日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




日本の司法制度は腐っている―封建制度そのままのまさに裁判長の独壇場…江戸時代から全く変わってない!by ノーベル物理学賞の中村修二氏

Category: 司法   Tags: ノーベル賞    中村修二  
ノーベル物理学賞を青色の発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)の日本人3人が受賞した。
正確には日本人2人と米国人1人ということになる。(参照) 中村氏は日本の司法に呆れて米国へ渡ったといっても過言ではない。
中村氏は勤務していた日亜化学工業と特許の対価を争い訴訟合戦になっていた事は記憶に新しい。やたらと「200億円」が飛び交っていたのを思い出す。裁判が終わり上梓したのが下記の本だ。

ごめん!
ごめん!
posted with amazlet at 14.10.08
中村 修二
ダイヤモンド社
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この本の第3章のタイトル:
日本の司法制度は腐りきっていた…裁判では公平と正義が貫かれるべきだ…国民主権の日本で裁判も国民のためにある

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本の概要:

目次
第1章 今回の裁判結果がもたらす影響とは(金額の多寡よりも重要なこと 和解したことは今でも納得していない ほか
第2章 私が発明した青色LEDとは(四〇四特許は青色LEDの基本技術だ四〇四特許には代替技術などない ほか
第3章 日本の司法制度は腐りきっていた(裁判では公平と正義が貫かれるべきだ 国民主権の日本で裁判も国民のためにある ほか
第4章 これからの日本が心配だ(四年間の裁判を振り返って 資源のない日本が生き残っていくには ほか

出版社からのコメント
今回の和解に関して、メディアの報道が結構ひどいものでした。彼らは、中村修二氏の発明した技術の意味と価値がわかっていない。「200億円」という金額だけが一人歩きして表層部分だけで語っています。そして企業に偏った判断。今回の和解は技術立国日本の未来を閉ざすほどの判断です。その意味を解説した本書は、中村修二氏自身が「最後の自著」と言い切る「独白」です。



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「発明は会社のものか開発者のものか」

中村氏に関してはマスコミ報道の影響もあり、「強欲」というイメージがある。
たぶん、大企業とマスコミが結託してレッテル貼りをしたのだろうことは容易に想像できることで、企業にとっては社員が開発した技術や発明などの特許でも、「金一封」だけ渡しておけば済んだものの、もし特許技術が開発社員に帰属してしまえば、相当額を支払わなければならず、会社側にとっては大損失というわけである。

特に大企業に広告などを依存しているマスコミなどは、言われなくともその意を汲んでバッシングに走ったのだろう。

●発明の対価訴訟
中村氏が発明した青色LEDで当時勤務していた日亜化学は、それだけで1200億円利益を得ていたといわれるが、中村氏が受け取った報酬は2万円という。

「200億円」の報酬を求めて起こした裁判の一審の判決では「産業界待望の世界的発明を独力で成し遂げた」として、総利益約1200億円余の半分を中村氏の貢献と認め「発明の対価」を約604億円と算定したが、請求額が200億円だったた支払い命令額は200億円となった。
それを不服とした日亜化学側が控訴した高裁では、裁判官が薦めた和解が成立し一審の判決からは程遠い「8億4391万円」を日亜が支払うことで結審した。(参照


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日本の司法制度は腐っている――。言いたいことは、この一言に尽きますよ。本当に頭にきています。

日米で裁判に関わったという中村氏が判決後の記者会見で語ったものを抜粋してみた。

私は米国でも裁判を経験しているので、日本の裁判制度自体に非常に矛盾を感じる。

米国では裁判に当たり係争に関わる証拠をすべて原告と被告が開示するのに対し、日本の場合は都合の悪い証拠を提出する義務はなく「個人は大企業に勝てない

今回の訴訟に関する証拠、私の研究ノートや特許書類は全部日亜化学が持っています。持ち出したら本当に企業秘密漏洩になりますから…。それを提出しろと言っても完全に無視。しかも裁判所は何も言わない。そのくせ日亜化学側は、自分たちに有利な証拠書類だけを出してくる。

で裁判長が「お前ら両方の主張はよく分からんから、わしが全部決める。落としどころの判決はこれじゃー」と言って終わり。封建制度そのままの、まさに裁判長の独壇場。江戸時代から全く変わってない



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参照:
ノーベル賞:中村さんの発明の対価訴訟 象徴的存在に
(毎日新聞 2014年10月08日)

「日本の司法は腐っている」,中村修二氏が記者会見で怒りをあらわに
(日経エレクトロニクス2005/01/12)

ノーベル賞学者は10年前、「敗軍の将」として何を語っていたか
(日経ビジネス オンライン2014年10月7日)






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