スッカラ菅を信望する「脱原発」の人たちよ、これ以上騙されてはいけない。彼のそれは延命のための方便でしかないのだから。

仙谷率いる菅降ろし派、いよいよ捨て身の戦法にでるらしい。

仙谷新聞と化している朝日の記事によると、

≪退陣表明した菅直人首相に近く具体的な辞任時期を明らかにさせるため、岡田克也幹事長、仙谷由人代表代行、玄葉光一郎政調会長らが自らの辞任と引き換えに説得する調整に入った。≫(朝日新聞2011年6月18日3時3分

ということだ。

これに先立ち、意欲満々だったが既に芽を摘まれてしまった野田財務相も特例公債法案と引き換えに辞任を明言している。

来週にも内閣改造 野田財務相、特例公債法案との引き換え辞任を明言
(産経新聞2011.6.16 01:31)

こうした捨て身の戦法に東京新聞の論説委員である長谷川幸洋氏が、最初からこの面々は覚悟がないと次のように書いている。

鳩山が心変わりする理由になった退陣表明の筋書きを書いたのは、北沢俊美防衛相と鳩山側近の平野博文元官房長官である。だが、ある閣僚経験者は「平野と北沢の会合には、仙谷の関係者が常に同席していた」と私に語った。
つまり、いま菅降ろしの急先鋒に見える仙谷も退陣表明が玉虫色であるのを初めから承知しながら、菅の自発的退陣に期待していたのだ。このあたりに降ろす側に、詰めと覚悟の甘さがあった。
あらためて整理すれば、菅を降ろすために、本当に党を割る覚悟で戦おうとしたのはだれだったか。小沢一郎である。
不信任案に賛成したのは結局、松木謙公議員と離党を表明していた横粂勝仁議員の2人だけだ。
仙谷たち実権派は敵対する小沢グループの「力を借りて」菅を降ろし、あわよくば次の政権のイニシアティブを握ろうとしていたにすぎない。最初から自分が政治生命を賭けて戦ったのではない。

野田も仙谷も自民党も迫力不足 土俵際で菅政権が生き残り、政界再編も大連立も消えた 残る焦点は「大増税」
(現代ビジネス2011年06月17日)



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この仙谷が全てを見越してという下りは、以前のエントリーで指摘していたことで、見立ては間違いなかったものだった。
菅がペテン師ならば枝野は「デマ野郎」だ!そんな輩に次の政権を論じる資格もない! 


この捨て身作戦に対しては、開き直りの境地に達し、今や飛ぶ鳥も落として蹴散らす勢いのスッカラ菅総理も、

「私の顔を見たくないというなら、お前らが出ていけ」

と言わんばかりの勢いで、そんな自身の逆境を弄(もてあそ)んでいるかのようにみえる。

野党時代の攻撃している時のほうがイキイキしていた、と言われているが、今、まさに四面楚歌状態で一人野党のような状況になって本領が発揮されているともいえる。

上杉隆氏が菅直人が総理に就任する前から、「あの人を総理にしてはダメだ」と警鐘を鳴らして次のようなことを書いている。

小さな政党を渡り歩いてきたバルカン政治家で、とにかく権力を手中にすることを第一義の目的とし、国のことを考えずに自分のことばかりを何よりも優先してきた政治家である、と。

菅直人に献金もして応援してきた政治学者の福岡政行教授が、さすがに3.11以後の政府の対応を批判して、TVタックルで三下り半を下して過激な発言している。

その中で「菅直人という瓦礫を取り除かないといけない」とまで言っている。

TVタッル動画 

そもそも総理の器ではない者が、日本のリーダーとなり、そこに平時ではない国難が降りかかったという悲劇のめぐり合わせに、偶然ではない何かがあるはずだとも考えさせられる。

そこで導き出されたのが、「そろそろ気づけ!」ということだ。

国民一人ひとりが、今まであやふやにしてきたもの、国民としての責務やタックスペイヤーとしての権利、税金の使われ方を監視するなど、いわゆる「主権在民」ということをだが、それを自覚することもなく、「まつりごと」にあまり口出しもせず、無関心で役人に任せ切ってしまってきたことなどなど・・・。

そんな国民の監視の目がないことをいいことに、役人たちは自分たちの都合のいいように法律や条例を政治家につくらせ、または骨抜きして、自分たちが住みやすい社会、役人の役人による役人のための社会や国家、役人天国・日本が出来上がった。

政・官・業の癒着の構造は、国から地方に至るまで蔓延り、国全体が役人を中心とする談合社会となりはてている。

特に高級官僚たちは、国民から巻き上げた血税を勝手に自分たちの都合のいいように配分し、自分たちの天下り先も確保して、それに対して優生思想ともいえる特権意識を振りかざして、当然の権利のごとく振る舞ってきた。

そうした環境からか良心も曇り、役人たちは税金をいかにチョロまかすかを考え、治安を守るはずの警察官の100%が、裏金づくりという犯罪を犯し、一番法に厳しいはずの検察や最高裁までもが裏金に手を染めてきた。

そんな不条理な、無節操な、超、歪みに歪んだ社会に我々は住んでいる。

それを是としてきてしまった我々の無知が、そういう社会を築き上げてしまった、ともいえる。

一昨年の政権交代は、そのような社会を打ち破る破壊力を政権内に内包していた。

小沢さんが40年前に初めて国会議員として立候補したときから持ち続けてきた官僚主導政治、役人天国からの脱却を、政権交代でようやく実現できる手前まできて、多くの心ある国民も、これで主権者国民が中心の政治ができると期待を膨らませた。

その象徴が事務次官会議という明治以来123年間続いてきた官僚主導政治の象徴を、鳩山政権が発足するやすぐに中止したことと、政治家主導で政策、予算を打ち立てようと新たに創設した国家戦略室だった。

しかし、既得権益を享受してきた官僚、財界、また米国などの抵抗は想像以上であり、あらゆる手を使って鳩山政権を追い込んで潰されて、その後、菅政権が発足するや財務省主導のもと、即、事務次官会議を事実上復活させ、国家戦略室を弱体化させてしまった。

これが、いくら「脱原発」と耳障りがいいことを言っても、裏切り続けてきたこと、左翼的な仲間を粛清するやり方など、失望に失望の連続だったことから、根本的に菅直人という人物が信用できないのだ。

そんな菅政権の時に国難が襲ったこと。

そしてその国難を利用して、ウソにウソを重ねて汲々と総理の座に居座ろうとしている。

今、一つの見方として。小泉政権で『郵政改革』一本で解散総選挙をしたように、『脱原発』の是非を問うと解散に打って出る可能性を指摘する声もある。

ありえるかもしれない、とも思えるが、そこまで破れかぶれになれるものかと、被災者を思えばできることではないとも思える。

その辺のところを鈴木哲夫氏が書いているので、少し長いが転載させていただく。

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菅は延命の“大天才”だ!「脱原発で解散」恥知らずシナリオ
(ZAKZAK 2011.06.17)

 ★鈴木哲夫の永田町核心リポート

 官邸周辺から衝撃情報が飛び込んできた。菅直人首相が「脱原発」を争点に解散・総選挙を模索しているというのだ。広島「原爆の日」の8月6日か、長崎「原爆の日」の8月9日に全世界に向けてアピールし、そのまま選挙になだれ込むという計画だ。日本経済に甚大な影響を与える動きだが、パフォーマンスを優先する菅首相が、政権内や関係省庁に熟議させた形跡は見えない。菅首相が退陣時期を明言しない真相について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が迫った。

 「私の顔を見たくないというなら、この(再生可能エネルギー)法案を通したほうがいい」

 党内外からの「菅降ろし」を挑発するように菅首相があいさつすると、会場から割れんばかりの拍手と声援が飛んだ。退陣間近とは思えない強気な姿勢である。

 この会合は15日に開かれた再生エネルギー促進法案の成立を目指す超党派議連と市民の集まり。400人以上が参加した。

 菅首相は終始上機嫌で、自然エネルギーに関する持論を約20分にわたって展開。ソフトバンクの孫正義社長も「粘り腰で10年やってほしい」とエール。今や菅首相は、脱原発のヒーローかのごとくである。

 ところが、このシーンこそ、まさに菅首相の「大逆転・仰天シナリオ」が進められている証拠だという。それはズバリ、「原発の是非を争点に、自らの手で解散・総選挙に持ち込む」というものだ。

 菅首相と懇意な民間の関係者が明かす。

 「ポイントは8月6日と9日。そこまでは、菅首相は何が何でも首相を続けたいと思っている」

 この両日は、広島と長崎に原爆が投下された日だ。平和祈念式典には現職首相が出席し、唯一の被爆国として全世界にメッセージを発信する。

 「菅首相はそこで『脱原発』を高らかに宣言するつもりらしい。今回の福島第1原発の事故と、唯一の被爆国の立場。このタイミングでの発信は全世界に衝撃を与えるはずです」(同)

 その後、8月から9月にかけて、解散・総選挙を断行するのだ。菅首相の側近が語る。

 「『原発の是非』という争点1本で選挙をやる。菅首相はもちろん『脱原発』を主張する。いわば、国民投票的な総選挙だ。イタリアでも国民投票はノーだった」

 そこには、小泉純一郎元首相の手法がヒントにあると別の側近がいう。

 「小泉さんが『郵政民営化は是か非か』の1本で選挙をやった。あれと同じ。民主党内にも原発推進論者は結構いるが、菅首相の『脱原発』に反対するなら、郵政総選挙と同じように追い出して刺客を立てればいい。世論がこちらを支持していれば、民主党に残って戦う人も多いはず。原発推進の自民党には十分勝てる。その後、菅首相はじっくり政権を立て直せばいい」

 被災地の復旧・復興は遅れており「選挙などできない」という見方もあるが、側近は続ける。

 「延期されていた被災地の地方選挙も8月には実施される。それに原発が争点なら、有権者も納得してくれるはずだ」

 ■「脱原発」熟議された形跡なし 明らかな延命パフォーマンス

 最近、菅首相が自然エネルギーへの転換をことさら強調し、懇談会開催や自然エネルギー庁の設置など、発言を強めている背景がここにある。

 だが、パフォーマンス優先のためか、「脱原発」が政策として政権内や関係省庁で熟議された形跡は見えない。

 「G8で菅首相は『2020年までに自然エネルギー20%』と演説したが、海江田経産相は『聞いていない』というし、政務3役の1人は『無理だ』と断言していた。それにエネルギー問題は、経済や企業活動に直結する。10年先、100年先を見据えて、この国の経済をどう立て直していくかというグランドデザインの中で考えなければならない。菅首相はそこが欠落している。こんな大きなテーマを政権延命に利用するとすれば、ひどい話だ」(自民党閣僚経験者)

 民主党内からは、こんな意見も。

 「自然エネルギーという新たな利権に、あざとい政商らが目を付け、政権に接近している。これでは原発利権が自然エネルギー利権に替わるだけだ」(中間派議員)

 そもそも菅政権は、原発被害の“いま”を何ひとつ解決できていない。

 私が取材した福島原発の周辺自治体はまさにゴーストタウンだった。放射能を浴びたがれきは、こっそりと処分場に集められて、そのまま放置されていた。子どもたちが集う、校庭の土もしかりだ。避難生活がいつまで続くのか見えず、生活資金は届いていない。こんな足元の“いま”に対処することが、菅政権の最優先課題ではないのか。

 菅首相に「脱原発」や未来のエネルギーなど語る資格があるのか。ましてや、それを争点にした解散・総選挙などあり得ないはずだ。



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歳川隆雄氏も「脱原発」をシングルイシューとして解散総選挙を画策しているとして、AKB48に絡めた面白い論説を書いているので一部抜粋させていただく。

菅首相は民主党を道連れにする前に、AKB48前田敦子に見習ったらいかがか「私のことを嫌いでも、AKBのことを嫌いにならないでください」
歳川隆雄「ニュースの深層」(現代ビジネス2011年06月18日)
菅氏周辺からは、ご本人は首相退陣の時期を8月末と想定しているフシが濃厚だという情報が漏れ伝わってくる。なぜ、8月いっぱい首相の座に留まりたいのか。その理由は、8月6日の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式と同9日の長崎原爆犠牲者慰霊・平和祈念式典に出席することに拘っているからだという。首相として菅氏は両式典で高らかに「脱原発」を宣言、日本が率先して自然エネルギーへの転換政策を推進すると国内外に発信し、戦後政治史に自分の名前を残したいというのである。
世界的な作家・村上春樹氏が9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で「私たち日本人は核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」と語ったことにも勇気づけられたに違いない
菅首相は、09年4月のオバマ米大統領が核兵器廃絶を求めた「プラハ演説」に匹敵する「広島・長崎演説」にしたいと考えているのかもしれない。
今週になってから永田町で密かに囁かれているのは、菅首相が8月に「脱原発」をシングルイシューにした衆院解散・総選挙に打って出る可能性である。筆者は、現在の政治力学からいってもリアリティが感じられない、首相周辺が流したブラフでしかないと判断している。



3.11以降、にわか脱原発論者になったが、ここにきて、反原発や脱原発の方々から「なんで菅首相を悪く言うんだ。」とか「ほんとは原発推進派じゃないのか」というコメントやツイートをしてくる人たちがいる。
たぶん、このブログを3.11以降に読まれるようになられた方々だと思うが、そこからわかることは、その人たちは浜岡を止め、自然エネルギーにシフトするという総理を鵜呑みにして絶対的に支持しているということだ。

それがよくわかるのが次の記事だ。

福島党首「脱原発に道筋を」
(産経新聞2011.6.18 13:13) 
 社民党の福島瑞穂党首は18日、長崎市の会合であいさつし、菅直人首相の退陣時期について「脱原発が後戻りしないよう、道筋をつけてから辞めてほしい」と述べ、当面の続投に理解を示した。民主、自民両党による大連立構想については「脱原発弾圧への道だ」と批判した。



騙されてはいけない。延命のための方便なのだから。

浜岡原発を止めた同じ政権が原発推進を高らかに宣言している事実を忘れてはならない。

原発推進姿勢を堅持 国家戦略室のエネルギー戦略素案
(朝日新聞2011年6月5日1時38分)

現に海江田経産相が原発の運転再開を要請してもいる。(NHK6月18日 11時56分

田中龍作氏も早くから指摘している。

“脱原発” 菅首相とマスコミ報道を信用するな

これ以上騙されてはいけないのである。


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コメント

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菅首相がダメという主張は分かりました。
誰ならいいのでしょう?
小沢さんは出ない(出れない?)でしょう?
どういう筋書きがベストで、ありえるのか、想定を教えていただきたいです。

菅さんが「自然エネルギー派」というのは、まったくうそ!



私は、昔からのバリバリの自然エネルギー派です。

しかし、菅さんが「自然エネルギー派」を自称するのに、
大変違和感を感じております。

今後、脱原発、そして段階的に
自然エネルギーに進めば進むほど、
明らかに権力側との激しい戦いに
なるでしょう。

菅さんが今まで行ってきたことは、
誰が見ても、明らかに既得権益側の
権力強化。

そして、庶民をさらに貶めるものばかり。

庶民の力の結集こそ、
エネシフ派の力の根源のはず。

また庶民や地方に力をつけさせてこそ、
初めて霞ヶ関や電力会社の巨大な力に
対抗できるようになります。

インターネット規制法案が可決されました。

さらにこの大変不安定な経済状況かで、
消費税を増税しようとしている。

TPPなんか、今やれば
日本は大混乱。

地方に対して、ひも付き補助金なしの
地方交付税を引き渡すのは
どうなったのか。

官僚や自民党、電力会社を中心とした
既得権益の打破のために
結集した民主党政権。

その勢力が団結してこそ、
初めて電力会社の横暴にも
対決できるはず。

官僚、検察、マスコミ、電力会社、
それに米国と、、、

既得権益側の力は
今でも巨大であり、
その一番の利権である
「電力」をそう簡単に
手放すはずがありません。

菅さんはその巨大な既得権益側に
対抗するために結集した
民主党の団結をことごとく破壊してきました。

エネシフは
「官主導」なのか、「民間主導」なのか。
また
「霞ヶ関主導」なのか「地方主導」なのか。

それによって、まったく違ってくるでしょう。

電力会社や霞ヶ関が主導すれば、
脱原発→火力→原発再稼動、
このような流れになるでしょう。

インターネットによる情報を制御し、
いつものようにマスコミによる
プロバカンダ。

さらにあらゆる自然エネルギー発電を
推進するには、官僚が握っている
あらゆる既得権益の開放が必要に
なります。

エネシフを妨害する方法は
いくらでもあります。

私は菅さんが孫さんに取り入り、
エネシフ派を気取ることを
大変懸念しています。

それは孫さんの下に集まった
33県の知事にしろ、
200名を超える国会議員にしろ、
菅さんを本当に信用できるのでしょうか。

散々、煮え湯を飲まされた多くの
同士たちは、菅さんが「エネシフ、エネシフ」
騒げば騒ぐほど、心が離れ
疑心悪戯になるのではないでしょうか。

巨大な権力に対抗する為には
「団結」が必要。

その団結には仲間への「信頼」が必要。

「菅直人」と「信頼」、、、

まったく相反する言葉では
ないでしょうか。

エネシフ派の皆さん、
同じエネシフ派として、
どうか、賢明な判断を
よろしくお願いします。

戦争の狂犬アメリカが地位協定を利用しつくす最終目的

「アメリカは地位協定を破棄させないために各部署に配置したスパイをすべて使って日本に政局を演出している」

菅総理はひとり官邸にこもってオバマの直接指示を受けている。驚異の粘り腰?とんでもない。仮免許すなわち無免許の空き缶にそんな知恵などあるわけがない。すべて日本人を虫けら同然に見下しているアメリカ軍産複合体政府の入れ知恵指示通り忠実に、ただしへたくそきわまりない猿芝居を続けているだけである。辞任時期の無期延期も8月6日脱原発解散も、すべてアメリカの入れ知恵である。

地位協定破棄国会決議絶対阻止を至上命題とするミッションのもと、アメリカの指令は霞ヶ関スパイ組織にも下されている。また小泉竹中自公一派にも、マスゴミおよび白痴化洗脳テレビ界にもそれぞれ指令が下されている。

ただし、各スパイの間でも既得権益利権獲得競争があるのでそれを利用してアメリカは離間の計をも併用している。もっともアメリカも混乱しておりいろんなスパイがいろんな失敗をしたりそれを互いにやいやい言ってくるのをコントロールし切れていないのも確かであるが。

しかし結果的に政局だけに報道の焦点を集めることで地位協定の存在の意味を日本人に忘れさせる効果が一時的にせよ得られればアメリカとしては結果オーライなのである。そうこうして時間が過ぎて気づいたときには日本全体が回復不能にまで核汚染されて世界から国ごと棄民されてしまえば、アメリカのとった措置に対して非難するヒバクシャの数がぐっと少なくできるから、戦争の狂犬は日本以外の次の獲物にかみつけばよいのである。

二者間関係と三者間関係

「騙されてはいけない。延命のための方便なのだから」。

その通りだと思います。ただし、方便の結果として独占企業にくさびが打たれ、自然エネルギーへの転換に道がつけば「方便も正義である」と考える人もいます。

菅さんはやりたいことがない首相です。預金通帳の残高を見ているだけで幸せになるようなタイプだと思います。少しずつお金が貯まるように在任日数が刻まれて行くことに自己陶酔する。権力やお金をやりたいことに使うのではなく、ポストの維持強化のためだけに使います。ポストに執着することが快感なので、首相ポストの延命に役立つならば新自由主義でもエコロジーでも利用します。官僚機構の暴力装置や大衆へのポピュリズムでも使う「何でもあり」の達人です。そして、延命に有用でないイデオロギーはすぐに放り出すでしょう。彼の行動規範の物差しは自己保身のプラグマティズムだと思います。

自己愛者は周辺の人を道具化します。つまり菅さんは自分と他人の二者間関係だけで絵を描きます。だから相手を貶めることで自分が浮かび上がるというゼロサムゲームに終始します。
彼には天の感覚、抽象思考、超越した見えないものへの畏敬が欠如しているので、お天道様を加えた三角形の三者間関係で思考出来ません。したがって二者間関係の内側で閉塞するのです。煮詰まった左翼思考のように自分が神様で絶対に正しく、相手が間違っているようにしか見えない精神世界に呪縛されます。
そして、自分と他人の二点間をゼロサムゲームで往復する。自分にとって「有効なことは真理である」という徹底したプラグマティズムで行動する人なのだと思います。
そして決してウインウインには出来ない。天と自分と国民が三角形で繋がる時にはじめて豊かになることが彼には理解出来ない。
そのようなリーダーが生死を分ける閉塞感に国民を陥れました。

私は菅首相を支持しません。しかし有事の今は足を引っ張らないようにしたいと思います。
今起きていることは三月十一日のクライシスではなく、百日間も嘘と不作為を続けてきた新たな有事が展開しているのだと思います。

有事とは今までとは別の原理が作用するということです。もしかしたら「風が吹けば桶屋が儲かる」のかもしれません。菅さんの自己保身が結果として時代を修正する。彼の悪行が国民の利益に化ける。方便としての反転機能を感じ取っている国民もいるのだと思います。
「方便」とは此岸から彼岸に渡って行く人生の小舟に過ぎません。犠牲はあります。恨みは跳ね返って来ます。怨念は必ず逆襲するでしょう。それでも時間の舟は進むのだと思います。

菅さんに期待するのではなく弁証法の組み合わせで今の流れを見て行こうと思います。
小沢先生は宗教人です。目に見えない超越した「何か」を媒介して、必ず三角形の三者間関係で世界観を描きます。私とあなたとお天道様です。
天を経由して相手に語りかける。相手の言葉を天に献上するためにしっかりと聞く。そういう人です。そのような小沢先生と天の感覚を持てない菅さんが呉越同舟の状態になっているのです。

これは不可思議です。三角形の小沢に頂点線分の菅が重なる。今まで離れていた面と線が重なっているように見えます。新しい反応が起きると思います。

一方、世間のブームに目を向けるとAKB48が体たらくな政界を糺すように「AKB48総選挙」によって直接民主制を擬似的に表現しています。現実の政治へのあきらめがAKB48の狂騒を起こしているようにも見えます。

直接民主制は天への畏敬が担保されることでファシズムを防いでくれます。誰がリーダーになっても「自分は神ではない」という謙虚な自覚が「三角形の思考様式」を作ります。
しかし政界を見渡すと、それぞれの阿修羅が仏に仕えることを忘れて自己陶酔して暴れています。危険な自己神格化を起こしている。この状態で、直接民主制の発想で行動すれば戦前の官僚主導のファッショが再現してしまいます。
祭り上げられたリーダーは自分の不完全さを自覚せず、賢い官僚に依存することで無意識に能力を補います。コンプレックスの補完です。官僚は自惚れた政治家の弱点を知りつくしていると思います。

政党とは社会の側から立ち上がる「中間権力」としての中間団体です。官僚国家が国民を直接統治するファッショを防止する緩衝材が政党です。政党政治は官僚ファシズムを防ぐ安全装置として機能します。
ところが現在、政党政治のバッファーが解体しそうです。野党が与党を利用し、与党が野党を利用して政局を作る。それにマスコミが荷担する。敵味方の境界線を曖昧にして進めるゲームを一番喜んで見ているのは官僚だと思います。
官僚機構には責任を取ってもらわねばならない経産省の原子力安全保安院や東電も含まれます。

畏敬の念が持てない中で、国民の直接民主制への希求がAKB48現象として現れているのなら、ファッショ前夜です。国民の依存性は高まり、束ねられたい心的欲求になっているのだと思います。絆を求め、団結や連帯、帰属を求めるエネルギーは、我々がアトム化されている証左だと思います。
経済合理性に依存して連動するメディアの騒ぎ方を見ても、ファッショの土壌は整っている。かなり危険な状態だと思います。
AKB48は、社会がこれから向かおうとしている危険な世界を伝える暗示(鏡)として登場したのかもしれません。

ここは一旦、政党政治の安全装置を整えて、フォーメーションを戻した方が良いと思うのです。

商品化された子ども達が偶像崇拝の対象として祀られる。人間同士の関係が商品の属性として流通する。人間が人工的に作ったシステムの内側で、自分で作り上げた商品に自分自身が支配されて行く。天への畏敬が担保された三者間関係を、AKBと自分の二者間関係に転化させた代理宗教がブームになるとき、世の中の何かが動いている。それを教えてくれているのだと思います。

彼女たちの表現がプロデュースされたショーであっても、社会現象には仕掛け人ですら気付いていない無意識のシグナルが埋め込まれていると思います。

物象化された擬装関係に疎外される。この催眠術。あの時とそっくりだと感じます。原子力が核兵器の核と同根だということを忘れて、茹でガエルのように原発を物神崇拝していた事故以前の我々の精神状態です。それが衣装を替えて、社会現象として反復しているように見えます。

今は除熱が必要だと思います。菅首相と小沢先生の不思議なコラボレーションが起きているからです。
この不可思議な弁証法の展開を死者と連帯しながら見守って行こうと思います。生き残った人間だけの幸せではなく、今一度、死者の無念にアンテナを合わせ、三角形の三者間で政局を見直す。私とあなたと仏様。私と菅さんとまだ生まれぬ未来の命。するとイデオロギーの彼方にある本当の答えが察知出来ると思います。

即刻

もう誰でもいいから、脱原発、卒原発の舵取りをして下さい!
しかし間に合うのかあ!?