総会では、6人衆は沈黙。海江田氏が1年間の総括の場を7月31日に設けることを宣言すると、その場はおさまってしまった。
 「6人衆は何も言わなかった。結局何がやりたいんだ」
 代表選前倒しを求めていた若手議員からも不満の声が上がり始めると、7月12日には、再び玄葉氏が代表選前倒しを記者団の前で訴えた。さらに、これまで沈黙を守ってきた岡田氏も、22日の党常任幹事会で代表選前倒しを求め、「民主党の閉塞感を打破できる」とテレビ番組などで訴えた。
 しかし、この段階に至っても、「海江田降ろし」をした後の民主党再建の道筋や、海江田氏に取ってかわり代表選に出馬する意向を表明する議員は誰一人としていなかった。
 満を持して開かれた31日の両院議員懇談会。前回沈黙していた玄葉氏も「大局的に考えて判断してほしい」と代表選の前倒しを訴えた。賛否は真っ二つに分かれ議論は紛糾した。
 しかし、3時間を超えて議論が収束に向かったときに妙なことが起きた。
 党の最高顧問として、執行部側の席に座っていた岡田氏がおもむろに手を挙げて発言したのだ。
 「代表は厳しい意見を深く受け止めてほしい。ただ、代表が続投を決めたなら従うべきだ。党がまとまっていかなければならない。代表選前倒しの議論はここで終わりだ」
 わが意を得たりと胸をなでおろした海江田氏が続いた。
 「もう一度申し上げるが、代表選をすることはない」
 海江田氏の続投が了承され、懇談会は後味の悪さだけを残して終わった。
・・・≫


まあ、産経得意の「煽り記事」だが、6人を中心として海江田降ろしが画策されていたのがわかる記事である。


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「海江田降ろし6人衆」が「2015年9月の代表選の前倒しを前倒しせよ」と仕掛け、党内世論を扇動して窮地に追い込まれた海江田代表が、昨年9月の党役員人事では、反海江田派を取り込んだのは、ひとときの「気休めに過ぎなかった」ことは後程わかることになる。

岡田克也元代表(61)を代表代行に、枝野幸男元官房長官(50)を幹事長に取り込むことに成功した(参照)かに見えたのだが…。

この人事の後も「海江田降ろし」は続いていた。

≪「6人衆」の一人である玄葉光一郎前外相(50)は「代表自身が交代したほうがいい。(今回の人事は)次善の策」とバッサリ。≫


そして、最終章としての衆院選挙が始まり、ただでさえ選挙に弱い海江田代表の選挙区に続々と自民党の重鎮が押し寄せた。

≪安倍晋三首相(自民党総裁)ら与党幹部が「敵将討ち取りのチャンス」とばかり、続々と選挙区入りする現状に、「嫌がらせだ」と弱音も。寒空の下、絶叫演説で反転攻勢を図ろうとしているが…
 自民党では公示前から、安倍首相をはじめ、菅義偉官房長官、谷垣禎一幹事長、かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相ら幹部や有力者が続々と山田氏の応援に入る“頂上作戦”を展開している。
 演説終了後、記者団の取材に応じた海江田氏は、自民党のこうした選挙戦略について、「あんなのは戦略とはいえない。嫌がらせですよ」と吐き捨てた。厳しい選挙戦を「戦いはいつも厳しい。楽な戦いなんて1回もない」とも…≫

参照


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そんな自身の選挙当選もままならない海江田代表が自身の選挙区に入れたのはほんの数回のみだったようだ。

落選後、選対本部のスタッフが、「まさか落選とは。応援演説などで予定が埋まり、本人がなかなか地元に入れなかったのが大きかった」と語っている。

あからさまに海江田氏が地元に入るのを阻止したフシもある。

≪海江田代表については、選挙前から落選の可能性が民主党内で公然と語られていた。危機感を深めた海江田代表は党本部に、遊説スケジュールを変更して地元である東京1区入りの時間を増やしたいと申し入れたと聞いている。
しかし、党内から「代表は全国に応援演説に飛び回らないといけない立場。この期に及んでスケジュール変更して地元に張りついて選挙運動したいなんて、みっともない」という声が上がり、泣く泣く諦めたらしい。≫

参照


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こうした「地元に張り付くな」の声を上げたのが、6人衆や周辺の反海江田派議員たちであり、スケジュールを組んだのも6人衆の一人でもある枝野幹事長だろういうのは火を見るよりも明らかである。

枝野は代表落選を受けて、「大変残念なこと。自分の選挙区がありながら、走り回っていただいた」とヌケヌケと語っている。(参照

また、比例順位に関しても「海江田降ろし」が表れている。

≪民主党は東京選挙区で比例1位を19名に付けている。つまり、同じ比例順位なら惜敗率が高い方から当選ということなので、党首は特別待遇で比例順位を単独1位にしておくこともできた。≫

(参照①)
そして、自民党の「原発推進派」と連動した6人衆の動きではないかとも思える。

≪民主党の国政選挙担当副代表は岡田克也氏だ。彼は2011年の福島第一原発事故直後に大間原発工事続行を最初に言い出していた。
・・・≫

(参照②)

参照①②とも『taked4700のブログ (以前は「武田信弘のジオログ」)』より


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自民党は民主党代表選公示直後から、あからさまに「岡田代表」を期待する声を上げ、ラブコールを送っていた。

岡田氏が社会保障・税一体改革を自民党と一緒に取り組んだことが背景もあり、ベテランを中心に隠れ「岡田ファン」が存在してるという。

参照記事:
民主代表選 自民は高みの見物 「第1希望」岡田氏
(産経新聞 1月8日)

また、タイトルでも使わせていただいた日刊ゲンダイの記事でも、岡田なら与しやすい、と書いている。

安倍自民党は大喜び…「岡田新代表」選出で民主党は分裂加速
(2015年1月19日)

≪民主党の代表選は、予想通り、岡田克也氏(61)が新代表に選ばれた。熱気なし、ドラマなし、サプライズなしのドッチラケの代表選だった。波乱が起きるエネルギーも残っていなかった。もはや、民主党が浮上することは絶望的。早くも“分裂”が囁かれる始末だ。
 この結果に安倍自民党はニンマリしている。
自民党幹部は、口を揃えて“岡田克也氏に代表になってもらいたい”と期待していました。手の内が分かっているし、“安倍政権とは是々非々”と話している岡田さんは、くみしやすいからです。自民党が一番、嫌がっていたのが長妻昭氏(54)でした。安倍政権の政策に反対しているリベラルの長妻さんが代表に就いたら、自民党との対立軸が鮮明になり、反自民の“受け皿”になりかねないからです。と同時に、43歳と若い細野豪志氏が代表になることも警戒していた。野党第1党は、政権が嫌がることをしなくてはいけないのに、結果的に自民党を喜ばせている格好です」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
●細野氏は離党して「維新」と合流も
 もともと、バラバラの民主党。4月の統一地方選で大敗したら、岡田執行部への批判が噴出し、分裂しかねない。
「代表選によって党内にしこりが残ったのは間違いありません。昨年の解散直前、細野が維新との合併話を持ちかけてきたことを、岡田さんが討論会で暴露してしまった。さすがに細野さんは“政治家同士がクローズで話したことを公開で発言するのは残念だ”とカンカン。統一地方選までは内紛はないでしょうが、統一地方選の後は分からない。とくに危ないのは、大阪都構想の結果が出る5月以降です。“維新の党”は5月以降、政界再編に動きだす予定です。細野グループやシンパの約30人が党を飛び出し、維新と一緒になる可能性があります」(政界関係者)
 岡田克也代表の選出は、民主党の終わりの始まりなのではないか。≫



この自民党の岡田民主への秋波の本筋は、「原発推進」にあるような気がしてならない。

これで、野党再編はますます遠のき、「大政翼賛会」的政治が近づきつつあるのかもしれない。


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