日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




「国民の生活が第一」結党記念パーティーでの小沢一郎代表あいさつ書き起こし

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  
昨日の「国民の生活が第一」の結党記念パーティーは、会場を4000人の全国からの支援者が集まり盛況だった。

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冒頭の小沢さんの力強いスピーチを書き起こしてみた。

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小沢代表、冒頭あいさつ

(以下、書き起こし)

この広い会場に入りきれない本当に大勢の皆様、お忙しい中を、今日は私どもの結党記念のパーティーにご参加いただきまして、ほんとうに盛大に開催できますことを、一同、皆様に対し、まずもって心から御礼感謝申し上げます、ありがとうございました。

私どもは既に皆さんお分かりの通り、三年前のあの夏に「自民党政治ではダメだ」と、「今までの政治を変えなくちゃいけない」、そういう考え方のもとに国民みなさまに私達の政策を、私達の主張を訴えました。
そして国民皆さまと、その実行を約束しました。それを国民皆さまは、よくご理解をいただきまして政権を我々に託してくれたわけであります。

しかしながら政権が進むに従いまして、私達が皆さんに約束したそのことは忘れ去られ、そして捨てさられてしまいました。
私達はこんなつもりで、国民みなさんに政権交代を訴えたのではありません。そして、国会で消費税の大増税という、我々が主張した改革には手をつけず、そしてまた、この経済状況の悪い時に、国民のみなさんの生活を直撃する消費税の大増税。こんなことはあの3年前に約束してはおりません。

私どもは、とうとうこのままでは、本当に私達は国民のみなさんに、このまま民主党にいることは国民みなさんに対する背信行為、裏切り行為になると。

これを我々は認めることができない。

ですから私達は、ほんとうに我々が約束した国民みなさんのための政治を、国民みなさんの政策を、ただ愚直に、ひたむきに一生懸命それを実現するために努力をする。
そう思って新しい党を結成したわけであります。
どうか皆さん、このことだけは、我々も本当に原点に帰り、初心を忘れずに一所懸命頑張ってる、これからも頑張る、これだけはどうぞよろしくご理解の程をお願いしたいと思います。

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そういう中で、私達「国民の生活が第一」は、新党としての、今、具体的な政策をみんなで論議いたしております。
しかし、当面、とにかく我々が国民みなさんにアピールし、訴えなくてはならないこと、それは何だと。
その中でもちろん、我々が新党をつくったその原因でありました、この消費税の大増税。先ほど、山岡さんからも、また来賓の皆さんからもお話がありましたけれども、何としてもこれは凍結、廃止をしなくてはならない、ということがまず第一点であります。

それからもう一点は、やはり、これまた来賓の方からもお話がありました、国民の命を、そして将来の日本に対しまして大きなダメージを与える、この原発。これは「原発ゼロ」「脱原発」、これを実現しようということが、私たちのもう一つの大きな主張であります。

私どもはそういう考え方のもとで先般ドイツへ、既に政府として国として「10年後の脱原発」今年から言えば9年後ですが脱原発を決定しているドイツの事情を視察にまいりました。

その中でですね、政府の担当閣僚とも会いましたし、商工会議所の人とも会いました。経済界の人とも会いました。また、実際に再生可能エネルギーを一所懸命地方でやっている小さな村のみなさんからも意見を聞きましたけれども、その意見交換の中でですね、ドイツはチェルノブイリのあの事故のときに、遠く離れたドイツまで放射能の影響があった。その中でこの脱原発の議論が始まったということでありました。

しかしながら、まあ今すぐというわけにはいかないという当時の議論でしたけれども、福島の、日本の福島の原発の事故を見てですね、これはもう、このままにしておけない、ということで、10年後の「脱原発」をドイツは国、政府をあげて決定したわけであります。

国会では、福島の原発を抱えている日本と違いまして、ドイツでは国会の全政党が「脱原発」で一致しております。

それから日本では経済界、財界が反対してますけれども、ドイツでは経済界も反対してない。いろいろな、もちろん会社経営上の問題はありますけれども、この脱原発、原発に頼らないで新しいエネルギーを開発してやっていこうという方針については、財界も誰一人異論を唱える人はありません。

私どもはですね、その対話の中で、実は日本で期限を区切って、脱原発を政策として打ち出しているのは、実は「国民の生活」我々だけであります。
そう言いましたらね、向こうの大臣も経済界の人も全ての人、あるいは各政党の代表者とも会いましたが、そう我々が言いましたら、本当に不思議なね、怪訝な顔をして我々を見てるんです。

「あ、そうですか」と、

「しかし、あなたがたは脱原発を唱えている。我々も一所懸命、いろいろな問題はあるけれども一所懸命それに向かって頑張っている。あなたがたも是非、日本で頑張ってください。一緒にやりましょう。」と、こういうお話をいただいたわけであります。


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私は、その意味におきまして、今度の視察は本当に良かったと思っておりますし、我々の主張が間違ってなかった、これは国民のみなさんのためだ、そういうことを確信するに至りました。

どうか、私どもですね・・・

(時計をみて)時間がありませんから長話はしませんけれども・・・

日本はですね、日本はドイツ以上にですよ、この脱原発は我々が努力さえすれば必ずできるんです。

実際ですね、実際たとえばここ東京ですけれども、今年の夏はほんとに歴史上もっとも暑い夏だといわれましたね。
ところがこの東京電力では原子力発電が一基も動いておりませんでした。それにもかかわらず、電力不足はありませんでしたし、停電はありませんでした。

やればできるんです。

ただ、私どもは安易に原発に頼り過ぎた結果、新しいエネルギー開発に、これは国も我々個人も含めまして、そこに力を注ぐことを、努力が欠けておったということを、私ども自身も反省しながら、今後、本当に将来の日本を安心して暮らせる、子々孫々のために、我々の子供たちのために孫たちのために、本当にこの政策を実行しなければならない。そのように考えている次第であります。

どうかみなさん、私たちほんとうに、きづなの同じ会派の皆さんも合わせましても衆参で60名でございます。

しかしながら、しかしながら、あと10ヶ月以内に総選挙があります。
まあ「そのうち」って言ってもいつかはわかりませんけれども、任期までにも10ヶ月しかありません。ですからほんとうに今度の総選挙がですね、私ども政党のどうのこうのという問題ではなくして、ほんとうに日本が今後、国民の命を暮らしを守っていけるのか、この震災の復興ができるのか、デフレ経済を脱却し、そして国民の皆さんの生活を守っていけるのか。その本当に大きな大きな節目の総選挙だと思います。

私たちは、私たちの本当に考え方を率直に愚直に、ひたすら素直に一生懸命、国民みなさんに訴えていきたいと思います。

どうか我々の志を、気持ちをご理解を賜りまして、今後とも尚いっそうの皆様のお力添えを賜りますよう、この機会に重ねてお願いを申し上げましてご挨拶といたします。

(以上、書き起こし)

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