日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




高野山+(プラス)外国人参政権臨時国会見送り= -(マイナス)創価学会

Category: 小沢一郎   Tags: 創価学会  参院選  小沢一郎  憐れ自民党  
最近の小沢さん関連のニュース2連発

「高野山」と「在日参政権」臨時国会見送り

この二つのニュースの共通項は?

創価学会と民主党との距離間か?

小沢幹事長:高野山訪問 松長管長と会談
 民主党の小沢一郎幹事長は10日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山「金剛峯寺」を訪れ、全日本仏教会会長でもある松長有慶管長と会談した。同会は07年参院選で20人(自民10、民主8、国民新2)を推薦しており、来夏の参院選に向けた「地方行脚の一環」とも見られているが、小沢氏は「選挙運動に来たわけではない」と否定し、誠心など「日本人の心」の回復の重要性を訴えていた。

その後
 
小沢氏は会談で、欧米文化の背景にあるキリスト教を「排他的」と述べ、仏教を「心の広い、度量の大きな宗教であり、哲学だ」と語った。「日本人の心を取り戻さなければ、本当の意味の政治はできない」とも伝えたといい、記者団から選挙協力についての質問が飛ぶと「そういう現実の政治レベルの話ではない」と不愉快そうだった。

②小沢幹事長、外国人参政権「政府提案で」
 民主党の小沢一郎幹事長は10日、永住外国人への地方参政権付与法案について「外交政策が背景にある問題。やるならば原則として政府提案でやった方がいいと思っている」と述べ、臨時国会への議員立法提出に否定的な考えを示した。和歌山県高野町で記者団の質問に答えた。
 民主党の高嶋良充参院幹事長も同日の記者会見で、「党としてまったく議論していない」と述べた。同法案を巡っては同党の山岡賢次国対委員長が6日、自民党の川崎二郎国対委員長に「議員立法での提出を検討している」と伝えていた。11月10日22時50分配信 毎日新聞

自民党、舌のねも乾かぬ二連発

①道路族が復権?=調査会廃止、2週間で特命委新設-自民
 自民党は10日、道路政策特命委員会を新設し、石破茂政調会長の委員長起用を決めた。同党は族議員の党内影響力排除のため10月末に、道路調査会を廃止するなど、87あった調査会・特別委員会を18に整理・縮小したばかり。わずか2週間で、道路関係の組織を復活させた。
 党執行部は、同特命委設置の理由について、鳩山政権が掲げる暫定税率廃止や高速道路無料化で影響を受ける地方自治体などからの「陳情の受け皿が必要」(政調幹部)としている。2009/11/10-21:54時事ドットコム

②参院全選挙区で公募 自民・政権構想会議 世襲制限は撤回
11月7日7時57分配信 産経新聞
自民党の再生策を検討する政権構想会議は6日、来夏の参院選の公認候補者などを決める基準をまとめた第1次勧告を谷垣禎一(さだかず)総裁に提出した。参院選では「勝てる候補」を擁立するため、全選挙区で「透明感ある選考方法」を導入し、公募を活用する方針を示した。党内には党再生を印象づけるため、長老議員を公認から外すべきだとの声もある。8月の衆院選マニフェスト(政権公約)で次期衆院選から配偶者と3親等以内は禁止すると明記していた世襲制限は、公募という条件を付けて事実上撤回した。

自民党はどうしてこんなことが堂々とできるのだろうか?
国民の批判などは無視して、今の開き直り自民党なら、何をやっても、関係ないとでも思っているのだろうか?
片や国民の目線に立ち必死に働いている与党と、野党自民党との国民に対する姿勢には、雲泥の差があり、野党にもなりきれない自民党が憐れに思えてきた。



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やはり小沢一郎は真の二大政党制実現のため、自民党の改革まで考えていた

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  二大政党制  林住期    
これまで小沢一郎についてこのブログでよく取り上げているが、タイトルになっているものは3つある

昨年末の12/30日刊ゲンダイに掲載された記事は、まさにこのブログの 10/3 「小沢一郎が自民党を救う?!」 で真の二大政党制のため、小沢さんは自民党の再生まで考えている、というエントリーが本人の口から証明された。
ただもう少し若ければ、自民党まで踏み込んでやると言っているが、68歳はまだまだ若いのではないか!

古代インドの思想では、人の一生を4つの時期に分けて考えている
「学生期」(がくしょうき) 0~24歳 修行に励む時期
「家住期」(かじゅうき) 25~49歳 職業と家庭をもって社会生活を営む
「林住期」(りんじゅうき)50~74歳 仕事と家庭を捨てて森に住む
「遊行期」(ゆぎょうき) 75~90歳 森を出て、天下を周遊し、人の道を伝え、生涯の結実を世に残す

五木寛之著のベストセラー本「林住期」では、社会人としての勤めを終えたあと、すべての人が迎える最も輝かしい「第3の人生」とのこと。

元々はインドのヒンドゥー教の男子に適用される理念的な人生区分のことで、「アーシュラマ」という。
「古代インドにおいては、ダルマ(宗教的義務)・アルタ(財産)・カーマ(性愛)が人生の3大目的とされ、この3つを満たしながら家庭生活を営んで子孫をのこすことが理想だとされ、いっぽう、ウパニシャッドの成立以降は瞑想や苦行などの実践によって解脱に達することが希求されたところから、両立の困難なこの2つの理想を、人生における時期を設定することによって実現に近づけようとしたものであろうと推定されている」 (ウィキペディア)

この区分で、小沢一郎の政治家人生を考えてみた。

「学生期」
田中派時代
大学院在学中の1969年(昭和44年)、父・佐重喜の急死に伴い第32回衆院選に旧岩手2区から自由民主党公認で立候補し、27歳の若さで当選した。この総選挙を党幹事長として指揮したのが田中角栄で、以後木曜クラブ(田中派)に所属し、田中の下で薫陶を受けた。田中角榮を「オヤジ」として慕い、政治のイロハと人生の薫陶を受けたと語る。それは「どぶ板」とも言われる、人口密度の低い農村部から始め有権者の家を一戸一戸回っていく地道な選挙活動を決して怠らない事をオヤジから学んだという。

「家住期」
竹下派時代
1985年、木曜クラブの領袖として影響力を保持していた田中に、反旗を翻した竹下登、金丸信らと共に派内勉強会「創政会」を結成。のちに経世会(竹下派)として独立した。竹下の総裁就任に奔走し日本皇民党事件の際には金丸とともに稲川会幹部の元に出向いている。竹下内閣の発足後、小沢は党・政府の要職を歴任し竹下派七奉行の一人に数えられ、官房副長官にも就任した。第1次海部俊樹内閣では党幹事長に就任。

「林住期」
自民党離党、非自民連立政権成立
1993年(平成5年)6月18日、野党から宮沢内閣不信任案が上程され、羽田・小沢派ら自民党議員39名が賛成、16名が欠席する造反により不信任案は255対220で可決された。宮沢内閣は衆議院を解散し、自民党離党。
新進党で待望の政権をとるがもろくも8が月で崩れ、再び林に住むごとく、野党としての茨の道を歩む。後、自由党を経て民主党へ合流する。

「遊行期」
民主党が圧勝し、政権交代を果たす
小沢の推進力は特に選挙において発揮される。また、小沢の悲願だった国会改革についても、国民のための改革でり、野党のためでもあるという。今まで培ったものを社会に還元し、二大政党制についても確固としたものを後世に残そうとしている。

まだまだ、小沢一郎には働いてもらわなければ困る。これだけのビジョンを持ち、日本の国の方向性をしっかり見据えて、ブレることなく目的に向かって走り続けてきて、これだけ国民を引っ張っていける政治家は他にはいない。
敵も多いが、その偉業や価値は後の人達が、より評価を与えると思う。

以下日刊ゲンダイの記事

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 「自民党は一度、徹底的にやられないとダメなんです」 

国民も「自分たちが政治を変える」意識改革が必要
本当の議会制民主主義が動き出す。国民の方々はそれを見た時に、これこそが政権交代だと、実感される。2010年はそんな年になると思います。

政権交代を実現した民主党の政権は早速、事業仕分けで予算編成の過程をオープンにしました。事業仕分けを経て、編成した来年度予算案は、国民と約束した「コンクリートから人へ」、つまり、人にやさしい政治を反映した予算案になっています。自民党や専門家、メディアがバラマキだと批判した子ども手当、農家への戸別所得補償、高速道路無料化など、官僚任せの政治では絶対できなかったことが始まります。

もちろん、これらも政権交代の成果ですが、もうひとつ、大きなメディアでさえ、ほとんど理解していないのが国会の改革、政治改革です。
通常国会では冒頭に国会法など改正案を通したいと思います。官僚の答弁がなくなり、国会審議は様変わりします。
政治主導を貫くために副大臣、政務官も増やさないといけない。戸別訪問の解禁をはじめ選挙運動の自由化、政治資金の透明化も進めたい。

僕がずっとやってきたのは、国民主導の政治を機能させる仕組みづくりなのです。これまでの日本にはそれがなかった。国民が政権交代を望んでも、政治のシステムが阻害してきた。

日本は今まで、大まかな、いい時代だったのです。順調に経済が成長し、格差のない社会だった。だから、国民は官僚支配の政治を肯定し、それを変えることに躊躇(ちゅうちょ)、ためらいがあった。しかし、いわゆる「小泉改革」以来、格差はどんどん広がるし、年末のボーナスの減り方は過去最高でしょう。ここ10年くらいで日本はめちゃくちゃになった。これからはもっと危ない。もう我慢できないということで、政権交代が実現したのです。

国民の皆さんには、自分たちが政権を変えたのだという自覚を持って欲しい。政治主導とは国民主導です。官僚任せ、お上任せの政治ではなく、自分たちが監視し、自分たちが政治を変える。そうした意識を持って欲しい。僕たちも政治主導がきちんと機能するように政治改革、国会改革をやっているのです。もし我々が国民の期待に応えられないようであれば、より良い政党を選べばいい。そういうシステムにするのが僕の長年の夢であり、ようやくその第一歩を踏み出した。日本の政治は間違いなく変わっていきます。

野党のための改革なのにわかっていない

国民が政権選択をするためには野党も重要です。みんなが勘違いをしているのですが、日本では国会の第1党が政府をつくるから、その意味では完全な三権分立ではないんです。政府・与党が行政と立法を押さえている。僕は15年間野党暮らしをしてきたから、よく分かりますが、野党には何の情報もないのです。だから、我々が議会の多数を取っている間に、国会の機能を充実させたい。国会の情報収集能力を強化させ、野党もしっかりとした情報を取れるようにしたい。そうすれば、国会で与野党がより活発な議論ができるわけです。
それこそが政治主導なのに、さっぱり分かっていないのが自民党自身なんです。

自民党は、次の時代を背負って立つ人が出てこないとダメです。旧態依然の感覚では再生できない。僕は自民党を否定しているわけではありません。自民党は日本的なモラルのある政党で、いいところがあったけれども、長年、権力を握っていたせいで、その政治権力そのものを自分たちのものにしようとして、堕落した。だから、国民からノーを突き付けられた。

自民党は今度の参院選で負けると、本当に壊滅的になってしまう。でも、一度、徹底的にやられないとダメなんです。再生はそれからです。だから僕は参院選の準備は一生懸命やっています。目標は民主党の単独過半数獲得。そのためには60議席以上取らなければなりません。

若けりゃ両方再生したい民主党だって、まだまだ成熟していません、完璧な政党ではありません。民主党をしっかりとしたものにして、一方で自民党の再生・再建に期待したい。そうなれば、2大政党制が本当に機能する。

僕がもう少し若ければ、その両方をやる余裕があるけれども、この年だからムリ。まずは民主党をしっかりさせることで精いっぱいです。
いずれにしても、政府、内閣、そして、政治のあり方を決めるのは国民自身です。

民主主義の基本は選挙であり、主権者が主権を行使する機会は選挙しかない。その意味で、これまでのように選挙を軽視する風潮は非常に危険です。民主主義を否定することになる。国民が自分でよりよい政治を選択する。それによって、国民の側にも責任が生じる。これからはそういう時代になるのです。





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半年で出た結論「日本を歪めている諸悪の根源」は、1.官僚組織、2.検察組織、3.マスコミ、4.創価学会、5.米国一辺倒主義者

Category: 未分類   Tags: ブログ  創価学会問題  小沢一郎  マスコミ問題  
このブログを始めてから半年が過ぎた。

お陰様で、毎日みている政治ブログトップの「カナダde日本語」で紹介していただく光栄に預かったり、よく参考にさせていただいている「阿修羅掲示板」にて何本も記事を張ってもらい、多くの人に見に来ていただくきっかけとなったり、「青山貞一氏の独立系メディア」にも記事を紹介していただいたりと、日々書く上での大きな励みとなっている。
ランキングも、様々なご協助の下、見に来られる方も増え、上がったきていてこの場にて感謝申し上げたい。

このブログは、先の東京都議会選での結果で、公明党=創価学会の巧みな選挙戦術を目の当たりにして、日本の歪みを矯正するには政治変えていくしかない、との想いや焦りから、民主党を応援しつつ自公政権の最後と創価学会の動きを注視していこうと始めた。

政権交代がなされ、これから日本も変わっていくだろうという時に、検察とマスコミがタッグを組み、既得権益者や霞ヶ関高級官僚なども加わって、鳩山政権に対する執拗なバッシングの嵐が吹き荒れ、それまで民主党に期待していた人々も少しずつ洗脳されだしてきた。

日々のニュースの背後にある「意図や思惑」などに焦点を当て、日本社会の病巣の根源はどこにあるのか自分なりに考えながら、こうした状況を回りの人達にも知ってもらいたいと、このブログを紹介したり、議論したりして手探り状態でなんとかここまでやってこれた。

公明党=創価学会については、その最終目標が何であるのかを知るに付け、このままこの集団を放置すれば、近い将来必ず日本社会に歪み(ひずみ)が生じ、暗雲が立ち込めるとの危機感があった。

政権交代によって公明党=創価学会が下野したことで、その予感が少しだけ先になったというだけで、正しい診断のもとに処方箋を打ち出し、今のうちに対策していかなければ、傷口が化膿し治療が困難になるから油断は許されない。

しかしそれ以上に今の検察の暴走には民主主義の根幹をも揺るがす大きな問題であり、ブログも検察関連の記事が多くなった。

この半年間で得た結論として「日本社会の諸悪の根源」は、
①国民の血税を吸血する官僚組織と特殊法人
②最高権力機関としての検察組織
③「報道5原則」(推定無罪の原則、公正な報道、人権を配慮した報道、真実の報道、客観報道)を全て無視したマスメディア
④日本を総体革命の名の下、国の乗っ取りを目標としている創価学会
⑤アメリカ国益を優先し日本の国益を阻害している人と組織
である。

このうちのマスメディアについては、この5つ全てに絡んでいて、本来こうした国益を損なう権力組織については、追求する立場であるにも関わらず、その使命を忘れ国益よりも企業益、事実よりもクライアントの意向に重きを置いている今の現状は、最も憂うべく事態である。影響力から考えたら、国民世論を一つの方向に持っていこうと思えば、マスメディアを通じて簡単に出来てしまう、ということからも最もチェックが必要な権力機関である。

マスメディアによる世論形成の例として、小沢一郎という政治家ほど世の中の評価が真っ二つに分かれる人も珍しい、という内容の記事を書き、アンケートで好きか嫌いかを実施したが、マスコミによる一方向の偏った報道による影響が顕著に現れている。
きっかけは自分の周りの人達に「小沢一郎について」どう思うか」聞くと、ほぼ100%私に言わせればマスコミによって作られた人物像をそのまま、なんのためらいもなく口にする。問いつめたりはしないが「なんでそう思うのか」と軽く聞いてみると、あれこれと理由は言うが、だいたいは「なんとなく」という極めて感情的・感覚的な言葉に終始していく。
ほとんどの人がマスコミの刷り込みによって感情的障壁とも言える壁を築いていて、いくら著書の内容などを言っても砂に水状態だった。これが洗脳の怖さであり、マスコミにおいては社会的責任以上に、社会に心理的な影響を及ぼしてしまうという道義的責任のほうが重いと思う。

アンケートでは、最初は「好き」がダントツになったが、鳩山総理の故人献金問題が発覚すると、「嫌い」が逆転しかなり「好き」を引き離していった。1/15日に石川議員が逮捕され、小沢さんの事情聴取がなされた辺りから急激に「好き」が伸びてきて今はダブルスコア近くになって「好き」が圧倒している。

検察・霞ヶ関・既得権益業者と小沢・民主党との権力争いであることを、国民が気づき始めたということであると同時に、国民主権か官僚主権かの国家のあり方までも問われていることも認識しだしたのではないかと推測する。

2月4日が頂上決戦となるが、検察が暴走すればするほど「何かがおかしい」と感じる国民が増えていくことは間違いないと思う。

「週刊朝日」の検察リークを認めたあたりから、確実にジャーナリズムの意識も変わってきたように感じる。

これはネット世論の影響も少なからずあるはずだ、と自分に言い聞かせながら、今後も皆様の支援の下「日本の歪みの根本原因を追究しつつ、「マスコミと高級官僚を監視」していきながら、少しでも日本が住みやすい国になれるように願う今日この頃である。


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「立花隆が緊急寄稿」の全文 (保存資料用) *長文

Category: 立花隆   Tags: 立花隆  検察  マスコミ問題  小沢一郎    
2/2~2/5にかけて立花隆氏が、小沢VS検察についての「3回の緊急寄稿」をしている。
以下、少し落ち目の評論家が尤もらしく論じている、その全文を保存資料用として転載させていただいた。(長文)


立花隆が緊急寄稿(1)
異例の再聴取の裏を読む「小沢はもう終わりだ」 2月 2日(火) 15時58分配信

小沢は生きのびられるのか?
 小沢は基本的に終った! あと一日、二日は生きのびるかもしれないが、小沢の政治生命はすでに終っている、と私は思っている。

 一月三十一日、小沢は検察から二度目の事情聴取を受けた。それも三時間余にわたる長時間の事情聴取である。二度目というのも異例だが、それが三時間余にわたったというのも異例である。
 とりあえずの記者会見で、小沢は何でもなかったかのようなコメントをしたが、もちろん小沢は事態がどれほど深刻かがよくわかっている。

 だからこそあわてて記者会見で、もし自分に刑事責任を問われた場合には、どうするこうするという自分の進退問題にまで言及したのである。二度目、三時間余の事情聴取(とはいっても、一回目から被疑者調書を取られているから、むしろ取り調べといったほうがよい)の中で、自分が刑事責任を問われつつあるという感触を得たからこそ、小沢はこんな言及をしたのだ。明後日、秘書処分にともなって小沢が政治責任を取らざるをえない形での小沢処分があると見てまちがいあるまい。

 はっきりいって、小沢はもう終りと見てよいだろう。検察が二度目の事情聴取に踏み切るのは異例のことである。検察が目算なしに有力政治家の事情聴取に踏み切ることもなければ、秘書の逮捕(それも前元あわせ一挙に三人もの)に踏み切ることもない。ましてや二度目の本人事情聴取に踏み切ることはない。

■庶民の怒りが「法的妥当性」をただす

 もちろん、嫌疑の筋がただの形式犯にしか問えないような(たとえば交通規則違反とか軽犯罪法違反)事例であればそこまではやらない。今回小沢が問われている事例は、そのようなケースではない。
 政治資金規正法違反は、形式犯ではない。いまや、かつての贈収賄罪と同じような、政治とカネの問題にかかわる中心的な犯罪になっている。政治資金規正法違反の性格をそのようなものに変えたのは小沢一郎その人である。
 金丸信の事件までは、政治資金規正法違反は社会的にも実質的にもそのような(秘書に押しつければすますことができる)形式犯罪とみられていた。しかし、それをそのような形式犯罪と見たが故に、検察は金丸を略式起訴罰金二十万円でおさめようとして、それに怒った一庶民が黄色いペンキを検察庁の看板に投げつけるところがテレビ画面に映し出されたところからすべてが変った。そんなバカな形式処分でことをおさめてよいのかという庶民の怒りが法的妥当性の議論をただした。
 小沢の政治改革(政治資金改革)は、すべてこの黄色いペンキ事件から出発している。その基本的発想は、贈収賄事件など、特殊な事犯で政治家の不正なお金の流れを取り締まることはむずかしいから、むしろ、政治家のお金の流れ一般の透明性を高めれば自然に不正なお金の流れも消えるだろうということで政治資金規正法中心に取り締まりの流れを変えたのである。といっても取り締まりラインをあまり低く設定すると、違反事例が多くなりすぎて事務処理に困る。結局、国会議員クラスをやる場合は、違反金額が一億円を超えるケースというのが、ここ数年の事案でなんとなくできかけていたガイドラインだった。

■角栄・金丸に並ぶ事件

 そのガイドラインからみて、小沢のケースは、四億円(ないし八億円)であるから、文句なしに大きすぎるほど大きい。小沢の四億円は、田中角栄ロッキード事件の五億円、金丸信の五億円(佐川急便事件)とくらべて金額的に文句なしに同列にならぶ事件なのである。
 これが単なる政治資金規正法違反事件にとどまるか、それとも、もっと大きな事件に広がるかは、まだよく見えていないが、政治資金規正法違反だけにとどまったとしても、その金額の異常な大きさは、それが現金で動かされたという形態の異常さ――四億円のキャッシュは、四十キログラムというとてつもない重さになる――とあいまって、小沢の金銭感覚の異常さをよくあわらしている。
 小沢一郎の金銭感覚の異常さは、彼が政治家の一年生としてこの世界に入ってきた当初から、田中角栄、金丸信という歴代の政治家の中でも最も金銭感覚の異常な超権力者たちの側近の政治家として育ってきたというキャリアのしからしめるところが大だったのかもしれない。小沢のもう一つの異常さは、その不動産への執着ぶりで、日常、走っている車の中から、なにかいい売り物件を目にすると、すぐに、それがいくらか、どのような条件かを調べさせるというエピソードによくあらわれているが、実はそのような性癖は田中角栄も持っていたことが、よく知られている。おそらく、小沢は田中角栄に付き従って歩いているうちに、その性癖を自然に学び取ってしまったのかもしれない。そのような不動産を入手しては、秘書の住居として利用させたりしていたというあたりも、田中角栄の不動産利用法とそっくりである。また田中角栄の場合、それら不動産をペーパー・カンパニー(ユーレイ企業)名義として所有し、それらユーレイ企業が幾つもあったことで知られているが、小沢の場合は、ユーレイ企業の代りに陸山会などの政治資金団体名義にしていたわけで、カタチこそちがえ、構造的には、田中角栄がやっていたこととそっくりである。ここにおいても師匠ゆずりの手法が習い性となっていたといえるのではあるまいか。

■古い日本型政治と訣別を

 小沢は終るが、これで民主党が終るわけではない。もちろん自民党が復活するわけではない。前回選挙で獲得した民主党の議席をここで捨てなければいけないというわけではない。今回の不祥事は小沢一郎という異常な性癖を持った政治家個人の不祥事であって、民主党という政党の不祥事ではないから、この際、責任は小沢に押しつけて、民主党政権は維持しつづけてよい。今回の小沢の不祥事は、むしろ小沢の中の自民党的体質部分がしからしめたものといってもよいのだから、この際、日本の政界は、小沢に日本の政治の古い体質を全部押しつける形でその責任をとらせ、むしろ事件の再発防止にエネルギーを注ぎ、ここで抜本的に日本型政治の古い体質に抜きがたく存続してきた政治資金問題の最終解決をはかれるのがよいと思う。
 最終解決はそれほどむずかしい問題ではない。それは要するに、すべての政治資金の収入も、支出も各議員一定の銀行口座経由のみとすることにすればいい。そうすれば政治資金の流れは完全に透明になり、何か問題が起れば、その流れをすぐトレースできるから、今回のような問題はそもそも起きないし、起きても、ああでもないこうでもないの無駄な議論をいっさいなしにできる。
 こういうときだからこそ、これを一挙にやってしまえば、それこそ百年も待たずに一挙に河清が得られること必定である。
 小沢、小沢で騒ぐのはもういいかげんでヤメにして、日本の政治をよりよくするために、小沢の終りをいかに利用するか、という方向に発想の転換をはかるべきではないか。 最終更新:2月 2日(火) 15時58分

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立花隆が緊急寄稿(2)
「小沢不起訴」の先を読む 2月 5日(金) 19時47分配信
小沢の署名がふたつ並んだ「確認書」
立花隆(評論家)

 小沢不起訴で小沢は助かるのか? とんでもない。不起訴があまりにも不当であるがゆえに、小沢はむしろ大転落への道を大きく踏み出してしまったのだ。
 問題点ははっきりしている。小沢の三人の秘書は虚偽記載を認めている。彼らの有罪は確定しているといっていい(池田秘書のみ未確定らしいが)。ポイントはその虚偽記載は秘書が勝手にやったことで、小沢の指示・命令・相談・報告・了承などの関与があったのか、なかったのかである。
 あれば小沢は共犯、なければ秘書の単独犯である。

 常識的に考えれば、小沢の事務所は、いかなるワンマン企業よりも激しいトップダウンの組織で、秘書らは日常奴隷のごとくとまではいわないが、召使いのごとく仕えている組織なのだから、小沢が何も知らない間に秘書が勝手に何億円もの資金を動かすなどということがあるはずはない。

 今回起きたことは、そのあるはずがないことが起きたと、小沢も秘書も口裏を合わせ、その口裏合わせを検察は突き破れなかったということなのだろう。

■検察は思いこみを捨てろ

 だが、それは「これこれのことを小沢先生から命令されてやりました」というような秘書の百%の自白調書でガチガチに固めないと、立件できない(そこまでやらないと裁判で負ける)という従来の検察の固定観念がそう思わせているのである。

 その思いこみを捨てて、このようなケースでは、まず事務所の日常の金の動きと日常の小沢と秘書の関係を一般的に立証した上で、あとは間接証拠の積み重ねで、他の可能性(秘書の横領、泥棒など)をひとつひとつつぶしていけば小沢の関与は自然に浮かびあがってくるはずだから、それで充分と発想を転換していけばいいのである。

 あとは裁判官の常識的な当り前の判断力にことをゆだねてしまえばよいのである。本来裁判とはそういうものだと考えればよいのである。

 ガチガチの自白証拠で二百%固めなければこういうケースは立件できないなどと思うからつい自白を求めて無理な取り調べをすることになる。そして、検察憎しの立場に立つ一部マスコミにバカバカしい批判――たとえば、つい最近起きたと伝えられる(検察は事実無根と抗議)、子供を持つ石川の女性秘書を一〇時間も無理な取り調べをして保育園に通う子供を迎えにいけなくしたなど――を許してしまうことになる。

■筋の通らない小沢の弁明

 私にいわせれば、もう小沢関与の立証に充分すぎるほど充分な間接証拠の山を検察はすでに持っているはずである。
 あとはガチガチの自白証拠がないと立証に充分でないという固定観念を捨てて、早く法廷での立証合戦に持ち込むことだ。法廷での勝負に持ち込み、腕ききの立ち会い検事にすでに集めた証拠の数々を存分に使った立証をやらせれば、小沢有罪に持ち込むことは苦もないことだと私は思う。

 だいたい誰がどう考えたって、小沢の弁明は筋が通っていない。小沢の関与・了解なしに、四億円もの虚偽記載が小沢事務所で秘書の独断で行われるわけがない。法廷での立証は、通常の判断力を持った通常人(裁判官)を充分納得させられればいいのであって、そうむずかしいことではない。

 すでに、各種の世論調査で、小沢の弁明をそのまま信じている人などほとんどいないという事実の中に、裁判になったらどっちが勝つかがすでにあらわれているといってよいのである。こういう状況の中で、伝えられているように、検察はすでに小沢不起訴の腹を決めたというのがホントなら、それは検察が石橋を金づちやハンマーで叩きに叩き、ついにはショベルカーまでもってきてガンガン叩いた上で、結局渡るのをやめてしまったというくらいの度胸なしの決断をしたことになる。

■腕力ではなく頭の勝負

 思い出すのは、ロッキード裁判の立ち会い検事だった堀田力検事である。あの人は、法廷ドラマの検事役のような芝居がかったところは全くない人で、それこそ淡々というほかないような、静かに立証を詰めていくだけの人だった。しかし、しばらく時間が経過して振り返ってみると、実に見事に弁護側の逃げ道をふさいでおり、いつのまにか詰め将棋と同じように弁護側は雪隠詰めになっているのだった。ときどきチラリチラリとはさんでいく「あなた、その段ボールをどこかでちがう段ボールとすりかえてしまったとか、そういうことはなかったですか」などといった、一見バカげた質問が、あとからみんなきいてくるのだった。それを見ながらいつも「ああ、法廷立証というのは、数学みたいだ」と思った。いかなる推理小説よりも面白いと思った。

 いまの検察首脳にそういう頭の勝負ができる検事がいれば、「ガチガチの自白調書をちゃんと集めて来い」というような腕力勝負を挑まず、とっくに立件に踏み切って法廷勝負にもちこんでいたはずである。そして、すでに法廷で何度も尋問で小沢をキリキリ舞いさせ、誰の目にも小沢の敗北が明きらかになるという名場面を演出できていたはずである。

 ロッキード裁判は、そういう名場面が幾つも幾つも連続して出てきたからこそ、文句なしの検察側勝利に終ったのである。

■出発点となったのは週刊誌記事

 小沢裁判だってそういうことは充分可能なはずだ。たとえば、一部の人にはよく知られている「確認書」の一件である。

 二〇〇七年二月二〇日、小沢は自ら記者を呼び集めて、不思議な「確認書」なるものを公開した。これは、「政治家小沢一郎」と「陸山会の代表者としての小沢一郎」の間にとりかわされたというおかしな「確認書」で、政治家小沢一郎は、陸山会所有の一連の不動産に対して、いかなる権利も保有していないことを、陸山会代表小沢一郎との間で確認するという内容になっていた。どういうことかというと、政治家小沢一郎は一連の不動産(いま問題の世田谷の土地から、都心部のマンションなど一時は合計一一件、一〇億円超の物件。現在は六件)の名義人になっているが、これは政治資金団体陸山会は法律的に「権利能力無き社団」であるため不動産の登記ができないので、その代表者の小沢一郎個人が個人名で登記しているというだけのことであって、政治家小沢一郎が登記したからといって、「政治家小沢一郎はこの物件に対して何の権利ももっていないことを確認する」とした「確認書」なのだった。

 なぜこのような奇怪な「確認書」が出されたのかというと、二〇〇六年五月に、「週刊現代」(六月三日号)にジャーナリストの長谷川学氏が、「民主党代表小沢一郎の“隠し資産”を暴く」という記事を書き、小沢がとてつもない一群の不動産物件をあちこちに隠し持っているという事実を詳細にあげたことに怒り狂い、長谷川氏と発行元の講談社を名誉毀損で訴えるという事件が起きたからだ――考えてみると、今回の事件は結局、この暴露記事から出発しているのだ。

■偽造された「確認書」

 この記事は、これら不動産は陸山会のものということになっているが、真実は小沢個人の隠し資産ではないのかと追及していた。それに対して、小沢が、いやそれら不動産はあくまで政治団体陸山会のもので、小沢個人とは関係ないのだということを示そうとして、この「確認書」を得意気に記者たちに示したのだった。

 そして、名誉毀損の訴訟では、この「確認書」を問題不動産が政治家小沢とは無関係であることを示す証拠物件として、東京地裁に提出したのだった。

 ここでいっておけば、このような証拠にはしかるべき証拠力がないとして裁判所の取るところとはならず、この名誉毀損裁判では、講談社側が勝訴、小沢側が敗訴している。
 さて、ここで私がいいたいのは、今回の事件の捜査過程でこの「確認書」が、小沢側が偽造したものであることが明らかとなってしまったということである。

 最近発行された「文藝春秋」二月号に載った小沢の石川秘書の地元秘書をしていた金沢敬氏の告発(「消えた五箱の段ボール」田村建雄著)によれば、昨年三月三日の小沢の秘書大久保隆規が逮捕されたときに、北海道から急ぎ上京して、大久保逮捕後の一連の証拠隠滅工作にまきこまれた経緯を次のように語っている。

「(石川は)『パソコンをどうするかも地検が来る前にみんなで話し合ったけど、さすがに今時パソコンがない事務所はおかしいので、残しておいた』などとも言っていました」

 このとき彼らが事務所に残してしまったコンピュータが検察に押収され、そのハードディスクの中身を解析していったところ、このコンピュータで例の「確認書」が作られたということがバレてしまったのである。

 そして驚くことには、その「確認書」の製作年月日が、実は問題の記者会見の直前であることがわかってしまったのである。
 さてここで注目していただきたいのは、上の「確認書」の小沢の署名部分である。ごらんの通り、もっともらしいものに見せるために、小沢は政治家個人の小沢一郎と陸山会代表小沢一郎を区別するために、印鑑を押している。

 これは裁判所に提出した証拠物件の偽造であるから、法治国家の根幹をなす重大問題である。

■予算があがった当日に逮捕された金丸

 昨日の小沢不起訴のニュースで、街の声を拾うと、釈然としない人々の顔が目立った。小沢にかけられた疑惑は何も解明されていないのに、小沢が早々と不起訴になってしまうのか、という感じの不満顔でいっぱいだった。それを見て、これは金丸信の佐川急便事件のときの黄色ペンキ事件寸前だなと思った。

 それはそうだろう。誰が見たって、小沢不起訴はおかしいのである。もし、本当に、これが「これで小沢は真っ白です」の不起訴なら、私だって、黄色いペンキを投げに行きたい。

 だけど皆さん早まってはいけない。これは「小沢真っ白」の不起訴ではない。検察はやろうと思えばあとを法廷勝負に賭けて、すぐにでも小沢を逮捕できるような材料をいろいろ手持ちしていながら、それをいま行使しないだけなのだ。法廷勝負に賭けたりせず百%の勝利を確信できるところまで一件を仕上げるための時間稼ぎ戦略に転じたというにすぎない。
 
なぜか。
 消息通が解説してくれた。

「検察が政治家を捕まえる場合、検察は政治を混乱させることをきらいますから、時機を充分に見はからいます。
 基本的に国会の開会中は逮捕許諾請求が必要になることもあるし、政治的混乱が避けられないからなるべく避ける。
 検察が特にきらうのは、予算審議を混乱させることです。だから、これまでもいくつも例がありますが、予算がかかっている場合は、予算があがるのを待ってからやるのが普通です」

 そうなのである。
 金丸逮捕にしてもそうで、予算があがったら、その日にやられた。

■幹事長辞任か議員辞職か

 いまから予言してもよいが、小沢はもう終りなのである。小沢が不起訴で枕を高くして寝られるようになったと思ったら大間違いである。
 逆にこれから一歩一歩逮捕の日に向けて詰めの動きが着実にはじまったのである。
 それが水谷建設の一件でくるか、税金の問題でくるか、あるいは政党交付金の問題でくるか入り口はまだ定かでないし、多分幾つかの「合わせ技」でくるのだろうがどれとどれを合わせてくるかなど、まだまだ定かでない点が多い。逮捕の日も予算があがる日か、別の重要法案があがるのを待つのか、あるいは別の重要政治スケジュールがあがるのを待つのか、その辺もまだわからない。しかし、事件は、金丸事件になぞらえていえば、「黄色いペンキ事件の日」から「突然の金丸逮捕の日」の間の「いつ何が起こるかわからない危険地帯」に入ったのである。

 そして、小沢にもそれがわかっているのだろうから、そして小沢もバカではないから、おそらく予算があがる直前など、いよいよヤバイことがわかった時点で、あるいは自分のマイナスイメージが民主党支持率をどんどん下げだすのが明きらかになるなどの時点で、小沢は幹事長を辞任するだろう。

 あるいはさらに議員まで辞職して、それを代償に逮捕だけはまぬがれさせてくださいというような、検察の慈悲を乞うための検察との駆け引きに出るだろう。
 民主党の政治家の方々はそのときをにらんで、いまから身の処し方を考えておくことだ。
 これからすべての政治家が一瞬たりとも気が抜けない、そしてすべての政治家がその政治家としての器の大きさを問われる日が間もなく連続してやってくる。

(文中一部敬称略) 最終更新:2月 5日(金) 19時47分

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立花隆が緊急寄稿(3)
小沢と検察、両者の会見から読み取れるもの=立花隆 2月 6日(土) 10時28分配信

 小沢不起訴の背景に何があったのか。
 表面的には「嫌疑不十分」、すなわち犯罪(政治資金規正法違反)の疑いはあるが、起訴しても公判を維持するに足る十分な証拠が集められなかったということになっている。とはいえ、検察の処分決定に際しては、最後の最後まで、すでに集めた証拠でも十分とする積極派と、これだけでは不十分とする消極派の間で争いがあったとされる。証拠評価は、証拠評価メーターのようなものがあってそれに載せればすぐに評価値が客観的に示されるというものではなくて、主観的な部分が大きいからどうしても積極派と消極派が出ることになる。裁判はやってみなければわからないという部分が結構大きいから、裁判をやらないと決まった以上、どちらが正しかったかの判定もつかないことになる。

 だが今回は、検察審査会の制度が変った効果によって、実は不起訴の決定が引っくり返って、小沢起訴になる可能性も結構あるというのはすでに伝えられている通りである。
 検察審査会の委員はクジによって十一人が選ばれ、うち八人が起訴相当の決議を二度にわたって行えば、検察がいやでも起訴されることになる(裁判所の指定した弁護士が起訴する)。十一人中八人ということはパーセントに直せば、七三%の賛成があればということで、まだ小沢不起訴後の世論調査があるわけではないが、結構引っくり返ることもありうるラインだと思う。

 面白いのは、この検察審査会の審査に、検察側はこれまでの捜査資料を提出して、なぜ不起訴の決定にいたったかを疎明しなければならないということである。
 不起訴決定後も国会審議を通じてこの問題はまだまだ多くの議論がつづけられることになっているが、それとは別の角度からの議論もつづくということである。


■元検事総長が綴った「指揮権発動」の真実


 ここで、いまひとつ異なる角度からこの一件を見直す必要があるという問題を提起しておきたい。
 それはこの不起訴決定の裏で、インフォーマルな指揮権発動があったのではないかという問題である。

 表向き、公然と行使された指揮権発動は、一九五四年の造船疑獄にあたって、検察が佐藤栄作自由党幹事長を収賄容疑で逮捕しようとしたのに対して、ときの犬養健法相がこれにストップをかけるために発動したもの一度きりということになっているが、実はそうではない。
 実はそうではないということは、指揮権発動問題に関していちばん権威あるとされる、伊藤栄樹元検事総長の『逐条解説 検察庁法』(良書普及会)に、はっきり次のようにある。

「いわゆる指揮権発動は、昭和二九年四月、いわゆる造船汚職事件に関して行なわれたそれがもっとも有名であり、一般には、それが唯一の例であるかのようにいわれているが、必ずしもそうではない。」

 必ずしもそうではないどころか、重要事件については、むしろ、一般的といってもいいくらい行使されているというのだ。伊藤栄樹は次のように書いている。

「まず、法務大臣は、あらかじめ、特に重要な事件について、捜査の着手または起訴、不起訴の処分について、法務大臣の指揮をうけるべき旨を、一般的に定めており、これにあたる場合には、具体的事件について、検事総長から法務大臣に対して請訓が行なわれ、これにこたえて法務大臣が指揮をすることとなっている。すなわち処分請訓規程(昭和二三年法務庁検務局秘第三六号訓令)および破壊活動防止法違反事件請訓規程(昭和二七年法務府検務局秘第一五七〇号訓令)に定める若干の事件がこれである。」

 政治資金規正法違反は新しい法律だからこの処分請訓規程に入っていないことは明きらかだが、その後身の現行処分請訓規程に入っているかどうかは不明である。しかし伊藤はさらに次のようにも書いている。

「また、検事総長は、国会議員を逮捕する場合(ことに、国会の会期中)その他将来政治問題化することが予想されるような事件については、国会における検察権の代表者である法務大臣に対し、折りにふれて積極的に報告を行なうものと考えるが、そのような時、とくに法務大臣の指揮を仰ぐこともあると考えられる。」

 今回の事件は明きらかにこの範疇に入る事件だから、当然、最終処理にあたって、千葉景子法務大臣のところに処分請訓がなされているはずである。


■態度を一変させた小沢


 問題はそのとき千葉法務大臣が何といったかである。「しかるべく」(「検察がやりたいようにやりなさい」)といったかどうかである。そのような決定を下すにあたって、千葉法務大臣が小沢に連絡して、小沢の指示をあおいだりしなかったかどうかである。

 今回は、造船疑獄のときとちがって、「小沢不起訴」という方針は民主党政府と小沢の意に沿うものだったから、多分、「秘書三人起訴、小沢不起訴」という最終処分の内容を告げられても、千葉法務大臣は「それで結構です」としかいわなかったろう。

 ここで問題なのは、そのような検察最終処分方針の決定にあたって、検察がそもそも証拠を純粋に客観的に評価してそのような結論に導かれたのかどうかである。むしろ、検察側がいずれ法務大臣の指揮を仰がなければならなくなる事態を見こして、民主党政府と正面衝突しなければならないような最終処分方針(「小沢起訴」)は避けたということではないのかということである。

 私が今回の不起訴処分で注目したのは、当日の小沢の記者団へのコメントである。

 まず石川秘書の処分に関して問われて、「検察の公正な捜査結果」といった。これまでの検察批判を繰り返し、検察との全面対決姿勢をむきだしにしてきた小沢のあまりの態度の変化にビックリした記者が、
「前に検察との対決を宣言していたが、これは、その対決に勝利したということか」
 と問うと、
「勝利とか敗北とかいう問題ではない。検察当局が、公平公正な捜査をやった結果だと、それをそのまま受け止めていきたい」
 と、公平・公正を繰り返した。あのケンカ腰の対決姿勢はどこに行ってしまったのだろうかとビックリするような態度の変化だった。


■事情聴取は何回行われたのか


 もうひとつ注目したのは、検察の佐久間達哉特捜部長の記者会見の次のやりとりだ。
――小沢氏への聴取は何回行ったのか。
「小沢氏本人が明かしているものは否定しないが、何回だったのかはいわない」
 一般には小沢が自分から明かした二回の事情聴取しか知られていないが、どうやら、二回以上あったらしいのである。

 そういわれてみると、最終処分に向けてことが進行している過程で、小沢が報道陣の眼を逃れて、動静不明になっていた数時間がある。一回目四時間半、二回目三時間の事情聴取も結構長いもので、二回目の聴取の後も小沢の強気の姿勢が大きく変っていてビックリしたが、それ以上に、この最終不起訴決定後の小沢の態度の変化には驚くほど大きなものがあった。

 私はいつだったか、ある検事に、「(マスコミの)皆さんが知らないところで行われ、いまにいたるも誰も知らない検察の政治家の事情聴取なんていくらでもあるんです。私もやったことがありますが、なにか別の用事で国会に行ったときに、その取り調べた政治家から議会の廊下で最敬礼されて困ったことがありました」という話を聞いたことがある。

 今回の事件で、まだ明かるみにでていない、そして今後とも明かるみに出ないことはいろいろあるにちがいないが、その一つが、この小沢不起訴にいたる決定過程だろう。


■阿吽の呼吸


 それがどのようなものであったかは、私も知らないが、あれほど強気だった小沢をもってして、検察を公平公正の権化のようにいわしめるような何かだったのだろう、とはいえる。その態度の変化から推しはかるに、検察は小沢を追いつめる相当の隠し玉を持っていることを小沢にある程度明かした。しかし、それを使わないで不起訴で結着をはかるという形で、小沢に大いなる恩を売ったということではないのだろうか。
 ついこの間まで、検察との対決姿勢を強めた小沢は、検察官人事に手を突っ込み、民間人から検事総長を起用するとか、検察庁の機構改革、取り調べ過程の可視化など、過激な改革策をいろいろ考えていると伝えられていたが、もしそうだとすれば、おそらく、そういう姿勢も含めて、小沢はこれから対検察の姿勢が大きく変っていくにちがいない。

 なにか大きなものを検察につかまれたままで、この事件が完全結着したとはいいがたい状況の中で、検察と小沢の間で阿吽の呼吸の大きな取引が進行したということが小沢不起訴の本当の裏側なのではないだろうか。阿吽というところが大事で、このような取引は決して言葉では明示されないし、いかなる形でも証拠は残さない。だから、後からどちらの側もあったとも、なかったともいうことができる。いってみれば、その後の小沢の大いなる態度の変化がそのような取引を受けたという意思表示といえる。


■小沢も検察も「安泰」か?


 小沢は実は、自民党の最大の実力者の一人として、政界の裏側をたっぷりのぞいてきた。政治と検察の関係の裏側もよく知っており、『小沢一郎 政権奪取論』(朝日新聞出版)の中で、指揮権発動に関して以下のようなことをいっている。伊藤栄樹とは別の意味で、指揮権発動なんて、何度も行われてきたといっているのだ。

小沢 犬養法相の場合は「やるな」というほうの指揮権発動だった。法相が疑獄捜査をとめたから、国民から批判されたのだ。しかし、田中先生と金丸さんについては「捜査をやれ」という指揮権発動だった。
――それでは、大物政治家に対する検察の捜査は、政権の側から「いいよ」という判断がないと、やりたくてもできないのですか。
小沢 検察が政界の大物を対象にした捜査をやるときは、必ず総理にお伺いを立てます。行政ですからね。金丸さんのときに、検察が政権のだれと話したか、僕は詳しくは知りませんけども。だけど、おそらく、あのときに首相だった宮沢喜一さんが、検察の捜査方針に「うん」と言ったんでしょうね。そうでなきゃ検察は捜査をやりっこないですから。そして、竹下派議員は少なくとも半分は、金丸さんの捜査を許容していた。
――竹下さん自身はどうだったのですか。
小沢 許容した側です。

 こういう経験を積んできた人間が、今回は政権中枢に座っており、しかも自分自身の政治生命にかかわる事態におちいったのだから、権限上も許される影響力を存分に行使したはずである。そしてそのような小沢の出方を十分に知っていた検察は、その捜査力を行使して、小沢に対する交渉力のもととなる材料をたっぷり仕込んだ上で、小沢との取引にのぞみ、「不起訴」決定と引きかえに、検察側も取るべきものはたっぷり取った(検察組織安泰)。しかし、そのような取引を表に出すわけにはいかないから、いまは検察の捜査がなぜどのように失敗したかというウラ話をさかんにリークして、それをマスコミがよろこんで書いているという状況ではないのか。

 おそらく、この事件の本当の裏側が外部にもれてくるのは二十年後、三十年後ということになるのではあるまいか。私は過去二回の記事で「小沢はもう終り」と書いてきたが、不測の事態が起きないかぎり(たとえばフリージャーナリストによるバクロ、検察審査会の起訴決定など)小沢の政治生命安泰、検察の組織安泰という日々がつづくのではないか。
 そして、造船疑獄を乗り切った佐藤栄作が、その後、検察主流と最も関係が深い政界実力者となり、政敵追い落としに検察権力を存分に利用し、史上最長の政権をきずくことになったなどという時代がもう一度現出することだけは願い下げにしたい。

(文中一部敬称略) 最終更新:2月 6日(土) 10時28分


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立花隆の小沢批判文は「下衆の勘繰り」そのもの!

Category: 立花隆   Tags: 立花隆批判  小沢一郎  立花隆  マスゴミお抱え評論家  
立花隆氏の緊急寄稿を読んだ感想は「下衆の勘繰り」である。
文章は理論的思考よりも感情的論理が勝っているようで、「小沢に憎し」が根底に累々と流れているのが感じられた。

やはり立花隆と言えば田中角栄で、文芸春秋に寄稿した「田中角栄研究~その金脈と人脈」が田中退陣のきっかけをを作った(私はそうは思わないが)ことで、いまだによく持ち上げられている。
立花隆自身も常に田中金脈と結びつけて西松事件から始まる小沢バッシングの論理を展開していて、反小沢の理論的支柱として「マスゴミお抱え小沢批判評論家」の地位を、この間、不動のものとした。
マスメディアは頻繁にこのお抱え評論家を使い、自分達の意向に沿った発言をもらってうまく利用してきた。
最近はかつての威光も光を失い、支離滅裂な表現を使ったり、ガセネタを発表してしまって一部裁判で負けたりと、もう余分な口出しをされないほうがよろしいかと、引退勧告を出したいくらいな昨今の状況である。

今回の「緊急寄稿」は、第一回は不起訴発表前の2月2日、第二回と三回は不起訴発表後、それぞれ2月5日と6日となっている。(原文削除のためこちらをお読みください)

以下は立花氏の寄稿文を読んで気になった事を中心に、文章や行間などから立花氏の心理状況・思考回路などを解き明かしてみよう(あくまで素人レベル)とするもので、マスメディアがよくやる「発言の一部」を使って批判するような常套手段と同じ手法なので、あえて全文のエントリーを先にさせていただき、読まれた方のご判断にゆだねたい。

まず「下衆の勘ぐり」と思える部分
「常識的に考えれば、小沢の事務所は、いかなるワンマン企業よりも激しいトップダウンの組織で、秘書らは日常奴隷のごとくとまではいわないが、召使いのごとく仕えている組織なのだから、小沢が何も知らない間に秘書が勝手に何億円もの資金を動かすなどということがあるはずはない。」とまるで見てきたような言い方で断言もしている。

この時点(2/2)で立花氏は、小沢起訴を信じて疑わなかったようだ。
「はっきりいって、小沢はもう終りと見てよいだろう。検察が二度目の事情聴取に踏み切るのは異例のことである。検察が目算なしに有力政治家の事情聴取に踏み切ることもなければ、秘書の逮捕(それも前元あわせ一挙に三人もの)に踏み切ることもない。ましてや二度目の本人事情聴取に踏み切ることはない。」

また不起訴発表後、検察から上がってくる報告に千葉法相が検察に対して言ったことを妄想して
「問題はそのとき千葉法務大臣が何といったかである。「しかるべく」(「検察がやりたいようにやりなさい」)といったかどうかである。そのような決定を下すにあたって、千葉法務大臣が小沢に連絡して、小沢の指示をあおいだりしなかったかどうかである。」
など違う形での指揮権発動をしていた疑いがあると、過去の検事の証言も出して述べているが、妄想力と猜疑心が人一倍強い人のようである。

また別の妄想
「検察側がいずれ法務大臣の指揮を仰がなければならなくなる事態を見こして、民主党政府と正面衝突しなければならないような最終処分方針(「小沢起訴」)は避けたということではないのかということである。」
不起訴に決まると検察審査会という手があると、あくまで「小沢憎し」が先行し検察と同じ立ち位置で、国民を煽ろうとしていることがミエミエである。

今度は検察審査会に最後の望みを託すかのように
「だが今回は、検察審査会の制度が変った効果によって、実は不起訴の決定が引っくり返って、小沢起訴になる可能性も結構あるというのはすでに伝えられている通りである。検察審査会の委員はクジによって十一人が選ばれ、うち八人が起訴相当の決議を二度にわたって行えば、検察がいやでも起訴されることになる(裁判所の指定した弁護士が起訴する)。十一人中八人ということはパーセントに直せば、七三%の賛成があればということで、まだ小沢不起訴後の世論調査があるわけではないが、結構引っくり返ることもありうるラインだと思う。」

お仲間の検察に対しても親切にアドバイス
「その思いこみを捨てて、このようなケースでは、まず事務所の日常の金の動きと日常の小沢と秘書の関係を一般的に立証した上で、あとは間接証拠の積み重ねで、他の可能性(秘書の横領、泥棒など)をひとつひとつつぶしていけば小沢の関与は自然に浮かびあがってくるはずだから、それで充分と発想を転換していけばいいのである。」
「私にいわせれば、もう小沢関与の立証に充分すぎるほど充分な間接証拠の山を検察はすでに持っているはずである。あとはガチガチの自白証拠がないと立証に充分でないという固定観念を捨てて、早く法廷での立証合戦に持ち込むことだ。法廷での勝負に持ち込み、腕ききの立ち会い検事にすでに集めた証拠の数々を存分に使った立証をやらせれば、小沢有罪に持ち込むことは苦もないことだと私は思う。」
「いまの検察首脳にそういう頭の勝負ができる検事がいれば、「ガチガチの自白調書をちゃんと集めて来い」というような腕力勝負を挑まず、とっくに立件に踏み切って法廷勝負にもちこんでいたはずである。そして、すでに法廷で何度も尋問で小沢をキリキリ舞いさせ、誰の目にも小沢の敗北が明きらかになるという名場面を演出できていたはずである。」


言い換えれば、立花氏は冤罪なんて後になって結果として出てくることであって、証拠が無くてもまず起訴して裁判に持ち込むことが大事で、後はなんとかなる、というふうにしか読み取れないし、不起訴になった不満をぶちかましている、としか思えない。

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また週刊朝日の記事に対しては
「ガチガチの自白証拠で二百%固めなければこういうケースは立件できないなどと思うからつい自白を求めて無理な取り調べをすることになる。そして、検察憎しの立場に立つ一部マスコミにバカバカしい批判――たとえば、つい最近起きたと伝えられる(検察は事実無根と抗議)、子供を持つ石川の女性秘書を一〇時間も無理な取り調べをして保育園に通う子供を迎えにいけなくしたなど――を許してしまうことになる。」

ここに立花氏の人間性が現れている。女性秘書の人権侵害に対しても「バカバカしい」と一笑に付してしまう冷淡な心を持ち合わせているようだ。

最初に「もう小沢は終わった」と起訴を前提に論陣を張ったが、不起訴となったことに対して
「私は過去二回の記事で「小沢はもう終り」と書いてきたが、不測の事態が起きないかぎり(たとえばフリージャーナリストによるバクロ、検察審査会の起訴決定など)小沢の政治生命安泰、検察の組織安泰という日々がつづくのではないか。」
と言い訳している。

自分の展開した論理が崩れると、それに対してコメントすることなく、何故か同じ名前のジャーナリスト(上杉隆氏)を連想させるバクロに対する怒り(検察と同じ位置で)を感じさせ、自身の見立て・推測が間違っていたことを一言だに省みず、あたかも週刊朝日の「暴走検察キャンペーン」が不起訴になった原因とまで臭わせ、それに対する恨み辛み嫌味が覗え、自身の推測が外れた事を棚上げし、必死になって言い訳に終始している、ということがこの文章から垣間見える。

また凝りもせず捨て台詞を残している
「いまから予言してもよいが、小沢はもう終りなのである。小沢が不起訴で枕を高くして寝られるようになったと思ったら大間違いである。」

最後に一言
「立花隆、あんたがもう終わっているんだよ!」

こうした立花氏は、やはり各界でも批判されているようだ。

≪科学関連の仕事は、一般人に馴染みのない先端科学の研究室を取材し、わかりやすく紹介したと評価されている一方で、その内容に誤りがあるという指摘もあり、2000年以降にはサイエンス分野を中心とした立花批判があった。また、自身が興味を持った事象について徹底的に調べて評論を行うものの、興味を失ったことに対しては我関せずという姿勢でもあり、結局は自己満足でしかないという批判もある。なお、人物の批評が絡むものに関しては感情に流されやすい傾向にあり、中傷めいた記述が目立ったり、あやしげな話を持ち出しては名誉毀損で訴えられ敗訴というケースも多々見られる。ライブドア前社長堀江貴文が、「堀江被告の保釈・幕引きで闇に消えたライブドア事件」(2006年5月10日)の記事で暴力団と関係があるように書かれたとして、立花と「日経BPネット」を運営する日経BP社に5000万円の損害賠償請求訴訟を起こす。2008年10月3日、東京地裁は、「記事の内容は真実と認められない」として、200万円の支払いを命じた。2007年2月21日付の「日経BPネット」に、「政権の命取りになるか 安倍首相の健康問題として、「安倍首相は紙オムツを常用せざるをえない状態」「安倍首相の首のつけ根は妙な老人性のシワでいっぱい」「安倍一族は短命の家系。一族の墓誌を丹念に調べた人の報告によると、40代50代で死んでいる人が沢山」「安倍首相の異常な"老化現象"が、顔面の皮膚にとどまらず、精神面にまでおよんでいるのではないか」などと記述した。ジャーナリストらしからぬ表現を多用したため、ネット上の掲示板では立花を批判する声が多かった。近年、政治関連記事での誤報が多く、雑誌編集部からの批判も少なくない≫
(ウィキペディア)より

●「立花隆」を批判する本
立花隆の無知蒙昧を衝く―遺伝子問題から宇宙論まで
立花隆「嘘八百」の研究 (宝島社文庫)
立花隆先生、かなりヘンですよ―「教養のない東大生」からの挑戦状
立花隆秘書日記
立花隆の正体―“知の巨人”伝説を斬る
文壇アイドル論 (文春文庫)p157~188

●「立花隆」を批判した記事がある雑誌
福田雅章「立花隆の研究」(『宝石』・1998年)
新田均「イデオロギーに陥った立花隆」(『正論』1999年)
斎藤美奈子「彼らの反動 明るい退廃時代の表象アイドル論 立花隆」(『世界』2001年)
立花隆への批判 1 「皆殺しブック・レヴュー」佐藤亜紀・福田和也・松原隆一郎
メディアの中の立花隆 ――「知の巨人」立花隆を考える―― より


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自民党政治とは何か(仮)・・・ 田原 総一朗 (著), 佐高 信 (著) 河出書房新社 (2018/5/25)発売予定)
自民党解体新書
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追跡 日米地位協定と基地公害――「太平洋のゴミ捨て場」と呼ばれて・・・ ジョン・ミッチェル (著), 阿部 小涼 (翻訳) 岩波書店 (2018/5/30発売予定)
脱北者たち・・・ 申 美花 (著), 解説:姜尚中 (その他) 駒草出版; 四六判 上製版 (2018/5/30発売予定)
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女子高生が憲法学者小林節に聞いてみた。憲法ってナニ!?・・・ 小林 節 (著) ベストブック (2018/5/31発売予定)
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権力の「背信」 「森友・加計学園問題」スクープの現場・・・ 朝日新聞取材班 (著) 朝日新聞出版 (2018/6/1発売予定)
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吉田麻也 レジリエンス――負けない力 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)・・・ 吉田 麻也 (著) ハーパーコリンズ・ ジャパン (2018/6/1発売予定)
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アメリカの原爆神話と情報操作 「広島」を歪めたNYタイムズ記者とハーヴァード学長 (朝日選書)・・・ 井上 泰浩 (著) 朝日新聞出版 (2018/6/8発売予定)
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「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ (角川新書)・・・ 野口 悠紀雄 (著) KADOKAWA (2018/6/9発売予定)
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今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本当の話・・・ 武田 邦彦 (著) 山と渓谷社 (2018/6/16発売予定)
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前川喜平「官」を語る・・・ 前川 喜平 (著), 山田 厚史 (著) 宝島社 (2018/6/19発売予定)
雪ぐ人 えん罪弁護士 今村 核・・・佐々木 健一 (著)NHK出版 (2018/6/21発売予定)
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面従腹背・・・ 前川 喜平 (著) 毎日新聞出版 (2018/6/22発売予定)
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