日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




国会論戦の初戦で見えた、来年の政界再編劇

Category: 国会論戦   Tags: 政治情勢  自民党  参院選  平沼赳夫    
言葉に説得力が無いと、なんとも虚しいただの雑音にしか聞こえなくなる。

谷垣さんが威勢よく質問している全ては、自分たちにも向けられていることを自覚すべきだ。
公約違反だ、普天間・八ツ場ダム問題、予算など、鳩山さんから切り替えされても、一言も反論できない、今の自民党は既に野党としての存在意義すら無くなった、と言っても過言ではないだろう。

マニフェスト詐欺はどちらなんだ、政権担当能力というのは、一部の業界・企業そして政治家に利益をもたらす能力のことか。

この最初の国会論戦で、既に先が見えてきてしまった。

何をどう足掻こうが、今の自民党でいるかぎりは浮上することはない、ということだ。
今後、参院選が近づくにつれ、自民党参院議員を中心に落ち着かなくなり、様々な動きが出てくるだろう。

ただ、そんな時にそれらをまとめ、引っ張っていけるだけの求心力がある、理論・理念がしっかりした政治家は、自民党の中には見あたらない。

強いて言えば、平沼さんだが、やはり政治を大きく動かそうとすれば、それなりの財力が必要なわけで、平沼さんにバックアップする大物篤志家がついた時には、保守勢力結集のチャンスも巡ってくるかもしれないが…、当面は無理だろう。

来年の参院選で、自民党が惨敗し、谷垣さんの責任論が出て、若手が担うとしても、この流れは変わらない。

国民は、民主党政権下で今まで不透明だった国会運営や法案成立までのプロセスなどを、生中継のように見せられ、情報公開も進んでいくなかで、政治に対する目が肥えた今、もう後戻りは許さない。

来年、自民党を舞台に大きな政界再編劇が見られることになりそうだ。


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高野山+(プラス)外国人参政権臨時国会見送り= -(マイナス)創価学会

Category: 小沢一郎   Tags: 創価学会  参院選  小沢一郎  憐れ自民党  
最近の小沢さん関連のニュース2連発

「高野山」と「在日参政権」臨時国会見送り

この二つのニュースの共通項は?

創価学会と民主党との距離間か?

小沢幹事長:高野山訪問 松長管長と会談
 民主党の小沢一郎幹事長は10日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山「金剛峯寺」を訪れ、全日本仏教会会長でもある松長有慶管長と会談した。同会は07年参院選で20人(自民10、民主8、国民新2)を推薦しており、来夏の参院選に向けた「地方行脚の一環」とも見られているが、小沢氏は「選挙運動に来たわけではない」と否定し、誠心など「日本人の心」の回復の重要性を訴えていた。

その後
 
小沢氏は会談で、欧米文化の背景にあるキリスト教を「排他的」と述べ、仏教を「心の広い、度量の大きな宗教であり、哲学だ」と語った。「日本人の心を取り戻さなければ、本当の意味の政治はできない」とも伝えたといい、記者団から選挙協力についての質問が飛ぶと「そういう現実の政治レベルの話ではない」と不愉快そうだった。

②小沢幹事長、外国人参政権「政府提案で」
 民主党の小沢一郎幹事長は10日、永住外国人への地方参政権付与法案について「外交政策が背景にある問題。やるならば原則として政府提案でやった方がいいと思っている」と述べ、臨時国会への議員立法提出に否定的な考えを示した。和歌山県高野町で記者団の質問に答えた。
 民主党の高嶋良充参院幹事長も同日の記者会見で、「党としてまったく議論していない」と述べた。同法案を巡っては同党の山岡賢次国対委員長が6日、自民党の川崎二郎国対委員長に「議員立法での提出を検討している」と伝えていた。11月10日22時50分配信 毎日新聞

自民党、舌のねも乾かぬ二連発

①道路族が復権?=調査会廃止、2週間で特命委新設-自民
 自民党は10日、道路政策特命委員会を新設し、石破茂政調会長の委員長起用を決めた。同党は族議員の党内影響力排除のため10月末に、道路調査会を廃止するなど、87あった調査会・特別委員会を18に整理・縮小したばかり。わずか2週間で、道路関係の組織を復活させた。
 党執行部は、同特命委設置の理由について、鳩山政権が掲げる暫定税率廃止や高速道路無料化で影響を受ける地方自治体などからの「陳情の受け皿が必要」(政調幹部)としている。2009/11/10-21:54時事ドットコム

②参院全選挙区で公募 自民・政権構想会議 世襲制限は撤回
11月7日7時57分配信 産経新聞
自民党の再生策を検討する政権構想会議は6日、来夏の参院選の公認候補者などを決める基準をまとめた第1次勧告を谷垣禎一(さだかず)総裁に提出した。参院選では「勝てる候補」を擁立するため、全選挙区で「透明感ある選考方法」を導入し、公募を活用する方針を示した。党内には党再生を印象づけるため、長老議員を公認から外すべきだとの声もある。8月の衆院選マニフェスト(政権公約)で次期衆院選から配偶者と3親等以内は禁止すると明記していた世襲制限は、公募という条件を付けて事実上撤回した。

自民党はどうしてこんなことが堂々とできるのだろうか?
国民の批判などは無視して、今の開き直り自民党なら、何をやっても、関係ないとでも思っているのだろうか?
片や国民の目線に立ち必死に働いている与党と、野党自民党との国民に対する姿勢には、雲泥の差があり、野党にもなりきれない自民党が憐れに思えてきた。



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小沢選挙戦略「現職は県連、二人目は党本部」に見る深謀遠慮

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  選挙戦略  二人区  参院選  支持団体  
ここのところ、小沢さんの選挙関連のニュースが多くなり、それだけ全国を駆けずり回り、次々と布石を打っている様子が伺える。

特にびっくり仰天したのが、時期参院選候補者に昨年8月に当選したばかりの河上議員(比例当選)を擁立したことには、誰もがたまげてしまったのではないだろうか?

小沢氏『勝利で報いる』…参院選京都、民主衆院現職がくら替え
≪民主党の小沢幹事長は31日、京都市で記者会見し、夏の参院選京都選挙区(改選定数2)に、河上満栄衆院議員(38)(比例近畿ブロック、当選1回)を擁立すると発表した。既に公認を決めた福山哲郎外務副大臣に続く2人目の候補者となる。民主党は昨年の衆院選の近畿ブロックで名簿に登載した全員が当選したため、河上氏が参院選に出馬すると繰り上げ当選となる候補者がおらず、衆院で1議席を失うことになる。
 小沢氏はこうした異例のくら替えについて、「大変もったいない、残念なことだが、参院の勝利によって、民主党を支援した人たちに報いることができる」と述べた。「衆院選の時も、東京12区に青木愛参院議員が出て、都民の支持を得て勝利した」とも語ったが、青木氏のくら替えの際には、参院で民主党議員が繰り上げ当選している。河上氏は「党の役に立てれば本望だと決心した」と述べた。
 小沢氏は参院選で、2人区には2人の候補者を擁立する方針を掲げている。
 公職選挙法では、衆院比例ブロックで欠員が生じた政党の名簿以外に繰り上げ当選を認めておらず、今回のケースで他党に議席は回らない。欠員がブロック定員の4分の1を超えれば補欠選挙を行うことになるため、衆院では補選が決まらないまま欠員1の状態が続く初の事態となる。(2010年4月1日 読売新聞)≫

その2人区については、12ある2人区のうち、2人目の擁立を巡って紛糾したのが茨城、静岡、長野、京都で、県連や連合などが大反対していた。

連合静岡の吉岡秀規会長などは、「小沢幹事長自身が2人擁立の提案とセットで辞職願あるい辞任届を出していただければ、2人擁立についてもさらに積極的に真剣に向き合って検討していく覚悟はあります」と述べて、マスコミに格好の小沢批判の材料を与えた。

こんな地方の甘ったれた声には「『1人区』だけ自民党と血みどろの戦いをしている。その人たちにだけ(民主党単独)過半数の目標を負わせるのか」と一喝し、反対していた2人区に次々と候補者を擁立していった。

■「2人目は地元は応援しなくていい。その代わり党本部直営でやる」
≪小沢氏が「2人目」にこだわるのは党基盤を底上げするためだ。小沢氏は自民党田中派時代から複数候補を競わせて支持を拡大する強気の選挙手法をモットーとしてきた。自民党総務局長時代の83年、党内の強い反対を押し切り、欠員2の衆院京都2区補選で谷垣禎一氏(現総裁)と野中広務氏(元幹事長)の2人の新人候補を擁立し、ともに当選させた。小沢氏の過去の選挙戦術は、現在の民主党内にあまり浸透していない。いらだった小沢氏が地元に任せず、独断で候補者選定に踏み切る動きにつながっている。(毎日新聞3月30日21:50)≫

まだまだ地方と中央の過半数獲得、真の政権交代実現の意識差はかなり温度差がある。

ではその紛糾したそれぞれの選挙区、静岡、長野、京都、茨城の候補者はどうなったのか、新聞の記事を中心にみていくと・・・。

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●静岡
「参院選『2人目擁立』小沢氏発表 連合静岡、反発強める」
≪民主党の小沢幹事長は31日、静岡市駿河区のホテルで記者会見し、今夏の参院選静岡選挙区(改選定数2)で、再選を目指す現職の藤本祐司・国土交通政務官に続き、化学材料メーカー社員の中本奈緒子氏(30)(磐田市新貝)を擁立すると発表した。29日に2人目の擁立を見送る方針を正式に決めたばかりの党県連は今後改めて対応を協議するが、小沢氏主導の今回の動きへの不満や戸惑いが広がっている。党の有力支持団体の連合静岡も反発を強めており、民主党の選挙への対応は混迷を深めている。
 会見で小沢氏は、「『複数区では複数擁立』という党の方針に静岡県連は全国で唯一反対しているが、それでは世間は納得せず、組織としても成り立たない。静岡だけ例外として扱うわけにはいかない」と述べ、「2人擁立」を拒んだ県連を強い調子で批判した。
 小沢氏は、「1人区は自民党と真っ向勝負をしている。(複数区で複数の候補を擁立しないと)過半数をとるという大目標を1人区だけに押しつけることになる。『(2人区で)自民、民主が1人ずつ』ではいけない」とも述べ、1人区と複数区の双方で党が総力を挙げて議席獲得を目指すとの姿勢を強調。「選挙(が行われた)時よりも支持率が下がるのはいつものこと。まだまだ自民党より高い。この選挙で過半数がとれるという考え方のもと、全力を挙げたい」と語り、選挙で自民党に勝つことは十分可能との見方を示した。
 中本氏は兵庫県加古川市出身。大阪府立大大学院工学研究科博士後期課程を修了後、化学材料メーカー「AZエレクトロニックマテリアルズ」の研究所(掛川市)に勤務し、半導体の研究開発に携わっている。同席した中本氏は「妊娠中も出産後も女性が働きやすい社会、活躍できる社会をつくるため力を尽くしたい。今まで選挙に興味がなかった人たちに強く訴えかけ、皆さんに関心を持ってほしい」と意欲を見せた。(読売新聞 2010年4月1日)≫
中本奈緒子[中本奈緒子氏(30)・静岡]

●長野
「民主党が参院選県区に高島陽子氏を擁立」
≪民主党の小沢一郎幹事長は30日、長野市内で記者会見し、参院選長野選挙区(改選定数2)に県議の高島陽子氏(41)=長野市区選出、改革・緑新=を擁立すると発表した。高島氏は「生まれ育った信州、未来の日本のために役に立ちたいと思い、決断した。全力で戦い抜きたい」と決意を語った。党本部は4月2日に常任幹事会を開き、高島氏を公認する予定だ。
 夏の参院選をめぐっては、党本部が「過半数の議席を獲得するため、複数定員区には複数の候補を擁立する」との方針を決定。一方、党県連は現職の北沢俊美防衛相(72)に続く2人目の擁立は「組織態勢が整っておらず困難」との姿勢を示していた。
 小沢氏は会見で、複数候補を擁立する本部方針を強調。「まずは現職の北沢大臣の当選を確実なものにしていただくと同時に、高島氏には新しい票を掘り起こしてもらう」と期待を込めた。
「2議席獲得は容易ではない」と認めつつも「今までの獲得票を2で割っただけでは、勝てないのは当たり前。支持基盤、票のすそ野を広げていかねば2人擁立の意味がない」と指摘。繰り返し、支持者の拡大を至上命題に位置付けた。 北沢氏、高島氏ともに地元が長野市にある点については「日本の選挙では地縁や血縁がまだあり(影響し)、違う地域から出ることがベターではあるが、今の有権者は、それだけにとらわれて国政選挙を判断しない」と分析。「地域性はそれほど問題にはならない」との見解を示した。
 3月半ばに党本部から擁立を打診され「突然で迷いはあった」という高島氏。決断理由として「(衆院選などで)民主党への期待の大きさを肌で感じたが、まだ芽が出たばかり。これから党を育てていかねばならない」「県内に女性国会議員はおらず、多様な世代が参画できるチャンスがあれば生かしたい」などの思いを挙げた。
 高島氏は長野市出身、奈良女子大卒。信濃毎日新聞社、南信州新聞社、市民タイムスの記者を経て、2007年4月に県議に初当選した。県議の辞職時期については「会派と相談して決める」としている。
 参院選の県区には、高島、北沢の両氏のほか、自民党新人の若林健太氏(46)、共産党新人の中野早苗氏(61)、幸福実現党新人の臼田寛明氏(43)が出馬を表明している。(南信州新聞 2010年 4月 2日 8時34分)≫
高島陽子[高島陽子氏(41)・長野]

●京都
「民主2人目の公認へ 党本部と府連、痛み分け /京都」
≪今夏の参院選京都選挙区(改選数2)で、民主党が現職の福山哲郎副外相(48)に続けて擁立する2人目の公認候補が31日、決まった。宇治市出身の河上満栄衆院議員(38)=比例近畿ブロック。小沢一郎党幹事長自らが京都へ乗り込み、発表した。府連は独自の人選を覆されたが、元々の意向通り福山氏中心で運動する方針を小沢幹事長に認めさせることには成功。だが露呈した“内紛”に、他党は勢いづく。【太田裕之、入江直樹、小川信】
人選で対立、他党「好機」
 午後2時から下京区のホテルであった記者会見。小沢氏、河上氏と同席した府連幹事長の山本正府議は会見後「2時間前に話を聞いた」と突然の決定であることを明かした。
参院選は昨秋時点で、福山氏の他、自民現職の二之湯智氏(65)と共産新人の成宮真理子氏(40)の出馬が決定していた。その後、党本部の指示で民主府連が2人目に村井宗明衆院議員(富山1区)の秘書、猪奥美里氏(30)を選んだのが先月21日。これに先立ち、石井一選対委員長と小沢氏は祐野恵・長岡京市議(30)の擁立を計画していた。
 小沢氏は「私どもの人物(祐野氏)の方が選挙に有利」と猪奥氏の公認を認めず、府連側と対立。この日の会見で小沢氏は「最終的に互いの主張を引っ込め、それ以外の適任者でと本部に一任してもらった」と説明した。
 「誰も相手にしない。いいと言う者はいない」。府連幹部の一人は党本部のやり方を批判。山本氏は「役員会と常任幹事会を開き、河上さんの前提で議論したい」と述べたが、会見後には「反発もあるだろう」と認めた。ただ、冷静な受け止め方も。会見前の会談で、府連が福山氏中心で臨むことを小沢氏が了承したからだ。これで、猪奥氏を擁立した場合に比べ、力を分散させる必要がなくなった。
 取材に対し、福山氏は「(河上氏が)衆院議員を辞めてまでということで非常に驚いている」と述べつつ「危機感を持って、油断することなく自らの選挙に取り組みたい」と落ち着いた口調。一方、はしごを外された形の猪奥氏は「とてもびっくりしている。今後についてはこれから考える」と述べるにとどまった。
 さて、河上氏は選挙戦にどう臨むのか。小沢氏は福山氏の支持票と「重ならない票」の獲得を目指すと強調。「党本部として現職以上の支援の態勢は取りたい」とし、府連については「府連の判断で結構」と語った。山本氏も「自由にやらせてもらう」と記者団に述べた。最大の支援団体の連合京都は福山氏一本で臨む既定路線の堅持を小沢氏に伝達。細田一三・連合京都会長は「河上氏には頑張ってほしいが、推薦しないか、推薦するだけで何もしないかのどちらか」とつれない。
 好機と見る他党は--。自民党府連の多賀久雄幹事長は「祐野氏なら手ごわかった。民主府連は本気でやらないのでは。自民支持票を取りこぼさず、浮動票を足し上げる方針に影響はほとんどない」。共産党府委員会の渡辺和俊委員長は「鳩山政権が支持率を低下させる中で2人目を擁立するとは情勢を見誤っているとしか思えない。議席奪還のチャンスだ」と闘志満々だ。(毎日新聞 2010年4月1日)≫
河上満栄[河上満栄衆院議員(38)・京都]

●茨城
「民主2人目、長塚氏に公認差し替え 党本部決定、県南で支援分散も」
≪今夏の参院選茨城選挙区(改選数2)に民主党県連(大畠章宏会長)が2人目の候補として擁立した弁護士の伊藤博氏(65)の公認に党本部が難色を示していた問題で、小沢一郎幹事長は1日、国会内で大畠会長と会談し、昨夏の知事選に無所属で出馬し落選したアテネ五輪銀メダリストの競輪選手、長塚智広氏(31)に公認候補を差し替える党本部決定を伝え、大畠氏は同意した。2日に水戸市内で正式会見する。【大久保陽一、鈴木敬子、高橋慶浩】
 小沢氏が「2人目は党本部主導でやる」と押し切った格好で、県連は先月公認された郡司彰副農相の支援に集中することを条件に了承した。ただ、長塚氏が基盤とする県南地区は県医師連盟や小沢氏の県内後援会「茨城一新会」など支持母体が複雑に絡んでおり、県連内には「支援が分散するのでは」(幹部)と共倒れを危惧する声も出ている。
 小沢氏との会談後、大畠氏は記者団に「(差し替えを)受け入れざるをえない」と苦渋の表情を浮かべ「県連は郡司の再選に全力を挙げたい」と語った。
 大畠氏によると、会談で小沢氏は「いろいろと考えたが、一番若い長塚さんで私はいきたい」と要請。「長塚さんのほうは党本部主導で選挙する」と党直営選挙で取り組む方針を示した。決定を受け大畠氏は、伊藤氏に説明し「一応、理解を頂いた」としている。
 長塚氏は、県立取手一高卒。04年のアテネ五輪でチームスプリントで銀メダルを獲得した。09年8月の知事選に出馬し「しがらみのない政治」を訴え、落選したものの、無党派層や若者層中心に26万票余を獲得した。小沢氏は2人目は支持基盤を拡大したうえで「勝てる候補」を擁立する戦略で、党支持率が下落する中、長塚氏に支持掘り起こしを期待したとみられる。
 ただ、昨夏の知事選で長塚氏を支援した小泉俊明衆院議員(3区)は伊藤氏の擁立に関与しており、同氏の県南の後援会組織に亀裂が生まれる可能性もある。県南に影響力のある県医師連盟が県連方針に従って郡司氏支援に絞るのか、突然公認された長塚氏をどこまで支えるか不透明だ。
 一方、茨城一新会(つくば市)の畑静江会長は、伊藤氏擁立に動いた県連の姿勢を「消極的な選択で小沢幹事長をだまそうとした」と批判的で、郡司氏に支援を集中させる県連方針と距離を置き、長塚氏を全面的に支える構え。さらに、畑会長は近く小泉氏や日本医師会の新会長に選ばれた原中勝征氏とも会談し、県南地域は長塚氏支援でまとまるよう働きかけたいとしている。(毎日新聞 2010年4月2日)≫
長塚智広2[長塚智広氏(31)・茨城]

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すったもんだあった挙句に2人区については、第二次候補者発表の4月2日に間に合わせてきた。
鳩山首相も、「小沢幹事長の方針なので、決めた以上2人を擁立する。2人当選に向けて全力を尽くす。それ以外にない」と強調している。
3月3日に1次公認87人(選挙区47人、比例代表40人)を発表していて、2次公認では新たに10人前後を決める方針だ。

本ブログ3/14エントリー≪ 「小沢選挙」の戦術と戦略≫では、田中角栄から受け継いだ小沢選挙の核心を、書籍「小沢選挙に学ぶ 人を動かす力」を通じて迫ってみたが、この「二人区の候補者選びと戦略」においては、今までの選挙戦略の公式には当てはまらない、新たにバージョンアップさせていることがわかる。結果がでるまではなんとも評価はできないが、勝つための深謀遠慮、用意周到さが垣間見える。

これは小沢さんオリジナルなものであり、小泉郵政選挙を研究し尽くして導き出されたような気がする。

■「現職は県連、二人目は党本部」
この二人目を立てられた県連や民主党議員達には、小沢氏に対して不満がくすぶっているのは事実で、反小沢の急先鋒・前原誠司国交相も会見で小沢氏と応酬している。

「小沢、前原両氏が応酬 参院選の複数擁立方針で」
≪民主党の小沢一郎幹事長が掲げる夏の参院選で改選数2以上の選挙区で複数候補を擁立する方針に前原誠司国土交通相(衆院京都2区)が2日、異論を表明、小沢氏は別の記者会見で正当性を強調し応酬の形となった。
 前原氏は会見で、参院京都選挙区(改選数2)に、小沢氏が現職に続き2人目の候補擁立を発表したことを「内閣支持率が70%あった時に決めたことで、環境は変わっている。大きな疑問を持っている」と批判。衆院比例近畿ブロック選出の河上満栄氏を欠員になることを覚悟でくら替え出馬させることに「果たして国民の理解が得られるのか疑問だ」と訴えた。
 これに対し小沢氏は、水戸市の会見で「2人区で民主、自民各1人という選挙戦が本当に良いのか。国民は真剣な訴えを必ずプラスに受け止めてくれる」と反論した。
 さらに「私が民主党代表を前原氏から引き継いだときは10%を切る民主党の支持率だった。今は下がったというが自民党より大きく国民の支持を得ている」と強調した。(共同通信 2010/04/02 13:26)≫

→前原氏は自分の仕事も満足にできないことを棚に上げて、こういう政局的なことには目立とうとする、生方と同じ匂いを発している。(小沢さんの一言で少しはスッキリした)

二人区においては、あくまでも県連は、独自に立てた候補者だけを応援すればいいですよ、党本部が立てた候補者はこちらでなんとか当選させます、という役割分担でいこうということだ。

この二人目には基盤も地盤も支援組織も何もない。地方の民主党の組織も使わないとなるとどうするのか?

その一つ側面での答えが今朝の日経新聞に載っていた。
≪自民党から民主党に支持に転じた団体に重点支援させれば、選挙が終わった時点でどれだけの票を出したかが明確になる。2010年度予算の策定で団体の陳情をさばいた幹事長室は、参院選の得票実績をもとに、11年度予算で「どの団体を優遇するか」を検討する方針だ。≫
と断定しているが、誰から聞いたのか?ここに日経の悪意を感じるものの、今までに無かった支援組織は、二人目を中心に応援してもらうことはありだと思うし、うまく票を分け合えば、二人当選の芽も決して無いとはいえない。

小沢さんは、自民党の支持基盤切り崩しに成功している。政権与党であるからこそ、の当たり前の流れではある。
日本医師会は、自民党に年間10億円を献金してきた団体であり、その会長になった原中勝征氏は以前「自民党に10億円も使って何の効果があったのか。私が会長になれば民主党幹事長と医療政策の協議会をつくる」と言っている、民主党に近い人物である。先の衆院選挙で茨城県医師会が民主党を支持して自民党元厚生大臣だった丹羽雄哉氏を落選させている。
日本歯科医師会は早々に民主党支持、自民党への献金凍結を決め、経団連についても献金額が大幅に減ることは間違いない。
農協(JA)グループの政治団体、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は夏の参院選で自民党公認候補を推薦せず、自主投票とする方針を固めている。
日本看護連盟は早々に自民党支持を打ち出しているものの、その親組織、日本看護協会は民主党に配慮し、自民党一党支持に反対していて一筋縄ではない。

こうした団体に加え、郵便局長会が民主党議員を応援してくる。

一つ重要な要素は、二人区は特に対照的な二人が立てられている点だと思う。
浮動票を狙い、票の掘り起しができる人、衆院選での分析を生かした戦略が見えてくる。

政権与党としての最初の国政選挙であり、必ず与党に有利に働くということは、やってみなければわからないことだ。

しかし、一つだけ確実に言えることは、自民党が野党としての最初の国政選挙であり、支持組織を失い創価学会票も見込めない次期参院選は、確実に野党としての自覚をさせられ、その辛さ厳しさを骨身に染みるはずである、ことだけは間違いない。


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全国、地区町村議会選挙で「創価完勝」の雄たけびが聞こえてくる・・・。

Category: 創価学会   Tags: 創価学会  選挙  創価完勝  参院選  亀井静香  
今日も学会ネタ。

先般の日曜日、地方の議会選挙が行われている。(まあ全国、市区町村まで入れれば毎週のようにやっているが)

度々このブログでも取り上げている、創価学会=公明党。
その選挙戦略、といえば聞こえはいいが、学会員を総動員し、戦略というより謀略に近い?(足りないところを補っていると言われている)、選挙に対する執念を恐ろしく感じつつ、同時に選挙のあり方や民主主義の脆弱性などを考えさせられる。

それが得票数によく表れている。

まず、下記の5月23日に行われた公明党の結果である。ほとんどの地域が全員当選だ。

岡山県の備前市は、定員22人に対して、公明党から現職2人が当選している。ここで、投票数に注目してもらいたい。4位の掛谷氏が1,091票で、6位の森本氏が1,038票と、その差がわずか53票である。
こんな票の振り分けは、独裁者が、一人ひとりに命令して名前を書かせているとしか思えない。まあ、学会員自身と彼らが集める票は逐一報告され、完全に読めていて、当選できる確実な候補者数で選挙している、と言い換えられる。

≪任期満了に伴う備前市議選(定数22)は23日投開票され、現職19人、新人3人の新議員が決まった。
 旧備前市、日生、吉永両町が合併してから2回目の市議選だった。定数は前回選から4減り、少数激戦となっていた。当日有権者数は3万2324人(男1万5200人、女1万7124人)。投票率は74・46%(前回79・96%)。≫(毎日新聞5月24日)

2010年5月23日投票 ()は順位
●岡山県備前市議選(定数22)全員当選
掛谷 繁-----1,091(4位)
森本 博子---1,038(6位)

続いて、宮城県石巻市議選
≪任期満了に伴う宮城県の石巻市議選は23日投票が行われ、即日開票の結果、新市議34人が決まった。
 現職33人、元議員1人、新人5人の計39人が立候補。当選は現職30人、元議員1人、新人3人だった。党派別では無所属26人、公明、共産が各3人、民主、社民が各1人。
 当日の有権者数は13万3658人。投票率は61.54%で、前回(63.39%)を1.85ポイント下回った。期日前投票は、過去最高の1万1134人だった。≫(河北新報社 2010年05月24日)

●宮城県石巻市議選(定数34)全員当選
伊藤 啓二-----3,030(2)
渡辺 拓朗-----2,593(4)
櫻田 誠子-----2,292(14)

●千葉県野田市議選(定数28)全員当選
木村 たか子---2,510(5)
小倉 妙子-----2,275(7)
吉岡 美雪-----2,141(8)
内田 陽一-----1,985(12)
西村 福也-----1,939(13)

≪任期満了に伴う菊池市議選(定数23)は23日投開票され、新議員の顔触れが決まった。
2005年3月、旧菊池市、旧七城町、旧泗水町、旧旭志村が合併して新市が誕生。菊池温泉を訪れる観光客の減少や、農畜産業の後継者不足などの課題克服が争点となった。合併後2回目の市議選は定数5減となり、現職18人、元職1人、新人7人の計26人が地域振興策を訴えた。投票率は72・76%。当日有権者数は4万1608人(市選管調べ)。2010/05/24付 西日本新聞朝刊≫

この二人の票差も60票とかなり近い

●熊本県菊池市議選(定数23)全員当選 
城 典臣-------1,585(2)
泉田 栄一朗---1,525(4)

こんな選挙が全国の都道府県、市町村で行われているのだ。
現在、全国の市区町村議会議員数の内訳は、無所属が圧倒的に多く、25,928人(73%)、共産党が政党として一番多く、2,939人(8.4%)、続いて公明党の2,800人(8.0%)である。ちなみに、自民党は1,832人(5.2%)で民主党は1,035人(2.9%)、社民党403人(1.1%)となっている。この無所属という中に、かなり自民党系が紛れ込んでいると思われるが、それにしても、公明党が自民党より多いのには驚いた。

昨年の東京都議選でも、自公政権であんなに批判され、難しい選挙だったにも関わらず、公明党は全員を当選させている。
創価学会ではこれを「創価完勝」と呼んでいるようで、学会員の士気を高めるとともに、その力を全国民に見せつけ、日本を「創価王国」に仕上げるための、いわば"打ち上げ花火"のようなものである。

このブログの一番最初のエントリーが都議選の話題で、それをきっかけとして始めたようなものだった。なので、必然的に学会ネタが多くなる。

最初の記事を再掲加筆させていただく。


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恐ろしい選挙の得票数
2009⁄08⁄01(土) 02:08

先日の東京都議選で民主党が大躍進を遂げたが、選挙結果を見ていて不思議に思った。

1.公明党議員はここ連続で候補者全て当選しているという事実。

2.公明党の複数区での二人の得票数が非常に近いこと。

たとえば

大田区
 藤井一 28,760
 遠藤守 26,491

世田谷区では少し開いてはいるが
 栗林のり子 30,520
 中島義雄  27,321 

で、何といっても足立区
 中山信行 34,300
 友利春久 34,159

民主党の複数区などは、二人の得票数が近い選挙区もあったが、大田区のようにトップ当選した田中健氏などは50,720票とり、現役だった二人が落選した。4人立ったがトップの票を落選した二人に5,000票ずつまわっていたら、4人全員当選し、田中氏のトップ当選変わらないという状況だった。

ここでいろいろ調べてみると恐ろしいことがわかってきた。

都議選以上に異常な得票数の実態が、全国の地方選挙レベルでより過激に行われているのだ。
以下、ジャーナリストの乙骨正生が「FORLUM21」に書いた記事から転載させていただく。

参院選に強まる宗教的呪縛 (2007年06月02日)≫

≪新宿区議選に公明党から9人の候補が立ちすべて当選したが、その得票数は最多得票の2,472票から最低得票の2003票にいたるまで、すべて2,000票台前半に集中しており、最多得票と最低得票の差は463票しかない。同様に議席占有率トップの大阪府門真市でも、当選した7人の候補の得票差は、最多得票の2,710票から最低得票の2185票まで525票の差でしかない。この間に他の5人の候補がすべて入っているのである≫

もっとすごいのは

≪こうした結果は、候補が2人だった地方の議会選挙により顕著に見られる。例えば北海道の倶知安町では、当選した公明党候補2人の票は、485票と484票、同じく七飯町では809票と804票。なんと埼玉県の寄居町では1,106票と1,106票と同数だった。≫

こんな政党が10年も政権与党として君臨してきた。

それがどんな影響があり、今後この日本はどうなっていくんだろうと、これからゆっくり考えていきたい。(以上、昨年8月1日の本ブログより)

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話は変わり、今日にでも答えはでると思うが、普天間移設問題で、社民党が政権離脱か、と騒がれている問題で、亀井氏と福島氏が会談。「踏みとどまれ」と留意しながら亀井氏が、「日米合意は実現不可能な案であり、これで、政権から離脱する選択は取るべきではない」と、いさめたことが記事に出ている。

社民党は沖縄県民の声を政府に反映させるためにも、ここは踏みとどまったほうがいいが、留まれば党内がより流動化してしまうし、難しい選択ではある。

ただ、亀井さんの「実現不可能な案」という発言には、その背後に政府の意向のようなものを感じるのは考えすぎか。


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希望がない「最小不幸社会」から日本の自信を取り戻す「パックスジャポニカ」へ

Category: 参院選   Tags: 参院選  パックスジャポニカ  
菅さんが「脱小沢」は5%とか言っている。

どこが5%だ。95%の間違いではないか。

ただ、選挙に関しては「脱小沢」といいながら、時間的余裕がない、というのはいいわけであって、枝野幹事長になんら戦略も実力もなく、小沢前幹事長の敷いた戦略に乗るほかなかった、ということを考えられば、その5%はというのは選挙においてはあたっている。
それも、2人区を見直そう、という子供の反抗ともいうようなものだけだったが・・・。

この5%発言でもわかるとおり、菅総理は平気でウソをつく。

なぜか?

場当たり的、国民迎合政治をしているからで、柳の木の枝のように風が吹くたびに"なびく"、一見柔軟性があるようでいて、実はしっかりとした理念なり、ビジョンがないからで、世論が動くたびに右往左往して揺れ動いている。

菅総理の理念とも呼べる「最小不幸社会」について、佐藤優氏が次のように指摘している。

≪菅氏は、「不幸を最小化する仕事」を国家が社会に介入することによって実現できると信じている。ところで、国家とは抽象的存在ではない。官僚によって担われている。従って、菅氏の発想を図式化すると「よき官僚によって、不幸がミニマム化された社会がつくられる」ということだ。菅氏は官僚を価値中立的な道具ととらえている。≫(参照) 

大前研一氏はさらにきびしく指弾している。
≪すべての政党は民主主義の基本である「最大多数の最大幸福」を共通の第一目標にすべきである。「最小不幸社会」などという言葉は政党としては恥ずべき敗北主義のスローガンである。 「生活の質を上げて、コストを下げる」のが政府の役割である。その邪魔をしている官僚や利権団体を破壊してこそ自民党で染みついた垢(あか)を掃除する民主党の役割がある。≫(参照) 

また面白いことに意外な人が菅さんを評価している。自民党の中川秀直氏である。
そのブログのなかで、湯浅誠氏の評価を交えながら次のように評価している。

≪NPO法人もやい事務局長で「年越し派遣村」の村長を務めた湯浅誠さんは「最小不幸社会は、政治ができることの限界を意識した考え方。もっと高い理想を掲げるべきだという批判もあるが、市民運動に携わってきた菅さんの現実主義的な面が表れている」と指摘する。その上で「菅さんの発想は、政府の所得再分配機能を高めるなど、失業などですべり落ちた人がやり直せる社会をつくる政策につながる。腰を据えて、政策を積み上げていってほしい」と期待する。≫(参照

「最小不幸社会」からは、「夢や希望」は感じられない。
最低限の「不安を取り除けるかも」という消極的評価しかできない。

やはり、政治は国民に希望を抱かせる、方向性を示すことが一番重要な視点だと思う。

鳩山政権での副総理という責任ある立場であるにもかかわらず、普天間問題では一切ノータッチで、危ない橋を渡ってこなかった、この政権から一歩引いた冷めたところから眺め、実際に鳩山政権下で菅さんの実績とはなんだったのか。虎視眈々と次期首相を狙い、鳩山さんが「普天間」と「政治とカネ」で四苦八苦していたころ、菅さんは内閣支持率が低くなるたびに「ほくそ笑んでいた」のではないか、とも思えてくる。

この鳩山政権下で責任ある立場にいながらも、責任を一切とらず政権を継承した時点で、既にこの政権の正統性は崩れているといえる。

非常に単純な図式なのだが、菅政権が脱小沢を宣言した時点で、自民党に限りなく近くなるのは自明の理である。
小沢さんの日本一新のキモは、55年体制を打破にあり、それを否定するということは、自然に自民党に近づいていくことになる。

選挙前に消費税10%を公言するというのは、まともに、ストレートに受け止めた場合には、勇気がある、ということになる。

消費税について鈴木宗男氏が『ムネオ日記』で次のように書いている。

≪読売新聞、朝日新聞の世論調査の数字に驚く。内閣支持率がわずか一週間で大きく下がっている。唐突(とうとつ)に「消費税率10%」を言ったことに、国民が即座に拒否反応を示したことになる。
 12年前、平成10年7月の参議院選挙で、時の橋本首相が投票日の一週間前のテレビ討論で、恒久減税について発言が迷走してしまい、そこを野党に突かれて惨敗し、橋本内閣退陣となった。あの時の流れを知る者として、何とも言えぬ思いである。昨日午前の報道番組を観た人から、「民主党の枝野幹事長も玄葉政調会長も、消費税について説明になっていない。きちんと答えていない」という趣旨の電話が何本か入ってきた。こうした声にしっかり答えていかないと、選挙で大きなしっぺ返しがくる。昨年の衆議院選挙で、「4年間消費税は上げない。20兆円無駄をなくし、財源に充てることができる」といった国民への約束を、菅総理はじめ与党幹部は想い出し、今一度原点に帰ることをお薦めする。公示まであと3日、どう説明責任を果たすのか。司(つかさ)々(つかさ)の任にある人は、早急に考えて戴きたい。このままでは、参議院での安定多数は夢のまた夢になってしまう。いよいよ政権を持つ重要性、トップリーダーの資質が問われることになる。≫

日本の政治史上、この「消費税」はタブー視的に捉えられてきた。政治家はいつも返り血を浴び、煮え湯を飲まされ、政権が転覆したり、大臣は失脚、一種の鬼門とも呼べるものだ。
そこでは財務官僚だけが祝杯を挙げ、成功体験を重ねてきたともいえる。

消費税10%を打ち出したことにより支持率が下がり、仙谷官房長官、枝野幹事長、玄葉政調会長などが火消しとも思える発言が続いている。まさに柳の「枝の」である。
唐突に第3次事業仕分け出特別会計にメスをいれるとか、憲法調査会を発足させるなど、またまた小手先の対策ともいえる、ミエミエの感が否めない。本来ならば、ムダを徹底的になくしてから税制もという、順番が逆であり、憲法調査会においても、また自民党と組む布石だと思える。

≪憲法調査会:参院選後に復活…枝野幹事長が意向
 民主党の枝野幸男幹事長は23日の会見で、07年の参院選後に廃止された党憲法調査会を、参院選(7月11日投開票)後に復活させる考えを明らかにした。「与野党間の信頼関係をどう修復していくかという議論から始めたい」と述べ、調査会復活を与野党の憲法論議再開の足がかりにする意向を示した。≫(毎日新聞6月23日19時19分)

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仙谷氏が参院選の目標議席を語ったとしているが、どう考えても理解できない文章である。
 
<≪今の参議院の選挙制度で、50以上の議席を取るのは、一時的なブームということなくしてはあり得ない。菅直人首相が言っている目標値(54議席プラスアルファ)をクリアできれば、政権の信認がされたことにできるのではないか。成長を前提とした利益の配分・分配から、自己実現を可能ならしめるような社会・生活環境を作っていくという歴史的な意味を持った選挙だ。≫(asahi.com)

50以上は一時的ブームなくしてはあり得ず、目標の54議席が達成できたら信認されたことになる、ということは54は到底ブームがなければ無理な数字だといっているように聞こえ、それができなければ、信認されたことにはならない。と言いたいのか。やっぱり次は自分の出番と考えているのか?

こうした状況下で菅政権が突如打ち出したように思われる消費税10%が、あらゆることを想定し分析した結果、計算しつくされて出てきたように思えてならない。自民党に抱きつき、財源論を封じ込め、自民党独自色を弱めて、国家財政の健全化を求めている国民に対して不安解消ができる。

それ以上に気になることがある。

参院選の目標議席について、当初50議席という目標を掲げた菅総理の分析は、確かに支持率は一時的に上がったとはいえ、冷静な分析だったように思う。(本当は以前にも書いたが過半数を掲げるのは真っ当な指導者だ)

ここがミソで、「脱小沢」を徹底させる菅政権は、参院選後を見据え、衆参のねじれを考える上での連立の相手として、最初から自民党が視野に入っていたのではないかということだ。

それは、まず順序として「小沢からの脱却」が最初にあり、その延長線に自民党もしくはその一部との「反小沢連立政権構想」があり、その上での消費税ということだ。

このように考える時に、いくら財務官僚から「座敷牢」「恥かかせ」の洗礼を受けたとはいえ、選挙前に消費税を持ち出すという、"奇異な違和感"が払拭できる。

だが、そこには選挙で54議席としているが、議席が取れなかったときの責任問題という視点が欠けている。権力を握りそれなりに支持率があれば、責任論など突破することは容易であると考えているのかもしれないが、それは甘い。

そこで、一挙にマグマが爆発することは、今からキモに命じておくべきだ。特に仙谷さんは、自ら謀った計略によって自ら滅ぶこともあるかもしれない。

ちょうど7年前の平成15年7月、当時自由党のマニフェストともいえる「日本一新11法案」が公表された。
もし政権与党として担えることになれば、政権発足後、半年で一挙にこれらの11法案を成立させる、と謳っていた。
これは今でも十分に通ずる。ということは、日本政治が7年前から何も変わってないということ、と言える。

菅さんが沖縄に行ったとの報道が好意的なのには、かなり違和感を覚える。いち早く日米合意を踏襲すると宣言し、辺野古移設も調査を開始したと言うのに、鳩山政権時のあれだけの反対報道はなんだったのか。

どうも鳩山・小沢両氏を徹底的に批判していた自民党政権下からの既得権益受益者たちが、菅政権をこぞって応援しているように見える。

財務官僚を中心として、昔の三宝会がかたちを変えて存在している、という証拠だと思う。

「日本一新」11か条は「日本の社会を不幸にする社会システムにメスを入れる」観点から「最小不幸の社会を実現する」と同時にそれだけではなく、「未来に希望がもてる社会の実現」であり、「努力した人が評価される社会」のため官僚により規正され、自由な競争が阻害されている「官僚主導・既得権益者優遇社会からの脱却」を図り、「社会の不正義を正す」ことにより、「助け合い慮れる社会の実現」する、「共生社会の実現」を目指している、といえる。

また、日本が持っている「潜在力」を最大限伸ばし、世界に誇れる社会の実現も目指していることからも、市民運動崩れのへたれリベラリズムではない、国民中心の日本の力を世界平和に応用する保守政治、新たな「パックスジャポニカ」とも呼べるものが、この日本一新の精神でもあると思う。

本日参院選公示

民主党支持で小沢支持という方々が一番難しい選択を迫られている。いくつかのブログが応援する候補者を絞り、具体的候補者名を出して呼びかけている。

本ブログでは、もっとドライに考えている。

民主党は50議席を割るべきだ、と考える。

このまま、よっぽどマスコミが菅政権をタタキださないかぎり、50ギリギリか少し超えるような気がするが、いずれにしても過半数まではいかない。

ただ、鳩山政権が続き参院選に突入した場合と比べれば、確かに"風向き"が変わり議席も伸びることは確実だが、このまま菅政権が続くことだけは阻止しなければならないと考える。

49議席がベストな数字で、最低50をきることが条件である。

そうすると9月の代表選において現執行部に対する責任論がどこまで噴出してくるかは不明だが、必ず出てくることになる。そこで小沢さんがどういう判断をするか。

菅政権が目指しているところは見えてきている。

折角、政権交代によって55年体制を打破しようとしているところへ、旧政権の官僚支配政治に逆行することだけは阻止しなければならないと考える。

小沢支持者のパワーをオリジナルメンバー特に、菅、仙谷、枝野、玄葉に見せつけてやるべきである。


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