日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




自民党・検察・マスコミの一連の動きと郵貯米国債運用との相関関係

Category: 日米関係   Tags: 日米関係  検察  マスコミ問題  小沢一郎  鳩山政権  郵貯米国債運用  小沢キャンベル会談  朝青龍引退問題  マスコミ政治部長会議  
もうこれ以上「政治とカネ」の問題を積極的に取り上げる政党もマスメディアも、評論家も、良識ある国民からは徹底的に見放されていくだろう。
(注:ここに出てくる「愚民」という表現は、決して人格・人間性を指しているのではなく、「情報愚民」という意味合いで、マスメディアなどにより「思考停止状態に陥っている国民」という表現の一つとして使っています)

自民党が「政治とカネ」の問題で追及したり尤(もっと)もらしい発言をしたりすればするほど、国民は白けていていき、いつからそんな追求できるほど清く正しい政党になったんだ、と冷めた目で眺めている視線を、どうも今の自民党の議員達は感じる感覚すら失っているようで、国民の真意まで推し量る余裕もない悲劇的な状況にある。石川議員の議員辞職勧告決議案などは野党自己満足保身決議のナニモノでも無い。そんなものに税金を使って審議する余裕は、今の日本経済には無いはずだし、国民の生活感覚からはあまりにもかけ離れ過ぎている。永田町の感性の鈍さは今に始まったことではないが、自民党は本当に"敵失"で浮上できるとでも思っているのか、不思議でならない。政党助成金で土地を買っていた町村氏が、土地問題で追及する姿は、子供には教育上見せられるものではないが、そんな大人の不真面目な姿を意外にしっかりと見ているもので、「なんであの人、自分も同じ事やってんのに人を批判してんの?」と子供心に理解に苦しみ大人への不信感を増していく事になる。そんな社会の空気を読めない自民党は、粗大ゴミとしてリサイクルもできずに捨て去られるほかないだろう。

「内閣不支持45%、支持36%=内閣発足後、初の逆転-時事世論調査」

またまた世論調査が出てきた。これでもか、これでもかとマスコミが国民を煽りに煽って、「それ見たことか」とその結果をまた仰々しく報道する。真実には鈍感でもワイドショー的な噂次元のネタには敏感な、"愚鈍な国民(愚民)"からすれば、「こんなにニュースになってるんだから、やっぱり小沢幹事長は不起訴になったけど灰色なんだ。」「みんな、私が思っていることと同じなのね、支持率も下がっているし民主党はダメね」と低次元の所で共感し合っている。
そのような方々は、今日からバンクーバーオリンピックが始まったし、テレビをつければこの話題に少なくとも2週間は占領されるから、いつのまにか政治のことなど話題にしなくなっていく。また少し関心のある方も、4月から始まる第二次の事業仕訳には諸手を挙げて評価するであろうし、補正予算の影響が少しでも出てくれば、「政治とカネ」なんて既に昔の出来事になっていき、潮が引くように忘れ去られていく。

そんなことをよく知り抜いている自民党は「今しかない」として追及の姿勢を弛めないと思われるが、さすがに「鳩山さんの母親を証人喚問する」という声には驚かされた。どこかで聞いたような響きだと思い出してみれば、検察が小沢氏の奥さんを事情聴取するといった類の脅しの常套手段を、すっかり自民党もパクっていることには呆れて、もう自民党の事を書くことすら憚(はばか)れてきた。ものも言えなくなったついでにもう一言だけ追加しておくと、自民党はもう"敵失"を攻める以外に、"他にやることがない"、という哀れな党になってしまっているということ。

大きく舵をきり、正論を吐けるだけの気概と胆力がある政治家が今の自民党にはいないのか?そろそろ自滅党に党名を変えるべき時なのかもしれない。どのみち参院選後には谷垣代表(「総裁」と呼べない党内事情)の進退問題でガタガタになる事は目に見えるが、そこで河野太郎が代表になれば浮上の芽もあるというものだが、長老、老害、煩方(うるさがた)が多く、流れる風も詰まってノウコウソク状態に陥ることも、また目に見えてくる。舛添要一などは新党などと喧(かまびす)しいが、尊敬する政治家が野中広務と青木幹雄じゃあこれも先が見えるというもの。

政権交代後も無役で干され、今年に入り首相補佐官という話も出たが延び延びになり既にドライフルーツ状態だった枝野幸男議員を、鳩山さんが行政刷新担当相に起用して少し空気が変わった。起用したから変わったのではなく、鳩山さんのスタンスが変わったことによるとことが大きいと言えるかもしれない。

小沢さんの不起訴が発表された次の日に自民党に大きな衝撃が走った。田村耕太郎議員の民主党入りである。
自民党にとっては、単に参院選に向けた自己保身的入党だと表向き冷静を装ってはいるものの、ボディを打たれ続け、これが徐々に体力を奪っていくような、そんな状況が参院選前に訪れるのではないかとみている。自民党の改選議員は浮き足立ち、衆院議員でも若手などはそわそわしてきて既に精神的には自民党を見捨てている者も少なくないだろう。この時がターニングポイントであったことを後ほど知ることになるはずだ。

先日、あるテレビ局幹部が社の最高幹部会議か何かで「政治とカネの問題はまだまだ徹底的にやっていく」と言ったそうだ。これをツイッターかネットとかで見たときに、朝青龍の引退劇が浮かんできた。(これは後ほどまとめるつもり)
以前にも「小沢一郎:不起訴≠朝青龍:責任引退という構図で刷り込む検察・マスコミ連合」でも書いたが、横綱審議委員は12人のうち6人がマスコミ関係者で、因(ちな)みにその6人は、内山斉(読売新聞グループ本社社長)、大島寅夫(中日新聞社代表取締役社長)、北村正任(毎日新聞社会長)、鶴田卓彦(元日本経済新聞社相談役)、福地茂雄(日本放送協会会長)となっていて、日本相撲協会の理事会は当初、朝青龍に事情を聞くというのが目的だったが、理事会の前、午前に横審が臨時で会合をもって「引退勧告」の提出を決め理事会に突き出した。。理事会では外部理事の村山弘義 弁護士(元東京高等検察庁検事長)と、監事の吉野準(元警視総監 )が理事会で急先鋒となって横審の「引退勧告」を突きつけ、本日中の採決を迫った、と言われている。ここでも、マスコミ・検察がタッグを組んでいたことになる。

この一年、西松建設事件からマスコミと検察はあたかも一つの身体であるかのように息を合わせ、一つの目的に向かっているかのように補填し合い、強力な協力体制を築き上げてきた、と言える。検察の暴走を煽るように毎日「大本営発表」をそのまま流し続けてきたマスメディアの信頼度は地に落ちていることを知らないのは、当事者と愚鈍な国民だけである。(因みに、この一連の捜査でかかった費用は20億円とも言われている)
良識ある国民には、「検察の正義」と「マスコミ報道の真実」には疑問符がついたし、この二つが今の日本にとっての"ガン細胞"であることを認識できたことは、ある意味よかった。

このエントリーを書き込んでいるときにふとコメントを見てみると、複数入っていたその中の一つにブログ紹介があり、「山の中の時事随想」様のブログをのぞいてみた。(未返信スミマセン)拝見していたら、「副島隆彦を囲む会」のリンクがあり、記事を熟読。結構衝撃を受ける内容だった。というより、自分がこの一年で漠然と疑問に感じていたことが、少し解けたように思えた。
以前2、3度副島氏のHPは訪れたことがあった(正直、陰謀論みたいな過激な内容についていけず、トンデモ論だという印象だった)が、ひとつの見方として参考にする程度であえて避けていた。最近では小沢さんが起訴されたら検察庁の前で座り込みをすると宣言されていたのを頼もしく思っていた。

ちょっと前まで「トンデモ論」だと最初から敬遠していたが、この半年ブログに書き込みながら自分なりに考察(「郵政民営化の闇 小泉・竹中・西川問題 備忘録」や「鳩山政権と小沢一郎潰しを本格化させる米国産バッシング」など)してきた中で、何か背後で蠢(うごめ)いている「輩(やから)」達がいて利益を共有し、一つの共通する目的に向かっている、ということをただ漠然と感じてきていた。マスメディアの報道姿勢や検察の動き、官僚組織の中で時々垣間見える変な動きなど、それは現場の記者や検察官・官僚達ではなくトップの中に潜んでいて、彼らがまた指示されて動いているということだ。

それが確信的なものに変わってきたのが、不起訴発表の直前の小沢幹事長とキャンベル米国務次官補との会談と亀井大臣の郵貯180兆円の米国債運用報道である。それにプラス朝青龍の引退が加わる。(2/3当ブログでも少し触れた)
この一連の、なんともスムースな流れに違和感を感じられた方も多いはずだ。

小泉郵政民営化で亀井さんや反対した議員は少なからず、アメリカの意向で小泉が動いていて、アメリカの最大の目的が、郵貯預金200兆円であることがわかっていたから反対したと認識していたが、正にその反対した亀井さんが、担当相として郵政民営化改正案も出し、社長も交代したにもかかわらず、何故、郵貯180兆円で米国債なのか。これが唐突に出てきたことは、ストレートにそのニュースに頷(うなず)く事などできるはずがない。亀井さんにとっても相当な苦渋の決断であろうし、そこに小沢・キャンベル会談が絡んできて決断せざるを得ない何かを突きつけられたと推測している。下衆の勘ぐり的なシナリオを描くとすれば、≪アメリカの情報網が、小沢・亀井の急所の情報を握っていて、もしこれに応じなければ、その情報を検察に提出する、応ずれば今回の小沢幹事長事件は不起訴とする。≫というアメリカに首根っこをつかまれていることになる。では何故、検察はアメリカの言うことなら聞くのかは、ジャーナリストの岩上安身氏のHP「「特捜部は、日本の権力者に歯向かう役割でスタートした。その後ろ盾には米軍がいたんです。それが今も続いているんです」に詳しい。

ゆうちょ銀行の180兆円の資金を米国債で運用」の背景については、「ドクター苫米地ブログ」に詳しい。苫米地氏はブログ記事の中で、「明らかに、米国政府からの強烈なプッシュがあったことが想像されるが、なぜこのタイミングなのか。現在、米国の機関投資家は中国経済が早ければ今年の7月、遅くとも今年の11月にクラッシュすると見ている。中国は北京オリンピック、上海万博と好景気を演出してきたが、これが夏まで持たないというのが、米国有識者の共通見解である。中国経済がクラッシュすると、米国財務省証券の3分の2は、現在中国が引き受けているのであり、これが消化されなくなる。となると米国は財政破綻である。これを避けるために、日本のゆうちょ預金180兆円で米財務省証券を購入せよということである。ゆうちょ銀行が保有する日本国債はリスクマネーであるから、新BIS規制に則って、より利回りが高い上、リスクの低い米国債で150兆円を運用せよという経営上「健全な」選択をせよということだ。早ければ、7月には中国経済のクラッシュが予想されている為、緊急にゆうちょ銀行に米国債の購入を進めさせる必要があるわけだ。特に7月は衆参両院の同時選挙が予想され、政治的空白が予想されるために今のうちに日本政府にこれを確約させる必要があったのだ。」と書かれている。

また、背後でうごめく「輩」については「わんわんらっぱー」さんが参考になる。

2/2の「小沢・キャンベル会談」については、はやり、「副島隆彦を囲む会」に詳しく、「日比野庵 本館」さんも独自の視点で分析されている。

またマスメディアの政治部長が一同に集まり「報道談合」をしていると、副島氏のところに書いてあったと書かれている「あたまのドリフト」さんの記事もこれだけ報道が一つの方向に向いていることがよくわかる。その「報道談合」を記者クラブの視点から「湘南の片田舎から」さんが書かれている。

このような陰謀論的な内容については、私も以前そうだったように「トンデモ論」扱いで拒否反応がある方もいるだろう。それはそれで一つの識見であるし考え方の指針でもあると思う。こういったものは自身で感じとって問題意識を持った時にスパークし、ストーンと腑に落ちていくもので、ある一つの考え方と捉えていけばいいような気がする。個人的には暴走する検察と偏向報道を続けるマスコミの中にあって、もやもや感が少しだけ晴れたが、より重くなったとも言える。
まず「知る」ことが前提にあることだけは間違いない。


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「反小沢報道」のエスカレーションと「創価マネー」の相互連関性?

Category: 創価学会   Tags: 創価学会  創価学会問題  創価マネー  マスコミ問題  小沢一郎  
散々このブログでも書いてきたが、やはりどう考えても不思議なのは、「反小沢」報道のエスカレーションである。

不起訴となった後もさらに「小沢辞めろコール」を強めて誤報、捏造、偏向報道のオンパレード。
国会での「政治とカネ」追及もおさまり、少しは落ち着いたかと思えば、今度は週刊誌・月刊誌でガンガン叩いている。
足利事件での冤罪が確定し菅家さんの怒りの会見もあり、村木元局長の郵便偽装事件の裁判では冤罪を確証するような証言が出ているにもかかわらず、検察批判も無く、裁判も積極的に報道することも無く、片やどうでもいい、民主党の重箱突きのニュースを垂れ流すという、まさに異常な状況である。

新聞・テレビは勿論、週刊誌・月刊誌と新聞社系・出版社系問わず、ほとんどが検察=正義に立った位置での報道で、ネガティブ・キャンペーンは小沢さんが議員辞職をするまで続けるつもりなのだろう。
そこに、民主党内からも読売・産経・ネトウヨが"ほくそ笑む"ような"小沢降ろし"発言を、前原などは毎日続けている。

反権力をあくまで表向き趣向して、政権与党として権力側である民主党を叩いているのなら、検察に対しても批判記事を掲載すべきである。

さらに驚くべきことは、ミニコミ誌や経済誌、アングラ誌紙にいたるまで、ほとんどが小沢叩きに走っている、ということだ。

ここに何らかの意図を感じてしまう。

どこからかフンダンに反民主党マネーが流れ込み、広告ベースでこのような記事になっているのではないか、という憶測(感覚的推測)である。

そんなふうに考えを巡らせていると、ふと、この場面・状況は、以前同じことがあったと"既視感"に襲われた。

思い起こすと確か1996年頃だったか、マスコミ界に「創価マネー」がなだれ込んできたことがあった。(少なくとも私の知っている2・3社のミニコミ誌紙も、聞いてはいないが記事内容で同じような記事を掲載していた)
本ブログにも以前書いたことがあるが、私のいた部署にも最初は向こう(学会側)から雑誌の「ジュンコウ(純粋な広告)」として話があり、その後「キジコウ(記事広告)」として、いわゆる「創価学会ヨイショ記事を書いてくれ」ということだった。(露骨なものではなく、意見広告的なもの)。会社とすれば、広告なのだから大歓迎である。そのうち"スケベ根性"が出てきて、こちらから提案したりして、その関係は深まっていった。その後、パイプ役として社員の一人が「創価学会担当」に任命され、ほとんど毎月なんらかの形で創価マネーが入ってきていた。(後から聞いたら、その担当は学会に入会した、とうことだ、なんとも仕事に熱心だと関心したが・・・)
当時その担当社員から、かなりの予算を使ってマスコミ対策をしているらしい、ということを聞いた記憶がある。

では何故、その時期にマスコミ対策が必要だったのか?

結論から言えば、創価学会は1992年8月11日 池田名誉会長自身を含む全創価学会員が日蓮正宗から信徒除名処分にされている、ことと関係があると思われる。

そもそも創価学会は日蓮正宗の一つの信徒団体に過ぎない。その日蓮正宗から除名されたということは、その拠り所とする主体を失った、とも言える。
その動きと合わせ、1994年12月に秋谷会長が国会に参考人として呼ばれ、96年には自民党が運動方針として「政治と宗教」の問題を追及する構えを見せたことなどが上げられる。

このような事情で、当時マスコミ対策を強めたのではないかと思われる。

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公明党の主だった動き(ウィキペディア
1992年6月 PKO協力法成立に協力。
1992年7月 第16回参議院議員通常選挙において一部の選挙区で初めて自民党と選挙協力を行なう。
1993年8月 細川護熙内閣の非自民連立政権に4人が入閣。
1994年6月 村山内閣の成立により、野党に転落。
1994年6月 村山内閣の成立により、野党に転落。
1994年12月4日 参議院特別委員会に創価学会第5代会長の秋谷栄之助が参考人として出席。「政治に大衆の声を反映していく政治の実現を願って公明党の支援をして来た」、「政党が政権を目指すというのは当然のこと」、「政治によって何か利益を得るとか政治の力を借りて布教をするとか、自分達の宗教を国教化しようなどということは毛頭考えていない」などと述べる。
1994年12月5日「公明党」を解散し、「公明新党」と「公明」に分党。
1994年2月10日 公明新党が新進党へ合流。
1996年1月 自民党が運動方針の中に、「いま、わが国の政治にとって最も憂うべきは、宗教団体・創価学会が新進党という政党の皮をかぶって国民を欺き、政治の権力を握ろうと画策していることである」という内容を盛り込む。
1997年12月新進党両院議員総会で事実上の解散が決定。
1998年11月「公明」と「新党平和」が合流し「公明党」を再結成。
1999年10月自民党と小沢自由党の連立政権に加わり、自自公連立政権(小渕内閣 (第2次改造))が成立。
2000年4月 連立離脱の小沢自由党から保守党が分裂し、自公保連立政権となる。
2000年4月5日 小渕内閣を引き継いで森内閣が成立。その後の改造でも自公保連立政権が続く。

この後2009年8月まで自公政権が続き、公明党は10年間政権与党にいたことになる。

ちなみに政権与党時代、創価学会は軌道修正をしている。
平成14年(2002年)に文部科学省の認証を得て「規則」を改変し、それによって「会則」を変更しました。
その内容は、本尊や教義の裁定はすべて会長が行い、実質的には池田大作を「永遠の指導者」に定めるというものであり、本来、日蓮正宗の信徒団体として認可されながら、日蓮正宗と完全に分離した集団に改変するものでした。
(「百禍繚乱」より)

また、こんなこともしている。

Yahoo知恵袋より
≪宗教法人創価学会会長池田大作氏が「南無妙法蓮華經」を商標として特許庁に出願。
題目の私物化か、それとも題目は池田大作氏の商売道具との意識の表れか。
宗教者ではなく「池田大作大商人」で間違いないですか?
ベストアンサー
・しかも2回も申請を試みたと聞きます。
「題目が邪宗教に悪用されないため」だとか言い訳していた学会員もいましたが、宗教はこんな手段で守るものでもないでしょうに・・・。
私自身、脱会してからこの事実を知り、あらためて池田大作の下衆っぽさを知りました。
創価親父さん よく読みなさい。
「商標とは、商品を購入し、あるいは役務(サービス)の提供を受ける需要者が、その商品や役務の出所を認識可能とするために使用される標識(文字、図形、記号、立体的形状など)をいう。
商標を独占的に使用できる権利を商標権といい、登録を商標の保護要件とする法制度のもとでは、登録された商標を登録商標(registered trademark)とよぶ。」商売道具にしようとしてたのは明白でしょ。
・「南無妙法蓮華経」は日蓮上人が始めた題目ではありません。遠くインドから伝わった題目です。
平安時代では「朝に題目夕に念仏」で盛んに唱えられていました。
もし「南無妙法蓮華経」の特許が通ったら他の宗派には使えないって事か!?≫

「創価マネー」おさらい
創価学会のマスコミ対策は有名であるが、復習の意味で「DIARY」様サピオの記事を引用させていただく。
 
「年間200億円!? 創価学会マネーにたかる新聞に公明党批判ができるのか」SAPIO11/14号(2007年)
≪創価学会は新聞の大スポンサーである。一番わかりやすいのが広告だ。月刊誌で、『潮』『パンプキン』(潮出版社)、『第三文明』『灯台』(第三文明社)、『グラフSGI』『第百蓮華』(聖教新聞社)というものがある。いずれも出版社は創価学会系だ。それらが2007年9月に『朝日新聞』『読売新聞』『毎日新聞』へどれだけ出稿しているかをまとめてみた(表1※すいません、さすがに表を載せられず・・・)。
最もよく使われているモノクロ全5段(1/3面)広告は、業界の実勢価格で、朝日が1000万円、読売が730万円、毎日が300万円。出稿回数は、朝日6回、読売7回、毎日8回で、月間広告料金は、朝日4600万円、読売3723万円、毎日1525万5000円と見積もられている。年換算すると、朝日5億5200万円、読売4億4676万円、毎日1億8630万円にのぼる。
創価学会は単発で大きな広告も打つ。2007年9月8日、全国紙と地方紙に「核兵器のない世界へ」と題するカラー全15段(全面)広告が掲載された。費用は総額1億円を下らない。
『聖教新聞』は公称発行部数550万部を誇り、読売(1002万部)、朝日(808万部)に次ぐ、"全国紙"である(毎日は369万部)。ところが、『聖教新聞』は創価学会内部で印刷されていない。新聞社をはじめとする外部印刷所が受注しているのだが、印刷委託先は「公表しておりません」(創価学会広報室)という。
手がかりは聖教新聞社(創価学会内部の組織で、法人登記されていない)ホームページに掲載されている「37ヶ所の印刷拠点」の「旭川」や「帯広」という地名のみ。
地名から印刷所を推測し、電話で直撃すると、毎日新聞北海道センター(北広島)と読売新聞5工場(茨城西、府中、大阪本社、高石、神戸)以外は、『聖教新聞』を印刷していることを認めた。前記6ヵ所も『聖教新聞』販売店などへの取材から、印刷拠点であることが特定され、37拠点が判明した(表2※すんません・・・)。なお、朝日新聞社広報部、読売新聞東京本社広報部、毎日新聞社社長室広報担当にも取材したが、ノーコメントであった。
印刷所の内訳は、朝日1ヶ所、読売5ヶ所、毎日6ヵ所、地方新聞社23ヶ所、非新聞社2ヶ所だ。全国紙ではこれまで毎日が先行しているといわれたが、読売が猛追している。
『公明新聞』と『聖教新聞』は、ページ数で8対12、発行部数で80万対550万という比率。『聖教新聞』印刷で新聞社へ支出される金額は、17億2269万1492円×(12/8)×(550/80)=177億6525万6011円と推計される。≫

これで新聞各紙は、まともに創価学会に対しては、ヨイショ記事はよく出すが、批判的な記事を絶対に出せないのが良く解る。

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ラジオは前からやっているが、テレビはというと、地方のテレビCMはかなり創価学会関連のものが多いと聞く。
また、いよいよ民法キー局も創価学会CMを解禁するそうだ。

≪スポンサーの「CM離れ」が深刻になっているテレビ界。ここにきて民放各局がある重大な決断を下した。
間もなくテレビ東京が創価学会のCMの放送を“解禁”し、他のキー局も順次放送を開始するという。
久本雅美ら学会員タレントがCMに起用される可能性もありそうだ。
すでに創価学会はローカル局やラジオ局など電波系メディアにCMを大量に出稿している。
タクシーに乗って、ラジオから「創価学会~♪」というCMが流れてくるのを聞いたことがある人も多いのではないか。
しかし、影響力がケタ違いの全国ネットのテレビ放送となると話は別。
テレビ局内でも創価学会のCM解禁には慎重意見が相次いだという。
「フジテレビと日本テレビが08年10月から『創価大学』のCMを放送して、話題になったことがあります。
ちょうどその頃、衆院解散が近いとみられていたため、フジと日テレの局内では報道スタッフを中心に“選挙、
学会、公明党の報道に支障をきたすのではないか”という指摘があったそうです。今夏も参院選があって、
状況は1年半前と重なります。創価学会がスポンサーになって、報道の公平性が担保できるか疑問です」(マスコミ関係者)
そもそも、かつてテレビ局はパチンコ関連、宗教団体関連、ハイリスクの金融商品のCMを不文律で禁止してきた。
それが08年のリーマン・ショック以降、なし崩しになり、今やパチンコ台やFXのCMが普通に流れている。
そして、創価学会のCMがついに解禁……。
メディア論が専門のある大学教授がこう言う。
「信教の自由がある日本で、宗教法人がCMを流すことが一概に問題とはいえません。
むしろ心配なのが“背に腹は代えられない”と次々に『禁断の果実』に手を出すテレビ局の姿勢です。
放送倫理について、もう少し真剣に考えてもらいたい」
一番ツライのは創価学会に興味のない視聴者だが……。≫
(日刊ゲンダイ2010年1月27日掲載)

この他、学会芸能人は勿論のこと、それ以外でも創価マネーが評論家やコメンテーターなどに、執筆や後援などを通じて流れている。

少し古いデータになっているが、年間1700億円課税できる試算がある。
≪創価学会の05年の申告所得から計算すると、収益事業の法人税、住民税、法人事業税の優遇措置が廃止されれば課税総額は3税で約66億円程度と考えられます。もっと大きいのは不動産資産への課税でしょう。都市都では固定資産税と都市計画税で1・7%が課せられる。国会で指摘されたように創価学会の不動産資産が9兆円あり、流動資産の1兆円も施設内の備品など固定資産だと仮定すれば、年間1700億円近く課税される可能性があります≫

昨年12月、民主党内に「宗教と民主主義研究会」が発足し、第一回の会合を開いている。
巨大化し、創価マネーをバラ撒きつつ、有無も批判も言わせない現在の状況を矯正する意味でも、宗教法人の優遇税制には手を付けてもらいたいものである。
(今日はマスコミについて書こうとおもっていたらデジャブのおかげで「創価モノ」に変わってしまった)

一連の反小沢報道と創価マネーの相互連関性(そうごれんかんせい)は有りや無しや!


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小沢一郎「好き」「嫌い」投票結果でわかった「分析的・沈思黙考型」の擁護派と「激情的・無思考・短絡扇動型」の反小沢派

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  
昨年の9/28から、「人気ブログランキングの投票(左バナー)」で、単純に「小沢一郎を好きか、嫌いか」をやって半年が過ぎようとしている。

結果は、全投票数:3567件、「好き」:2607件(73.1%)、「嫌い」:960件(26.9%)となり、小沢一郎を支持する人が圧倒し「支持が不支持の約3倍」となる結果であった。
このサイトからリンクで投票された方もいるだろうし、直接、投票サイトからという方もいるだろう。
やはりマスメディアが垂れ流す「小沢・民主党ネガティブ情報」しか接していない一般国民と違い、様々な情報に接している良識あるネット市民の見ている目は、曇らせれていないことが実証できた。
(ご投票ありがとうございました)

その時々で拮抗したり逆転したりと、小沢さんが検察・マスコミから攻撃されればされるほど、「好き」が伸びてくるという特徴があり、今後も続けていきます。(バロメータとして)。

小沢一郎ほど、国民の中で好きだという人と、嫌いだという人が真っ二つに分かれる人間も珍しいのではないかと思う。それだけ日本の政治を左右する最も力のあるキーパーソンであり、良くも悪くも注目されている人物なのである。下記にコメントをそれぞれの割合に応じて転載してみた。短いコメントではあるが、そこから導きだされたことを独断と偏見で分析してある。

「好き」 : 今本物の政治家は小沢先生しかいない (男性/60代/鹿児島)
「好き」 : 卓越した、改革者 (男性/60代/埼玉)
「好き」 : 現在の政界に最も必要な人物 (男性/60代/大分)
「好き」 : ぶれない、言い訳をしない (男性/60代)
「好き」 : 小沢に晴れた朝を迎えさせてやりたい。 (男性/60代/石川)
「好き」 : 国民第一の理念と日本の将来を真剣に考える寡黙にして忍耐と壮大さを感じさせる気骨の政治家 (女性/60代/兵庫)
「好き」 : 次の総理は絶対小沢一郎。 (男性/60代/東京)
「好き」 : 小沢さんは日本一 (女性/10代/東京)
「好き」 : 議員で一番信用が出来る人を裏切らない
「好き」 : 悪魔の組織検察と戦えるのは小沢しかいない (男性/20代/東京)
「好き」 : 胆力、実行力 (男性/50代/神奈川)
「好き」 : 密約も明らかになった。これまでの自民党の悪事を国民に明らかにして貰いたい。 (男性/60代/東京)
「好き」 : やはり今の混迷の中でリーダーシップを発揮出来るのは小沢氏の外に居ない。 (男性/50代/群馬)
「好き」 : 今の難局を解決できるのは小沢氏しかいない。 (男性/70代/神奈川)
「好き」 : 国民の敵、三宝会の陰謀に負けるな (男性/50代/大阪)
「好き」 : 一貫した政治姿勢、後進を育て日本国の先を純粋に考える。 (男性/60代/鹿児島)
「好き」 : 日本で一番力のある政治化(家)です。 (女性/10代/東京)
「好き」 : ぶれない政治家は小沢一郎ただ一人 (女性/60代/宮城)
「好き」 : 小沢一郎は今の日本で一番信じられます。男の中の男 (女性/60代/東京)
「好き」 : もっとも信頼してます。日本を任せられる唯一の政治家 (女性/50代/香川)
「好き」 : 好きじゃなかったけど今は、必要と思います。 (男性/60代/北海道)
「好き」 : 好き嫌いはどうでも、江藤淳・吉本隆明という戦後思想界の両巨頭から評価された政治家は小沢一郎ただ一人 (男性/50代/長野)

「嫌い」 : 日本人の為にならない (女性/20代/青森)
「嫌い」 : 売国奴 (男性/40代/静岡)
「嫌い」 : この売国奴が。腹の中は真っ黒や。ここに投票してる人らは真実を見抜けん可哀想な人が多いな。 (男性/30代/兵庫)
「嫌い」 : 無口で根性悪いから (男性/30代/山梨)
「嫌い」 : チョンのDNAは隠しようがない。 (男性/60代/東京)
「嫌い」 : 傲慢不遜極悪地獄行 (男性/60代/佐賀)
「嫌い」 : 消えてくれ (男性/50代/兵庫)
「嫌い」 : 悪の広告塔! (女性/30代/岩手)
「嫌い」 : 消えてくれ (男性/50代/兵庫)
「嫌い」 : 見るからに詐欺師 (男性/60代/静岡)

質問が極めて好き嫌いと感情的な問いかけとはなっているものの、「好き」のコメントでは「分析的・沈思黙考型」である小沢擁護派が浮き彫りになった。
そして反小沢派は、「痴の巨人シェチバナと同じく「激情的・無思考・短絡扇動型」のコメントが多く、文字数が限られているとはいえ、短い文章でもその対照性がよくわかった。


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「小沢選挙」の戦術と戦略

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  
小沢一郎ほど選挙に長けた政治家はいない」とよく言われる。自民党では二階だといわれるが、それでも雲泥の差があるだろう。

その小沢選挙の核心がつまった本「小沢選挙に学ぶ人を動かす力」(かんき出版)を「Electronic Journal」で知り買って読んでみた。かなりかぶってはしまうが、要点を転載&要約させていただいた。



(以下転載&要約+追加)

小沢氏はその選挙手法をオヤジと呼ぶ田中角栄から伝授された、というか間近で見て学んだ。

田中角栄は新潟で山奥の一軒家まで訪ね、辻立ちをし、握手をした。

・選挙区を隈なくまわり、握手をし、辻立ち演説をしろ
・隣近所や町内会を中心に後援会をつくれ
・強い支持団体のバックアップが必要。業界団体もしっかり束ねろ

先の衆院選では民主党が圧勝し政権交代が実現した。それはただ単にマニュフェストで勝利したのではなく、マスメディアが報じない、地を這うような積み重ねと選挙戦略があった。

自民党の石破茂は大惨敗の後こういっている。
「自民党の伝統であった選挙のやり方が失われてしまった。いろいろな団体を掌握し街頭演説をやるという選挙のノウハウです。私は、小沢さんが田中派の事務局長時代に事務局の末端として選挙のやり方を見てきた。今回の小沢さんの選挙戦術は、まさしく自民党田中派の選挙だった」

小沢一郎の選挙戦術

●人を育てる

・小沢塾

小沢一郎の特徴は何と言っても人を育てること。これが小沢イズムを波及させ、日本の政治に真の日本の国益に繋がる人材を育てている。
2001年新しい日本のリーダーを育てることを目的として自由党時代に設立。吉田松陰の松下村塾をモデルとしている。
その設立の目的や指導方針などは小沢一郎政治塾に次のように謳っている。

設立目的
21世紀の日本の在るべき姿と歩むべき道筋を構想し、かつその実現を担い得る、志の高い若い人材を発掘、養成する。そのために、衆議院議員小沢一郎が「塾長」として指導に当たり、「小沢政治の理念と哲学」を直接教育する。

指導方針
日本を抜本的に改革するという壮大な志と、何としても改革をやり遂げるという責任感。その「志と責任感」の育成を重視する。各界各分野で創造的・指導的役割を果たす人材を育てる。ただし、入塾者・塾卒業者に選挙の立候補を約束するものではない。

小沢塾出身の議員達

衆議院議員
相原史乃 - 1期生(比例南関東ブロック選出)
大谷啓 - 2期生(大阪15区選出)
坂口岳洋 - 3期生(山梨3区選出)
柴橋正直 - 3期生(岐阜1区選出)
橋本博明 - 5期生(広島3区選出)
大山昌宏 - 6期生(比例東海ブロック選出)
中野渡詔子 - 7期生(比例東北ブロック選出)
小林正枝 - 7期生(比例東海ブロック選出)
参議院議員
大久保潔重 - 1期生(長崎県選挙区選出)
平山幸司 - 3期生(青森県選挙区選出)
地方首長
西川将人 - 6期生(北海道旭川市)

・秘書軍団
何をすればいいのか自分で判断できるプロの集団
小沢の秘書軍団はざっと十五人前後で、その多くが小沢邸に住み込み、身のまわりの世話から寝食までともにする書生を経験している。
彼らが「ゲリラ部隊」と称されるのは、自己完結だからである。交通費、宿泊費、レンタカー代、ガソリン代、飲食費などの費用について、党や候補者にいっさい頼らず、すべて小沢事務所が負担している。・・・2009年3月西松建設事件で公設秘書が逮捕されたさいの記者会見で、「多額の献金を集めて、何に使っているのか」とたずねられ「ほかの議員よりはるかにスタッフ(秘書)がいる。いろいろなお手伝いをしてもらっている。あなた(記者)のほうが実態はわかっているはずです」・・・秘書軍団は選挙のときは一人に張り付いているわけではなく、北海道、東北、九州、四国と、それぞれ担当する地域を割り振られている。秘書軍団は選挙事務所に派遣されると、率先して動き回る。朝はだれよりも早く事務所に行き、ポスター貼り、ビラ配り、後援会づくり、ミニ集会の開き方、支持団体とのつきあい方などで手本を見せる。自分でやってみせて教え込む。

●小沢流選挙戦術7つの基本
①川上から川下へ
②一日50ヶ所の辻立ち
③ポスターは3000~5000枚貼れ
④演説よりも1対1のふれあい
⑤10人規模のミニ集会を数多く開く
⑥選挙カーは路地裏に入れるよう小さく
⑦悪口は言わない

この七項目が基本中の基本で、これに小沢自身が把握する地域情報や情勢調査、候補者のキャラクター、担当する秘書の手法が加味され、個性のある選挙運動が展開される。

●実際の選挙事例
・川上から川下へ
2006年4月衆議院千葉七区補欠選挙
「偽メール事件」で前原代表が辞任に追い込まれ、民主党に対する逆風が吹き荒れている中での選挙は、敗戦濃厚の気配が漂っていた。この選挙の告示直前に小沢氏が民主党代表に就任し、初めての選挙で候補者は太田和美。
選挙戦で小沢選挙を語る上で重要なキーワードとなる「川上から川下へ」の手法がいかんなく発揮される。
「川下の票を効果的にとるためには、まず川上を押さえよ」というのが小沢選挙の鉄則で、川上は高齢者が多く、人口も少ない。しかし、親世代の声は、必ず川下の子どもや孫に伝播するというのである。

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「小沢さんが最初に向かったのは、千葉の最北にあり、田園風景が広がる関宿町で鈴木貫太郎記念館の前で演説したのです。茨城、埼玉に囲まれた小さな町だけど、小沢さんが来るというだけで2、300人も集まった。すごいと思った」と太田は当時を振り返る。小沢が二度目に選挙区入りしたのは流山市だ。選挙区の中では中くらいの規模の街だ。小沢は候補者の太田とともに自転車で遊説した。このときも「あの小沢が自転車に乗るの?!」と話題になった。そして三度目は、もっとも人通りの多い新松戸駅前だった。繁華街にまわってきたのだ。
それまでの民主党なら、こうはしない。真っ先にターミナル駅を遊説場所に選ぶだろう。そのほうが人が集まるからだ。何しろ代表が応援に行くのだ、人が少なければ話にならない。怒りだす代表もいるかもしれない。
しかし、小沢は逆だった。じらすかのように、ターミナル駅を最後にまわしたのである。・・・・
いっぽうの自民党は、当時、幹事長だった武部勤の指揮のもと、小沢民主党とは対照的な選挙戦を展開した。小沢が関宿町に立った日、自民党候補、斉藤健のために、小泉純一郎首相(当時)も千葉七区に応援に入った。演説したのは、大勢の人が集まる松戸市の大手スーパー前や野田市役所前だった。しかも、小沢のようにビール箱の上ではなく、党本部からまわした大型の選挙カーの上から有権者を見下ろすかたちで行われた。
さらに武部は、杉村太蔵ら「小泉チルドレン」を大勢動員して、「最初はグー、サイトウケン」という薄っぺらなキャッチフレーズで街中を練り歩いた。地に足が着いた小沢戦法とは対照的だった。自民党は、わかりやすいキャッチフレーズで「空中戦」を展開すれば勝てる、と思い込んでいたのだろう。
「郵政選挙と同じことをすれば勝てる、と思い違いをしたことが敗因だった」自民党議員から溜め息が漏れたが、時すでに遅かった。このころから、自民党の歯車はすこしずつ狂いだしていった。

・「選挙の小沢」を決定づけた07年の参院選。29ある1人区で「23勝6敗」と圧勝し、与野党逆転を成し遂げた。口先だけだった前代表の前原誠司との力量の差を見せつけた。
 いまでも党内で語り草なのが、小沢一郎が「選挙初日」の遊説先に選んだ鳥取県での戦いぶりだ。鳥取は自民党の牙城。民主党が議席を確保するのは、絶望的だった。
「7月12日は、激しい台風が日本列島を襲い、とても鳥取まで行ける天候ではなかった。交通手段がないのです。ところが、小沢代表は『どうしても行く』と小型機を探しだし、飛んだのです」(民主党事情通)
 小沢一郎が向かった先は、鳥取県の山の中。米子空港を降りてから、延々、クルマを走らせた。過疎地だけに、せいぜい聴衆は150人程度かと思われたが、集まった聴衆は2000人以上。
「聴衆を見つけた小沢代表は、すぐに『クルマを止めてくれ』と叫んで飛び出し、2000人全員と握手して回った。普通は演台近くの数人の有権者と握手し、すぐさま演説するものです。2000人一人一人と握手することはあり得ない。これで集まった聴衆は、いっぺんに小沢ファンになった。偵察に来ていた地元の自民党幹部は、その様子を見て『自民党は負ける』とつぶやいたそうです」(地元関係者)
 小沢は、地元の県議や市議に“前座”として演説させることをしない。2人も3人も演説した後では、“真打ち”がスピーチする頃には聴衆の集中力もなくなっているからだ。小沢は一人一人と握手した後、一気にしゃべりだす。うまいとはいえない演説だが、聴衆は引き込まれ、感動するのだ。
 この小沢一郎のエネルギッシュな活動を聞いた他の候補者たちも鼓舞された。参院選の圧勝は、決して風だけではない。起こるべくして起きた結果だった。

・青木愛の場合
先の衆院選で最も注目された選挙区、東京12区の公明党、太田昭宏代表と元タレントで参院議員(比例)の青木愛だ。
選挙前の下馬評では、「青木では勝てない」とほとんどのメディアが分析していて、当初青木のスタッフ自体も半信半疑であったようだが、結果的に1万票の差を付けて圧勝する。

青木の選挙事務所には、二人の小沢秘書が投入され、一人は常駐でもう一人は出陣式や鳩山遊説など「ここぞ」という要の時に応援にやってきた。
選挙対策の指揮をとったのは常駐の小沢秘書だ。この秘書は本来、東北地方を担当し、複数の事務所をかけもちしていたが小沢氏からの一声で東京にくる。
本来、青木のような落下傘候補の場合などは特に、区議や市議など地方議員がもっている支援者を紹介してもらったり、メディアをうまく使うため「空中戦」(メディアが取材にくるような選挙活動)を行うのが定石だが、青木は違った。小沢秘書が仕切り独自の選挙戦を展開した。注目の選挙区として多くのメディアが取材にくるが、事務所側が「すぐに移動するので場所を特定できない」と辻立ちポイントはわからないの一点張りだったとのことで、青木は次から次へと走りながら移動して辻立ち演説1日50ヵ所をしている。(その走っている様子がテレビで印象的だった。)

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●候補者を選ぶ
・新人発掘から公認候補決定まで、小沢一郎はいつもきまったプロセスをとる。
まず、全国の情報網を駆使して、内々に勝てる人材を探す。調査はきわめて慎重に行われる。とくに、注目選挙区の場合は、決定前に名前が表に出てしまうとつぶされることがあるからだ。
情報をあげるのは、全国に散らばっている小沢の秘書軍団だ。民主党の地方県連や連合の地域本部などが、地域の人脈を駆使して名前をあげてくることもある。候補者があがってくると、人物査定、目踏みに入る。民主党関係者は、こう語る。「その人物の経歴や考え方はもちろんのこと、地域とどのような人的なつながりがあって、どういう票が出るかなど、あらゆることを綿密に調べます。秘書軍団が本人に接触したり、県連や連合が地元での評判を聞き取ることもある。小沢さんも必ず本人に会っています」
この人物でいけるとなれば、出馬要請をする。県連の関係者など党の意向を伝え、本人に出馬の意思があることを確認したら、小沢氏から正式な出馬要請へと進む。メディア嫌いで隠密主義のはずの小沢なのに、こういうセレモニーの情報は流す。フラッシュが光るなかで、小沢と候補者が向かい合って出馬要請の儀式が行われる。
「でも、たんなるセレモニーで終わらないのが小沢さんです。裏では直接、関係者への支援を頼んでいますよ。候補者本人の前で、県議や市議など地元議員に対し『しっかり支えてくれ』と念を押しています。」
ここで注目すべきは、こういったセレモニーは必ず選挙区内で行われることだ。当たり前のように見えるが、有名候補者の場合、党本部で会見したほうが便利なことがある。都内であればメディア関係者も集まりやすいし、記者会見もスムースに進む。しかし小沢はそうしない。あくまでも、地元を立て、小沢が地元に出向くというかたちをとるのだ。これが、小沢流の地元議員への礼節である。地元議員には今後、候補者を盛り立ててもらい、一緒に「ドブ板」をやってもらわなければならない。

・「決断したのは自分」と思わせる
意中の人が見つかった時、小沢はどうやって口説くのか。
長崎二区で元防衛大臣、久間章生を破った福田衣里子はこういう。
「立候補しないか、といわれたのは確かですが、自分で一年かけて考えました。小沢さんに口説かれたという意識はありません」あくまでも自分の判断であり、頼まれたのではないと候補者にいわせる。
小沢は、これと決めた人物に出馬を要請するさい、決して"哀願調"になることはない。「出てくれ」とか「出馬してくれ」という言葉も使わない。
選挙に立候補する意味や、政治家としてできること、政権交代の必要性などを熱心に説き、最後は「自分で決めてください」と相手になげる。

群馬四区で元首相の福田康夫に挑んだ三宅雪子(比例で復活当選)の場合は、「政治家になれば、委員会を通じて、さまざまな資料が取り寄せられる。問題の本質がわかる。与党になればなおさらだ。しかも、問題解決にも取り組める・・」フジテレビ社員だった三宅はもともと医療福祉問題に興味があり、番組も制作していた。

青木愛も出馬表明の記者会見で、小沢からこう説得されたと語った。
「政権交代を実現するため、党のため、国のためにがんばる気はあるか」(敬称略)

(引用&要約終了)

政治家に一番必要な要素は確固とした理念であり、理想を語れることだと思う。大阪の橋下府知事が小沢幹事長と会談した後、ハッキリした言葉は覚えていないが「すごい人だ!」と大感激していたのを思い出す。

最後に引用ばかりになってしまったが、この本の著者の一人で「日刊ゲンダイ」編集記者、小塚かおる氏が「おわりに―」でこう結んでいる。(要約)

≪選挙の終盤、鳩山由紀夫が注目選挙区、あの青木愛が闘った12区にあるJR赤羽東口で街頭に立った。当時マスコミでは「民主党300議席越え」と報道されていて、集まった人の中にも次の首相を見ようと足を止めた人も多かったかもしれない。そのたくさんの聴衆の中に青木選対の責任者だった小沢氏の秘書がいて声をかけた。「もう鳩山総理っていう雰囲気ですね」その秘書は鳩山演説を見ながらポツリと言った。
「ほんとうなら、小沢先生があそこに立っていたんだけどね・・・・」≫


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テーマ : 読書感想    ジャンル : 本・雑誌





小沢一郎語録 ―雑誌編― (*長文)

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  小沢一郎語録  小沢語録  
小沢一郎語録で検索すると、そのほとんどがネトウヨ系の「短絡揚げ足取り批判のための語録」か、時系列に並べて発言の矛盾点を浮き彫りにさせようと意図する「悪意丸出しの偏向メディア系語録」しかなかったので、小沢一郎のWebsiteを中心にネットで集め、当てはまるであろう項目を勝手につくって整理してみた。
2002年から2009年までの雑誌を中心とする語録で、まだ未完全ではあるが、あまりに酷い小沢語録がネット上で蔓延しているため、突貫工事的に急遽エントリーしたので、訂正・追加は随時していく予定である。


■主な出来事(自由党・民主党合流から政権交代まで)
2002年、民主・自由両党の合併問題で小沢は党名・綱領・役員は民主党の現体制維持を受入れることを打診し、両党間で合併に合意した
2003年9月26日、自由党は民主党と正式に合併し、小沢は民主党では一兵卒として無役になった。
2005年9月11日、第44回衆院選で民主党は現有議席を60近く減らす惨敗を喫し、岡田は代表を引責辞任し、小沢も党副代表の職を辞任した。岡田の後任代表となった前原誠司は、小沢に党代表代行への就任を依頼したが、これを固辞した。
2006年4月7日、前原代表が、「堀江メール問題」の責任を取って党代表を辞任、小沢は119票を獲得し菅直人を破り、第6代の民主党代表に選出される。
2007年4月8日、統一地方選挙で145議席増え375議席に躍進した。
2007年7月29日に行われた、第21回参議院議員通常選挙で民主党は60議席を獲得、参議院第1党となり、野党全体(共産党を含む)で過半数を得た。
2007年11月2日、小沢は福田と会談、連立政権について提案を党に持ち帰り臨時役員会に諮るが党内の反対を受け連立を拒否。連立騒動の責任を取り代表辞任を表明したが、慰留を受け代表続投。
2008年9月22日、民主党代表選で小沢が無投票で3選。
2009年5月11日、西松建設疑惑関連で公設秘書が逮捕された件で、民主党代表を辞任。
2009年5月17日、選挙担当の代表代行に就任
2009年9月3日、第45回衆議院議員総選挙で政権交代を果たした後の、鳩山代表が小沢に幹事長就任を要請
2009年9月15日、民主党両院議員総会において、正式に幹事長に就任した。

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■小沢一郎語録①―雑誌編

●政治目標・普通の国
日本のように、自分の考えとか主張が何もないという状態が「普通ではない」ということなのです。安保面だけのことではない。温室育ちの、世界でも特殊な国家の日本では、「普通ではない」ことがまかり通っています。「自立した国民による自立した国」、それが普通の国です。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

僕の政治の目標は、国家の目標も人づくりの目標もそうですが「自立」です。自分で判断して、自分の責任で行動しろ、甘ったれるんじゃないと言っている。人のせいにするな、自分でやったことは自分でしりぬぐいしろというのが基本です。日本が自立した国家として体を成していないのは、日本人自身が自立していないからです。政治塾もそのことを最大の眼目にしてやっています。
桜門春秋 2005 春季号 2005年4月1日(金)

●小沢一郎自身について
人が離れていくこと 
私はよく「小沢のもとからは人が離れていく」などと批判される。しかし、人を集めて組織を大きくしても、理念なき烏合の衆だったら意味がない、というのが私の考えだ。今必要なのはたとえ小さくても、新生日本の建設に向けた明確な主張を持った組織なのである。政党がみんなその場しのぎの無原則な集団になり果てたら、真っ暗闇のなかで国民は何を手掛かりに進んでいったらいいのか。
「中央公論」 2002年3月号

老後
残り少ない人生だもの。レールさえ敷かれれば、僕がもう前線に立つ必要はない。碁を打ったり青い海で釣りをしながら楽しく生きなくちゃ。
月刊ボス 11月号 2003年9月22日(月曜日)

●田中角栄
田中のおやじ(田中角栄元首相)は、もともと貧乏な家の出身で、僕の感覚にぴったりだった。だから、自分から田中さんを訪ねていった。当時は官僚出身の佐藤栄作さんが首相で、長期政権が続いていた。その後、田中さんが佐藤派を引き継いだ。しかし、僕は官僚に対する反発のようなものが田中さんとマッチしていましたね。
朝日 論座 11月号 2005年10月5日(水)

田中さんはその時代の人ですよ。官僚をうまく使いこなした。パッと先を読んでいろいろ考え、ピュッピュッとやってしまう。それを官僚も大歓迎した。官僚や世間の人が考えることを先読みして行動する政治家だった。だから、いかにも官僚を使ったように見えた。しかし、官僚の考えている政策の基本路線から外れることはしなかったですよ。
朝日 論座 11月号 2005年10月5日(水)

要するに田中先生は、戦後体制の中の一人だったということです。田中先生が活躍した時代はそれでよかった。田中先生はほかの人たちより活動的だし、先を読めるし、とても大衆受けする。政治家としての能力をものすごく持っていた。だけど、体制を壊そうとした人ではない。僕は体制そのものを変えようとしている。だから、僕にとっては反面教師だね。
朝日 論座 11月号 2005年10月5日(水)

●二大政党制
僕は、日本の二大政党をこう描いているんです。一方は、自民党に代表される日本的コンセンサス社会と平等を基本の政治哲学として持つ、ある意味で内向きな政党。もう一つは、公正さをより重視し、もう少し外向きで、多少自由の範囲を広げる政党。この理念・哲学の対立する二大政党が政権交代することで、日本は時に応じて内向きになり、あるいは外向きになる。もちろんそれは程度の問題ですが、そういう二大政党の政権交代が理想的だと思います。
プレス民主137号 2005年12月9日(金)

内向きなコンセンサス社会、つまり日本の伝統的な社会を色濃く残していこうという基本的な哲学を持った政党。もう一方にもっと外にも内にも開かれた、オープンで自由な社会にしようという哲学、理念を持った政党。この二つが対立軸になって、政権交代しながら運営していくといいんじゃないかなと思いますね。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

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●政治主導 
我々の祖先は明治維新をやった。今の体制から我々の民主党の目指す社会への変革どころじゃないわけ、それは。
その大革命の歴史を日本人は持っているし、そうした資質を僕は信じています。やればできる。いつまでも過保護にしているからできないだろうと思っているだけ。
そう思います。
月刊「現代」 10月号 平成15年9月5日(金曜日)

優秀な役人ほど、僕の考え方に賛成してくれると思いますよ。役人を上手に使わないと霞ヶ関改革はできませんね。さて、どの役人を使うか。具体的な名前は言えませんが、僕の志や理念を理解してくれる優秀な役人は、各省庁にいると思っています。志のある官僚を揃えて、政治主導で改革を行う。そうすれば、明治維新のように国が変わり、国民の生活が変わる。国民が主役の政治が、初めて機能し始めるのです。
日刊ゲンダイ 2008年10月14日(火)

●政策決定 
議院内閣制というのは、大統領制とは違って、実は完全な三権分立ではありません。政府・与党が立法と行政の両方を事実上支配するわけです。ところが、日本では戦前から戦後今まで、議院内閣制をとっているにもかかわらず、与党と内閣は違うものと位置づけられてきたんです。要するに、政策決定の場は与党になっている。本来は内閣ですよ。しかし、行政はすべて官僚によって押さえられていますから、国民からみれば与党は何をやっているんだという批判をあびるから、与党は政調というかたちで政策決定をしているふりをしている。
月刊「現代」 10月号 2003年9月5日(金曜日)

●国会改革
国民の目にすぐ見えるようなことを実行しなければいけないと僕は言っているんですよ。例えば、国会の委員会から役人を追放しますBそれによって政治家が本当に自分で勉強して自分で質疑応答をやるようになる。恐らく最初はいろんな珍問答、珍答弁があると思いますがそれでもいい。最初からうまくいくはずがないんです。だけど政治家が自分の言葉で質疑をやるようになれば、必ず国民の関心は高まります。国会中継だって、NHK以外に民放だってやるようになるでしょう。
月刊ボス 11月号 2003年9月22日(月曜日)

●地方分権
政官業の癒着の原因となっている個別の補助金を廃止する。地方自治体にお金をあずけますから、自分たちで自由に考えて使ってくれと。これも非常にわかりやすい改革です。まずこの二つをやりたい。
月刊ボス 11月号 2003年9月22日(月曜日)

たとえば補助金の廃止ですね。「少なくとも、金によって地方を支配するやり方はよくない。これが腐敗を生み、そして、政官業の癒着となる。腐敗をなくすと同時に、地方分権を確立するために個別の補助金はやめます。みんな一括して自主財源として交付します」という公約なら、すぐにわかると思います。
月刊「政界」10月号 2003年9月12日(金曜日)

今、国と地方の行政経費はトータルで150兆円もかかっていて、そのうち補助金に関係するものが3?4割もある。地方分権で無駄を省けば、財源は容易に捻出できるんです。地方分権のもう一つのいい面は、霞ヶ関だと一般国民の監視が行き届かないけれど、地方だと市役所の話だから住民のチェック機能が働く。
2007/12/25発売 扶桑社『週刊SPA!』 1/1・8号

●地方政治
全党相乗りはダメです。日本では「みんなでやるのがいい」みたいな傾向があるけれど、100%全員の主張が同じなんていうのは宗教か独裁国家。むしろ競うことによっていい政策が出てくるし、緊張感も生まれる。
2007/12/25発売 扶桑社『週刊SPA!』 1/1・8号

●農業政策
僕は、農業を国全体の社会政策から、自然環境の維持などの観点も含めていろいろな面から見ているんですけれども、これからは、産業としてもやる気になればかなりいい線いくんじゃないかという気がしていましてね。無農薬とか有機栽培とか、そういう形でかなり競争力も出てきている。だから、農業自体にとっても、本来の自然に帰ったほうがいいと思ってるんですね。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

●自然・環境
今、多くの原生林は営林署が荒らしているし、里山は入る人がいなくなって、荒れ果てている。そこを、ちょっとずつみんなで手入れしていくようにすれば、お年寄りだってできる。山が荒れた原因の一つはプロパンガスと灯油の普及です。それまではみんな、薪を拾ったりしてたでしょう。それから炭を使うことも、茅葺き屋根にすることもしなくなった。山に入る人がいなくなった。それが自然といえば自然かもしれないけれども、人間と共生している自然ではなくなってしまった。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

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●参議院
そのためには、参議院は選挙をさせちゃいけないんですよ。選挙をすれば、議員は絶対的に利害の代表になっちゃう。今のような参議院はなくしてもいいんじゃないかと思います。置いておくのなら選挙をしないで、各分野の見識のある人に参議院議員になってもらったらいい。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

●選挙
ぼくはいつも言うんだけど、郡部は自民党の票田みたいにみんな思っているが、それは間違いです。都市も農村も住民の意識は変わらない。ただ、いろんなしがらみが都会より郡部のほうが多いから、自民党が強そうに見えるだけ。ところが、民主党は都会の風だけを頼りにして、農村漁村に踏み込んでいかない。結果としてますます郡部が自民党の票になってしまう。山形であれだけ短い選挙運動期間で、結構評判のいい現職に肉薄するんですから、本気にやったら絶対勝つ。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

ただ、自民党も今度の総選挙では死にもの狂いになりますよ。候補者を取り替えてきます。若く元気な、いい青年が出てきたら、今の民主党では自民党に勝てない。風頼みだけでは勝てない。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

●憲法
日本は大日本帝国憲法から日本国憲法へと、古い言葉でいえば国体が変わった。ただし、現憲法は明治憲法と同じ君主制を実質的にも引き継いで、立憲君主制なんですね。そこを抜きにして、例えば首相公選制がいわれる。いわゆる大統領制ですが、高名な政治家でさえも、象徴天皇制の論議を全然しないで、直接選挙の大統領制にしたほうがいいという話を平気でしている。
第1条の持つ意味は、天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴として、日本国民にかわって、あるいは日本国民の名においてという言い方もできるんですが、国の基本に関わる国事行為を行なうことにある。
大日本帝国憲法が歪められたのは、「天皇は陸海軍を統帥す」という条項があって、軍人は統帥権は独立していて、政治とか内閣とは関係がないという論理で無茶を通したからです。しかし明治憲法にも、天皇大権について「内閣の輔弼の責任」と明確に書いてあった。現在の日本国憲法でも、国事行為は「内閣の助言と承認」となっている。
だから、明治憲法も、統帥権を含めて天皇大権はすべて内閣の輔弼の責任であると、もう少し具体的に書かれていたなら、統帥権の問題も生じなかったし、現在の憲法と同じだった。もちろん、基本的人権などその他の部分は違うけれどもね。戦前の軍人による悪用は別として、立憲君主制とは、国民が執行者として選んだ内閣の責任において、天皇が、戦前でいえば天皇大権を、戦後の日本国憲法でいえば国事行為を、国民の名において行なうという政治の仕組みです。それが厳然としてある以上、立憲君主制をやめて共和制にするというのであれば、また全然別の議論だけれども、それを除いてこの国の形態を、特に政治の仕組みを論ずることはできない。
週間ポスト 05年1月1・7日号 2004年12月

僕は憲法について固定した観念は持っていません。憲法は、我々が社会を構成して、我々がより良い生活を送るためのお互いの約束であり、その最高のルール、一番の基本となるものです。世の中が変わり、時代が変わって、そのルールが合わなくなったら変えるのは当たり前。しかし、自民党は新しい時代の理念、あるべき国の姿を真剣に議論しているとは思えない。20世紀の歴史は何だったのか、だからこの21世紀はどうあるべきなのか、そのためには日本はこうすべきだという理念がまずなければならない。そのためには憲法も変えなければいけないというのなら分かりますが、これまでの憲法論議はそうではない。
プレス民主137号 2005年12月9日(金)

9条は、正当防衛以外の自衛権の発動を禁止していると解釈できます。「自衛」と「正当防衛」は英語ではself-defenseと同じですが、別な言い方をすると、急迫不正の侵害、もしくは本当にこのままでは日本の侵略につながることが明らかな場合も含んで、日本が攻撃を受けた場合にのみ自衛権の発動が許される、ということです。
それ以外の、日本に直接危害が及んでいない事件について、日米が共同してどこにでも軍事力を展開できるというのは、完全に9条に抵触する行為だと解釈しています。9条によって、当然、自衛権は集団的であれ個別的であれ制約を受けている。
古今東西の歴史を見れば明らかだが、集団的自衛権であれ個別的自衛権であれ、「自衛権」の拡大解釈によってすべての戦争が起きています。集団的自衛権を日米同盟という基軸でとらえ、米国と一緒なら世界中どこにでも行けるというのは明らかな間違い。また、個別的自衛権について、日本人もしくは日本の財産、権益が侵された場合は、どこにでも軍隊を派遣できると解釈するのは、昔と同じ過ちの元です。
プレス民主137号 2005年12月9日(金)

●天皇と内閣の関係
もっと大きな問題を例にとって天皇と内閣との関係を考えてみると、昭和天皇は内閣の意思を無視して、もしくはそれに反して、いわば形式的な権限である天皇大権を活用して終戦の詔勅を出したわけです。しかし、昭和天皇の言動をみると、それはやってはいけないことだと教わってきたはずだね。天皇はあくまでも内閣の意を受けて行動しなきゃいかんと思われていた。それが民主主義、立憲君主制、立憲民主主義の筋道であるということを、昭和天皇ほどよくわかっていた人はいないのではないか。
しかし、昭和天皇は敢えて、その筋道に反する行動をとった。それで日本は、国が焦土となるのを避け、何百万人もの国民の命を守ることができたけれども、その決断は大変悩まれたと思う。大きな国の命運と国民の状況を考えた、すばらしい決断だったと思いますね。
立憲君主制の筋道からいえば、天皇がそういう決断をしてはいけないんだね。内閣が事態を収拾できず、その結果、国民全員が死んでしまおうが何しようが、国民が選んだ内閣の責任なんです。天c陛下はそういう政治的な責任を負う必要はない。戦時中の内閣が果たして、国民の総意を受けた内閣かということもまた問題があるから、いろいろな意味で大いに評価される終戦の詔勅だったと僕は思う。
週間ポスト 2005年1月1・7日号 2004年12月

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●民主主義
民主主義というのは、その人を選んだ以上はその人に任せる。ただし、それは独裁じゃないんだから任期がありますよと。その任期でもって有権者が判断するということなんですね。リーダーシップを何も発揮せず、消極的でなきゃ決まらないのが民主主義だというのは、日本だけなんですよ。
僕は民主党との合併のときにも、自由党と民主党とでは文化が違うかなと、後で思ったんだけど、民主党はまだ自民党的文化、日本的文化を色濃く残している。
週刊ポスト 10月3日号 2003年9月20日(土曜日)

●リーダー
トップダウンが一概に悪いわけではない。トップが、理念や哲学をちゃんと持っていて、失敗した際に責任を取れるならね。しかし、民主党の場合、それ以前に、議論ばかりしてないで、結論を出すことの重要性に気付かないといけない。角が立たないように玉虫色に、難問を先送りし、コンセンサスを形成する。これは日本的民主主義であって、真の民主主義ではありません。
週刊現代 11月29日号 2003年11月17日(月)

日産の社長、カルロス・ゴーン流を学ばなくてはいけない。「私は改革をこのように進める。それができなかったら、責Cとって辞める」この一言をズバッと言うことこそが、欧米流の民主主義の神髄です。今までは日本的民主主義で済んできました。しかし、グローバリゼーションの中、それでは立ち往かなくなっています。幕末と同じ時代背景なのかもしれない。
週刊現代 11月29日号 2003年11月17日(月)

政治家としての強さは、自分の責任でキチンと結論を出し得るか否かで測られるものです。それができれば、わざわざイメージで強さをアピールすることはない。
週刊現代 11月29日号 2003年11月17日(月)

価値観の崩壊が進んでいる中でリーダーシップを取ることは、やはり政治家の責任です。しかもこの時代だから、政治家にはそれなりのスケールが求められる。
週刊現代 1月17日号 2004年1月5日(月曜日)

日本はもともとリーダーが出にくいコンセンサス社会ですが、特に戦後はリーダーの立場にある人たちが、それなりの汚れ役というんですか、指導性といってもいいけれども、それを全く果たさなくなった。今の例でいうと、「さぞや痛かったでしょう」と、リーダー自身が平気でいう。結局、みんな総無責任になった。
社会のリーダーたる人たちがリーダーとしての責任を果たしていないし、国民もリーダーとしての厳しい職責を実行しているということを認めようとしない。それで両方とも無責任になっちゃって、混乱した社会になってるんだと思う。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

●日本論
個の自立が一番大切なことです。必ずしも2000年ずっとそうだったかどうかは別にして、日本の伝統的社会、何となく受け継がれている風土とか国民性においては、公を際立たせないことが美徳みたいにいわれてきたから、リーダーは認めないし、自己主張もない。みんな玉虫色で、難しいことは先送り。リーダーさえ一つも発言しないということがまかり通る。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

西洋のキリスト教的な哲学は、すべてのものが人間のために存在するという感覚でしょう。それに対し、我々の東洋思想は、自然の中の人間という捉え方をしている。今後、環境というものが最大の問題になった時には、自然あっての我々の存在、人間も自然の中の一つという考え方、思想が新しい時代の考え方としてアピールできると思うんです。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

日本人はそんなに信心深くないから。ただ、ちょっとアブノーマルな状況と結びつくと、日本人は途端におかしくなっちゃうでしょう。戦前の五・一五、二・二六事件(※)から戦争になった時は、国民みんながかなり異常になった。そうなった要因の一つは不況ですが、直接的な引き金になったのは東北の飢饉です。あのとき、僕の地元の役場は、「娘を売る時は役場に相談するように」という回覧板を農家に回した。そのぐらい厳しい、食うに食えない状況だった。その結果、「(青年将校たちは)おれが死んででも、あの悪いやつを倒してやる」と決起した。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

諸行無常という仏教の観念は、人間は大自然の中での一こまという「流れの世界」だから、キリスト教的世界とは根本的に違うと思うんです。人間も自然の中の一つである、一存在に過ぎないという仏教的な考え方は非常に有効だと思います。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

●日本の役割
東西冷戦が終わった時、これで世界に平和が来ると喜んだ人たちが結構いた。しかし、国家間の大規模な戦争は大量破壊兵器などの発達によってできなくなったが、地域紛争はむしろ増えています。人間の歴史は、戦争の間のつかの間の平和か、平和の間の戦争か、とよく言われますが、争いの繰り返しであった。私たちの世代が継承した近代国家も主権国家として、それぞれの国家がそれぞれの利害を主張し、交渉でダメなときは力ずくで争ってきた。それが実に20世紀まで続いてきました。古い主権国家論を展開していたのでは、いつまでも争いはなくならない。主権国家万能的な考え方から脱却して、「共生」あるいは「共存」の考え方を共有し、実践しなければいけない。それは人と人との共生と、人と自然(地球環境)との共生という、二つの側面がありますが、21世紀はその二つを実現する時代にしなければならない。そのためにこそ、西洋文明にありがちな、強いものが生き残るといった、あるいは万物の霊長たる人間のためにすべてが存在するといった、独善的な考え方でない日本人の良さを発揮しなければならない。21世紀の平和の哲学、共生の哲学を日本から発信するという志を持ちたい。先ほど山口先生がおっしゃったように、アジアの戦争の後始末と同時に、未来への構想、ビジョンを先導的に打ち出すことが、日本の21世紀の役割ではないかと考えています。
プレス民主137号 2005年12月9日(金)

●日米関係
じゃあ、「日米英、3国並んで戦線に行け」といいたい。賛否は別にして、それなら話はわかる。それが同盟というものでしょう。同盟とは、対等の関係であって、自分だけ口先でままごとやって得しようというのは、同盟じゃない。軽蔑されるだけなんです。当初いわれていた、危険でないところに行くという発想自体、どうかしてるんですよ。じゃあ何で軍隊を出すのか。危険だから、軍隊が行くわけでしょう。
週刊ポスト1月1・9日号 2003年12月22日(月曜日)

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●自衛隊派遣(PKO)
PKO(国連平和維持活動)、PKF(国連平和維持軍)までは自衛隊を出しますとなっている。じゃあ、国連決議による多国籍軍はどうなんだというと、そこはいってないわけです。自由党は多国籍軍にもちゃんと出すといっていた。だから僕は、そこをあいまいにしちゃだめだよといったんですよ。あいまいさの中で、自民党と同じようになっちゃうから。きちんと最終の結論まで出しなさいと。
週刊ポスト1月1・9日号 2003年12月22日(月曜日)

原理・原則だけでもいいんですよ。そこがきちんとなっていれば、あとは、政治的にこの内閣としては派遣するかしないかは政治判断でいいんです。憲法上、自衛隊派遣は許されないんだという見方があることが問題なんです。内閣の政治判断が正しいかどうかは、国民が選挙で決めるんだから。
歴代政権のように、憲法上できないといいながら、兵隊は送ります、ではだめだというんですよ。もっとしっかりしたルールと原則を持たないといけない。軍隊を動かすというのは、政治の最終の手段なんですよ。武器を持って、敵を倒すための集団なんだから。それをいい加減に、金もうけの口上みたいなことをいって動かしちゃいかんと僕はいうんです。敗戦の歴史からもよくわかるとおり、ままごとするからだめになる、というのが僕の理論です。
週刊ポスト1月1・9日号 2003年12月22日(月曜日)

僕の考えは、「国連決議」があれば自衛隊を出す。決議がなければ出さない。だから、僕だったらアメリカにはっきり言いますよ。「国際社会の合意を取れ」と。合意がなければ、アメリカだろうがどこだろうが、自衛隊を「特定の国の戦争」に出したりはしません。逆に、国際社会の合意があるのならば、たとえアメリカが行かなくても日本は行く。つまり、(国際的合意がなかった)ベトナム戦争には行かない。しかし、(合意があった)91年の湾岸戦争には、堂々と出動する。
FRIDAY 2004年2月27日号

憲法上は問題ない。むしろ、平和憲法の理想どおりです。国連が行使する制裁行為は、(憲法解釈で問題になる)個別の国の自衛権発動とは別次元のものです。警察官のことを考えてみると分かり易い。警察官は、自分という個人を守るために捜査や逮捕をするわけじゃない。「社会を平和に」という国民の負託にしたがい、拳銃を持って秩序を維持する。同様に、国際社会で“泥棒”が現れたら、みんな(国連)の合意で取り締まる。それは「国家の自衛権の発動」には当たりません。
FRIDAY 2004年2月27日号

●テロ
テロが生まれる背景には、現世否定を現実に作り出しちゃうような社会の矛盾が存在している。例えば、アラブ社会の中にはものすごい貧富の差、階級差が存在していて、サウジアラビアなんかでは、金持ちは何十人もカミさんをもらう一方で、一生独身で過ごす人がいっぱいいるといった、信じられないようなことが現実にあるわけです。そういう社会は先生がおっしゃったように、どうせ神に召されるという思想と結びつくとテロに結びつきやすい。しかし、政治の場から考えると、そういう人をつくり出してしまう社会をどうすればいいのかということになる。
週刊ポスト 5月7・14日号 2004年4月26日(月曜日)

●教育
一つは教育。といっても子供のしつけ。鳥の親は、最初は子供にえさを与えますが、子供は自分で食べられるようになっても、親のあとを追い「えさをくれ」とチイチイ鳴く。でも親は見向きもしない。クマでもそうですが、自然界では生きていくための術を教えたら、あとは自分でやれと追い払う。大きくなれば自立していくんです。人間だけですよ、いつまでも「かわいい」などとやっているのは。もう少し自然界に学ばなければ。人間が畜生に劣るようでは困ります(笑)。
桜門春秋 2005 春季号 2005年4月1日(金)

教育というか、人づくりというのは、今から始めてもワンジェネレーション、三十年はかかると思っています。僕に言わせると、日本は三世代、駄目なんです。要するに大正末生まれの人たちが、ちょうど敗戦の時に二十歳前後。自分たちが教えられてきた価値観が敗戦によって否定されてしまった。だから子供たちにどう教えていいか、分からなくなってしまったんです。その人たちの子供が戦後のベビーブームの時期に生まれた。それが第二代です。今の若者は、その人たちの子供。三代続いているから、日本は人づくりが大変だと思います。
桜門春秋 2005 春季号 2005年4月1日(金)

●消費税
消費税を巡る議論の大きな間違いは、現在のシステムを全て前提にして議論していることだ。その前に、官僚から金と権限を取り上げることが先決なんだ。
まず、地方自治体に対する個別の補助金はすべて廃止して、地方に一括して交付する。地方は自主的に使えるお金なら、現在の補助金の8割もあれば十分だという。僕はもっと少なくてもやっていけると思うがね。今は、とにかく中央省庁のいう通りのメニューに従って、行政サービスであれ建物であれ、不要なものまで全部やらなければならない。そうしないと補助金がもらえない。だから、必要なものだけを自分の判断でやっていくなら、金額は2割少なくなってもいいという。そうすると、大ざっぱだけれど、20兆円の補助金のうち4兆円が浮く。
それから特殊法人、独立行政法人などに対する補助金やら特会(特別会計)を廃止する。ここでも最高4兆円が不要になるんだけれども、少なく見積もって半分にしても2兆円。それだけで6兆円も浮くわけだ。だからまずそれをやろうと主張している。それでもなお足りなければ、消費税を上げるしかない。多くの人は、補助金の廃止や国の仕組みを変えることなどできっこないという前提に立って議論しているからおかしいんですよ。
週刊ポスト 10/27号 2006年10月

●国民も意識改革が必要
政治家としては言いにくいことでもあるのだが、あえて言う。意識改革は国民にも必要だ。これは現在を生きているすべての日本人一人ひとりに突きつけられた課題であって、誰か他人の問題ではない。
「中央公論」 2002年3月号

●政権交代
政治の責任も大きい。しかしこれまでは、国民自身が自分の努力によって、あるいは選挙変えていくという政治ではなかった。その意識が、国民の中にも育っていなかった。
だから、政権交代が普通に起きるということが、あらゆる日本人の意識、心に大きな変化をもたらします。いまなら、誰が政治をやっても同じだということでしょう。食べるに困る人がいないから、ということもあるけれど、どの党が政権取ろうが、誰が総理になろうが関係ないと思っている。だけどそうでないという事実をつくれば、自分たちの投票によって世の中が変わることがわかる。それが日本人の意識改革につながると思います。
月刊ボス 11月号 2003年9月22日(月曜日)

ほんとに。やっぱり一度権力を変える以外にないんですよ。改革はそこからスタートする。改革というのは自己努力を必要としますから、どうしても億劫になる。ましてや日本人は、変革嫌いだから。僕はそういう意味でも、何とはなしにでも何でもいいから、とにかく一度政権を変えてみることによって、道が開けてくるんじゃないかと思っています。
週刊ポスト1月1・9日号 2003年12月22日(月曜日)

日本人にはこれまで、政権交代というもののイメージがなかったと思います。ちょうど、幕末の頃、徳川幕府が倒れるなんて誰も想像できなかったようにね。自民党政権が余りにも長く続いてきたからです。しかし、最近は変わってきた。国民生活が圧迫され続けたうえに、不景気の物価高。年金も医療もダメで、役所は腐敗だらけ。国民もようやく、自分たちで政治を変えようと考え始めたのだと思います。
国民だけでなく、野党の政治家もそうです。薩摩と長州がケンカしていては始まらない。大同団結しなければ、自民党という幕藩体制は倒せない。幸い、野党は民主党に集約してきて、民主党内も一つになった。決戦の態勢が整ったわけです。
日刊ゲンダイ 2008年10月14日(火)

何が何でも政権を取るという、肝心のところがいい加減だからいけない。とくに一期生、二期生にはこういっています。「いまはまだ、君らが毎日国会に行っても、大して役に立たない。自分の委員会と本会議以外は、地元に帰って、ひたすら歩け。国民は一年やそこいらで結果を出すことを君らに求めてはいない。国民の期待を担って真面目に頑張る人物か否かを見ているんだ」。よく「農村では自民党が強い」というけれど、農家はもう農協のことなんて信用していません。漁村だって同じです。「もう、どんどん突っ込んで行け」とね。
VOICE 2005年10月10日(月)

自民党がえらく勝って、こっちが減ったんだから、政権交代なんか夢のまた夢、ずっと自民党政権が続くと、多くの人が受け取っているようだけれど、全然違う。小選挙区制は僕が作ったようなものだけれど、その目的どおりに機能している。小選挙区制というのは本来こういうものなんです。だから、ブレア首相(英国労働党)は二〇〇以上、保守党に差をつけて地滑り的勝利をおさめたし、カナダの前政権は一八〇の議席が一挙に二議席になった。このように小選挙区制では、得票率以上に議席数が開く。だから政権交代が可能になるんです。
 ただ機能としては狙ったとおりだったけれど、こっちに政権が来なかったことは残念。でも別に悲観はしていない。こっちがしっかりしていれば、その逆の結果にすぐになる。議員数が二ケタにまでなっていたら大変だけれど、三ケタは辛うじて残ったから。
月刊「BOSS」 12月号 2005年10月24日(月)

自分自身が何のために自民党を出て、ここまでやってきたのかと思う。政権交代を実現しなきゃ、意味がないからね。細川連立政権は、非自民政権として最初のケースだから寄せ集めでやったけど、今度は民主党で勝ちます。そうすれば、本当にオーソドックスな政権交代に初めてなるわけだ、
週間朝日 2006年4月28日(金)

家が古くなったら、壊して建て替える。新築したけど手抜き工事が見つかったのなら、安全な家に建て直す。そうやって国民の“住みやすさ”を追求していくのが、政治の役割でしょう。政党だって同じです。僕は現在の民主党が完璧だなどとは思っていませんよ。だけど、僕らがいま求められているのは、自民党政治にストップをかけること。そのために党首を買って出たのだから、党を壊すとかいう話になるわけがない。
婦人公論 6月号 2006年5月22日(月)

明治維新の時、当初は「徳川幕府と天皇家の“公武合体”でいいじゃないか」という流れがあった。しかし、「やはり幕藩体制という古い建物を残していては、文明開化の世は来ない」という理解が広がって、結局、倒幕に至ったわけです。今もまったく同じ。真の改革を行うためには、従来とは違う政権の登場が絶対条件なんです。
婦人公論 6月号 2006年5月22日(月)

「いろいろ紆余曲折はあったが、障害を乗り越え、10月に新しい民主党が生れる。各地を回り、『今度こそ自民党に代わる政権政党たり得る野党ができた』という期待感が全国の皆さんの気持ちのなかに生れつつあると実感している。この期待に応えられるよう、新しい民主党が新しい政治を、新しい日本を作るんだという気持ちを一つにして、総選挙に向けて頑張っていきたい」
2003/08/24 札幌で菅代表・小沢党首が共同街頭演説会

「民主党の使命は自ら政権を担い、古いしがらみと利権を断ち切って、本当に新しい日本を作り上げることである。それこそが真の改革であり、民主党にしかなしえない時代の要請だ」
2006年09/25 臨時党大会で代表再選あいさつ

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●官僚政治
問題はもたれ合いの構図です。日本社会全体がそうなんですよ。官僚と政治家だけじゃなくて、日本社会全体がその中にいる。例えば、何で政治家が官僚に弱いかというと、官僚を敵にすると選挙が危ないからです。いろんな団体に官僚の影響力は強い。官僚を敵にしちゃ選挙できない。怖いんですよ。だから結局、結びついちゃったほうが楽でいい。
だから、そういう体質の中で、それをぶっ壊すというのは、自分の命も絶つ覚悟をしないとできないわけです。政治家と官僚だけじゃなくて、一般国民もその中で食ってる人がいっぱいいるわけだから。
週刊ポスト 12月19・26日号 2003年12月8日(月曜日

●戦後政治
戦後政治は結局、冷戦構造、米ソ二大陣営という世界的な枠組みの中で終始し、日本はさらに、アメリカの戦略の範囲内、温室の中で育ってきた。良くも悪くも本当の意味での政治は日本の戦後にはなかった。つまり、国民の代表たる政治家による政治の決断は、ほとんど必要がなかった。得たものの配分が政治のすべてとなり、配分権を持つ役人が全権力を握ることになったのは必然の結果だと思う。
プレス民主137号 2005年12月9日(金)

自民党と官僚による戦後政治は、冷戦構造の崩壊後、機能不全に陥り、あらゆる制度が改革を迫られています。ところが、自公政権の下では、抜本的な改革は全く行うことができず、政・官・業の癒着の中で、「強者の論理」「弱者切り捨て政策」がまかり通っています。
その結果、所得、雇用、教育、福祉など、あらゆる面で格差が拡大し、地域間、企業間、個人間の格差がどうしようもないほど広がってしまいました。日本は最も豊かで平等な国でしたが、いまや最も格差のある国になり果て、日本社会は根底から覆されようとしております。
2007/01/16 【定期党大会】小沢一郎代表挨拶

●自民党政治
自民党政治イコール利害調整でもあるわけね。それを構成する派閥も、ポストや資金や票を配分することによって、すべての機能が安定していたわけです。それは、右肩上がりの経済成長と、東西の冷戦という政治的な環境があって初めて成り立っていたことでした。しかし、それはもう望むべくもない。冷戦構造の崩壊によって自立を求められている。経済も、ずっと高度成長なら、日本的な護送船団のボロも膿も出ないで済んだけれども、高度成長がなくなったら、いろんな矛盾がどんどん飛び出してきているというのが今の問題の核心でしょうね。
政治、経済のあらゆる面で、そういう利害調整型のやり方が機能しなくなったということです。
週刊ポスト 10月3日号 2003年9月20日(土曜日)

政官業のトライアングルという言い方でもいいし、コンセンサス政治、あるいは護送船団方式という言い方でもいいけれども、そういう自民党的な政治では、もうやっていけない。それが現実として、表われている。それを小泉さんの言葉でもって、今、一瞬、目くらましされ、カムフラージュされているんだよね。何とはなしの改革というベールで、全部覆い隠されているから、それだけに危険だね。国民もわかってはいるんだけど、何とはなしにちょっと期待するでしょ。
週刊ポスト 10月3日号 2003年9月20日(土曜日)

それは、一つには野党の責任でもあるんですよ。国民は、かなり正体を見破っていると思います。小泉の正体だけじゃなくて、自民党の現実の姿に気付き、そして、このままではだめだという意識は、かなり頭の中にあると思うんです。かといって、まだ豊かに食べている段階で、思い切って、政権を変えようというだけの踏ん切りはつかない。そして、自民党に代わって政権をやる相手がいないという状況だったと思う。
ところが、今度の(民主・自由の)合併によって、これならば、ちょっと変えてみてもいいじゃないか、こっちに任せてみてもいいと思い始めた。そういう政党ができたようだなというイメージを今多くの人が持ちかけているんじゃないかな。ワーワー、キャーキャーという人気じゃないんだけど、いろんな国民が、合併する我々の新しい党に対して、何となく安心感と安定感を抱き、それで、まあ政権を担ってもよかろうという期待感を持つようになった。それがジワーッと広く出てるような感じがします。
週刊ポスト 10月3日号 2003年9月20日(土曜日)

日本は、長いこと特殊な政党が多数の議席を占めてきました。内向きでクローズドで、余計なことには手を出さないで、日本人だけで仲良くやっていこうよ、という政党です。ただ、時代の変化に応じて、外向きでオープンな政権をつくろうという政党も必要なのではないでしょうか。具体的な政策がどれほど違うかは別として、民主党と自民党で、理念はものすごく違います。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

自民党という政党の性格からして、その内部にいる限り、現在の官僚機構に頼って生きるしかないのです。自民党に改革は絶対にできません。国民が本当に改革を望むとき、誰をリーダーに迎えるか、自ずと答えが出るはずです。
週刊現代 1月17日号 2004年1月5日(月曜日)

戦後保守政治の哲学といわれる吉田ドクトリンは、長い間、自民党のみならず、官僚、企業、さらには一般社会にまで浸透し、日本人全体の考え方になっていた。具体的にいうと、日本はアメリカの占領体制に身をゆだね、難しい政治的課題はすべてアメリカに任せて、自分たちは国内の経済的な復興と繁栄に専念してきた。この吉田ドクトリンという政治哲学のもとで、半世紀以上が過ぎた。
中央公論 9月号 8月9日(月)2004年

自民党は政権の座から落ちた途端に空中分解するはずだ。自民党は政治思想を同じくする人間が集まっているのではなく、権力があるからまとまっているにすぎない。自民党を解体し、そこで一から新しい二大政党をつくり上げていくのが私の最終目標だ。
中央公論 9月号 2004年8月9日(月)

すでに自民党の命運は尽きている。五五年体制を引きずって、いまだに利権漁りをしているだけだ。問題が生じても、どうしていいかわからず、解決を先送りするばかりだから、とうとう化けの皮が剥がれた。
中央公論 9月号 2004年8月9日(月)

政治家がまず、明確にビジョンを示すこと。自民党はそれをやらずに、役所と癒着してきた。役所は選挙で当選させるほどの力はないが、落とす力はある。それで、持ちつ持たれつの関係になったのです。
日刊ゲンダイ 2008年10月14日(火)

民主党が自民党と違いがなかったら、存在する必要がないでしょう。岡田前代表は、ほとんど自民党と同じ考え方だった。だから負けたんです。いまだから話すけれど、私は彼に「自民党と政策がダブるようなら民主党は要らない」といっていました。与野党が足並みを揃えてうまくいく時代なら、それも分かりますよ。自民、社会の五五年体制はまさにそうだった。両党間の対立なんか本当はなかった。それは当事者だった私がいちばん知っている。亡くなった江藤淳さんが「地下茎ですべてつながっている」といったとおりで、だからのちに自社さ政権ができた。本当に対立していたら、連立できるわけがない。そこを岡田君以下、みんな勘違いしている。
VOICE 2005年10月10日(月)

自民党もかつての社会党も、「日本的なもの」です。表向きは違うように見せ掛けていたが、化けの皮が剥がれて、弱いほうの社会党が潰れた。いまに自民党も潰れるでしょう。彼らの政治は、談合政治、コンセンサス政治、護送船団方式など言い方はいろいろあるが、要は仲間同士でうまくやろう、という考え方です。外交政策もできるだけ内向き、閉鎖的にして、日本人社会を守ろうとする。それは日本的民主主義であり、そのすべてが間違いというわけではない。
VOICE 2005年10月10日(月)

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●小泉政権について
小泉さんには自民党的と言うよりも、日本人的良心がまったくないし、そこが異常なんです。例えば、森喜朗(前首相)さんだって、あまりの支持率の低さに、「申し訳ない。人気ないから辞めよう」と責任を感じるわけですよ。しかし小泉さんの場合、「何もしなくて、何が悪いんだ。公約なんか、守らなくたって大したこっちゃない」と、開き直るんだからね。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

小泉政権は来年夏の参院選までもちませんよ。自衛隊員の命は、小泉首相はじめ誰も保証できない。企業はリストラで収益を上げているだけで、景気が上向いているわけではない。金融機関も相変わらず不良債権の山を隠していて、破綻寸前の銀行がいくつもある。要するに、構造改革なんてちっとも進んでいないんです。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

やるならやる、やらないならやらない。そしてその理由をキチンと言う。極めてシンプルなことです。信念があるなら、小泉さんは中国のトップの前で、「オレは誰が何と言おうと、靖国神社に行くんだ。中国に文句を言われる筋合いか」と言えばいい。自らの信念に基づいて、理由をきっちり説明できればいいんです。あとは国民がどう判断するかです。それをいつも、説明なしでごまかして、卑怯なやり方で実行する。自衛隊のイラク派兵も同じ手法です。
週刊現代 1月17日号 2004年1月5日(月曜日)

総理としての資質と見識の問題と、靖国神社の本質は何かという問題、その二つがあるね。靖国参拝問題は、まず靖国神社の本質から考えなければいけないと思う。僕は9月に中国に行ったとき、そのことを唐家旋(前外相)に話した。靖国神社は、そもそもは明治維新の官軍の将兵の招魂社として建てられた。戦いで倒れた将兵を祀るところだから、戦いで倒れた人以外は祀っていない。例えば、有名な乃木大将は戦いで死んだわけではないから祀られていない。
週間ポスト 2005年1月1・7日号

日本自身に世界戦略が全くない。今の小泉政治は結局、人気取りだけ。すべてそこに原点がある。人気を上げるためにはどうしたらいいかしか考えていない。サプライズという言葉が象徴しているように、もう政治じゃないね。すべては自分が総理大臣の座にとどまるための人気取りであり、それに終始しているところに小泉政治の最大の問題があるね。
週間ポスト 2005年1月1・7日号

小泉さんには、国民のための政治という発想が、そもそもないのです。彼の頭にあるのはパワーゲーム、権力闘争だけです。ところがメディアや国民は小泉政治で日本が救われるといった錯覚に陥っている。そこに、今の日本のレベルの低さと危うさを感じます。
 僕は、自民党政治は日本的コンセンサス社会の象徴だとみています。それは本来、平等を旨とした日本的民主主義ですが、小泉さんはそれを吹き飛ばし、強者の論理の横行、勝てば何でもいいという政治にしたのかな、と思います。もう一つ、前にも言いましたが、戦後の日本に本当の意味での政治がなかったということは、裏返せば自民党政治の本質は官僚支配だということです。そこにも小泉さんは何ら手をつけていません。それどころか、小泉政権ではむしろ官僚支配が強まっています。
プレス民主137号 2005年12月9日(金)

新聞で読んだけど、総理になれなかったから自民党を飛び出しただなんて、バカ言うんじゃないですよ。自分のレベルと一緒にするなと思うね。僕は自民党にいれば、小泉さんより早く、総理になれていましたよ。あえて、反論するとすれば、次の総選挙で過半数を民主党がとって、いよいよ政権をとれるというときに、僕は総理になんかならないで、(民主党)代表をやめたってかまわない
週間朝日 2006年4月28日(金)

小泉さんが変わり者だということはみんな知っていた。ただ、変わってる人だとは思っても、まさかあそこまで非常に徹するとは思わなかった。要するに、日本人的心が全くないんです。利用するだけして、スパッスパッと、人を切っちゃう。僕も変わっているけど、僕の何倍も変わっている
週間朝日 2006年4月28日(金)

小泉政治は、自民党をぶっ壊していない。自民党政治とは官僚支配だけれども、その官僚支配は、全然壊れていない。それどころか、官僚機構は規模から言えば、むしろ肥大している。官僚機構の焼け太りだな。特殊法人をみんな独立行政法人にするというのは、完全に官僚支配にするということだ。
週間朝日 2006年4月28日(金)

自民党をぶっ壊したのは、本当は、僕ですよ。僕のせいで自民党は今、ぶっ壊れる過程にある。もう少し、細川さん(護煕元首相)が辞めずに頑張っていてくれたら、完全にぶっ壊せたのに。あと1年持ってくれたら、自民党は完全にぶっ壊れていた。あれは、返す返すも残念だ・・・・・・。
週間朝日 2006年4月28日(金)

「評価に値しない」としか言いようがないですね。この5年間で、日本は良くなりましたか? たまたま、景気が上向いたと言うけれど、それは小泉さんの政策のおかげえではない。しかも、利益の大半は大企業に集中しているのです。日本経済の土台を支える中小企業などにとっては、「景気回復なんて、どこの話だ」というのが実情ですよ。その結果、選挙でも争点に取り上げましたが、日本社会において、「格差」を深刻化させてしまった。この責任は大きい。
婦人公論 6月号 2006年5月22日(月)

最も罪深いのは、政治に“心”がないことです。たとえば、3年前、彼は国会で「公約が何ひとつ実現していない」と追及されて、「公約なんかどうでもいい」と答弁した。「約束より、俺が今やりたいことを優先する」と開き直ったのです。これは大変なことですよ。なぜかマスコミがちゃんと伝えないんだけどね。
婦人公論 6月号 2006年5月22日(月)

人間だから、「努力したけど足りなかった」ということはあるでしょう。松坂投手だって、負けることはある(笑)。でも、何もしなかったことを棚に上げて、国民との約束を簡単に反古にするなど、言語道断ですよ。小泉さんの政治は、一事が万事この調子。殺伐とした、無秩序で無責任な今の日本の風潮を、小泉政治が助長した。僕は本気でそう思っています。
婦人公論 6月号 2006年5月22日(月)

為政者というものはいろいろなことを考え合わせて、何が最良の対応かを判断すべきです。小泉首相がいままでやってきたようなパフォーマンスだけで国民の人気を得ようというやり方では、北朝鮮のミサイル問題のように深刻な問題には対応できない。そして、為政者が間違った判断や対応をしたとき、その国家がどうなるかは歴史を振り返ってみるとよく分かるでしょう。日本がそういう間違いを犯してからまだ100年もたっていないんですよ。
論座 9月号 2006年8月1日(火)

具体的に言えば、市場万能主義がもたらした「格差」の拡大ですね。だけど一番悪いのは、非常に利己的で、かつ権力志向、自分の利害のためには友情も約束もないという、非人間的な風潮を彼自身が助長したこと。それこそが、世の中をものすごく悪くしたと思う。
マスコミはなぜか、あまり取り上げないけれどね、3年前に言った「公約なんて守らなくたって構わない!」という発言はひどいですよ。とても指導者ではない。為政者ではない。「約束を守らなくていい」と言っているわけでしょう。人間として、子供になんと教えるんですか。先生の言ったことも、友達同士の約束も守らんでいい、と言うのか。唖然としますよ。でもそれがまかり通っている。日本の病はとても重いと思います。
論座 9月号 2006年8月1日(火)

●靖国問題
唐家旋が「A級戦犯」というから、僕は「戦争犯罪人という言葉は勝者が敗者を一方的に裁いた結果のことだから絶対受け入れられない。それは本来、日本国民が自ら裁くべき人たちだ」と反論した。そのうえで、「靖国は戦場で倒れた将兵を祀るところであり、それ以外の理由で、政治的理由で命を失った人たちは靖国に祀られるべきではない」と述べた。どうしてもその人たちを顕彰したければ、乃木神社みたいに別なものをつくって祀ればいい。
週間ポスト 2005年1月1・7日号 2004年12月

集団で行くところじゃないよ。先祖の霊を弔うも戦死者の霊を弔うも、お国を愛するも何するも、それは個人の問題です。小学生を連れて歩くみたいに国会議員がぞろぞろと行くのは、僕は賛成じゃない。
週間ポスト 2005年1月1・7日号 2004年12月

そもそも靖国神社は戦争で傷つき倒れ亡くなった人を祀るところです。政治的責任を追及された結果、死に至った“戦犯”と呼ばれる人たちを祀る場所ではない。合祀されるまでは、総理大臣どころか天皇陛下も参拝していた。その本来の靖国神社に戻すべきです。そうすれば問題はない。中国の要人にそう言ったら、彼らも文句なしだった。尖閣諸島のことも言ったんです。歴史的に琉球王朝に属した島であって、君たちとは何の関係もない。これだけは早く解決しなきゃダメだ。我々の政権になったらやるよ、と。
SPA 8月30日号 2005年8月23日(火)

家族愛、隣人愛、地域愛、祖国愛というものは、みんな人間の心のなかに芽生えるものです。だれが何をいおうと、本人がそう感じないかぎり、意味がない。靖国神社参拝も、何日にみんなで行かなければいけないなどという形式だけでは駄目です。自分がそういう気持ちになったときに行けばいいし、桜見物しながらいこう、というなら、それでもいい。自然に心のなかで育たなければ祖国愛なとは出てきません。
月刊「政界」10月号 2003年9月12日(金曜日)

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●イラク問題
あれは、米軍占領下のなかでやっているからですよ。イラクの一般の人達は、国連はアメリカの片棒を担いでいると考えています。アメリカといっしょになってやっているという感じになってしまうから、駄目なんです。アメリカがまちがえているんですよ。
月刊「政界」 10月号 2003年9月12日(金曜日)

アメリカは、政治的には歓迎していますが、実際、腹のなかでは「こんなアホな連中は来なくていい」と軽蔑していますよ。それが、小泉首相以下、与党の政治家も、官僚も全くわかっていない。西部開拓時代の気性が色濃く残っているアメリカ人がもっとも嫌うのは、卑怯者と臆病者です。鉄砲をもっているのに危ないところには行かないなどという臆病者を相手にするわけがありません。小泉さんは、アメリカの機嫌さえとっておけばいいという目先の損得だけでモノを考えている。総理としての見識も、世界観も、哲学も、勇気もない。そんな日本を世界が相手にするわけがない。
月刊「政界」10月号 2003年9月12日(金曜日)

小泉さんは、ブッシュ大統領に対して、自衛隊のイラク派遣だけでなく、約50億ドルの復興支援の援助まで約束してしまった。小泉政権の外交の原則はただ一つ。アメリカのご機嫌を取るという一点に尽きます。国策や理念があるわけではない。
週刊現代 2003年11月29日号 2003年11月17日(月)

アメリカが石油の利権だけを目当てにイラク攻撃をしているとは思いません。ネオコン(新保守主義者)にだって、彼らなりの理想はある。しかし、そのやり方があまりにも拙劣で、唯我独尊すぎる。各国が「イラク攻撃は正しい」と認めて、一緒に行動してくれなければ、それは正義とは言わない。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

最近、知り合いのアメリカ人が私を訪れてきたのです、言ってやりましたよ。
「ベトナムで懲りたはずじゃなかったのか? ぜんぜん学んでいないじゃないか。他国に行って、その国をコントロールしたいのなら、まず各国のコンセンサスを取り付けなくてはいけない。それがあって初めて説得力が生まれるんだ。軍事力だけで事を運ぼうとするから、アメリカの行為は、利権漁りにしか見えないんだ」という具合にね。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

今、日本は世界的にも笑い者になっているし、アメリカからも信用されていない。アメリカのイラク攻撃がいいといってるんじゃないですよ。あれは大間違いだと僕は思ってるし、民主主義のために戦ったなんていいながら、一方では、同じ独裁体制である北朝鮮に政権存続を担保しますなんていっている。アメリカのやり方は矛盾してるんです。だけど、それにもっと輪をかけていい加減なのは、日本のやり方なんですよ
週刊ポスト1月1・9日号 2003年12月22日(月曜日)

●アメリカ
アメリカはいま、政治的に孤立しているから、日本でもどこでも、とにかくサポートしてくれる国に「サンキュー」と言っているだけです。アメリカのエスタブリッシュメントは、日本のことなんかひとつも評価していません。ぼくはそれが、いやというほど自分の経験でわかっている。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

●創価学会=公明党
民主党の票は、東京をはじめ、大都心でいまひとつ伸びなかった。投票率が低かったから、結果として、創価学会の集票力が効果を発揮したのです。今後、選挙における創価学会の影響力はいっそう増大するでしょうから、国民の選挙への関心を高め、投票率を上げるために何かを打ち出さなくてはならないでしょう。
それにしても、自民党は「創価学会依存症」がさらに強まったね。もはや、自民党は創価学会そのものといってもいい。だって、「比例は公明党へ」って、自民党の候補者が呼びかけているのだから(笑)。
今後、自民党はこのツケを、公明党に支払わなくてはならなくなる。
週刊現代 11月29日号 2003年11月17日(月)

公明党はその後、理念より権力の側に立つことを選択して、従来の主張をことごとくひっくり返した。彼らは選挙で自民党の首根っこを押さえつけていますから、自民党は、何を決めるにも公明党=創価学会に慮る必要が生じます。公明党を中に入れたことで、自民党が内側から蝕まれて瓦解する可能性が高いと思います。
週刊現代 11月29日号 2003年11月17日(月)

自民党は滅亡の一歩手前ですよ。選挙で他人の党をよろしくって頭を下げるようなバカな政党なんてありえません。自民党という党自体が事実上なくなりつつある。
公明党自身も、本来の「平和」という主張を捨てて汚れてしまった。そんなもたれ合いは、両党の崩壊を早めるだけです。しかし、公明党=創価学会には政権にしがみついていなければならない理由があるんです。大問題になっちゃうから、ここで具体的には言えませんが。
週刊現代 1月3・10日号 2003年12月19日(金曜日)

このままでは、創価学会も自壊しかねないですよ。言っていることとやっていることが全然違うんだもの。彼らには、権力のサイドにいなきゃならない事情があるんです。だから、こっちが勢いよくなれば、こっちを応援するだろうけどね。でもまあ、そんなのを当てにしてちゃダメです(笑)。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

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●田中真紀子
たしかにいまの政界で、彼女のやり方を理解できる政治家は少ないね。私はその一人だと思っている。関係というほどではないんだけれど、旧竹下派の中で私だけ、オヤジ(角栄氏)の命日に線香を上げることが許されてるんですよ。何でだろう(笑)。
彼女の記憶の中で、私は竹下派というよりは、オヤジの子飼いの議員という印象のほうが強いんじゃないかな。竹下(登・元首相、故人)さんと田中邸を訪れたときは、線香を上げるのを断られましたからね。
週刊現代 1月17日号 2004年1月5日(月曜日)

たしかに彼女には独特の力がある。しかし残念ながら、彼女自身、いまひとつ割り切りができない。大衆へのパフォーマンスは最高ですよ。あれでもう少し冷静に判断できるようなら、大いに政権交代の力になる。なんと言ったって小泉政権をつくっちゃったんだもの。その罪も深いけど(笑)。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

●マスコミ
一番の問題は、「いじめているんじゃないか」といったレベルでしか見られない日本のマスコミ、社会のレベルの低さです。民主主義の未成熟な部分ですね。マスコミは何かというと、政策本位でやらなければならない、政策論議がなされないと言う。しかし、いざとなると、政策の話はどこかへ行ってしまって、「いじめている」「嫌いなんじゃないか」という情緒的な話になってしまう。そういう日本の状況をぼくは非常に残念に思うし、危ぶんでいます。これでは冷静、客観的な判断ができない。
月刊現代 11月号 2004年10月5日(火)

政治家もマスコミも、国民主権というものの認識がなさすぎる。立憲君主制と主権在民は矛盾するみたいに思う人もいるけれど、そうではない。天皇は憲法上は一私人ではなく、主権者たる国民そのものと認めているわけだから、主権者が来て「これから国会を開く。その責任を果たせ」というときに、議員が国会にいないのはおかしい。
週間ポスト 2005年1月1・7日号 2004年12月

最近は、新聞でも夕刊紙やスポーツ紙のほうが真っすぐに伝えていると思う。大メディアは戦後体制にドップリ漬かっちゃってワンパターンの思考しかできなくなっている。結局、彼らも既得権があるから、自民党的官僚体質を壊したくないんだな。
SPA 8月30日号 2005年8月23日(火)

●民主党議員
党本部がしなければならないのは政策の明確化。そして、個人は日常活動の強化。僕は一期生、二期生の人たちにしょっちゅう言ってきた。「君たち、東京にいたってなんの役にも立たない。君らの役割は次の選挙で当選すること。それが政権に近づくことだから、委員会や本会議のある日以外は国に帰れ」と。田中(角栄)先生もよく言っていましたよ。「地元のこともできないで、なんで天下国家のことができるのか。まず地元をよく歩け。何をみんなが求めているのか、何が彼らの幸せであり、何が悲しみなのか。それをみんなわかってやれ。まず地元に根っこを生やして、地元の人の気持ちをくみ上げ、それを代表できるような政治家になれ。それから天下国家だ」と。
 だから、今度の選挙結果は、民主党にとっていい薬だと思っている。
月刊「BOSS」 12月号 2005年10月24日(月)

●北朝鮮
今、自民党で経済制裁法案を出そうなんていっているでしょう。民主党の一部も「そうだ、そうだ」なんて同調する動きもある。僕は、北朝鮮のような体制の国家には、話し合いだけでけりがつくとは思ってませんよ。強い決意を持ってやらないといけない。どうしても話し合いにならなければ、経済制裁でもなんでもやる決意をしなきゃいけない。
だけど、日本人の意識ときたら、もうまるっきり甘ったれなんですよ。北朝鮮は、もし経済制裁を決定したら、その当事国からの宣戦布告と見なすといっているんです。これは嘘じゃないですよ。戦争が始まるということです。一番徹底した被害に遭うのは、間違いなく日本ですよ。
週刊現代 1月17日号 2004年1月5日(月曜日)

大切なのは、あの独裁国家を爆発させないで、いかにしてソフトランディングさせ、まともな国にするかということです。そのために最も重要なことは、日米で強調して取り組むとともに、北朝鮮に対して最も影響力を持っている中国とも協力し合うことだ。ところが、その中国と首脳同士が直接話ができないわけでしょ。これじゃあどうにもならない。米国は中国の重要さが十分わかっているから、今回も中国と頻繁に接触して話し合っていたでしょう。
論座 9月号 2006年8月1日(火)

●普天間基地移転問題
「下地島には空港があるんだよな」。出席者によると、民主党の小沢幹事長は29日夜、与党3党の幹事長、国会対策委員長らを集めた会合で指摘した。下地島には民間航空会社が離着陸などの訓練に使用する3000メートル級の滑走路がある。この滑走路を活用できないかと提案したという。
日本経済新聞 2009年12月31日


●小沢一郎の政治理念
私たちは、「共生」を新しい国づくりの理念として、あらゆる面で筋の通った「公正な国・日本」をつくる。そのために、国民一人一人が自立し、国家としても自立することを目指す。
内政では、わが国社会の活力を高め、成熟した経済・社会を維持していくために、自由で透明な開かれた経済・社会の実現を推進する。政府は、市場に直接介入して統制することを最小限にとどめ、公正なルールの策定と運営に当たる。
同時に、自由な競争は、社会の安定を保障するセーフティネットの確立が大前提であると考え、その整備を進めて格差をなくすことを、民主党政治の最重要課題とする。そのためにまず、雇用、社会保障、食料等の面で「日本型セーフティネット」を構築する。それにより、すべての国民の命と暮らしを守り、様々な人たちがともに生き、大多数の国民が安全・安心の生活を送ることのできる社会をつくる。
外交では、先の戦争に対する反省を踏まえて、一つには人間と人間、国家と国家との「共生」、つまり日本及び世界の平和の確保、もう一つは人間と自然との「共生」、つまり地球環境の保全を、日本が率先して進めることを国是とする。
また、世界の国々と相互の信頼に基づく対等な関係を積み上げ、平和で自由で開かれた国際社会の実現を推進する。特に、米国とは対等な真の同盟関係を築き、中国、韓国をはじめアジア諸国との信頼関係を醸成する。
わが国は、自民党による長年の無原則・無責任な政治の結果、今や屋台骨が崩れかかり、日本の良さは失われ、国民の心の荒廃は限界を超えようとしている。しかも、国民の現状不満と将来不安を背景に、極端で偏向した「煽動政治」が台頭し、日本の危機を一段と深刻にしている。
私たちは、このような日本を土台からつくり直し、新しい仕組み、新しいルールを定めることで、日本の良さを保守し、日本が21世紀も平和と安定を続けていける基盤を確立する。その第一歩として、日本を真の民主主義国家にするために、ますます強まっている官僚支配の政治を打破し、主権者・国民の代表である政治家が自ら政策を決定して実行する議会制民主主義を定着させる。それにより、国内においても国際社会においても、安定感のある信頼される「常識の政治」を行い、「普通の国・日本」を実現する。

●改革目標
日本を、筋の通った「公正な国」にする。

●改革理念
総理大臣が主役ではなく、国民が主役となり、暮らしや仕事の現場で自ら改革の担い手になること。
一部の「勝ち組」だけが得をするのではなく、雇用を確保したうえ仕事と生活を両立させ、努力した人が報われるようにすること。
単なる節約や切り捨てではなく、情報化やグローバル化に対応して仕組みそのものを変え、国民の力が最大限に発揮できるようにすること。
日本の伝統と文化が育んできた日本人のよさを破壊するのではなく、それを再生、発展させ、日本に自信と誇りを持てるようにすること。



こうして見てみると、世界情勢や日本の政治状況により、その都度、語録も変化しているが、それはブレでも何でもない。あくまでも政治理念と目標の筋が一本通っていて揺るがなければ、あとはそのための戦術であり目的達成のための手段でしかないので、それが変わっていくのは、むしろ当たり前のことで、これをブレると言っている輩は批判のための批判で言いがかりというものである。
一度「小沢一郎語録」で検索してみてください。それは酷いものです。是非、何度もグぐって(Google)いただき、変な語録を蹴散らせてください。

グーグル(小沢一郎語録)


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