日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




やはり小沢一郎は真の二大政党制実現のため、自民党の改革まで考えていた

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  二大政党制  林住期    
これまで小沢一郎についてこのブログでよく取り上げているが、タイトルになっているものは3つある

昨年末の12/30日刊ゲンダイに掲載された記事は、まさにこのブログの 10/3 「小沢一郎が自民党を救う?!」 で真の二大政党制のため、小沢さんは自民党の再生まで考えている、というエントリーが本人の口から証明された。
ただもう少し若ければ、自民党まで踏み込んでやると言っているが、68歳はまだまだ若いのではないか!

古代インドの思想では、人の一生を4つの時期に分けて考えている
「学生期」(がくしょうき) 0~24歳 修行に励む時期
「家住期」(かじゅうき) 25~49歳 職業と家庭をもって社会生活を営む
「林住期」(りんじゅうき)50~74歳 仕事と家庭を捨てて森に住む
「遊行期」(ゆぎょうき) 75~90歳 森を出て、天下を周遊し、人の道を伝え、生涯の結実を世に残す

五木寛之著のベストセラー本「林住期」では、社会人としての勤めを終えたあと、すべての人が迎える最も輝かしい「第3の人生」とのこと。

元々はインドのヒンドゥー教の男子に適用される理念的な人生区分のことで、「アーシュラマ」という。
「古代インドにおいては、ダルマ(宗教的義務)・アルタ(財産)・カーマ(性愛)が人生の3大目的とされ、この3つを満たしながら家庭生活を営んで子孫をのこすことが理想だとされ、いっぽう、ウパニシャッドの成立以降は瞑想や苦行などの実践によって解脱に達することが希求されたところから、両立の困難なこの2つの理想を、人生における時期を設定することによって実現に近づけようとしたものであろうと推定されている」 (ウィキペディア)

この区分で、小沢一郎の政治家人生を考えてみた。

「学生期」
田中派時代
大学院在学中の1969年(昭和44年)、父・佐重喜の急死に伴い第32回衆院選に旧岩手2区から自由民主党公認で立候補し、27歳の若さで当選した。この総選挙を党幹事長として指揮したのが田中角栄で、以後木曜クラブ(田中派)に所属し、田中の下で薫陶を受けた。田中角榮を「オヤジ」として慕い、政治のイロハと人生の薫陶を受けたと語る。それは「どぶ板」とも言われる、人口密度の低い農村部から始め有権者の家を一戸一戸回っていく地道な選挙活動を決して怠らない事をオヤジから学んだという。

「家住期」
竹下派時代
1985年、木曜クラブの領袖として影響力を保持していた田中に、反旗を翻した竹下登、金丸信らと共に派内勉強会「創政会」を結成。のちに経世会(竹下派)として独立した。竹下の総裁就任に奔走し日本皇民党事件の際には金丸とともに稲川会幹部の元に出向いている。竹下内閣の発足後、小沢は党・政府の要職を歴任し竹下派七奉行の一人に数えられ、官房副長官にも就任した。第1次海部俊樹内閣では党幹事長に就任。

「林住期」
自民党離党、非自民連立政権成立
1993年(平成5年)6月18日、野党から宮沢内閣不信任案が上程され、羽田・小沢派ら自民党議員39名が賛成、16名が欠席する造反により不信任案は255対220で可決された。宮沢内閣は衆議院を解散し、自民党離党。
新進党で待望の政権をとるがもろくも8が月で崩れ、再び林に住むごとく、野党としての茨の道を歩む。後、自由党を経て民主党へ合流する。

「遊行期」
民主党が圧勝し、政権交代を果たす
小沢の推進力は特に選挙において発揮される。また、小沢の悲願だった国会改革についても、国民のための改革でり、野党のためでもあるという。今まで培ったものを社会に還元し、二大政党制についても確固としたものを後世に残そうとしている。

まだまだ、小沢一郎には働いてもらわなければ困る。これだけのビジョンを持ち、日本の国の方向性をしっかり見据えて、ブレることなく目的に向かって走り続けてきて、これだけ国民を引っ張っていける政治家は他にはいない。
敵も多いが、その偉業や価値は後の人達が、より評価を与えると思う。

以下日刊ゲンダイの記事

*****政治ブログ***人気ブログランキングへ********

 「自民党は一度、徹底的にやられないとダメなんです」 

国民も「自分たちが政治を変える」意識改革が必要
本当の議会制民主主義が動き出す。国民の方々はそれを見た時に、これこそが政権交代だと、実感される。2010年はそんな年になると思います。

政権交代を実現した民主党の政権は早速、事業仕分けで予算編成の過程をオープンにしました。事業仕分けを経て、編成した来年度予算案は、国民と約束した「コンクリートから人へ」、つまり、人にやさしい政治を反映した予算案になっています。自民党や専門家、メディアがバラマキだと批判した子ども手当、農家への戸別所得補償、高速道路無料化など、官僚任せの政治では絶対できなかったことが始まります。

もちろん、これらも政権交代の成果ですが、もうひとつ、大きなメディアでさえ、ほとんど理解していないのが国会の改革、政治改革です。
通常国会では冒頭に国会法など改正案を通したいと思います。官僚の答弁がなくなり、国会審議は様変わりします。
政治主導を貫くために副大臣、政務官も増やさないといけない。戸別訪問の解禁をはじめ選挙運動の自由化、政治資金の透明化も進めたい。

僕がずっとやってきたのは、国民主導の政治を機能させる仕組みづくりなのです。これまでの日本にはそれがなかった。国民が政権交代を望んでも、政治のシステムが阻害してきた。

日本は今まで、大まかな、いい時代だったのです。順調に経済が成長し、格差のない社会だった。だから、国民は官僚支配の政治を肯定し、それを変えることに躊躇(ちゅうちょ)、ためらいがあった。しかし、いわゆる「小泉改革」以来、格差はどんどん広がるし、年末のボーナスの減り方は過去最高でしょう。ここ10年くらいで日本はめちゃくちゃになった。これからはもっと危ない。もう我慢できないということで、政権交代が実現したのです。

国民の皆さんには、自分たちが政権を変えたのだという自覚を持って欲しい。政治主導とは国民主導です。官僚任せ、お上任せの政治ではなく、自分たちが監視し、自分たちが政治を変える。そうした意識を持って欲しい。僕たちも政治主導がきちんと機能するように政治改革、国会改革をやっているのです。もし我々が国民の期待に応えられないようであれば、より良い政党を選べばいい。そういうシステムにするのが僕の長年の夢であり、ようやくその第一歩を踏み出した。日本の政治は間違いなく変わっていきます。

野党のための改革なのにわかっていない

国民が政権選択をするためには野党も重要です。みんなが勘違いをしているのですが、日本では国会の第1党が政府をつくるから、その意味では完全な三権分立ではないんです。政府・与党が行政と立法を押さえている。僕は15年間野党暮らしをしてきたから、よく分かりますが、野党には何の情報もないのです。だから、我々が議会の多数を取っている間に、国会の機能を充実させたい。国会の情報収集能力を強化させ、野党もしっかりとした情報を取れるようにしたい。そうすれば、国会で与野党がより活発な議論ができるわけです。
それこそが政治主導なのに、さっぱり分かっていないのが自民党自身なんです。

自民党は、次の時代を背負って立つ人が出てこないとダメです。旧態依然の感覚では再生できない。僕は自民党を否定しているわけではありません。自民党は日本的なモラルのある政党で、いいところがあったけれども、長年、権力を握っていたせいで、その政治権力そのものを自分たちのものにしようとして、堕落した。だから、国民からノーを突き付けられた。

自民党は今度の参院選で負けると、本当に壊滅的になってしまう。でも、一度、徹底的にやられないとダメなんです。再生はそれからです。だから僕は参院選の準備は一生懸命やっています。目標は民主党の単独過半数獲得。そのためには60議席以上取らなければなりません。

若けりゃ両方再生したい民主党だって、まだまだ成熟していません、完璧な政党ではありません。民主党をしっかりとしたものにして、一方で自民党の再生・再建に期待したい。そうなれば、2大政党制が本当に機能する。

僕がもう少し若ければ、その両方をやる余裕があるけれども、この年だからムリ。まずは民主党をしっかりさせることで精いっぱいです。
いずれにしても、政府、内閣、そして、政治のあり方を決めるのは国民自身です。

民主主義の基本は選挙であり、主権者が主権を行使する機会は選挙しかない。その意味で、これまでのように選挙を軽視する風潮は非常に危険です。民主主義を否定することになる。国民が自分でよりよい政治を選択する。それによって、国民の側にも責任が生じる。これからはそういう時代になるのです。





最後までお読みいただきありがとうございます

少しだけ共感を覚えた方はクリっとお願いします
にほんブログ村 政治ブログへ

参考になったという方、再度クリッとお願いします
人気ブログランキングへ

応援してくださる方は最後にクリくりっとお願いします


全くその通りと思えた方は拍手をお願いします

関連記事

テーマ : 政治のニュース    ジャンル : ニュース





亀井大臣の存在感で見えた日本的「少数党連立二大政党制」の可能性

Category: 小沢一郎   Tags: 亀井静香  二大政党制  小沢一郎  
小沢さんの参院選を睨んだ動きでは、自民党の支持団体や支持組織を徹底的に切り崩してきたが、ここにきて鳩山邦夫が離党、与謝野が新党宣言、その与謝野の懐刀の園田が役員辞任と、雪崩を打って一挙に瓦解してきた。

小沢さんが現時点で目指している二大政党制は、まずは一度、完膚無きまでに自民党をたたき壊した後、民主党連立政権で国会改革と政治改革を成し遂げ、国民主導の政治の道筋をつくり、民主党自体を強固なものにしつつ、それと対峙する保守政党をつくらせることで二大政党制を根付かせ、レールを敷いた後、引退の二文字がはじめて現実味を帯びることになる、と思っている。

先日エントリーした小沢語録でも取り上げたが、二大政党制につい次のように言っている。

「僕は、日本の二大政党をこう描いているんです。一方は、自民党に代表される日本的コンセンサス社会と平等を基本の政治哲学として持つ、ある意味で内向きな政党。もう一つは、公正さをより重視し、もう少し外向きで、多少自由の範囲を広げる政党。この理念・哲学の対立する二大政党が政権交代することで、日本は時に応じて内向きになり、あるいは外向きになる。もちろんそれは程度の問題ですが、そういう二大政党の政権交代が理想的だと思います。」プレス民主137号 2005年12月9日

「内向きなコンセンサス社会、つまり日本の伝統的な社会を色濃く残していこうという基本的な哲学を持った政党。もう一方にもっと外にも内にも開かれた、オープンで自由な社会にしようという哲学、理念を持った政党。この二つが対立軸になって、政権交代しながら運営していくといいんじゃないかなと思いますね。」月刊現代 11月号 2004年10月5日

もしも参院選前に保守政党を中心とした第三極が結集できたとしたなら、参院選を待つまでもなく自民党は実質崩壊する。その上で自民党以上に第三極が膨れ上がれば、それが第二極として民主党と相対することになり、小沢さんが保守政党まで面倒みなくとも二大政党制は早まることになる。

ただ、今言われている第三極はそれぞれが"お山の大将"で、簡単にはまとまる要素は無く、緩やかな連携を模索していくことになるだろう。

過渡期の二大政党制というのは、共産党、公明党、国民新党、社民党、みんなの党、新党大地とこれだけ小政党がある中で、それらが連立を組み、あるいは連携しながら、大きく二つに分かれていくあり様で、そこには、はっきりとした理念や対立軸はまだない。

欧米社会では、善悪をはっきりとつけたがり、二つのうちどちらかという二大政党制は、その文化・文明、人々の思考性に合っている。

日本人は、白黒はっきりさせず、まず相手を慮(おもんばか)り、相手が気づくまでまってあげる、というのが美意識の中にあって、明確な言葉で批判することは善しとせず、自分の失敗談などの経験を語りつつ、相手に気づかせてあげる、気配りがある。
「自分はそんなことは考えたこともないし、やったこともない」と言っている人でも、これは意識せずとも日本人の根底に流れている美徳であり、DNAの中に入っているもので、自覚せずとも一人ひとりどんな悪人でももっているものだと思う。それがはっきりと知りたいなら、観光ではなく海外で暮らしてみるとよい。私も3年間アメリカで暮らしてみてよくわかった。

そのように考えていくと、二大政党制については「少数党連立二大政党制」が日本には合っているのではないだろうか。

ここ半年、鳩山政権の中で際立っていたのが国民新党の亀井静香代表だ。この人を敵にまわすと手強いが、味方につけると一段と頼もしくなる、と以前書いたが、昨日ブチ上げた「日本郵政10万人の非正規社員を正社員にする」というのには、正直たまげた。やってくれた、と思った。この波及効果は内的素因としてかなり浸透していくだろうし、言霊のように拡がっていく気がする。もし民主党単独政権だったならマニフェストに縛られ、頭でっかちで内向きになり、外に向けて発信する力がなく、より軟弱な頼りないというレッテルを貼られていたのではないか。

亀井さんに付きまとうダーティなイメージはあるが、それ以上に発言の中に心がある、と常々感じていた。国民にもわかりやすい表現をつかい、その内容は玄人受けするような鋭さも持ち合わせている。

週刊文春最新号の「亀井静香大いに吠える」でも、そのパワーをいかんなく炸裂させている。民主党におもねる事無くビシバシと大臣達を批判し「事業仕分け」「外国人参政権」夫婦別姓」などの政策にも噛み付いている。そんな調子でキャンプシュワブ沿岸に基地をつくるという埋立て案については、当初の陸上案が除外されたのは「それは銭にならないからですよ・・・砂利&ゼネコン利権」と一蹴。

鳩山・小沢両氏の「政治とカネ」の問題については、「検察が探偵ごっこみたいなことをして政治家を小突き回しても、政治はよくなりません。マスコミは鳩山総理も小沢幹事長も説明責任が問われているといいますが、どこまで説明すれば納得できるのでしょうか。検察が調べて、不起訴になったのです。決着したのではないですか。」
「平成の脱税王」と批判しマスコミ受けしたと喜んでいる与謝野氏には、『親子の間に手を突っ込んで、日本人の美意識に反することをやったらダメだよ』と言ってやりました。親子や兄弟の関係を裂くようなことをやって、何が政治ですか」と喝破。また「(新党を)立ち上げたければそうすればいい。政治家は有言実行じゃないといけません。言うだけなら評論家と一緒ですから」

またマスコミに対して、「マスコミはすぐ鳩山さんの発言や考えが『ブレている』と言います。しかし、私に言わせれば、被写体はブレてないのに、写す側のマスコミがブレているからそう見えるんですよ。彼の考えは一貫しているし、些事構わずの人です。宇宙人だからね。」と批判。

最後に民主党に矛先を向けて、「彼ら(大臣たち)は与党の経験がありません。役人を適視していてはダメなんです。役人と喧嘩して『脱官僚』なんて言うのは馬鹿げています。そこを間違えてはいけない。いずれにしろ、パフォーマンスに走って"世論調査政治"をやってはいけない。政治は国民を敵に回してもすべきことがあるのです。それをまだ、鳩山政権はやり切れていません。でもこの政権は倒れません。宇宙遊泳しているから」と指摘&ジョーク。


小沢一郎の二大政党制論のはずが、亀井静香語録状態になってしまったが、こういう小政党との連立のメリットなどを考えると、日本人に合った政治システムを真剣に考える必要性もあるのではないか。それをつきつめていくと、また中選挙区制に戻ることになるわけだが・・・・。
小沢さんが小選挙区制にこだわったのは二大政党制を志向してのことであるし、二大政党政治にこだわるのは、国民の政治意識への目覚めと国民に向いていない政治をしたらダイナミックに民意で問いただせる政権交代可能な政治システムをつくるためで、それは政党が2つの大きな政党しかないとできないことではない。

もしも強烈な対立軸、たとえば、「小さな政府」VS「大きな政府」でそれぞれの政策を打ち出せば、自然と「保守」VS「リベラル」と単純に分かれてきて、より二つの政党の違いが明確にわかりやすいものとなっていく、ように思う。

ただ、注意しなければならないのは、この小政党がしっかりその政党の理念を打ち出し選挙を戦って、その民意を連立政権で反映させていく、というのが大原則であるが、政権を持った方に擦り寄り、行ったり来たりしながら、自らの理念もかなぐり捨てて権力だけを狙っているような、たとえば「公明党=創価学会」のような政党にキャスティングボートを握られるのは二大政党制のメリットが無に帰してしまう危険がある。創価学会という集票組織をもち、選挙での闘いも何ら理念に関係無く、池田大作の一声で決まる、という政党には何の正統性もない。この一つをとっても公明党=創価学会には今後の日本の政治健全化のためにも、政治の場から退場していだだかなければ、この「日本的少数党連立二大政党制」は水泡に帰してしまう。

最近の自民党でのコタゴタを見ると、参院選までに大きな「うねり」にするのはちょっと期待薄になりそうだ。自民党が持っている軸は、「権力」しかないのだから・・・・。

またまた政治理念無き離合集散に終わるのか。

最後にツイッターでみつけた傑作フレーズ。今の三人を短い言葉でよく言い表している。

舛添要一「新党作るよ」

与謝野馨「いやいや。俺が」

鳩山邦夫「じゃあ、俺が」

舛添・与謝野 「どうぞどうぞ」


最後までお読みいただきありがとうございます

少しだけ共感を覚えた方はクリっとお願いします
にほんブログ村 政治ブログへ

参考になったという方、再度クリッとお願いします
人気ブログランキングへ

応援してくださる方は最後にクリくりっとお願いします


全くその通りと思えた方は拍手をお願いします

関連記事





小沢一郎による政界再編第三幕は、あくまでも理念による対立軸となる

Category: 小沢一郎   Tags: 小沢一郎  二大政党制  政界再編  日刊ゲンダイ  
日刊ゲンダイの記事で最近よく「?」マークがつくものが、目立つようになった。

例えば、昨日の記事の中の次のようなフレーズだ。(要点)

≪民主党が勝てば「国民生活が第一」が守られる≫

≪国民は政変なんて望んでいないということです≫

≪マスコミが小沢さんの反執行部をこぞって取り上げ、民主党批判に転じた≫

≪「小沢=悪」「普天間迷走」の構図を仕立てて、ことさら党内の対立を煽ってきたのは新聞は部数を伸ばし、テレビは視聴率を稼ぐという売れるためだ。≫

≪民主60議席、過半数確保は簡単なことなのだ。それが政治の安定、経済の安定にもつながっていく≫(参照

国民生活第一と考えているのは小沢さんであり、現政権はそれを否定し消費税10%を打ち出したように、官僚に支配されているのは明らかである。郵政も公務員改革も頓挫するだろう。

一部の国民は、既に菅政権の本質を見抜き、小沢さんによる政変を望んでいる。

マスコミの狙いはタダ一点。小沢排除である。だから消費税増税についても、真っ向から反対論が出ない。
小沢さんが反対しだしてから、それを煽り民主党内の対立構造をクローズアップさせることで、反小沢派を逆に結束させている。

反小沢を書けば売れる、というのは既にひと昔前の話になっているのではないだろうか。
今は、週刊ポストが路線を変え、菅政権に対しては官僚主導だと批判し、小沢氏擁護に転じてから部数を伸ばしている。今までどおりの反小沢を書き殴っている週刊現代はかなり売れ残っているのをよく目にする。

確かに細川政権時の教訓を考え、それを憂いて日刊ゲンダイは自民党の復活を阻止する論調であることは理解できる。

権力を取り戻そうとする力は、時に常識では考えられないことまでする、ということは村山内閣誕生で学んだ。
利用できるものは敵に頭を下げてまで利用し、復権を目指すことを考えれば、確かに油断は大敵であることは間違いない。

このまま自民党を復活させ復権させることは絶対にできないが、そこまでの力は既に自民党には無いとみている。

一番ガッカリさせられるのは、やってくれると期待していた党が真逆の政策をやりだした時のガッカリ感といったら、自民党政権当時より大きいものがあるような気がする。

菅執行部が政権運営をしていくというストレスを考えれば、ここは軌道修正が必至なのである。

今回の民主党の選挙戦術では、小沢さんが敷いたレールに乗って、過半数確保は見えていた。
そこへ枝野、安住、小宮山がチャチャを入れ、結局、とれるものもとれないという、議員のヘナチョコな矮小化されたプライドのせいで議席を落とそうとしている。
小宮山は選挙資金を均等にと言い、安住は2人区を見直すとのたまわった。枝野は選挙後の連立相手として、みんなの党に秋波を送り袋叩きにあっている。

こんな、自らのプライドだけは高く、なんの実績もない書生政治家がトップに立った民主党の悲劇は計り知れないし、日本政治にとっても国民にとっても決してプラスにはならない。

そんな現状を日刊ゲンダイが自民党の声として伝えている。

*****人気ブログランキングへ***** にほんブログ村 政治ブログへ******

≪「18ある2人区以上の選挙区で、自民党が複数候補を擁立しているのは東京と千葉だけ。それに対し、小沢は新潟を除く17の複数区で2人目を押し込んだ。反発もあったが、この2人目の候補がそこそこ支持を集め、それが比例票のカサ上げになっているのです。どの複数区でも民主候補2人を合わせたポイントは、候補1人の自民党の1・5倍近くある。小沢が言った通りの結果になったのだから、敵ながら、さすが選挙を知り尽くした男ですよ」(自民党関係者)
さらに自民党が恐れたのは、民主党がこの2人目の候補に集中的に実弾とスタッフを送り込み、票集めをされることだった。しかし、小沢辞任後、枝野幹事長と安住選対委員長は方針を修正し、2人目の新人候補を見限ってしまった。これに自民党は「やれやれ」と胸をなで下ろしているらしい。≫(日刊ゲンダイ2010/7/7)参照

こういう政治をこれからも見ていかなければならないと思うだけで気が重くなる。

みんなの党の渡辺代表が報道ステーションに出ていた。
古館が執拗に選挙後、民主党と組むのか組まないのか、組まないのならどうやって政策を推進していくのか、と問いただしていた。それに対して渡辺氏が応えた要点は次のようなものだった。

≪民主党とは組めない。志向する政策が違いすぎる。民主党もこのままでは分裂し、自民党もダメで政界再編がおきる。そこで、みんなの党が"この指とまれ"で、キャスティングボートを握る≫

今の菅内閣での官僚主導政治を考えれば、やはり、政界再編によってキチっと区分けをされたほうがわかりやすくなることは確かだ。

どうみても小沢さんと前原、枝野、玄葉、野田、安住、仙谷などと一緒にいる、というだけで違和感がただよってくる。

舛添さんは同じ報ステで、菅さんの社会主義的な中道左派と自分達の自由主義的中道保守とに別れていく、と言っている。

既に政界再編をにらんで、密かに小沢派の引き抜き工作を野田が中心となって仕掛けているという情報もある。
≪民主党大敗北を予想して、野田佳彦財務相が小沢チルドレン引き抜き工作を密かに進めているという≫(板垣 英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」)ここで小沢さんが前原を買っている?と少し理解できない話があるが・・・。

昨日も同じようなことを書いてはいるが、少し視点を変えて対立軸を考えてみた。
まず、選挙後の第一段階的対立軸は、「消費税増税・財政再建路線派」VS「増税反対・行政改革路線派」である。
その後、「官僚主導の大きな政府」VS「国民主導の小さな政府」にかわり、地方分権や民間委託、民間人活用などが争点になっていく。

最終的な二大政党制の対立軸として小沢さんは次のように言っている。

≪僕は、日本の二大政党をこう描いているんです。一方は、自民党に代表される日本的コンセンサス社会と平等を基本の政治哲学として持つ、ある意味で内向きな政党。もう一つは、公正さをより重視し、もう少し外向きで、多少自由の範囲を広げる政党。この理念・哲学の対立する二大政党が政権交代することで、日本は時に応じて内向きになり、あるいは外向きになる。もちろんそれは程度の問題ですが、そういう二大政党の政権交代が理想的だと思います。(プレス民主137号 2005年12月9日)≫ (参照

あくまでも理念による対立軸ということになる。

小沢氏の目指す日本的二大政党制から見れば、やはり今の民主党政権というのは、一時の通過点であり、一プロセスということがよくわかる。


最後までお読みいただきありがとうございます

参考になったという方はクリっとお願いします
人気ブログランキングへ

共感したという方は、再度クリッとお願いします
にほんブログ村 政治ブログへ

全くその通りと思えた方は拍手をお願いします

関連記事

テーマ : 小沢一郎    ジャンル : 政治・経済





ama
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか
日米地位協定
日米地位協定
検証 米秘密指定報告書「ケーススタディ沖縄返還」
検証 米秘密指定報告書「ケーススタディ沖縄返還」
「日米合同委員会」の研究――謎の権力構造の正体に迫る
「日米合同委員会」の研究――謎の権力構造の正体に迫る (「戦後再発見」双書5)
GHQの日本洗脳 70年続いた「支配システム」の呪縛から日本を解放せよ!
GHQの日本洗脳 70年続いた「支配システム」の呪縛から日本を解放せよ!
誰も語らなかった“日米核密約"の正体 安倍晋三・岸信介をつなぐ日本外交の底流
誰も語らなかった“日米核密約
日本洗脳計画 戦後70年開封GHQ
日本洗脳計画 戦後70年開封GHQ (DIA Collection)
検証・法治国家崩壊 (「戦後再発見」双書3)
検証・法治国家崩壊 (「戦後再発見」双書3)
公文書問題 日本の「闇」の核心
公文書問題 日本の「闇」の核心 (集英社新書)
スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
スノーデン 日本への警告
スノーデン 日本への警告 (集英社新書)
スノーデン 監視大国 日本を語る
スノーデン 監視大国 日本を語る (集英社新書)
知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた
知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた (講談社現代新書)
機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか
機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか (講談社現代新書)
安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由
安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由
ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…)
ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…)
歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う
歪む社会 歴史修正主義の台頭と虚妄の愛国に抗う
「アベ友」トンデモ列伝
「アベ友」トンデモ列伝
安倍「4項目」改憲の建前と本音
安倍「4項目」改憲の建前と本音
フォントサイズ変更
文字を大きくする 文字を規定のサイズに戻す 文字を小さくする
ブログ内検索
<< 全タイトルを表示 >>
Page Selector
TOTAL Pages 1
亡国の移民政策~外国人労働者受入れ拡大で日本が消える~
亡国の移民政策~外国人労働者受入れ拡大で日本が消える~
知りたくないではすまされない
ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと
知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと
私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン
私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン
解剖 加計学園問題――〈政〉の変質を問う
解剖 加計学園問題――〈政〉の変質を問う
安倍政治 100のファクトチェック
安倍政治 100のファクトチェック (集英社新書)
改訂版 全共闘以後
改訂版 全共闘以後
情報公開讃歌 (知る権利ネットワーク関西30年史)
情報公開讃歌 (知る権利ネットワーク関西30年史)
ヤクザと東京五輪2020: 巨大利権と暴力の抗争
ヤクザと東京五輪2020: 巨大利権と暴力の抗争
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団
対米自立
対米自立
rakuad2
自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体
自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体 (講談社現代新書)
rakuad03
Black Box
Black Box
実名告発 創価学会
「平和」を掲げてきた創価学会はなぜ変質したのか――。
実名告発 創価学会
『田中龍作ジャーナル』支援
tanaka.jpg
ひどい捜査 検察が会社を踏み潰した
ひどい捜査 検察が会社を踏み潰した (講談社+α文庫)
Search
はじめて読む日米安保条約
はじめて読む日米安保条約
機密解禁文書にみる日米同盟
衝撃の未来 世界の政治・経済はこれからこう動く
機密解禁文書にみる日米同盟
CD『大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある』
yamazaki.jpg
注目サイト
全記事表示リンク
QRコード
QR
 
スポンサードリンク3
 
 
注目ブログ
 
 
[スポンサードリンク]
 
 
プロパガンダに対抗するために支援しよう!
sakurai_201602151133418d4.jpg
 
 
オンライン署名
 
 
IWJサポート
 
 
raku3-2
 
 
raku3-2-03
 
 
巨大宗教と闘う髙倉良一教授を支援しよう!
sirobara03.jpg
 
 
azv3-2
 
 
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

 
 
Travel
 
 
DMM3-1
DMM.com DVD通販、レンタルなどの総合サイト