日々坦々

日々の出来事をボヤキつつ、日本が直面している諸問題の根源を追求する




権力欲が政治理念に勝ると餓鬼の政治になる

Category: 政治   Tags: 菅政権    
昨日深夜未明にズレにズレこんで予定時間をかなり遅れて、菅さんの記者会見が始まった。

この会見の中でわかったこと、あるいはその後の対応などで、確認できたことなどがいくつかある。

まず、参院選での敗因として「消費税発言」について国民に事前の説明もなく、唐突感を与えた、しかし、この選挙結果で議論を否定されたとは思ってない、など今後も議論を進めていくことを暗に言っている。ここでもギリシャの事例が出ているが、先日原口大臣が菅さんへ「日本はギリシャとは違うと説明しても聞いてもらえなかった」とテレビで言っていた。

やはり財務相時代に菅さんは、官僚だけではなく、特にアメリカなどから洗脳され続けたとことがよくわかる。これはその背後には日本の財務官僚が世界の財政関連相などに根回しして、菅さんに電話などで煽ったことも考えられる。

また、「真摯に受け止め、あらためてスタートラインに立った気持ちで頑張る」と誰も責任を取ろうとしない、この政権・党執行部には、ほとほと民意というものがわかっていないようだ。
何ら真摯に受け止めてない証拠である。

このような姿勢を見せられると、国民の間でも特に民主党支持者の中でも、ガス抜きができず、9月までとなった場合には、その前に、爆発することも充分考えられる。
そんな中、菅さんはじめ官邸と執行部は、様々な状況を分析した結果、今回誰も責任をとらず突き進もうという結論を出したのだろう。

今、菅さんがもっている情報は、我々の想像をはるかにに超えた膨大な量の、しかも質的にもいい情報である、ということは想像に難くない。

官邸が中心となって内閣情報局やマスコミ、官僚などから、様々な方面の厳選された情報が集められる。その中には、小沢グループはじめ民主党内の各グループの動きから、他党にいたるまで、通常では得られない情報が多方面から収集される。

そのような情報を分析をした結果、居座りを決め込み、誰も責任は取らないことにしたのだろう。

そうした背景には、これは想像であるが、小沢氏の検察審査会での情報も入っているように思えてならない。
弁護士が決まらなくて9月にずれこむとか、大手新聞は7月末に結論とも言っているが、実際、早ければ今月、結果的には「起訴相当」が出る確率が高いことは確かで、その辺を見据えた今回の菅執行部の判断であると見ている。

ただ、さすがにこの開き直り、いいわけ会見に終始した権力しがみつき内閣の姿勢には、もう、多くの人がうんざりしただろう。怒りを通り越して諦めに変わりつつあるが、民主党を選挙でも支持し、オリジナル民主党は嫌いだけど投票したという人たちも、これにはさすがにまいったと思える。

会見の全文記事を見つけられなかったので、自分でできる範囲で書き起こしてみた。

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(書き起こし)




≪菅さん「遅い時間まで少しお待たせいたしました。全体のかたちが決まるまでお待たせしました。

まず冒頭この参院選挙で民主党を支援していただけた多くの国民の皆様に感謝申し上げます。

今回の選挙結果は当初目標としていたところににかなり届かなかった。

その原因は一つには私が消費税に触れたことがやや唐突な感じをもって国民の皆さんに伝わった。十分な事前の説明というのが不足していたというのが要因だと思っております。

このようなかたちで私が消費税に触れた背景には、直前まで財務大臣を勤めており、半年間で電話会談を含めると10回近いG7の財相会談をやりました。そのほとんどがギリシャ問題についてですが、ギリシャでは年金や給与がカットされ、大変なことになっています。なんとしてもギリシャのような事態に、日本を陥らせてはならない。

経済成長戦略と財政再建政策を両立させるということで、その中で消費税についてそれを含む税制抜本改革の中で超党派で議論をしようではないかと国民の皆さんに伝えた。

やや私自身が財務大臣として強く感じていたギリシャ危機と、国民の皆さんとの温度差があって、皆さんにはやや唐突に感じてしまった。

十分な説明ができてなかったことは私自身の責任ですが、ただこんかいの選挙結果はそうした議論を否定されたとは思ってはいません。、

もっとしっかりした議論、丁寧な扱いを国民の皆さんから求められたと理解している。

今回の選挙結果は真摯に受け止めながら、私としてはあらためてスタートラインにたった気持ちで、責任ある政治をやっていきたい

今回の選挙で表れたご意見はしっかり受け止めながら、多くの課題をかかえている日本において、あらたなスターとをしたい、ということにご理解とご支援を承ればおもいます。」≫

つづいて質問

読売のアズマ
≪続投について。今後、選挙の結果を踏まえると、ねじれ国会になるが、法案を通すには他党の協力が必要だがどうするのか≫

菅≪国会運営について、私が総理になってから短期間の運営でしたが、本来の姿ではありますし、しっかりと運営のあり方についてじゅうぶん議論をして、できるだけ合意をえながら進めて生きたい。
幹事長の話にもあったが、政策的には共通する部分については、それぞれの意見を持ち寄って、合意できるかたちにする中で実現したい。
たとえば労働者派遣法などについては社民党の皆さんと一緒に法案を作った経緯があります。郵政改革法は国民新党というように合意できるものについては実現をはかっていきたい。

消費税について
≪議論することは否定されてはいない、といったが。超党派の協議は断念するのか≫

菅≪「今回の選挙選で非常に注目されたが、わが党にとっては成長戦略とか他の政策を訴えられなかった。
問題提起をしたことでマスコミの皆さんも含め、いろいろ取り上げていただき、国民も皆さんの中にも日本の財政状況や財政再建に対する認識はより高まったのではないかと思う。
超党派の協議を促していきたい。いくつかの条件はあると思うが、谷垣さんも前向きな姿勢を示していただいた、あらためて呼びかけをしていきたい。≫

ニコニコ
≪国民の審判に対して、菅政権として、国民市民との距離をどのように縮めていくのか≫

≪「先ほど申し上げましたように、新成長戦略、財政運営?(再建)戦略、事業仕分けで、どのようにして強い経済をつくるか、新政調戦略に具体的に示してある。成長にプラスになる来年度の予算編成をつくっていく。
国民との距離を縮めていくには、ひとつには税金のムダづかいについて事業仕分けでさらに進めていく。
成長戦略の具体的中身について、たとえば中国の観光客のビザ緩和など国民の皆さんの期待に応えていきたい。≫

日テレ あおやま
≪さきほど総理、続投の意向を暗に示されたと思いますが、まあ確かに菅政権がうまれてまだ時期が短い、というのは十分認識してますが、 国民の審判を受けてあらためて自らの責任の取り方について、どのように考えているのか、たとえばあと党執行部、幹事長、選対委員長のなどの責任問題などを問う声がありますが、これについてはどう対応するのか?内閣改造の時期規模などをどのように考えているのか。さらに9月に代表選がありますが、菅代表は、どのように臨むおつもりなのか。このあたりをまとめてお答えいただければと思います。≫

菅≪ええ、たくさんの質問だったので、・・まず最初はなんだったでしょうか?≫

≪国民の皆さんの大きな判断で、先ほど申しましたように消費税にやや唐突に申し上げた。もっと慎重にというご意見の表れだと思っている。新たにスタートラインに立つ気持ちで政権運営をやっていきたいと思いますので、政権運営の中で是非判断していただき、見守っていただきたいをお願いしたいということ。今回、いろいろな役職にいる皆さんにいろいろ助けていただいた。これからも職務を全うしていただきたい。と期待をしていきたい。内閣改造とかはまだそこまで念頭において考えてはいない。≫


じんぼ
≪マニフェストについて、参院選で掲げたマニフェストの中はどうなのか、衆院選のマニフェストはどういう扱いになるのか≫

菅≪今回参院選のマニフェストの中で、いくつかは昨年のマニフェストを踏襲し前進させるということを盛り込んだ。たとえば子育て支援については1万3千円に上乗せの部分は「実物給付もありうる」ということで若干の変更をさせていただいた。昨年の衆院選でのマニフェストについては、できるだけこれからも進めるべきものは進める。と同時に国民の皆さんの声や、財政状況を踏まえて変えたほうがいいものは変更した。≫

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テレビ朝日 やまぐち
≪国会運営が行き詰るがどうするのか?具体的にどのような連立なのか?≫

菅≪国民新党と連立合意をしているので大事にしていきたい。
その他はいろいろな動きはあるかもしれませんが、まずは政策という観点から、どういう政策であれば一緒に実現を目指すことができるのか。まずは政策的な協議を行い国会運営でも合意形成を図るということをした。
やれるところから共同作業を進めていく。
民主党内から枝野幹事長の責任について問う声が随分あります。幹事長含めて大変ご苦労を頂いた、これからも職務を全うしてもらいたい。≫


日経ビジネス すぎやま
≪連立を国民新党と組み、政策ごとにパーシャル連合を組む場合に、民主党というのは、果たしてどういう軸をもった政党なのか、それと政策ごとにあう、あわない、で政党ごとにを選んでいくと、どういう軸を民主党は持っているのか?たとえば昨年からの一年で官僚との距離、脱官僚なのか官僚をプロフェッショナルと呼ぶのか。民主党ははたして、どういう国をつくりたいのか?どういう軸があるのか?≫

菅≪生活が第一というスローガンは部分的ではありますが使わせていただきました。
民主党の基本的な考え方を私なりに言えばですね。たとえば、脱官僚という表現がありますけれども、私の表現を使わせていただければ、国民主権、つまり主権者である国民が国政に対しても、しっかり自分たちが選んだ国会議員、国会議員が選んだ内閣を中心に国民の声が政治に反映すると。そういう意味で官僚が物事を判断するのではなくて、あくまで官僚の皆さんはそれぞれの道の経験者であり、あるいは専門的な知識をもっているという意味ではスペシャリストではあるけれども、あくまで物事を決定するのは国民に信任された国会議員、あるいは国会議員によって作られた内閣、さらにいえば内閣の大臣、副大臣、政務官、そういう位置づけは私は従来から今日まで全く変わってない。

生活が第一というスローガンの言葉でありますけれども、やはり今の日本で多くの問題があり雇用の問題、社会保障の問題、人々が孤立化してきて、ある意味ではいまたましい事件もいくつか発生している。

こういうことを考えても国民生活が第一というのは、私は一つの方向性を国民の皆さんに十分に指し示している、という考え方だと、このように考えています。≫




2箇所でさらにガクっと力が無くなった。

日テレのあおやま氏の質問に「最初の質問はなんでした?」:確かに質問が長かったが、それらをまとめて言ってくれといっていたはず。

また、日経ビジネスのすぎやま氏の「民主党ははたして、どういう国をつくりたいのか?」という答えが、「国民生活が第一」が出てきた。ここで出てくるか、と選挙にも部分的に使ったと、遠まわしな言い方をしているが、「脱小沢」であえて封印していたのではなかったか?

それを民主党や自分の政治理念を聞かれて、これを出すかと益々あきれてしまった。

やはりこの人の本質は権力欲であり、それが政治理念や国家のあり方より勝っている、のがよくわかった。


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