フロッピー前田のは証拠にならなかったが、田代偽造調書は実害が生じていて、より罪が重い!

田代検事に関して東京地検が事情聴取しているということだ。

さすが、検察ベッタリ新聞、読売は聴取内容まで書いている。

虚偽報告書の検事聴取…陸山会事件で東京地検
(読売新聞2012年2月24日14時33分)

≪田代検事は公判の証人尋問での説明と同様、「過去の取り調べと記憶が混同した」と主張したとみられる。同地検は当時の上司らからも聴取した上で、田代検事を虚偽有印公文書作成容疑などで立件するかどうか判断する≫



疑問なのはなぜ東京地検が聴取しているのかということで、フロッピー前田の時は最高検だったはずだ。これは、完全に見せかけのものだろう。考えてみれば市民団体の告発に対する聴取ということだから、地検になるのだろうが、事件の悪質性と注目度を考えれば、組織として最高検が捜査に着手するというのが筋ではないかと思う。

衆議院法務委員会で階猛議員が指摘するように、今回の虚偽記載は実害が出ていて、前田元検事の事件とは次元が違う問題だということだ。
階議員は、小沢さんの裁判において検察の不祥事が発覚し、小川法務大臣に「虚偽公文書作成、行使の罪が成立し得る」から、直ちに捜査に着手すべきだ」と問い質した。

議事録が出来上がるのはまだまだなようなので、一部を書き起こしてみた。

重要な点は、フロッピー改ざんと今回の調書偽造では全く違うと指摘していることだ。そして、シドロモドロながら、検察改革に「重大な関心をもって取り組みたい」と大臣の言辞をとり、階議員が「検察の在り方検討会議」の再開を提案したことは注目に値する。

*****にほんブログ村 政治ブログへ***人気ブログランキングへ********


■衆議院法務委員会(2012/2/22)階猛議員の質疑



以下、要約&一部書き起こし


階猛議員(以下:階)

本日は小川法務大臣に初めての質問です。

最近の検察の新たな不祥事が発覚した件について取り上げさせていただきたいと思います。

・・・

小沢元民主党代表が、検察審査会によって強制起訴された継続中の事件の裁判で、この事件での有罪立証での決め手となる、秘書三人の供述調書を裁判で認めるかどうかについての決定を裁判所が行なったわけです。

大きく三つ裁判所が問題点を指摘している。

①再捜査の「違法・不当」

②捜査報告書の虚偽記載

③個人的なものではなく組織ぐるみの違法な取り調べ

こういったものを裁判所が認定しております。

担当検事の虚偽記載を認定しているわけですが、虚偽公文書作成、行使の罪が成立し得ると思っております。

前田元検事が村木さんの裁判でフロッピーディスクを偽造したという事件がありましたけれども、あのフロッピーディスクの偽造は、結果的に裁判所には正しい捜査報告書が出されて、偽造した内容は証拠になっていなかった。したがって実害はなかった、とも言えるわけです。

ところが今回は、この偽造の捜査報告書に基づいて検察審査会が、それを判断の有力な材料として「強制起訴」という結論になっているということで実害が生じている

その意味では、前田元検事の事件よりも、こちらの事件のほうが重いとも言えるわけです。

そうしたことも踏まえて、私は直ちに捜査に着手すべきではないかと思っております。

この点どうでしょうか?


小川敏夫大臣(以下:小川)
確かに捜査報告書の記載、これが客観的な録音と対比して事実と異なるというものであるようでございます。
こうした事実と異なるような捜査報告がなされる、あるいは捜査報告書が作成されるということ自体、これも決してあってはならないことでございまして、こうしたあってはならないことが起きたということは、私自身も非常に重大な関心をもって取り組みたいと思っております。
委員のご指摘は、これは犯罪行為であるから直ちにということでございますが、既にこの件に関しましたは告発を受けております。告発を受けて今後、ひとつの具体的な捜査内容となるわけでございますので、体的な捜査内容に関することにつきまして、法務大臣が具体的に指示したり、あるいは説明するというのは、好ましくないと思っておりますので、答弁としてはこの程度で控えさせてください。


今の点についてですけれども、前田元検事の事件では、もう新聞にそのスクープが出た当日に、前田さんは逮捕されてたと思いますが、今回は、そういった動きはまったく見えないんですよね。法務大臣として、このような状況で問題ないというふうに思っておられるのかどうなのか。もっと迅速に検察が動きべきではないかと思うんですが、とうでしょうか?

(大臣のシドロモドロ答弁を再現・・・読むとイライラしてくるの要飛ばし)

小川
あの、おー、委員のご意見もわからないわけではないんですが、なかなか、あの、現に、このー、いわば、まあ、小沢さんの裁判ですか、この裁判が現に進行中であると、おー、いうことも考えますと、裁判になんらかの影響を与えると、いうことも十分にあるわけで、えーございます。
うー、なかなか、そのー、おー、おー、率直に言いまして、えー、微妙な裁判の中に、えー影響を与えるようなことがあってはならないと、いうふうに考えますと、おー、そこのところも動きずらいわけでございますが、ただ、具体的に、じゃあそのー、いつ捜査に着手するのかとかですね、捜査をどうするのか、ということにつきましては、誠に申し訳ございませんが、私の口からは説明は控えさせていただきます。


本来、前田元検事よりも重く受け止めなくてはいけない、こちらの事件のほうに、しかもあの当時から検察の信頼回復というのは至上命題になっているにもかかわらず、今の段階でまだ明確な動きが見られない、ということは由々しきことだということをご指摘させていただきます。

次に私が問題だと思ってますのが、先ほど申し上げた、石川さんの再捜査の取り調べに「違法・不当」があったと。その前の身柄拘束中の取り調べについても、いろんな問題があって、小沢さんの事件への関与を示す、石川さんの供述調書は、全部、証拠として却下されました。とういうことは、どういうことになるのかと言いますと、(お手元に資料①というのがありmすけども)
これは、検察審査会が小沢さんを強制起訴すべきとした議決の要旨でございまして、この議決の要旨を見ていくと、2ページ目以降、検察審査会の判断ということで、「B供述の信用性」、この「B」というのは石川さんのことです。

それから次のページには「C供述の信用性」、さらに次のページには「被疑者供述の信用性」ということで、よく読んでいただければわかるんですが、「C」というのは池田さんで、池田さんは取り調べ段階で供述を変遷させてます。

小沢さんは自分は知らないと否認してます。

小沢さんの事件への関与を積極的に認め、かつ、その供述を一貫的に維持してる、というふうに捉えられているのが石川さんで、その石川さん供述が信用できるということで、強制起訴になっているわけです。

ですから、石川さんの供述調書が今回の決定で、全部、却下されたということは、この検察審査会の起訴議決の根拠が失われた、というふうにも言えるわけです。

このことについて思い起こされるのは、昨年の7月でしたでしょうか、「引き返す勇気」ということで、検察改革の一貫としてですね、検事総長が言われていたと思うんですけれども、

「引き返す勇気」を実効化するための体制として、以下の事由が生じた場合には、高等検察庁に報告し、地検、高検において控訴の取消や無罪論告の必要性を含めた、公判遂行の方針について協議し、その経過、結果を再高検に報告する、ということで、
以下の事由の「②」として、その供述内容が、有罪立証の重要な柱となっていた参考人が、捜査段階とは異なる証言をし、当該参考人の調書の(ニゴン?)書面請求も却下された場合。

ということで、まさに「②」にあたるのが今回の場合だと思ってます。

ところが、問題となるのは控訴取消しようにも控訴を提起しているのは今回、検察ではありません。

ただ、一方で「引き返す勇気」をまさに発揮すべきような、そういう不祥事が生じているわけです。

ここで、法務省、検察を所管する法務省として、どのような対応をとるべきと考えるのか、この点についてお聞かせください。

小川大臣答弁要旨
検察審査会、また指定弁護士については法務省の指揮下、監督下にはなく、指示を与える権限もない。
「強制起訴」の控訴の取消についても指定弁護士が独自に判断することで、法務省、法務大臣がそれに干渉するという立場にない。


それではあまりにも無責任だと思ってまして、取り返しのつかない強制起訴、小沢さんは現在、党員資格も停止されて政治活動に重大な制約が加えられているわけですけれども、そういう事態が生じたきっかけは、まさに「違法・不当」な取り調べで、原因の種は検察にあったわけですよ。でも、検察審査会が起訴したことだから、あとは知りませんというのは、あまりにも無責任だと思ってまして、現行法制度上、検察審査会が起訴したことについては、検察は「引き返す勇気」は発揮できないんだというんであれば、それは制度の不備だと思ってます。検察の取り調べが、おかしかったということを裁判所も認定されて供述調書も却下されているわけですから。必要があれば、法制度も考えるべきだと思います。その点についてはどうですか?

小川
強制起訴を導入した検察審査会法が改正された後、強制起訴が何件か出ておりますが、そうした事例を踏まえて、改正すべき点、検討すべき点があれば、これは当然、検討すべきものだと思っております。


検討すべき点があると思いますので、是非、法務大臣には早急に、検察審査会に事件が移った後、「引き返す勇気」をどのように検察として実効化するか、「引き返す勇気」を持とうと言っているわけだから、その点について是非、ご検討をお願い致します。
もう一つ、組織的な問題があるということも先ほどご指摘しました。裁判所が「組織的ぐるみだ」と言っているわけですから、私は「検察の在り方検討会」の再開などで、特捜部の問題を今一度取り上げるべきだと、あの時も「特捜部を解体すべきだ」という意見もあったと思うんですが、その点についてもご見解をお聞かせください。

小川
特捜部の在り方も含めて、検察が正しい検察であるということを目指しまして、引き続いて、改正には全力を上げて取り組んでいきたいというふうに思っております。


是非、その辺も「在り方会議」の再開も含めご検討をお願いします。

以上


*****人気ブログランキングへ*** にほんブログ村 政治ブログへ********


参照:

階議員のブログ記事を貼っておく

言い返す勇気ー陸山会事件
2012年2月19日
17日、東京地裁で陸山会事件の第14回公判が開かれました。小沢さんへの被告人質問も終わり、裁判は大詰め。石川さんなど3人の証人が法廷で語った内容と、彼らが特捜検事の取調べを受けた時の供述調書の内容とに食い違いがあるため、供述調書をこの裁判の証拠にしてよいかにつき、裁判所の決定がありました。

数多くの供述調書の中で特に重要なのは、収支報告書に虚偽記載をすることを小沢さんに報告し、了承されたとした石川さんの供述調書です。この供述調書は、検察審査会が小沢さんを起訴すべきと議決した最大の根拠。もしこの調書が証拠として使えなければ、検察審査会の結論も当然違っていたはずです。そもそもこの裁判が行われること自体おかしい、ということになります。

裁判所は、石川さんが録音していた取調べの模様を「動かぬ証拠」とし、これに基づき、担当検事が石川さんに対し、小沢さんの関与を認めるよう「強力な利益誘導」や「強力な圧力」を加える「違法不当な取調べ」があったと認定。結論として、問題の石川さんの供述調書を含め、小沢さんと事件との関わりを示す供述調書をほとんど証拠として認めませんでした。

昨年の夏、検察の信頼を取り戻すための改革の一貫として、検事総長は、違法な取調べがあった場合に「引き返す勇気」を持つことを宣言しました。今回の事件はまさにその見せ場であり、検察官が起訴していれば当然公訴取下げで裁判終了となったはずです。ところが、この事件は検察審査会が起訴しているので検察官は関与できないとし、検察は「引き返す勇気」のかけらも見せません。

おかげで被告人とされている小沢さんですが、去年10月の初公判後の記者会見では、「指定弁護士の主張は、検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の根拠にした検察審査会の誤った判断に基づくに過ぎず、この裁判は直ちに打ち切るべきです」と、大勢のマスコミを敵に回して自らの主張を繰り広げました。

当時マスコミは、「行き過ぎた検察批判だ」と小沢さんを攻撃しました。しかし今回、検察の取調べを「違法不当」と断じた裁判所の決定を読めば、小沢さんの主張が誤りでなかったことは明らかです。検察の「引き返す勇気」は偽物ですが、小沢さんの「言い返す勇気」は本物でした




我々も「言い返す勇気」をもっていきたいものである。

参照
小川新法相「報道されている範囲でしか知らない」(田中龍作ジャーナル)

提言に盛り込まれるべき内容の骨子(座長試案)

提言に盛り込まれるべき内容の骨子(座長試案)に対する各委員意見

検察の再生に向けて 検察の在り方検討会議提言





最後までお読みいただきありがとうございます

参考になったという方はクリっとお願いします
人気ブログランキングへ

賛同してくださる方は、再度クリッとお願いします
にほんブログ村 政治ブログへ

応援してくださる方は、拍手をお願いします

コメント

非公開コメント

2月24日19時のNHKニュースは虚偽報告書の件はスルーでしたよ(笑)

さて、そろそろやらないと信用のおけるメディアがなくなってしまうんだが。見るテレビがなくなるなぁ。(微塵も思ってないけど(笑))