小泉元首相の「脱原発言」をどう捉えるのかが今後「原発ゼロ」を日本に定着させる一つのメルクマールとなる!

先日の本ブログ2013-10-3エントリー≪小泉元首相の「脱原発」発言に関してネガティブ意見急増中だが言っている事は超マトモ!小沢一郎代表も評価!≫では賛否の反応があり、特に反対意見でツイッターなどで誹謗中傷ともいえるものもあった。

日々坦々くん…君、小沢さんの立場察しろよ。党首だぞ。最悪状況想定したら発言位は評価せざるをえんだろ現状最悪だし。私でも言わざるをえんかも小沢さんだったら。

「小泉元首相の脱原発発言にネガティブ意見急増中…小沢一郎代表も評価した!」

「反TPP&反秘密保全法」で脱原発!‏@MS_A_1

これなどは典型的な「上から目線」ツイートで、小沢さんの小泉元首相の発言に対する評価も、自分の色眼鏡だけで判断していて、こんなお方のツイートがタイムラインに流れてくるのが嫌なので速攻でブロックした。

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小泉元首相の「脱原発言」を支持された方で、ツイッターのフォロワーがハンパなく減っていったという方がいる。


この副長さんの仰る通りで、最近つくづく既成概念に囚われ違った意見を排除し同調圧力を加えつつ他人にも予定調和を求める方々というのが結構よーく見えてきて、それに関するエントリーも多くなっている。

リテラシーを持ちつつも感性に裏付けられた「素直な視点」が大事だとつくづく思った。

保坂展人・世田谷区長の最新記事でも、前回、保坂氏自身が小泉元首相の「脱原発」発言を支持したブログ記事に関して、支持者から賛否両論が寄せられたと書かれていて、たぶん、支持者の傾向からは「けしからん」という反対意見やお叱りが大部分だったのではないかと推察する。

保坂氏は次のように書いている。

≪ツイッター上で賛否は分かれました。
「その通り」と言う人よりも、「とんでもない。今ごろになって小泉氏に脱原発を語る資格はない」「彼は首相時代も原発推進を進めた張本人。東京電力福島第1原発事故を引き起こした責任を認め謝罪することから始めるべき」「こんな見え透いたパフォーマンスを評価するとは残念」などの声が次々と届いたのです。
 また、このタイミングで小泉氏が「原発ゼロ」を叫ぶのは何かの策謀、仕掛けがあるのではないか。簡単にその手に乗るのは危険だ、という懸念の声もありました。
 私のツイッターをフォローしてくれている人には、3・11以後に「脱原発」を真剣に願い、発言・行動してきた人が相当数いると思います。従って、一般的な世論というより、「脱原発」を主張する人々の中からあがってきた声ととらえることができます。≫

小泉元首相発言を「原発ゼロ」の追い風に
(朝日新聞2013年10月8日)

まあ、私とは次元も規模も違うだろうが、同じく散々だったということだ。


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余談だが、保坂氏はこの中で、当時の「小泉構造改革」に対しては最初から最後まで批判的だったことを書きつつ、興味深い内容を書かれていた。

≪安倍政権で再浮上している「共謀罪」を最終的に止めたのは当時の小泉首相その人でした。郵政選挙で衆議院では圧倒的多数の議席数があり、参議院でも与党優位だった2006年4月。衆議院法務委員会は、この共謀罪を「強行採決」する予定でした。これを止めたのは官邸からの小泉首相の電話だったと聞いています。側近には「平成の治安維持法をつくった総理と言われたくない」と漏らしたそうです。詳しくは『共謀罪とは何か』(海渡雄一・保坂展人著・岩波ブックレット)をご覧下さい。
まさに、「強行採決」直前に小泉氏は独特の動物的なカンで反応し、待ったをかけたものと思います。当時の河野洋平・衆議院議長が与野党に話し合いを呼びかけるという形で、審議継続となりました。≫



そうした「動物的なカン」で、小泉氏は今回も「脱原発」にシフトしているのだろう。

前回、保坂氏が書いていた「小泉発言」の支持理由に関して、小沢さんと同じような視点を上げていたのも興味深い。

≪小泉元首相自身、原発推進政策を進め、東日本大震災と原発事故が起きる前は「脱原発」を真剣に検討したことはなかったと思います。ただし、足元の事故と世界の動向を見すえたうえで、発想を転換するのは今しかないと考えるに至ったのだとすれば、評価できる発言だと思います≫

保坂展人のどこどこ日記』より

参照:小沢代表の評価

≪彼も総理大臣を経験して,大きなあるいは高い立場から,冷静に考えた場合に,やはり,この福島の原発事故を契機にして原子力(発電)はやめることにしたほうがいいという思いに至ったんだと思います。≫



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小泉「脱原発言」に関して、日本に原発を定着させ今日もなお推進の音頭をとってきた張本人、原発マフィアの当初は親玉、今はコバンザメである読売新聞が社説で噛みついている。

小泉元首相発言 「原発ゼロ」掲げる見識を疑う(10月8日付・読売社説)

≪小泉氏は、「原発ゼロ」の理由として、原発から生じる放射性廃棄物の扱い方を疑問視し、「核のごみ処分場のあてもないのに、原発を進める方がよほど無責任ではないか」と主張した。使用済み核燃料や、それを処理した際に出る放射性廃棄物の処分法は技術的に決着している。≫


こんな嘘のご高説を堂々と社説で書いてくるあたりは、小泉元首相の「脱原発言」の影響力を恐れ、よっぽど原発マフィアにとっては都合が悪いのだと思う。

これを読んで次のようにツイートした。

セクハラおやじであり、311以降も原発輸出に邁進し、秘密保全法再提出のきっかけを作り、日本の政治をダメにした元凶の一人「狂ったロートル元議員」仙谷由人が、何を血迷ったか黙っていられず口を出してきた。

民主・仙谷氏が「脱原発」発言の小泉元首相を批判(産経新聞2013.10.4)

≪「自民党が東京電力を中心としたお粗末な原発推進体制を作ってきたことへの反省がない限り、結論だけを言ってウケを取るのは唐突で、いかがなものか」と批判した。≫



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先日のエントリーでも書いたが、小泉元首相が「脱原発」発言をしたのは、311の直後の5月には次のように発言していた。

≪小泉純一郎元首相は28日、横須賀市内で特別講演し、福島第1原発事故に関連して「自民党政権時代も原発の安全性を信用して推進してきた。過ちがあったと思う」と自戒の弁を述べた。
「原発は安全かといえば必ずしもそうではない」との認識を示し、今後の原子力政策については「これからはもう原発をさらに増やすのは無理。原発への依存度を下げ、自然エネルギーの開発促進をしていくべきだ」と持論を展開した。≫

参照:「原発の安全性過信」原子力政策で小泉純一郎元首相が自戒の弁/横須賀
(神奈川新聞2011年5月28日)

そして、最近では「汚染水」問題にも言及し、オリンピック招致を決めた安倍政権に冷や水を浴びせている。

その辺を日刊ゲンダイが次のように書いている。

≪「いまだに漏れている。どこから漏れているのか、どっちに行くのか、大丈夫なのかさえ分からない。現在も3000人の作業員が汚染水処理のために働いている。ヘルメットして、マスクして、防護服を着て」名指しはしていないが、「コントロールできている」と発言した安倍首相を批判したのは明らかだ。毎日のコラムでも〈総理が決断すりゃできる〉と、安倍首相に「脱原発」を迫っていた。≫


小泉元首相がまた安倍批判「汚染水は漏れている!」(2013年9月27日)


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次男である進次郎議員が、内閣府の復興政務官に就任し、完全に親の「脱原発言」が功を奏したという論調が多いが、先回の本ブログ、小泉元首相の「脱原発言」支持表明エントリーでも書いたが、あれは安倍政権が親の「脱原発」が、注目され影響力がある子供・進次郎に感染するのを防ぐ意味で取り込んだものだというのが、安倍政権のホンネだと思う。

ただ、親に似たのか最近では小泉進次郎氏も脱原発を示唆するような発言もしているとのことだ。

今年2月には福島第一原発事故について「かつての自民党政権時代、間違った安全神話の下に原発を推進してきた。おわびと反省から始めるべき」(参照)と少しボヤかしていたものも、はっきりと指摘するようになっている。

中日新聞が≪進次郎氏も脱原発示唆 父・小泉元首相に続き≫というタイトルをつけて書いている。

≪自民党の小泉進次郎復興政務官は7日、名古屋市内での講演会で、脱原発について「2020年に(東京)五輪、パラリンピックが終わって、そこから先にたとえ高いハードルでも目指す道があった方が夢や希望がある」と述べ、将来的には脱原発を目指すべきだとの考えを示唆した。
 父親の純一郎元首相が脱原発を訴えて波紋を広げる中、原発再稼働に前向きな安倍晋三政権の一員で、国民の人気が高い進次郎氏の発言は注目を集めそうだ。
 進次郎氏は「脱原発」との言葉は使わなかったが、原発をめぐる安倍政権の姿勢について「今は景気回復しそうだから黙っているが、このままなし崩しにいっていいのかという声はある気がする」と指摘。「いま話したことで私の言わんとしている思いは(聴衆が)感じていると思う」と述べた。
 進次郎氏はこれまで純一郎氏の脱原発の訴えに「政権の一員としての立場がある。私は私で職責を全うしたい」と、政権の方針に従う考えを示していた。≫


(中日新聞2013年10月8日)

参照記事:
進次郎氏、脱原発に含み「議論するチャンス」 父の発言への質問受け
(zakzak2013.10.08)

小泉進次郎 復興担当の政務官に就任 「脱原発」で安倍に引導を渡す日
(日刊ゲンダイ2013/10/1)

復興政務官に就いた小泉進次郎は「人質」?
(AERA 2013年10月14日号)

さて、これも前回書いたが、今後は「小泉ファミリーバッシングの嵐」が吹き荒れてくるかもしれないが、まあ、その辺は狡猾な元首相でもあり手法なども知り尽くしていて慎重に事を運ぶとは思うが、「原発マフィア」が東京五輪招致の成功で、政府も巻き込んで、より強固に、より攻撃的になってくると思う。

そういえば、週刊朝日編集長の更迭も何か裏があるようにも思えるが…。

最近の週刊朝日の追及は安倍政権や「原子力マフィア」にとっては目の上のタンコブだったのかも…。
追加:
食品の放射性物質 厳戒の福島より近隣県にリスク
セシウム検査で判明した子どもの体内被曝の深刻度

小泉元首相の発言をどう捉えるかが「脱原発派」にとって今後ほんとうに日本に「原発ゼロ」を進めていく上での「メルクマール」になっていると思う。要は利用することだ。


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