日々坦々

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ウクライナ「内戦化」はCIAやSOAで訓練させ「反欧米政権」を転覆させてきた「歴史的視点」が必要!

Category: 国際陰謀   Tags: ウクライナ  米国  CIA  SOA  
ウクライナは、ほぼ内戦状態になりつつある。

シリアやエジプトと同じく、民衆による政権交代、権力移行、民衆による革命など、耳障りのいい文句が並べられるものの、実質的には欧米による介入で「欧米に歯向かう権力が失墜した」ということにほかならない。

歴史を通じてCIAや英国やドイツ、フランス各国の情報機関により、気に喰わない「反欧米国家」を転覆させてきたことは、もはや「歴史的事実」として認知されていることである。

今のウクライナは、まさしく欧米により訓練されたネオナチ右翼組織によって、ヤヌコビッチ大統領を失脚させ、今の仮りの政権中枢も彼らが仕切っている現状は、国際世論にいくら正当的な見解を述べようが、少しでも欧米列強の策略を知っている意識の高い市民ならばミエミエで見え透いた彼らの常套手段であることがわかる。

欧米も、ロシアも一歩も引くことができない状況が生まれつつあり、内戦に突入し冷戦復活の引き金になりつつあることを、常に念頭に置いていく必要がある。

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本ブログで国際情勢モノを書くとアクセスが少し減るのだが、たぶんマスメディアも同じで、ニュース報道で少しはやるにしても特集を組む番組は少ない。まあ、相変わらず低予算の低能バラエティが席巻しているが…。

以前のニューズウィーク誌の記事で、≪アメリカが「世界の警察官」であり、これが崩れると世界のバランスが崩れ大混乱になる≫という論調の記事が掲載されていて、90%はまともなことを言いつつも、まだ前篇で何とも結論づけられないものの、タイトルから推察すれば、まったく御門違いな「プロパガンダ記事」だと思う。

言わんとしていることは全く妄想で、逆に米国は今まで混乱をわざわざ招いて扇動して、対象国を操ってきたのが現実であり、「警察に見せかけたドロボー」だというのが真実に近いだろう。

その事例としては、「コンドル作戦」という1970年代から1980年代にアルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、パラグアイ、ウルグアイの軍事政権が反体制派と左派勢力の一掃を目的に展開した作戦があり、背後で「反共」を意図した米国政府やCIAの関与があったとされるものだ。

この作戦の目的は共産主義とソビエトの影響力と考えを根絶する事で、6か国の軍事政権に異を唱える反体制派や左派勢力を抹殺するために結託して、左派活動家、労働運動活動家、学生、神父、ジャーナリスト、ゲリラ兵士らとその家族らを「テロリスト」と指定し、それらの人々を追跡、誘拐、殺害して、少なくとも6万人殺されたという。(参照

その後、各国で「国家による人道犯罪」だと追及され調査されて、「外交機密文書」や裁判で徐々に明らかになりつつあり、今年末にはブラジルでの調査結果がでることになっているようだ。

≪「コンドル作戦」は一種の<暗殺同盟>で、1975年、CIAの仲介でチリの首都サンティアゴで策定され、チリ、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビアの南米6カ国軍政が加盟した。6ケ国内で、反軍政派市民を相互に逮捕、拉致、拷問、身柄引き渡し、暗殺するのが目的だった。(参照)≫


≪そもそもこの計画を打ち出したのはチリの独裁者アウグスト・ピノチェト大統領でしたが、CIAと元米国務長官のヘンリー・キッシンジャーが計画の最初から関わっていたという証拠も出てきている、とのことだ。(参照)≫



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その辺を、アメリカ合衆国の国際政治学者チャルマーズ・ジョンソンが「中南米における米国の冷戦政策に関する分析」という記事で鋭く追及している。

賀茂川耕助ブログ』(ビル・トッテン) より一部抜粋

≪1970年代中旬から1980年代下旬までイスラエルがアルゼンチン、チリとブラジルの軍事独裁政府に、主にアメリカ製の武器を売り、10億アメリカドル以上の儲けをした。 アメリカが1978年まで、そして再び1981年から、共和党のロナルド・レーガンが大統領になった時、技術的な支援し、軍用遅延協力を提供した。エクアドルとペルーが周辺的な役割を果たした。

1980年代、ホンジュラスはCIAの最大の拠点であり、そこでは国内外の工作のために約14,000人のニカラグア人反革命ゲリラ(コントラ)が訓練を受けた。

CIAが主張した、内容が内容だけに米国民には公開できないという手口は、CIAが訓練し、また権力に就かせた軍部や警察当局に、CIAが消えて欲しいと願う人物の名前を渡すという常套手段である。そしてその人物が殺されると、CIAはそれにまったく関与しなかったように振舞い、元生徒の行き過ぎた行為に驚きと失望さえ示すのである。これは、インドネシアでは、1965年のスハルト政権樹立から、1999年秋の東ティモールにおけるインドネシア軍部テロの犠牲者救済の拒否まで、米国が一貫してとってきたやり方である。また、ピノチェトを政権に就かせる時にも、コンドル作戦の関係においても、CIAは同じ手口を使った。≫


「コンドル作戦」を題材にした映画
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『ミッシング』(原題: Missing)


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6万人の南米出身の軍人を訓練してきたスクール・オブ・アメリカズ(SOA:「アメリカ陸軍米州学校」(U.S.Army School Of the Americas)に関するレポート

≪CIAが2000年9月18日に公開したレポートにより、1975年、コントレラス将軍はCIAに雇われて暗殺を働いており、その後もずっとその関係が続いていたということが明らかになった。

コンドル作戦という言葉が最初に使われたのは、ブエノスアイレスにある米国大使館が送った1976年の電報からで、米国の工作員は、この地域の秘密警察と緊密に連携をとっていたことが明らかになった。その秘密警察官の多くは、米国が運営するスクール・オブ・アメリカズ(SOA)で学んだ者たちであった。

SOAは現在は名称を変えてWINSEC(西半球安全保障協力研究所)と呼ばれていますが、これまで6万人以上のラテン・アメリカ諸国出身の軍人を訓練してきました。その多くは祖国に戻って人権蹂躙や拷問、裁判なしの死刑執行や大量虐殺などに関わっています。この悪名高い軍事訓練学校を監視する団体SOAウォッチによると、バスケスは1976 年から84年までSOAに所属していました。同じくホンジュラス空軍のトップであるルイス・ハビエル・プリンス・スアソ将軍も96年に同校で教練を受けています。≫

参照

参照:西半球安全保障協力研究所(Western Hemisphere Institute for Security Cooperation, WHINSEC)

≪1946年、在パナマのアメリカ南方軍本部内にSOAとして置かれる。親米ゲリラに拷問技術・尋問法などの教育を施し、西半球すなわち中央アメリカ、南アメリカで親米軍事政権・独裁政権と、「反米」左翼政権の転覆を支援した。“修了者”たちは「反米」運動・レジスタンス運動の有力指導者の暗殺に関わったとされ、SOAも“School of Assassin”(暗殺学校)と蔑まれた。
2001年1月、ラテンアメリカ諸国の軍幹部に訓練を施す名目で、ジョージア州フォート・ベニングに移転、機関名も改められた。公式の目的は「民主主義的価値観、人権の尊重およびアメリカ的習慣と伝統の普及」であり、研修受講生は「人権、法の支配、デュー・プロセス・オブ・ロー、軍隊の文民統制、民主主義社会における軍隊」について8時間受講する事になっている。
なお、「研究所」と改称しただけで、その存在目的はSOA当時と全く変わっていないとされている。≫



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これはウクライナの政変を起こさせるためにNATOによる訓練された武装ネオナチ集団『UNA-UNSO』(参照)や、ソ連によるアフガン侵攻で、対抗するためにCIAにより訓練されたといわれるアルカイダなど(諸説あるが…)

CIAが主導ないし関与したとされる作戦・事件

グラディオ作戦

汚い戦争

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ついに化学兵器を使ってまで気に入らない国を本格攻撃しようとしているアメリカは世界最大のテロ国家だ!

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「事故死」のブラジル元大統領、暗殺と断定 政府委「軍が仕組んだ」

≪ブラジル軍事政権(1964~85年)の人道犯罪を調べている政府の「真実委員会」は10日、76年に自動車事故で死亡したクビチェク元大統領について「軍が仕組んだ証拠がある」として、暗殺と断定したことを明らかにした。クビチェク氏は64年の軍事クーデターで公民権剥奪を命じられ欧米に亡命、帰国後も軍政批判を続けていた。
 56~61年の在任中、内陸部発展を目的に中部の高原に人工都市ブラジリアの建設を進め、60年にリオデジャネイロから首都を移転。遷都による財政負担は後に経済停滞を引き起こし、業績には賛否両論がある。76年にリオ-サンパウロ間の高速道路で事故に巻き込まれ73歳で死亡した。
 委員会は90点に上る証拠を分析し、目撃者らの証言から結論を出したとしているが、詳細は公表されていない。(共同)≫




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