小泉元首相の「脱原発言」はホンモノだった!≪本当に「原発ゼロ」を望むのなら「主義主張」がどうの「あの人が」どうのではなく「止むに止まれぬ思い」で一人でもやるという気持ちでやらないとダメだ!≫
今日の会見は安倍政権にとっては大きな痛手になるから、会見前に何かスピンがあるのではないかと思い、次のようにツイートした。
明日の小泉純一郎元首相の「脱原発」記者会見は、安部政権にとってはかなりの打撃になるため、飯島勲・内閣官房参与あたりの画策で、スピン的な報道がありえるかも。可能性としてはネームバリューがあり国民が注目するだろう有名人や大物芸能人などのスキャンダルあたり?!
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 11, 2013
…と予想していたが、結局、何らスピンはなく多くのマスコミが取り上げた。しかし…
****************
会見を生で見ていて、小泉元首相の話が原発から日中関係や靖国問題、尖閣問題や沖縄基地問題にまで言及し、今まで表に出ていないことまで発言し出したので、次のようにツイートした。
小泉元首相が「原発ゼロ」だけに言及すればいいのに、日中関係について総理時代の表に出ていない話をし出した。これでマスコミはこれを大きく報じることになるかあ…小泉さん自身がスピンするとは想像もつかなかった。(小泉純一郎元首相 記者会見)http://t.co/OR6z4uqmIi
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 12, 2013
だが、マスメディアが一斉に「原発ゼロ」の方を重点的に報じ、その心配は杞憂に終わった…と思ったが…
追加:13日の朝テレビ情報
記者会見が行われた翌日の朝、みのもんたがいた時は原発問題では突っ込んでいた「朝ズバ」が、7時のトップで取り上げたが、上記の心配が現実となり主に総理時代の日中関係のエピソードの部分が中心だった。ただ、その後のコーナー「8時またぎ」で原発問題中心で詳しく取り上げていた。
意外とフジテレビの「めざましTV」がオンカロの映画「地下深く永遠に ~10万年後の安全~」の映像を紹介し、正面から取り上げていたのには驚いた。
日テレの「ZIP」も7時トップで、原発に絞って報じていたが、主に自民党内の反発が中心だった。(笑)
参照:資料ブログ
■11/12小泉元首相会見「原発、即ゼロに安倍首相に求める」報道スクラップ
****************
また、司会者が「原発推進の立場で質問を」と呼びかけ、やはり、原発を日本に定着させたA級戦犯、読売新聞の記者が質問に立った。
質問の内容は、その意図、思惑とは真逆の回答になってしまったのには笑ってしまった。
小泉元首相会見でフジテレビ安藤アナが「原発に関して中立の立場」として質問し、その後司会者が「次は原発推進の立場で質問して」と出てきたのが読売新聞の記者だったのは笑えた。ただ質問はよかった。「原発ゼロ」の時期はいつ頃と考えているのか?の質問に小泉氏は「即ゼロ」がいいと。
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 12, 2013
結局、読売記者は小泉元首相が言う「原発ゼロ」はすぐにではないことを予想して、結局は自民党が言っている事と同じで、当面は原発再稼働は必要だという事を引き出そうとしていた事がミエミエだった。
が、小泉氏の答えは「即時原発ゼロ」というもので、これが多くのマスコミで報じられることになり、たぶん読売新聞幹部から質問した遠藤記者は大目玉を喰らったことは確実かも…(爆笑)
****************
(参照)「原発をゼロにして自然を資源にエネルギー施策を展開しようというのだから、郵政民営化どころの比ではない。壮大な夢のある大きな事業だ。どう実現していけばよいかは、今、党内で議論させれば、そんなに推進論者が多いとはかぎらない。(原発)ゼロ論者に賛同者もいるのはわかっている。どっちの両論でも、首相が決めた方に従う。今、原発ゼロの声がなかなか自民党内で上がってこないのは、首相が『必要だ』と言っているからだ。首相が『ゼロにする』といえば、全く替わっちゃう。最終的には国民だ。世論は軽視できない。世論に抗してやらなければならないこともある。しかし、大きな底流となっている根強い世論をどう読むかのも政治家として大事だ」
その辺を次のようにツイートした。
小泉元首相:原発再稼働すれば最終処分場も見つからないのに核のゴミがまた増えていく。すぐにゼロにすると宣言すれば企業も国民も準備ができ、代替エネルギーの開発や発明に邁進できる。核燃料サイクルも含めて、どうせ将来止めるんだったら即止めたほうがいい。
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 12, 2013
****************
(以下は生で観ながらメモ&要約をしたのを記しておく)
最終処分場:
放射能というのは色がない、臭いが無い。
それを10万年後の人間に「掘り出してはいけない」とどう表現するか。
どういう文字で表現するかという研究を専門家はしている。
総理大臣には使える権力と使っても実現できない権力がある。
今、総理が決断すればできる権力、それが「原発ゼロ」を決断する権力だ。
私の時よりも、郵政民営化当時よりはるかに環境がいい。あの時は与党も野党も反対だった。
野党は「原発ゼロ」に賛成し、原発推進政党は自民党だけだが、自民党でも議員の中では推進と反対は半々くらい。ここで、安倍総理が「原発ゼロ」にしようと方針を決めれば、(原発ゼロ)反対派(原発推進派)は反対できない。原発推進派は、ごく限られた議員しかいなくなる。
国民から与えられた権力を使うべき。いま総理が決断すれば原発ゼロ反対論者も黙る。ほとんどの国民が協力でき、全政党が賛成する。このチャンスを生かすことが政治は大事。
****************
これとは逆に、どうしても政治の責任で最終処分場をつくるんだと言っても、住民の反対を押し切れますか?
原発推進論者は「核廃棄物の最終処分場の目途をつけないのが政治の責任だ」というが、これから日本で核のゴミ最終処分場に目途が付けられると考えているのがそもそもの間違いで無責任。
国民の大多数が総理の決断を応援する。夢のある事業に総理の権力を使えるという、こんな運のいい総理はいない。国民が望ましい方向に権力を使ってくれ。あとは総理の判断力、洞察力の問題だと思う。久しぶりに多くの国民が協力できるチャンスであり壮大な夢のある大きな事業だ。
アメリカのロッキーマウンテン研究所のエイモリー・ロビンスが著書で「アメリカで脱原発が必要だ」と説いている。
2050年までに脱原発、脱石油、脱石炭を提唱している。
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 604
もしかしたらアメリカの方が日本より脱原発を早く実現するかもしれない。
****************
フジテレビの安藤アナが「私は原発に関しては中立です」としたうえで小泉政権時代の郵政民営化と同じくらいに「原発ゼロ」で命を懸けるのか?との質問に小泉氏:郵政民営化の比ではないと。
この流れでタイトルにした部分を書き起こしした。
諦めちゃいけないんですよ。
・・・
主張を展開する時にはね、、誰が賛成しているから、誰が反対しているからというよりもね、やっぱりね、止むに止まれぬ気持ちがないとね、公に自分の主張を展開できないんですよ。「一人でもやる」という気持ちでやんないとだめだよと、連携を呼びかけてる人には言ってるんですよ。
政党にしてもね、個人にしても、「あの人が問題だから」と、そう考えないで、他は自分の意見は違っても、自分が本当に「こう思うんだ」という事を展開していかないと、なかなか世の中っていうのは動かないよと。
ですから、国民が本当に「原発ゼロ」の社会を望むんだったら、国民の皆さんもそういう気持ちをもって、運動していくんなら、必ず政権に届くはずですよ。
(以上、メモ&要約)
****************
質疑応答に関しては産経が詳報を報じているが、一部割愛されているので要注意。
■【小泉元首相会見・質疑応答部分】「望ましい方向に首相の権力を使って」(産経)
映像:
****************
それにしてもNHK、特に大越健介の「ニュースウオッチ9」は最悪である。
さすが安倍傀儡テレビNHKが小泉元首相の記者会見を報じるも街の声として「何か裏があるんじゃないか」などという声を紹介。そして自民党の反応を中心に細田幹事長代行のダメだし。また経済同友会の長谷川代表の小泉氏の発言は無視して原発推進すべきという声を紹介し、福島支援に話題をすり替える。
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 12, 2013
そして最後に一番印象に残ったフレーズ
小泉元首相の記者会見で、ニュアンス的にだが印象に残ったのが、脱原発運動でも主義や主張の違い、また政党や個人においても色々あるが、自分が本当に「原発ゼロ」を望むのなら、「あの人がいるから」とかではなく、「止むに止まれぬ」思いで一人でもやるという気持ちでやらないとダメだ、と言った事。
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 12, 2013
小泉元首相記者会見終了なう。自民党は国民世論にかなり敏感な政党で、国民の声が大きくなれば聞かざるを得なくなると。総理が決めた方向に議員は従うようになり原発推進派は極一部になる。総理の権力は最終的には国民から与えられているから、国民は「原発ゼロ」を諦めてはいけない。
— 日々坦々 (@hibi_tantan24) November 12, 2013
「脱原発」と同時に「秘密保護法案」阻止も、どんな状況になろうとも決して諦めてはならない。
最後までお読みいただきありがとうございます
参考になったという方はクリっとお願いします
賛同してくださる方は、再度クリッとお願いします
応援してくださる方は、拍手をお願いします
コメント