日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




「反原発へのいやがらせの歴史展」で、電力・公安・官僚・広告などが結託し国家規模の「いじめ」「嫌がらせ」をしてきた事がよくわかった!

Category: 社会問題   Tags: 海渡雄一弁護士  西尾漠  西村成生  原発  国家的嫌がらせ  原子力ムラ    
8月10日、11日両日行われた「反原発へのいやがらせの歴史展」に行ってきた。

そこで、週刊朝日に集中連載され、暴露された動燃の反原発運動抑制の担当者だった、西村成生氏の機密ファイルについて書かれた記事が一冊の本になるようだ。

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原子力ムラの陰謀: 機密ファイルが暴く闇
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――反原発活動に対する分断工作の数々、デモの後ろに張り付く公安の数、本当にびっくりする歴史…凄まじい、圧力。こうやって守られてきた原発…。

原発反対運動へのいやがらせは「1980年代の終わり頃から見え隠れし、1993年ころがピークで、2000年頃まで」続いたという。

「この反対運動が一般人に波及していくことを何としても阻止したい」ということで、国家権力、公安組織、電力会社、経産省をはじめとする霞ヶ関、原子力ムラ、大手広告代理店などがタッグを組んで、様々な「嫌がらせ」をし、その「現物」が会場に展示された、というある意味画期的なものだった。

■送り付けられた「いやがらせ」の現物

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全国の反原発集会などに参加した人を列挙しもの「私たちは全て把握している」という脅しで、公安機関が関わっていることがわかる。

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こうしたわけのわからないものが、時には全国から一斉に届けられ、一日に何十通も届くということもあるとのことで、いかにも「こちらは全国的な大組織であなたを見張っている」ということをわからせる手法で、完全な脅しである。


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ただ、ここに展示できないほどエログロなものもあるようで、時には鳥の首や虫類なども届けられたとのことがあるとのことだ。

今回の展示会を企画した海渡雄一弁護士等による講演の模様をツイキャス生中継できた。その中で、原子力資料室の共同代表である西尾漠氏が、実際のいやがらせは、ここに展示されている事柄とは比較にならないくらい酷かった、というようなことを語っている。

それほど凄まじい嫌がらせが毎日続いていたということだ。

たぶん多くの人が運動から離れざるを得なかっただろうことは容易に想像できる。

原発産業には国策として莫大なおカネが動き、その既得権益を守るためならば、何でもありだったのだろう。この嫌がらせには莫大な経費が掛かっていると海渡弁護士がいう。

無言電話、無数の郵送物、その中には海外から送られているものや速達まで、そのコピー代と封筒、郵送料だけでも莫大だと…。

そして内容においても、特にカルタなどは、専門のコピーライターを使っているような力作?もあり、大手広告代理店が絡んでいることを示唆していた。

反原発運動側でカルタが作られている。

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こちららブログでアップされている。

発行元は「宇宙はてない社」で、この「原発いらないにこにこかるた」は、もう売ってないようだが、他にも面白そうなラインナップがある。


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このかるたに対抗して原発推進派は、「嫌がらせかるた」を送り付けてきたとのことだ。

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偽物
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講演で、自殺したと言われるご主人の死に関して違和感を覚え、裁判まで起こした夫人の話を聞いていたら、「ディジャブ(既視感)」に襲われた。

聞いていくうちに思い出したのが、昨年11月に知り合いが出演するというので見に行った演劇の内容と、まるっきりダブっていたことに気が付いた。

昨年、11月7日~18日に俳優座劇場(六本木)で公演された『いのちの渚』である。
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一応、説明には、

≪1989年に福島第二原発で起きた事故を基に書かれた戯曲です≫

と書かれているものの、これは明らかに西村夫妻を題材にして書かれたものである。


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偶然ということもあるなあ、と思っていたところ、もう一つ最近エントリーした内容と展示物が重なって、びっくりしたものがある。

それが、この「反原発いやがらせ」の一連の行動や手法、組織の作り方が、CIAから伝授されたものではないかという疑念で、動燃の反原発運動抑制の担当者だった西村成生氏の機密ファイルの一部が展示されていて、その組織図や指示書などを見て実感した。

つい先日のエントリー≪CIAエージェントがウジャウジャいて、その人や組織に取り囲まれた「対米隷属社会」というのが日本の今の姿である!≫の中で、日本におけるCIA活動の様子を引用した。

≪日本で活動する実行部隊(オペレーション担当)は工作員指揮官として、まず3人の現地工作員の指揮に当たる。そして、工作員はそれぞれ3人の配下(協力者)を抱え、3人の配下もさらに3人の部下を抱える。つまり、1人の指揮官が3×3×3=27人の工作要員を指揮して情報収集などに当たっている。CIAエージェントとされる中には、本人が意識せずにCIAに対して情報提供をする者も含まれる。≫


まさに、この内容と同じような組織図や指示書が展示されていた。

日本の原発もCIAから莫大なカネが流れていて、エージェントだった正力松太郎にテレビ局(日テレ)までつくらせて、各方面にエージェントと協力者を放ち推進してきたことを考えれば、反原発運動を抑え込む手法もCIAが伝授するのは、当たり前っていえば当たり前かもしれないが…。

その全てが公安組織に引き継がれ実行されてきたのだろう。


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「一連の嫌がらせの最終目的は何か」ということに関して海渡弁護士は、メインターゲットになっていたのは原子力資料室の高木仁三郎氏で、高木氏がやろうとしていたことは、チェルノブイリ事故で、広がりをみせつつあった反原発運動で、古くからの運動と新たな運動を結び付けようとしていた事で、これを非常に嫌い分断を謀ろうとした事が目的だったのではないかと分析している。

犯人像を推理して次のように言っている。

電力会社と公安機関、そしてキャンペーン活動のプロ集団が複雑に絡み合った組織による組織的な運動破壊であったと…。

この破壊活動には莫大な経費がかかっていて、この活動が電力会社がスポンサーとなり、科学技術庁などの国の機関による指示と承認があった可能性があるということだ。

また、市民集会の参加者リストや全国の反対運動に関わっている活動家のリストを把握していることから、官民の合作である「原子力ムラ」の事業の一つだった可能性も指摘している。

さらに、彼らの違法行為を被害申告しても取り合わなかった警察組織、特に公安機関の関与も強く疑われるとのことだ。

まとめとして、一連の「いやがらせ活動」は、次の複合的な集団により行われたと推定している。

①費用は電力会社から、ないしそのキャンペーン費用の一部が流用された
②活動のための情報集めは公安機関と電力会社がおこなった
③活動全体の指揮や封入物の企画、製作には広報の専門家の関与があった。
④嫌がらせ手紙の投函は全国や海外に派遣されていた電力や原子力機関の者らが動員された。

この展示会で、もう時効でもあり我々も訴えることは無いので、実行した人たちは今こそ名乗り出てくれと呼びかけている。


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311以降の「脱原発運動」では、国家権力や原子力ムラが一番嫌がる「普通の一般人」がデモに参加するようになった。
これでより「嫌がらせ」は強化され、脱原発デモ参加者が大量に逮捕されたりしだしている。

大阪でもガレキ反対の演説をしただけで、阪南大学の下地准教授が逮捕されている。(参照
福岡では原発事故避難者のKさんが脱原発運動に参加して不当逮捕され、未だに拘留されている。この女性は、機動隊員に野花をさした、というだけで暴行したということで逮捕されているという。
(参照:『Kさんを支える会』)
このサイトを運営している「ゆずりん」さんも、大飯原発の再稼働反対行動を取材した後に、福井県警が家宅捜索を行い、撮影したビデオ素材やパソコンなどの機材を押収されている。

こうしたことを鑑みれば、「嫌がらせ」は益々エスカレートして、国家権力が引き継ぎ実力行使に出てきたという、「新たな段階」入っているといえる。

海渡弁護士が最後に、「夏から秋にかけて原発再稼働が進んでいく時に、今までこれだけ、あくどいことをやってきた原子力ムラの人たちが、やらない、とは考えにくい」と言っていたのが印象的だった。


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映像:




参照:資料ブログ
ナゾの死を遂げたもんじゅ調査担当者・西村成生氏のファイル 週刊朝日

この反原発運動や現在の脱原発運動を抑え込むやり方と手法は、他の市民運動などにも適用され、同じように監視、嫌がらせ、工作員の送り込みが行われているだろうことは、疑う余地はない。

私たちも「告訴告発の会」や「CNM」という市民メディアの緩やかな集合体を作っているが、嫌がらせが後を絶たない。別に我々の力など微々たるものなのだが、彼ら、権力側から見れば、市民が告訴告発をすることやマスメディアも報じない事を拡散するなど、やってもらいたくないことには蓋をし、芽が出そうなところで摘んでおきたいのだろう。

我々のすぐ近くに様々な罠があることを、この展示会で痛感させられた。


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