日々坦々

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日本はこのまま「エネルギー中毒」で農業を破壊してくのか?それとも「平和」と「環境」で世界をリードできるのか?

Category: 小沢一郎   Tags: 小出裕章  原発  小沢一郎  
「50年で10倍のエネルギーを使う社会を作ってきた。…今、日本は世界平均の国に比べれば、一人一人が2.5倍か3倍のエネルギーを使っている」

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まのび放送局」という市民のメディアが、講演会後の小出裕章さんを捕まえてインタビューをしている動画を流していた。何気に見ていたら最後のほうで、「一次産業を守るとはどういうことか」について、講演会の補足として質問されていて、そのエッセンスだけ答えるということで小出さんが上記のことに触れていた。

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その他に、明治維新以降、日本は「エネルギー中毒」のようにエネルギーを使うことが「幸せ」に繋がるとして、工業を重んじ第一次産業を潰してきた。その象徴が原子力だ、というようなことを語っておられ、考えさせられた。

その辺の部分を書き起こしてみた。

小出裕章・京都大学原子炉実験所助教

日本というこの国は、元々は農業で皆んな生きてきた国だったんですよ。

それが江戸時代は鎖国というようなことをやっていて、外国から切り離されたいたわけで、いわゆる西洋型の科学技術、西洋文明というものは元々無かったんですね。

でも、黒船がやってきて東京湾の入り口で大砲をドンとぶっ放したならば、みんなビックリして、で開国するというようなことになって、明治維新なんていっていて、みなさん、それが良いことだと思うかもしれないかれども、それ以降、日本は脱亜入欧、ヨーロッパ・米国に追い付け追い越せというように、とにかく科学技術を発展させて、エネルギーを膨大に使えば、豊かな国になれる、幸せになれると思い続けてきたんですね。

それで、まあこんな建物も作ったわけだし、もう産物だって何だって化学肥料でやりゃできるよと、工場作って野菜つくればいいんだよと、そんなようなことになってきてしまってしまったわけです。

そのために日本はどうしてきたかというと、明治維新以降ですね、50年で10倍エネルギーを使うという社会を作ってきたわけです。

50年で10倍って、猛烈な量なんですよ。
そうやって作ってきて、で、そのエネルギーを支えるために、もう火力発電でも何でもいい、原子力だっているんだと、いってやってきてしまった。

そして、今、日本は世界平均の国に比べれば、一人一人が2.5倍か3倍のエネルギーを使っています。私もだから一人でしょ、みなさんも…。みんなそうやってエネルギー中毒のようになって、そうすることが幸せだというふうに思ってここまで来てしまったんですね。

で、その中で農業でも何でもみんな潰してもいいと、ようするに工業が大切なのであるということで、1次産業をずぅーと潰してきた。

私は農業を大切だと思うんだけれども、私自身農業なんかできませんよ。農民は、もう本当に日本ではいなくなっちゃうんです。そういう国にしてしまったんですよね。

そういう国をつくってきた、まあ、エネルギーを沢山使えば幸せだと思うような国の象徴が、私は原子力だと思っているのですが、その原子力が、今回のような事故を起こした時に、その事故による汚染で、農業がもう既に打撃を受けているけれども、それをさらに加速させて、農業を潰すようなことになってしまうと、日本はもう立ち直れないと私は思います。

だから、これまでやってきたような国造りが間違っていたということを、深刻に反省して、必要なのはエネルギーではないんだと、人々が生きられる大地を守って、分に応じた生活を守るというようなということが必要だと私は思いますので、こんなことが起きた時にこそ、やはり気が付かなければいけない。

さらに、農業を衰退させるようなことに手を貸せば、立ち直れなくなると思いますので、農業を守りたいと私は思いますし、そのためには確かに汚染はある、私たちが間違えた国づくりのために生じてしまった汚染はあるのですけれども、それを受け入れながら一次産業を守る方向に行きたいと私は思っている、そういうことです。



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映像:33:30~



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311以降、原発事故を理由に東京電力は「計画停電」を実施したが、「電力足りないデマ」だと批判された。

計画停電で、信号機が機能せず交通事故で亡くなられた方もいた。エアコンを節約して熱中症で亡くなられた方もいた。

それだけ電力が足りないといいつつも、オイルショックの時は深夜のテレビ放送を自粛し、夜間のネオンも消灯したが、今回は一切なかった。

個人においても最初は気にしていたが、いつの間に「エネルギー依存症」に戻っていたともいえる。

そういえば小出さんは夏でもエアコンをつけないと言っていた。

安倍総理とオバマ大統領の日米首脳会談というお膳立てもあり、参院選後だと思われたTPP参加表明も、米国の圧力と恫喝によってすんなりと決まりそうだ。特に日本の農業は改革を強いられることになる。小出さんが言うように益々農業を潰すような方向に動いてしまう可能性がある。

ちょうど今、小沢語録をツイートしている2006年に文藝春秋に掲載されたインタビュー記事で次のように言っている。

≪規制撤廃と自由競争は、原則として必要です。しかし、大多数の人たちが安定して、また安心して暮らせなければ国家は成り立たない。そのためのセーフティネットを一般労働者、農業、中小企業等々、ありとあらゆる分野に張りめぐらせる必要がある。僕は日本では、その二つを両立させることができると思っています。≫



小沢さんは、ある意味、日本と日本人に対して持っているポテンシャルを信じ、長期的には楽観視しているように思える。


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まあ、「甘すぎる」という声も聞こえてきそうだが、昨日のエントリータイトルにもなっている、同じ文藝春秋の記事で、より強く出ているを最後に貼っておく。

≪さまざまな人たちがともに生きていける社会としての「共生」はもちろんですが、私は、日本人はそれにとどまらず、もっとレベルの高い「共生」を目指すべきだし、またその力を本来的に持っている、と思っています。基本とすべき社会の形は、国民が一人一人、個人として自立している社会です。
そういった自立社会を実現した上で、その先の日本の役割を考えたときのキーワードは、おそらく「平和」「環境」でしょう。平和とは何かといえば、諸国家、諸民族の「共生」であり、環境は自然との「共生」です。
こういった発想は、キリスト教を基調とする欧米文明からも、イスラム圏からも、なかなか出てこない。彼らにとっての宗教的対立は恐らく不可避なものでしょう。その点日本人は、さきほども指摘しましたが、ものすごくいい加減で、融通無碍。八百万の神がいて、死ねばみんな神様、仏様になる(笑)。宗教間・文明間の対立を偏見なく解決できるのは、おそらく世界の中でも日本人だけじゃないか、と思うんです。≫



まずは、中国の環境汚染を日本の技術で解決するように導く必要がある。


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