日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




99歳ジャーナリストむのたけじ氏「今回の東京都知事に込められた時代の問いかけは第三次世界大戦を許すのか原子爆弾の乱れ飛ぶ地球を許すのか大事な分かれ道」(「脱原発 都知事選候補に統一を呼びかける会」記者会見で)

Category: 政治   Tags: むのたけじ  武野武治  吉岡達夫  佐高信  武者小路公秀  落合恵子  小山内美恵子  鎌田慧  桂敬一  河合弘之  
まず、ツイッター上に流れていた心に残る、というか「ハッとさせられた」詩がある。

miyao.jpg

IWJの岩上安身氏によって拡散され目にされた方もいると思うが、瞬く間に1500近くのリツイートがされている。

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この詩を読んだときに、ある一部だけだが上京した当初に感じた感覚が甦ってきたのを感じた。

そして、「脱原発 都知事選候補に統一を呼びかける会」の記者会見が行われた事にも通ずるものがあると思った。

出席者は、吉岡達夫、佐高信、武者小路公秀、むのたけじ、落合恵子、小山内美恵子、鎌田慧、桂敬一、河合弘之各氏。
この会は19人の有識者でスタートしたとの事で、共同代表は鎌田氏と佐高氏とのことだ。

映像:


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IWJが連続ツイートしているので、ここから抜粋させていただく。

3.鎌田氏「これから両陣営に一本化を求める文書をお持ちします。その回答を2月6日に報告する段取りになっています。今日は、小山内美江子さん、落合恵子さん、河合弘之弁護士、佐高信さん、武者小路公秀さん、むのたけじさん、吉岡達也さんにご同席いただきます」

4.桂敬一氏「宇都宮健児さん、細川護熙さんに統一を検討して実現してほしいという文書を出します。どっちの陣営の集会に行っても、支持者は本心では統一を望んでいるようです。それで鎌田さんに相談しまして、統一の呼びかけをしよう、ということになりました」

5.桂氏「私と桂さんを含め、19人の方が会員になってくださいました。なぜ、統一しなければならないか。統一しなければ、この国は大変なことになる。我々はなんとしても統一をまとめたいという念願を持っています」

6.落合恵子氏「都知事選は自治体の首長選挙ではなく、国政も左右するものです。宇都宮さんと細川さんの得票率が、脱原発を抱えていない候補の得票率を上まった場合、私たちはどう考えればいいのか。名護市長選、南相馬市町選の流れを、切らないようにしたいと思う」

7.落合氏「これは、宇都宮さん、細川さんのどちらかに、降りてほしいというものではありません。お話し合いの機会をください、もう一度考えてくれませんか、ということです。今、脱原発の陣営が分裂しています。選挙後、両者が一つにまとまる期待も込めています

15.佐高信氏「今回の都知事選の報道を見てきて気になるのは、猪瀬さんが辞めたことで今回の選挙になったこと。舛添さんを支持している自民・公明・連合東京は、猪瀬さんを支持していました。彼らは、猪瀬さんを支持した責任をどう考えているのか」

16.佐高氏「猪瀬さんと舛添さんの違いなんてほとんどないでしょう。まずはそのことを突いていくことが大事で、メディアの役割のはずです。私は小泉さんを批判してきましたが、それでも統一が必要だと考えています」

17.吉岡達也氏「今回の呼びかけ人に、南相馬市長の桜井勝延さん、湖西市長の三上元さん、前東海村村長の村上達也さんという、原発立地地の首長が加わっています。原発立地の住民にとって、今回の選挙がいかの重要か、ということです」

22.質疑応答へ。フリー・田中龍作氏「河合弘之弁護士に。1月15日に細川選対に統一を呼びかけた際、馬渡さんに断られたと思いますが、それはすぐに断られたのでしょうか」。河合氏「んー、2日ぐらいかな」。

23.田中龍作記者「落合恵子さんに。今回、落合さんが立候補について『うん』というところまでいっていたと聞きましたが」。落合氏「私もそのことについてどこかで書こうと思いましたが、『うん』と言うところまではまったくいっていません」

24.落合氏「どなたが、何の理由で、事実と違うことを色んなところで回しているか、私はそれを知りたいです。聞かれたので全部言いますね。宇都宮さんの陣営の、前回の選挙をやった何人かが、『出ませんか』といらっしゃいました」
25.落合氏「はっきり言いますと、選挙に出るならば、私は38年間も苦労してクレヨンハウスなんてやってきませんよ。私は政治に対して失望しているからこそ、自分のお金でクレヨンハウスをやってきたんです。いらっしゃった方にも、お断りしました」
26.落合氏「そうしたら、『ここで断るのではなく、ちょっと考えてください』と。『宇都宮さんからの伝言です。落合さんが出るなら私は降ります』とおっしゃった。しかし、それが本当かどうかは私は知りませんし、そんなことはどうでもいいことです」
27.落合氏「私は年を越すのが嫌だったので、『数日間お待ちください』とその場で言って、それからお話しして『お断りします』と言いました。これだけですよ。私は全然、関係ない。悔しいのは、こういうのが出されると、動きが狭められることです」
28.落合氏「どこでこれ、出回っているんですか?私は見ていないんですが、よく聞かれるんです」。
30.落合氏「私のことは、ありがとうございます。ここで言えてスッキリした。

32.フリー・竹内記者「失礼ですが、100歳の方を筆頭に、若い方がいらっしゃらない。宇都宮さんのほうには若い方がいらっしゃいます。左右対決もさることながら、世代間対決にもなっているのではないか」

33.竹内記者「細川さんの後ろには小泉さんがいて、新自由主義になってしまうんじゃないかと懸念する方がたくさんいます。統一を呼びかけるのであれば、細川さんに宇都宮さんの政策を飲ませたうえで、ということではないと難しいのではないでしょうか」

34.桂氏「どちらかが降りる、ということを前提としている訳ではありません。両方がイーブンで話し合うこと。そして、政策協定をして、知事になった際はお互いに協力をすること。それも含めて申し入れをしないと意味がないですよね。それで、その答えを待ちます」

35.桂氏「我々は仲介をし、要請があれば立ち会いもします。しかし、我々が発言をすることはない」。竹内記者「呼びかけ人の中に、細川さんの応援演説をされた方もいますよね。本当に中立な方が、政策協定を結ぶところまでやらないと、一本化はないのでは」

36.桂氏「政策を持っている人が、その政策を実現するために両候補を統一させる、というのじゃないんです。それから、細川さんの宣伝カーに乗ったから『札付き』だと言って排除していたら、この統一化の運動はできません。もう一度初心に戻って統一を呼びかけてます」

37.竹内記者「桂さん以外で、お答えいただける方はいらっしゃいませんか」。桂氏「そちらが指名してください」。竹内記者「分かりません。お答えいただける方はいませんか。では、落合恵子さん」

38.竹内記者「政策協定を結ぶ所まで見守る必要があると思いますが」。落合氏「おっしゃっている意味は分かります。今の話で、あなたが誰を支持されているかも分かります。私はこの場に、100%中立で座っています」

39.落合氏「見守る距離をどれくらい取れるか、それは個々の力量の問題なので、正直分かりません。これしか、私は答えられません」。むのたけじ氏「既に終盤になっている中で、状況を変えられるかどうか。宇都宮さんの背後にある共産党がどう動くのかも試されている

40.河合氏「この運動が公職選挙法に違反するかどうかについて説明します。今の段階で一本化ということになり、宇都宮さんか細川さんが降りる、というのは公職選挙法上許されません。告示以後、辞退権はなくなります。しかし降りることの宣言は表現の自由で許される」

41.河合氏「先ほどのご質問、私どもの要請を読まれましたか。読まないで質問されても困るんですけど。私どもは、選挙後に両陣営が協力することを協定化するよう求めています。私達に、今の段階で政策協定を作る自身があるか、なんて聞くのはおかしいのではないか

49.鎌田氏「先ほど、世代間の対立とか階級対立とか新自由主義とかいう質問がありましたが、それどころじゃないでしょう。原発の再稼働とか輸出とかいう話になっているので、それは失礼とかいう話ではないと思います」



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この記者会見をライブで見ていたので余計に気になったのが下記のツイートだ。



ちょうど前回のエントリー≪東京新聞の「本音のコラム」で、細川批判を繰り返す共産党や宇都宮支持者を諌めた鎌田慧氏が最後の一本化呼びかけ!≫で鎌田慧氏を取り上げ、本日の記者会見では鎌田氏の沈痛な表情を見ていたので、このツイートにはさすがに腹を据えかねた。

また、記者会見で落合恵子氏が鎌田氏のことを次のように話している。またIWJのツイートをお借りする。



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チダイ氏の鎌田慧氏に対する侮蔑とも「ヘイトフレーズ」ともとれる「おい、ジジィ、引っ込め!」に対して、少し皮肉も込めて返信したら「芸風で通常だ」と開き直って書いてきた。

これに対して純粋に在特会などが新大久保で「韓国朝鮮人帰れ!」「海に沈めろ!」などと叫んでいるヘイトスピーチとなんら変わりないと思ったので、次のようにツイートした。


その後、複数回の何ら発展性もない不毛なやり取りが少し続いたが、ただただ「病んでる」というのが感想だ。


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小出裕章氏もよく言う事だが、原発の恐ろしさを知り、長い間「反原発」運動をしながらも、54基も増やしてしまい、挙句に福島原発事故を起こしてしまったと、早くから知り活動してきた人ほど「自責の念に駆られる」ということを聞く。

こうした話は、官邸前や脱原発デモの時に年配の方々から同じような事を聞いたことがある。

私などは、よく書いているが、以前勤めていた出版社で東電マネーや原発マネーをジャブジャブ貰っていた口で、「原発は必要だ」と無条件で何も考えずに思っていた。「反原発運動の人々=サヨクの特別な人」という公安が作ったレッテルを貼り続けてきた、といってもいい。

それが311の直前、2か月前の1月頃から上関原発建設のトラブルや住民とのぶつかり合いなどをネット中継で見て、少しずつ原発に疑問を感じ始めた矢先に福島原発事故があった。

だからレッテルを貼ってきたという後ろめたさと共に、早くから原発の恐ろしさを知り運動してきた方々にはリスペクトの気持ちが今でも強くある。

ただ、それが組織や党になって、純粋に反原発を求めるというよりも組織が優先されるようになると、全く違うモノになってくる。

広島・長崎の原爆投下で多くの被ばく者を出しているにもかかわらず、当時の世論の圧力はあったにせよ、原子力の平和利用をいち早く掲げたのが共産党である。


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前後するが、「脱原発 都知事選候補に統一を呼びかける会」の記者会見に出席していた「むのたけじ(武野武治)」という99歳にして現役ジャーナリストという方がいた。リベラルの方なら知らない人はいないくらいの人かもしれないが、私は全く存じ上げなかった。

muno.jpg

ググってみると、

≪むのたけじ(武野武治)1915年(大正4)六郷町(現美郷町)生まれ。日本のジャーナリスト。秋田県横手市在住。

36年に東京外語大を卒業し報知新聞に入社。40年に朝日新聞記者となり、中国特派員、東南アジア特派員などを歴任。
終戦の45年8月に「負け戦を勝ち戦とだまして報道してきた責任をとる」と退社。
48年2月から横手市で週刊新聞「たいまつ」を創刊。78年の780号まで続けた。著書に「詩集たいまつ」(評論社)1~5、「戦争いらない、やらない世の中へ」(評論社)など。

経歴
秋田県生まれ。旧制県立横手中学校(秋田県立横手高等学校の前身)から東京外国語学校卒業。報知新聞記者を経て、1940年朝日新聞社に入社、中国、東南アジア特派員となるが、敗戦を機に戦争責任を感じて退社。1948年秋田県で週刊新聞「たいまつ」を創刊、反戦の立場から言論活動を続けた。1978年「たいまつ」は休刊。
2011年2月27日に放送された、NHKスペシャル『日本人はなぜ戦争へと向かったのか』シリーズ、第3回「"熱狂”はこうして作られた」の終盤に出演し、96歳で健在な姿を見せた。
2011年8月14日NHK BSプレミアム放送の『100年インタビュー「96歳のジャーナリスト・むのたけじ」』にてジャーナリストとしての思いを直言し、鋭く雄弁に語った。
2012年、花巻市の「宮沢賢治学会 イーハトーブセンター」から第22回イーハトーブ賞を受賞した。
2013年5月10日放送の報道ステーションに出演し、自ら体験した戦前・戦中の表現の自由、言論統制を振り返りつつ、憲法改正の議論に対してジャーナリストの立場から意見を述べた。≫



先月の1月14日の映像
≪東京で開催された「秘密保護法廃止・安倍退陣を求める共同行動」に関する-記者会見で、99歳の老ジャーナリスト・むのたけじさんが吠えた。「もう命令に従うだ-けの臣民(奴隷)はやめて、民衆は立ち上がろう。安倍の戦争の企みを許さず、本物のヒ-ューマニズムとデモクラシーの社会をつくろう」と熱く訴えた。冒頭の全発言14分を収-録。≫


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すごい方だ。

そのスゴイ方が、今回の都知事選で宇都宮氏に固執し統一できないでいる元凶である共産党を批判しているのは興味深い。

参照記事:
【都知事選】 脱原発候補統一求め 「大事な大事な別れ道」 
(田中龍作ジャーナル2014年2月3日)


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その迫力といい、言葉の重みといい、見ていて圧倒された。

再びIWJのツイートから、むの氏の発言を抜粋してみる。

8.むのたけじ氏「この会場に社会党の関係者はいませんか、共産党の関係者はいませんか、労働組合の方はいませんか。いませんね。これはおかしいなー、おかしいよ。60年安保の時、共産党は一生懸命がんばったでしょう」

10.むのたけじ氏「私がジャーナリスト活動を始めて78年、その間に民衆と支配権力が対立する戦いがいくつもあり、すべて負けてきました。今回の都知事選に込められた問いかけは、第三次世界大戦を許すか許さないか、ということ。ここが大切な分かれ道

11.むのたけじ氏「この分かれ道に、文化人が立ち上がっている。しかし、共産党や労働組合といった組織の反応が極めて鈍い。これはおかしいことではないですか!60年安保、三里塚、ベトナム反戦運動、学園闘争を戦ってきたが、いつも民衆の側が負けてきました

12.むのたけじ氏「今回の都知事選で、民衆の側が一致結束して戦わなければいけません!なんとしてもここで統一して、そして勝って、日本の路線を変えなければなりません。マスコミの皆さん、今、こういう動きがあることを、全国に広めてください!」

13.むのたけじ氏「今、ぎりぎりの所で、共産党と社会党が考えを変えることが重要だと思う。いま喋っていることは、私の遺言みたいなものですけど、人民のためにこの統一をまとめる努力をしない勢力は吹っ飛ぶと思いますよ。皆で、本気になって頑張りましょう」



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「若い」といっても、30、40代くらの女性の声に聞こえたが、会見で「竹内」とかいうフリー記者の質問にもあるように、「細川陣営は年寄りが多い」と、ジジイだ、ババアだと目上の人をバカにして常に上から目線という印象を、言っている内容や声色から感じた。チダイ氏の似たある種の臭いを感じるのは気のせいか?(笑)

「だからジジイはダメなんだ」というものは、どんなに良い事を呟こうが、どんなに良い活動していようが、どんなスゴイ実績を持っていようが、「敬う心」を失った者の言葉や話には響くものがない。

それこそ冒頭の宮尾節子氏の「詩」が、外から内へと殺伐とした社会の不条理や歪みが染み込んできて、内面を脅かしている現状で、特に安倍政権の暴走がより加速して戦争へとまっしぐらに進んでいく「絵」が現実として見えてきている。

その中で、そういう危機感を共有できるか、この「詩」で自分の内面に問いかけ、呼応する感性がまだあるか、などなど、今回の一本化のカギもそこらへんにあるような気がする。

落合恵子氏の冒頭部分の映像



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Comments

原発ドッカーン

1号機ドカーン 3号機ドカーン 2号機バーン 4号機ボー    ・・・ 次はどれ?
ハチの武蔵さんが応援しているので都知事はあの人でしょ~♪
どっちもどっち
お互いの支持者が罵倒し合った結果ですよ。この「ジジイ」云々てヒドいこという方がでて来てしまったのは。不幸にも。私は逆に落合さんが否定したデマを信じ込んで宇都宮さんを支持していた方を罵倒していた人間を頻繁に見かけました。私自身、宇都宮さんを支持者しているなんて一言も言っていないのに(むしろ統一を望む人間です)、そういう「噂」を根拠に罵倒するのは止めるべきだと諌めたところ、私は勝手に宇都宮支持者と見做され何人もの人間から言われもない酷い攻撃を受けました。もうムチャクチャですよ。こういう方々みたいにひたすら感情にまかせて行動するというのは誰にでもできることです。今必要とされているのは、「冷静に」「真に一本化につながる」意見を発信できる人間の存在です。相手を叩いたり、争いを煽動するような人間の存在ではありません。

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