これは民主党PTでの「慎重に判断」を促す提言がまとめられ、どっちみち12日のAPECまでは一日空いているので、考える振りをして慎重派に対するパフォーマンスのため発表をずらしたというだけだ。
と思っていたが、山田元農相はじめ若手などにも「離党も辞さない」という強い信念があり、それにビビッたというのがどうも真相のようだ。
その辺の報道をみてみると、
≪党経済連携プロジェクトチーム(PT)の議論で参加への慎重論が多数を占め、党の提言が政府に「慎重に判断」するよう求めたことに加え、党内の若手議員の一部に離党を視野に入れた動きがあることを踏まえ、表明を先送りした。≫(時事通信)
≪政府・民主三役会議では輿石東幹事長らが「明日(11日)の衆参予算委員会の集中審議で野党の意見も聞いてから会見した方がいい」と首相に進言。首相が記者会見の1日延期を表明した瞬間、同席していた藤村修官房長官は驚いた様子を見せたという。交渉参加を前提に集中審議の想定問答を準備していた首相官邸のスタッフは結論をあいまいにした内容への修正に追われた。
首相会見の1日延期によって慎重派の顔を立てる狙いがあり、延期の決定は輿石氏が山田氏に電話で伝えた。≫
≪輿石東幹事長は10日夕、山田氏にひそかに「一日延ばしたからな」と伝えた。
離党騒ぎを沈静化するため「猶予期間」を与えたのか。それとも作戦を練り直す時間が必要だったのか。その真意は分からない。≫(産経新聞2011.11.10 22:45)
慎重派は、
≪11日には首相の記者会見前に党両院議員総会開催を求める署名活動を展開する構え。「首相からTPPに参加したい理由を聞いたことがない」からだというが、「いざとなれば緊急動議を出してもいいぞ」という無言の圧力を狙っているに違いない。≫
≪民主党の松野頼久筆頭理事が「農業、医療、金融などに重大な問題が発生するのは明らかで政府は国民に説明する責任がある。APECで参加表明するのもはなはだ疑問だ」と政府を批判。≫(毎日新聞2011年11月11日0時36分)
***
***また、田中康夫、城内実両議員などが中心にした超党派国会議員によるTPP反対案は、結局、本会議上程されず、民主、共産の反対多数で議員運営委員会で、本会議には上程しないことを決まった。
この時の国会決議案の衆院本会議への上程を阻止するため、衆院議院運営委員会で慎重派の相原史乃、太田和美の両委員を急遽、推進派に差し替えた、ということだ。
また、共産党は、「TPPは絶対に許さない」と言いながら、こういうところでは、反対にまわるという、異常におかしな党である。完全に共産党も米国から手玉に取られている。
それでも田中議員らのTPP反対の超党派で232人の署名が集まったということだ。
また、下記の記事も仙谷の人間的小ささが出ていて面白かった。
■民主、TPPでも“茶番劇”…仙谷はJAに恨み!慎重派もショボ~(ZAKZAK2011.11.10)
この記事で鈴木哲夫氏が書いているように、腹が座ってない民主党議員の茶番劇だったが、このままなし崩し的にTPP参加した場合のリスクはヘッジされてないのが一番怖い。
国論は二分し、民主党も割れる可能性すらある。
ジャーナリストの岩上安身氏が今回の背景などを、斉藤やすのり議員に聞いたというツイートをしている。
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@iwakamiyasumi 岩上安身
大マスコミは、足並みをそろえて、今日、野田総理が参加表明することを既定路線のように報じてきた。しかし、TPP交渉参加に慎重であるべき、とする議員達の激しい巻き返しにあい、今夕、総理が、会見を開いてTPP交渉参加を表明することは、見送りとなった。斉藤やすのり議員他に確認。
斉藤やすのり議員「どういう過程かわからないが、我々のような、民主党から離党覚悟で反対している議員が少なくないことや、昨日のPTで採択された提言文に、総理もぐらついたと思われます」。昨日のPTでは、TPP慎重派が議論を圧倒。党のPTの役員会で決まっていた提言文を修正させた。
「APECでの発言の文章を、TPPへの交渉参加ではなく『事前の情報収集』にするとか、本格的な交渉開始ではなく、濁らせるべきと我々は主張している。TPPは、復興税の話などとは違う。国のかたちが変わる。党人としてではなく、政治家として食い止めなくてはいけない」
「今日、国会の議院運営委員会で、私たちが集めてきた与野党の決議案を本会議でかけるようにと求めた。しかし、民主党と共産党の反対で本会議にかけられなくなってしまった。実に残念」。
「しかし、これによって、今夕、記者会見を行うと、野党の意思が国会で示されないまま、交渉参加を発表することになってしまう。それも会見を延期する原因ではないか」。
予算委員会の集中審議が行われる。採決はないが、野田総理がハワイへ行く前に、国会において、野党の意思が示されることになる。斉藤やすのり議員。「これまでTPPについて、官僚の作った作文を読んでいただけの総理が、初めて自分の生の言葉で語ることになる。徹底的に突っ込まれる」
野田総理がTPPに交渉参加することを決めている、と連日、マスコミは伝えているが、そのリーク元の人物は誰か。
リークによって風を吹かされ、世論が作られている、として、昨日のPT総会の冒頭、リーク元は誰だ⁉と、多くの議員が問いただした。役員会のメンバーの一人がリークしたという事実が、記事に書かれており、その人物の名前を明かせと、事務局側に詰め寄った。
吉良州司事務局長は、「自分は絶対にリークしていない。秘密を厳守してきた。他の役員の方がリークしていたら、大変残念だ」と、声を震わせながら弁明した。役員会のメンバーの誰かがリークしたことは、ほぼ決定的。
もう一つのエピソード。首相補佐官の長島昭久議員が一般議員の責任から発言しようとして紛糾。長島補佐官は政府側の人間なので、党の会議での発言は控えるべきなのだが、TPP推進派の長島補佐官は無理押しをして発言しようとし、ブーイングの嵐。「場を荒らしに来たのか⁉」との野次も飛んだ。
ちなみに、長島昭久議員といえば、米国のシンクタンクCSIS(米戦略国際問題研究所)と関係が深いことで知られている。このCSISと組んで原発維持、TPP推進のシンポジウムを開催しているのが日経。
***
***リーク疑惑については三宅雪子議員も次のようにツイートしている。
miyake_yukiko35
明らかに、まだ報告が総理にあがっていないだろう時間に、参加表明へ、との報道があった。今回の一連の情報漏洩、情報操作は目に余る。吉良さんは自分達でないとの一点張り。後味が悪い。今回のような事項の情報管理は国の防衛でもある。
今日の協議参加表明は延期となった。京野さんたちが頑張った。離党も辞さないとの決意は尊重しながらも、今後のことを考えると、中心的役割の彼らがいなくなるのは党内の議論に明らかにマイナスになる。来年、代表選挙もある。一票の差になることも。明日は予算委員会。
私も断固反対です。真の民主党、国民の生活をが第一の議員は民意を尊重します。頑張ります。
そんな中で亀井さんが吠えた!
■TPP参加表明すれば大変な事態に…亀井代表(読売新聞2011年11月10日23時40分)
国民新党の亀井代表は10日、野田首相が環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加表明を先送りしたことについて、都内で記者団に、「政権与党が反対する中、国際社会で『交渉参加』なんて言えるはずがない。参加を表明すれば大変な事態になる。覚悟しておやりになるなら、やればいい」と述べ、参加表明は断念すべきだとの考えを示した。
さすが、いくつもの修羅場をくぐってきただけに迫力がある。
先日は、野田総理が初当選した時の師匠、細川政権がなぜ倒れのかを二者会談のときに持ち出したといっていた。
その時、一年生議員だったというから、キャリアから言ったら亀井さんとは段違いなのだ。
榊原英資氏がTPPに関してかなり突っ込んだ指摘をしている。
≪榊原英資「米国が非常にうまいのは、日本のマスコミ対策。米国と交渉する時は必ず後ろから弾が飛んでくる。今だってTPPに日本のマスコミ全部賛成、なんかおかしいな、どこか反対してもいいんじゃないかと。米国大使館はマスコミ対策してる。そういうノウハウ持ってるわけ。CIAもあるし」。HEAT2009 2011/11/09 03:25:51≫
http://togetter.com/li/212133
詳しくは映像と一緒に『資料ブログ』にまとめてみた。
(映像を見たが、この部分はカットされているのか、ただ単に私が見過ごしただけかはわからないが見当たらなかった・・・。)
最後にTPPに関して分かりやすい解説を動画にすることで、より分かり易くなっているので貼っておく。
■サルでもわかるTPPがヤバい7つの理由
●反対派議員の一覧
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/e6115048a08c1c643e8b007e4b637512
●議員連絡先(電話、ファックス)
http://www.jca.apc.org/~runner/giin_all.html
●議員連絡先(メール。各議員HPへリンク)
http://www.eda-jp.com/link/link1.html
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